そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

枕草子 1

2016年02月28日 | 俳句

2016/02/28


かってから清少納言の文体に感心もして敬えり彼女が書ける随筆を通読すれど深読みはいまだせざるも気にかける紫式部の源氏には人物のごとに和歌詠めるその凄技に驚嘆し吾は学べる谷崎の源氏で和歌を学びたり紫と清比較して枕草子に歌はなくあるのは歯切れのいい文がエッセイとして残りたりかねて思うはその文を俳句にできぬものかいな最近吾も俳句せし上達するに一茶とか子規のようにと多作して多くを捨てる方法が急がば回れの近道かこころを決めて吾もせん枕草子の俳句化を試しに『春は曙を作ってみましたご覧あれ俳句は写生というけれどたよりは清の文章と吾の想像する力前者はすでに折り紙がついているなり残るのは吾の力のなせるとこ上手くいくのかいかぬのかミューズの神のあと押し望む()」
……… 枕草子 第一段 ………
「春はあけぼのしらけ行く空さまやよし()」
「山のきわあけるそのなか紫雲たつ()」
「来迎はむらさきの雲乗りて来る(これは説明)」
「夏の夜の月涼しげにかがやける()」
「夏の夜の闇夜のなかや蛍川()」
「やみ夜舞うほたるの一つ二ついつ()」
「ほたる狩る畔に雨つぶ落ちてくる()」
「笹ぬらしほたるを誘うこっちへと()」
「山の端に夕日が射して鳥ら寝に()」
「雁が群れつながり飛ぶは絵になれる()」
「雁が群れつながり飛んで遠ざかる(動詞が多すぎる)」
「雁群の三角形が遠ざかる()」
「秋の夜に風の音して虫の鳴く()」
「冬は朝起き抜けに見る雪やよし()」
「凍てつきて空気の霜の白きもの()」
「大急ぎ炭に火をつけうろつきぬ()」
「寒緩み炭白くなり役たたず()」
「植木鉢尿シシ掛くものは火鉢なり(類想で)」

「腰ポンと寒き朝には貼るカイロ(類想で)」




 

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花と七十二候(0228)

2016年02月28日 | 日めくり帖

2016/02/28

「真黄色のフリージア抱え帰宅せし少年のごときありし日の夫(鳥海明子)」
「白・黄・赤その混合もあるらしいアヤメ科のはなあでやかなりし
 (花言葉:無邪気、潔白)」

「閏年の二月尽とは明日なれど季語になりたる言葉でありし(『二月尽』)」
「二月尽何か大きな忘れもの(下村ひろし)」
「旧暦に三月尽や九月尽惜しまれていく春や秋なり()」
「旧暦に三十日もある二月季語にはならぬ理屈なれども()」
「新暦になって出てくるあっけなさなんで二月で調整せしか()」
「光陰は矢のごとくだと二月尽(凡)」
「光陰に邪魔者はなし二月尽(凡)」



 

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