暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

祭りと卒業式

2013年10月04日 12時05分13秒 | 日常

10月3日

朝焼けが美しい日頃起きる事のない7時15分にうちを出てこの間痛い脚を1時間我慢しながらならんだ旧公式計量所に来てみればこの町のこの日の伝統、鰊とパンをもらいにくるのにこの前の倍、200mの行列が出来ていた。 これはたまらないなあとは思ったけれど幸いなことに今は痛みも取れて顔見知りや周りの人たちと取り留めのないことを話したり待つ人のために景気付けに幾つかのクラブのブラスバンド、ライブバンドがその行列のあちこちで賑やかな音楽を奏でる中、前回にも増して進行が早かったので30分も並んでいると建物の中に入れてパンと鰊を受け取りそ後すぐ外に出てその鰊を捌いてくれる伯母さんたちの所に行っても4人待っただけで15分で出てこられたのだから早かった。 一人平均8尾捌いて貰うとして4人で32尾、それを15分だから1尾あたり30秒弱で、その手際のよさには毎回驚く。 そんなオバサンたちが20人ほどいて2000人以上の鰊を捌くのだからその眺めは壮観でさえある。

普通なら家に戻って早速ジンをちびちびやりながら鰊を喰うのだけれど今日はそれもせず祭りの行列を見たり色々な出店を覗きながら込み合った町を歩くこともできない。 午後から息子の卒業式がハーグであるからだ。 8月の終わりに卒業のはずが事務の手違いで今日に延びてその他の10人ほどと一緒に卒業式をするのだという。 本人は既にロッテルダムの大学院に通い授業も始まっているので何だか今更卒業式か、妙な坐りの悪いことなのだと思いながらも親だから卒業式に出ないわけにはいかないので今年は祭りをあきらめた。 自分が大学を卒業したときには式には行かなかったのだから妙なものだ。 ここでは本人が証書受領書にサインをして初めて証書が渡されるらしいいからそれもかねてのセレモニーでもあるらしい。 ハーグに行くついでに台所のテーブルや照明のために幾つかの店をみようと歩く支度をして出かけた。 そのために結局5kmほど歩いたが痛みもなく、卒業式の後のレセプションで教師達とも一緒に歓談したときこの一ヶ月ほど止めていたアルコールを口にしてそのまわるのが早いのに戸惑った。

結局ハーグに行く途中で他の家具を見るため二つ向こうの駅まで自転車で行ったからその往復で10kmほどサイクリングしている。 足を痛めて以来一日中痛みがなかったその初日にこれだけ脚を使っているのだから脚のほうはほぼ完治に近いのではないかと思う。 何やかやで今日は目出度い一日だった。