2016/02/25
「さみしさのようやくうすれてゆく頃をカンヒザクラはあでやかにさく(鳥海明子)」
「まだ寒さ残る今ごろ桜咲く寒緋桜は南の国で
(台湾~沖縄 花言葉:あでやか)」
「道真を慕い一夜で太宰府に飛びたる梅のお話をいう(『飛梅伝説』)」
「道真の庭には松や桜あり桜は枯れて松力尽く()」
「道真の忌日に菜種供えたる祭りがありて賑わうという
(北野菜種御供という)」
「玄米を蒸して梅指し供えたり昔は菜種供えたらしい
(お裾分けを食べると無病息災)」
2016/02/25
「脳科学見地で見たる俳句本『右脳俳句』はおもしろいかも(品川嘉也著)」
「俳句とは時空に裂目を生じさせそこから頭のぞかせること()」
「のぞかせた頭で本質見定めて手垢のついた言葉は捨てよ()」
「脱殻の蝉は飛べない左脳には脱殻ばかりの蝉あるがごと()」
「陳腐なる言葉の思考は陳腐なり『思考の自由』右脳でせよ()」
「存在の有用性の外被すて『存在自体』に向き合い迫れ()」
「『見ること』にすべて始まる俳句ではまなざしの意味問いなおすこと
(俳句は『視線の芸術』である)」
「日本人右脳情報過密にて一部声音は左脳で処理す
(日本の景色は絵画的で処理をする右脳が過密になるので本来右脳で処理する音楽とか動物の鳴き声を左脳で処理するという説あり)」
「西洋は人と自然を分離せど日本においては分離はしない
(冬木そのまま歩き出しなば我に似む~楸邨)」
「昔から一如というに身心や剣禅あるが句では物心()」
「品川はウィトゲンシュタイン引用し俳句の真理垣間見せたり
(世界は事の集まりで、その世界は言葉で表現できる。ただ語り得ないことには沈黙しなければいけないと)」