暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

オランダ新国王戴冠式の前日; 陽当たりのいいところではこんなに咲くんだなあ。 

2013年04月30日 11時15分27秒 | 日常


2013年 4月29日 (月)

明日はオランダ女王の退位とそれにともなっての新国王即位の式がアムステルダムで行われることになっている。 歴史的な日なのだそうだ。 天気は上々、気温13度と少々低いものの陽射しがあれば同じ温度でも曇り空とはまるで気持ちに雲泥の差が出る。 それが日の光と青空の働きなのだろう。 そんなことを思ったのはそんな午後、近所を自転車で走っているときに綺麗に咲いている木蓮の木を見て13℃を忘れたからだ。 うちの老木は北東に面していて充分に日の光を享受できないからか木も大きくならずここに比べて開花も遅いようだ。 けれどそれも遅くともいずれは咲いてまもなく散る。

続々と国賓が新国王の戴冠式に自国のジェットで訪れている様子が8時のニュースで伝えられていたけれど日本の皇太子のことはオランダ国営ニュースには出ず、それはもっぱら日本のテレビニュースで報じられていたのを見てこちらの様々なニュースに当てはめてなるほどと思ったくらいだ。 8時のニュースでは新装なったアムステルダム国立博物館のレンブラントの「夜警」を見晴らす数多の名品をバックにする広間で要人だけの晩餐会が開かれその長いテーブルが用意されているのをライブで写していたのだが、そこで館長が少々緊張した面持ちでジャーナリストに対応していてそこに階級社会のアナクロニズムを感じたのだが、同時にニュースは共和国を標榜するグループが王制に反対するデモを予定しているとも伝えられていた。 もっともそれは1980年のこの日にベアトリクス女王が彼女の母親から王位を引き継いだときの騒乱のようにはならないものとも見られているようだ。 時代が変っているからだ。 国民の7割以上が王制を支持しているとも言われている。 

この夜のテレビのトークショーでは元法務大臣であり、またその後アムステルダム市長となった元労働党党首が個人的な考えとして、自分は共和制を標榜しているけれど現オランダ憲法を遵守しその下で国民に支持されているオランダ王室を正当に扱い王室ともそのように接してきた、明日招待客の一人として式に参列する、ということを王室支持派に混じって自分の意見を述べているのだが、この態度にはただ反対するだけではない成熟した民主主義の姿の一端がみられるようだ。

時々オランダ人からオランダの王家をどう思うか、お前の国の皇室と仲がいいようだけどオランダと日本の王室とどう違うのか、と訊かれるけれどそれに答えるのは楽ではない。 第一、天皇と王ではその存在はまるで違う。 エンペラーとかカイザー、天皇、皇帝というのと王ではそれぞれの国の歴史、文化の違いがかぶさって、彼らはただ単に世界の王家、皇室クラブのメンバーだとして一括りにするのには少々難があるのではないかとも思う。 日本の皇室は崇められる存在として君臨してきた歴史が長い。 皇室と国民の距離もオランダの王室とはかなり違うようだし国民の態度もそれぞれかなり違う。 皇太子妃が心の病でその療養にオランダの王室に迎えられたときにもそのような話があったのだがそれももう11年前なのだそうだ。 そのときに日本から記者たちが大挙して押し寄せたことがニュースになっていたのだが、それももう11年前と言われて月日の経つのは早いものだと感慨を持ったのだが、それから状況はどう変っているのだろうか。 日本に住まないものにはよくわからない。

自分も共和国を標榜する者であるから元アムステルダム市長の態度には共感できるし、民主主義者でもあるから国民が王制廃止を決めるまではその存続には反対しない。 ただ、どの世界でも出自による特権階級を認めないという考え方ももっていて、けれど反対意見も尊重し、自分の考え方と同じようなことを国民全体が共有するまで待つということだ。 

キッチンの改装 (1)

2013年04月29日 15時58分59秒 | 日常
これから一ヶ月弱キッチンが使えない。 この何ヶ月も準備していたキッチンの改修がいよいよ木曜日から始まるからだ。 台所は日常最も頻繁に使われるところであり細々した物が一番集まるところでもあるからそれをどこかに引っ越すかとなるとそんな細々した物を二階の空いた息子の部屋に収めてキッチンが出来上がるまでキャンプでキッチンを設営するような格好にしてこれから一ヶ月過ごすことにしているからあれやこれやと少々不便でもあり家の中がごみごみとすることになる。

冷蔵庫は息子と二人で狭い階段を苦労しながらも昇って移動させた。 アンティークのガスレンジはネットオークションに出すので庭の物置に運んだ。 システムキッチンは70年代のブランドもので同じブランドの新しいものを買ったときにセールスマンがアンティークとしてショールームに出したいから譲ってくれというので値引きの条件にした。 どのキッチンにするか決めるのにそのブランドのショールームを見て廻っているとうちのと同じデザインのものがアンティークとして出ていたけれどそれらはスケールが小さく機能もうちのものほどそろっていなかったのでそこで改めてうちのは70年代オランダのシステムキッチンとしては高級品の部類にはいるのだと知った。 それにしても時代の移り変わりがそのデザインに現れているようだ。

1991年にこの家を買ったとき前の持ち主は1958年にこの通りに並ぶかまぼこ長屋的住宅が建てられたときにここに入居して70年代にキッチンの部分を裏庭に向けて増築している。 そのときに最新式のシステムキッチンを据えて今に至るわけだ。 我々がその持ち主から91年にこのうちを買ってからそこにかかる電気ランプも丸いテーブルもそのまま引き継いで何も手を加えていない。 それに壁の内側、床下の配管、配線がどうなっているかも知らず今度、壁、天井、床のタイルを剥がして新しくするのでそうなると40年ぶりの初めての改装となるわけだ。 

猫の場所は居間に移したのだがもう空になった台所のスペースをきょろきょろしながら餌と水の置いてあった場所のあたりをクンクン嗅ぎまわってこの老猫も戸惑いがちなのだがそれは主人も同じわけで、こういうことに慣れるまでまだ2,3日はかかるに違いない。

三寒四温というけれど

2013年04月27日 15時32分26秒 | 日常


三寒四温というのはまだ浅い春に寒さが徐々に退いて行くとともに寒さと暖かさの割合が逆転していく様を指す様を言ったものだと習ったような気がするのだし、またそれは3月ごろのことをいうのだろうと思っていたのだが、とはいってもいつもそのようではないことはその場所や年によって違うことは当然ながらも、さすが四月も終わりに近づくとそのプロセスもとっくに終わり、ここから初夏に向けて芽吹いた自然が始動するものと今までの経験からそう思うもので、やっとそのようになってきたのがヨーロッパの北国の春だと昨日の23℃で実感したところが、今日、そのあくる日がたったの8℃だった。 最高気温と最低気温を言っているのではなくどちらも日中気温だ。 

初夏から冬に戻っている。 これまでの経緯w思うとこれでは七寒一温ではないかとも思う。 明日も明後日もその次の日も10℃前後のままだと8時のニュースで言っていた。 寒い春が続き、急に一日暖かい23℃が飛び出し、そんな陽射しの中で急に廻りの春めいた草木を眺めていたら今日はこれだ。 寒く曇った空の下では開いたいろいろな花も昨日とは全くその印象が変る。 

銀行に行き、姑のところに機嫌を伺いに顔を出し、その村のスーパーで買い物をして細かい雨の降る中を帰ってきた。 四月ももう終わりに近づきこの天気だ。 何週間か前に毎年の通過儀礼となっていた花粉症も済んだと思っていたらぶり返した。 鼻がむずむずしてクシャミと鼻水が止まらず目がクシャクシャして鬱陶しい。 その所為なのか運転中注意力が散漫になり眠気まで立ち上ってくる始末だ。 今年二度目の花粉症来襲だ。 

突然23℃

2013年04月26日 02時04分23秒 | 日常

今日一日だけ快晴で23℃という暖かい天気になった。 明日からまた12℃ほどにもどるようだ。 このような天気だと急に草花が開きだし一時に周りが華やぐ。 角の舗道に青い葡萄の粒のようなものが沢山ついている花が咲いているのを見つけたのでカメラに収めた。 あとで調べてみるとユリ科のムスカリというのだそうだ。

毎日いろいろな草花があちこちで見られるので日記の写真に困らない。

犯罪予告の顛末は、、、、

2013年04月25日 03時16分07秒 | 日常

犯罪予告と題して自分の周りで起こっていることを書いた。 その後の展開がありライデン市長が市の警戒警報を解除してこの事件も収束に向かっているとの報道があり、それに続いて自分のメールボックスに日本大使館から同様の情報とこれからも同様のことが起こる可能性も否定されないから様々な情報に注意を向け続けることを要請するメールが入っていた。

この容疑で逮捕された青年が釈放されたという報道があったもののその後のフォローもなく、容疑者が釈放されたからと行っても容疑が完全に晴れたということも言えないは周知の事、まだ不安が残っていると噂されていた中、市長がその後各関係部門の情報を総合して事件が収束に向かっていることをその後判明した事実を発表したことでこの騒動は一応の収束に向かっているようだ。

これによってもう誰かが襲撃されたりすることはなさそうであり、真犯人も確定されたようだ。 犯人と言っても刑が確定するまでは容疑者であるけれど本人が自白しているようだから一応の犯人としてもいいのだろう。 それは18歳の青年でライデン市の中高一貫校を中退した後、世界旅行をすると出かけた旅行先のコスタリカからその英語サイトに犯罪予告を投稿したものがスイスの警察のネットワークにかかり、オランダ警察に転送されその結果が前に書いた騒動となった、ということだ。 同時期にカナダでテロ未遂犯が逮捕されたとの報もあったこともありこの種の動きにはアレルギー的反応をみせるのだろうか。

世界中で銃による殺傷事件が日常に起こっていてその最大のものが国をめぐる抗争、紛争、戦争であるのは言うまでも無いが、それらに関して西欧世界ではどこも幾つもの国の文化背景をもつ市民を抱えた町がありそこでの暴力、テロ事件は世界的な連携も考えられる事から、たとえ馬鹿な人間のジョークといえどもそれが確認されるまではその言葉どおり受け取り対処するのが官憲の務めであるのだから今回の措置にしても馬鹿な男の単独行動であるようだし本人も外国にいてそこから組織的なテロを企てるということもなさそうでそれによって警戒警報の解除ということになり2,3日中にオランダに送還され一般的な犯罪事件として扱われることになるのが予想されていてもこれで終わりとするには後に残るものが多い。 

本人の意図がこれから徐々に明らかになるのだろうが想像するに本人もこのようなことになるとは考えてもいなかったのではないか。 例えば悪評があるそのような与太サイトにそのような文言を載せてもただの憂さ晴らしとして済ませられる、自分を隠しとおせると考えるほどの甘さと幼児性が垣間見られる。 世界中がある種の緊張状態にあるときに雑情報という藁の山からたった針一本でも探し出せる力を持つ組織のネットワークを甘くみたこと、たとえその気がなかったと言い張っても学校教師との確執があったと言われる中でこれが犯罪の構成要件に妥当するのかどうか、それが妥当しなくともこれだけの騒動を起こし、それにかかった被害、人件費などの膨大な費用にたいする賠償責任の可能性が示唆報道されてこれが続く犯行に対する警告となっていることも見逃せない。 口は災いのもと、というのが少なく見積もってもここでの教訓なのだろう。 弁護士が付くのは当然の事してここではもしもその意図があったとしても脅迫の意図はなかった、これはジョークなのだと抗弁するのが当然のこととして予想される。

この事を敷衍して、これが日本で起こった場合どうなるのだろうかと考えてみる。 家庭内暴力、ストーカーなどに対する警察の対処の例からして多分事件が起こるまでは何も動きださず、警察、公安当局にしても外部からの示唆がなければ国境を越えた、特にこのようなインターネットを利用した事件にはなすすべもないのではないかと想像する。 その例としてはすでに過去の事として現在の状況とは比較出来ないかもしれないけれど少しは見聞きした事として思い出す事がある。 何年も前にサルマン・ラシュディーの著作がイランのイスラム教を冒涜するものとしてアヤトラの指示で著者、及びその関係者に対する暗殺指令が出た事があった。 著者も地下に潜伏して誰もが安全であったなか、世界の中でただ一人日本人の翻訳者のみが暗殺された事実がある。 知人の仕事場の真上がその翻訳者の仕事場であったことからこの事件が強く印象に残っているのだが、これを例外的なものと見るのか、さもあらん、とみるのか、テロに対する防犯体制が問われるところだ。 また、オウム真理教サリン事件当時、警察庁長官が狙撃された事件の例も宗教、もしくは組織的な犯行として考えられていた事から日本だけがその例外的位置にあると考える能天気的態度にはないことを期待する。  

それに気になった事がもう一つ。 今回の事件で犯人が投稿した英語サイト、4Chan のことだ。 日本語サイトで 2チャンネル というのがあり、何年も前から覗いたり時々はそこでチャットをしたりしているのだがそのなかでの言動にときには暴力的で胡散臭いものを感じる事があった。 そこに 4Chan との類似を感じるのだ。 今回その英文サイトを見ると文科省や外務省が海外に向けて日本文化として売り出しているアニメ、マンガなどの萌え、エロ画像がかなりのスペースをとり、ヘンタイ、ブッカケなどのアルファベットが散見され、更にサイトに入ろうとすれば怪しげにクッキーを要請されるようなサイトである。 そのようなことが胡散臭いとネット専門家から評される所以でもあるのだが、そんなところでの言動がなかなか起訴要件として取り入れなれない事情があるから 2ch に代表されるような言動が跋扈するのだろう。 言論の自由、表現の自由としてそれを擁護する向きもあるのは理解できるとしても、広域暴力団に対する事例、ノウハウがあるならそれを適用できないのだろうか。 それを言葉狩りというのであればそうとでも取れるのかもしれない一方、自分の書いた事、言った事に対する責任を問う姿勢のことをここに対照する。 ネットサイトに名指しでシネと書き入れたものをどのように受け取るかという姿勢が問われているように思う。

もう10年か15年以上前に体験した事を思い出す。 射撃クラブでもう20年以上知り合っている仲間があるとき急にスーツ姿で見も知らぬ男と自宅に来た。 日本語の手紙を読んで欲しいというのだ。 その時初めて自分のクラブの仲間が公安部に勤めていると知ったのだが見せられた日本文の手紙はベアトリクス女王宛てだという。 封書の表はアルファベットで書かれていたのだろう。 便箋に二枚ほど縦書きされた漢字かな混じり文に目を通してもそれは外国人が書いたものとは見えずちゃんとした書体で書かれているけれど、その内容、脈絡がまるで体をなさず無茶苦茶なもので翻訳不可能だと伝え、直訳、意訳を試みたものを伝えたら彼らはいちいちこちらに意味を尋ねそれをメモして帰って行った。 誰がどう解釈してもどうも辻褄の合わない分裂体であることが理解できて納得したようだ。 自分には封筒の表も裏も見せられなかったしその後書面はどのように処理されたかこちらには知る由もない。 ただ、そのときそれがある種の脅迫、犯行声明などであったとしたらそこで自分が翻訳する文のもつ重みを想って身が震えるような思いをしたことを思い出す。

そんなことを中途半端に考えながら深夜、裏庭に出て散歩に出た猫を呼びいれようと廻っているとつい2、3日前までは一輪しか開いていなかった小さな椿の木が闇の中で赤い点をたくさんつけているのがぼやっと見えたのでフラッシュを焚いて一枚カメラに収めたらそこには緑の葉が妙にギラギラ反射した木と幾つもの赤い花が写っていた。

乙女の手のひら

2013年04月23日 19時46分20秒 | 日常

Maagdenpalm  直訳すると「乙女の手のひら」とでもいうのだろうか、そんな細かな花が咲いた。 スミレ色が緑に映えて美しく、庭の小紋とでも言っていいだろうか。 ネットにはキョウチクトウ科の草花、ツルニチニチソウ(蔓日々草)と出ていたのだが夾竹桃は木でありこれは明らかに地を這う草花であるから夾竹桃のイメージからはかなり離れている。 

この2,3日で周りの草花がかなり開花しだした。 シナレンギョウの黄色いものがみえ、木蓮の蕾も準備ができて口を開き始めたようだ。 公園などでは水仙の白や黄色が目立つ。 今年初めて裏庭の木にシジュウカラが見えて特徴ある鳴き声を聞かせてくれた。 気温はまだ低めではあるけれど春は着実に来ている。

犯罪予告

2013年04月23日 02時49分44秒 | 日常

ことの起こりは今日メールボックスを開けてみると次のような警告が在オランダ日本大使館から入っていたことによる。

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在留邦人の皆様へ(ライデン市内中学校の休校)

インターネット上にライデン市内所在の学校への無差別殺傷予告の投稿があり,本日(4月22日),ライデン市内の学校(セカンダリー)が休校しています。
在留邦人の皆様におかれましては,最新情報を入手するよう努めるとともに,人混みの多い場所,複数の人が騒いでいる場所などはできるだけ避けるよう心がけてください。
やむを得ず人が多く集まる場所に外出する場合は,不審な人物がいないかどうか警戒を強めてください。

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それを見たのが午後すぎかなり経っていたので地元のテレビ局のニュースサイトを開けたらテレビニュースで大体次のように言っていた。

イギリスのネットサイト、4chan.org に英語で次の書き込みがあった。 「月曜にライデン市内の中高一貫校の教師を射殺する。 その際その場の生徒たちも出来るだけ多く殺傷するつもりだ。 自分にはコルト・ディフェンダー9mmピストルがあり、幾らこちらを追跡してもプロキシーを使っているのでそれは無駄だ」という意味のことが書き込まれていてそのことを初めに察知したスイスの監視サイトからオランダ警察に土曜の深夜その通報があったのだそうだ。 ネット犯罪のことであり最近のボストン・マラソンでの事件からまだ時間がたっていない折、アメリカFBIとも連携して捜査を進めつつ、その完全な解析まで日曜一杯かかるというのでここは大事をとって市長は20校あるライデン市内の中高一貫校(オランダのセカンダリースクールは中学、高校の一貫高となっている)を月曜全日休校させることにした。 後ほど徐々に明るみに出てきたことからは英語の脅迫文をテキスト解析した結果、テロ襲撃の可能性が低く、ライデンの隣町のブリティッシュ・スクールを2年前にその行状が甚だ悪いことから放校された元生徒が逮捕された。 しかし容疑であるからこれがまだ確かなことは言えず週末のこともあって対策も遅れ、その時点で大事をとって月曜の休校措置となったらしい。 これに対して、たかがネットサイトの文言で真面目にうけとるのが可笑しい。 このサイトはネットのゴミ箱とも呼ばれているような、怪しい画像や風俗上好ましくないようなものが沢山集まっているサイトであるから市の反応は行きすぎでは? という声もある。 云々、、、、

8時のニュースでは自宅からあるいて5分ぐらいの、子供たちも通った学校の前からこれについての生徒たちのコメントがあったり、市長の発表もあって少々驚いたしその後のニュースショーでもこれが取り上げられていた。 市長が立っていたのは土曜に大阪から来た知り合いたちを連れて午後の日差しの中青空マーケットを歩き、市役所裏の広場でその時たまたま観た、ブラスバンドの世界大会で何度か優勝した地元のブラスバンドが演奏していたその場所で、市長が、捜査の結果、組織的テロの恐れが低く明日火曜には学校を再開する、というようなことをその場所で言っていた。

捜査結果を待ちつつテロ対策のマニュアルどおり時系列の中で決めた市長の決定は正しかったように思う。 たとえ冗談だったとしても今の時期どこで何が起こっても不思議ではないから、もしこれが悪い冗談、悪態だけでしかなくともそういうことをサイトに書き込むとどのように受け取られるかそれを知らせる上でも役に立つものだと言うものがいる一方、そういう過剰反応ともいえることをすると必ずどこかで真似る不心得者がいるから火に油をそそぐようなものだ、と言うものまでいる。 

これがネット社会というものだろう。 不心得物がコスタリカのサーバーから上記サイトに脅迫状を送りそれがスイスの監視団体の網に係りオランダ当局がアメリカFBIと連携して捜査に当たった、ということなのだ。 今のところ被害はないし後は犯人の動機を探ることだろうが、今の容疑者が真犯人と断定するわけにも行かないようで複雑だ。 もしその犯人がコルト・ディフェンダー9mmピストルを持っていたとしてそれが違法銃器であれば兎も角、合法で手に入れたものであれば自分が属する射撃クラブの会員かもしれず、そうなるとそれでなくとも社会の敵扱いされている射撃スポーツにも規制がもっと強くなる可能性があるからそれを憂慮した次第だ。



正月10日の里帰り ’13;(3)新世界のづぼらやで河豚白子の塩焼きを喰った

2013年04月21日 14時37分52秒 | 喰う


ことの起こりは映画「おくりびと」だった。 そしてその映画を観たあと次のように書いた。

http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/58807613.html


帰省したときにはこれをしようと決めていたことが幾つかあった。 そのひとつが河豚白子の塩焼きを喰うことだった。 これは上記映画のなかで葬儀社を営む山崎努が主人公と一緒に河豚の白子を火鉢の火で炙って食う場面があり、それが得も言われぬほどの旨さのように見えたからで、新世界のづぼらやの前を通ったときに同行の友人と河豚の鍋を囲むことにしたのだった。 

なるほど旨いものだ。 茗荷と椎茸も添えられて白子のとろける中身はフォアグラよりも旨かった。 映画の中で山崎が白子をチューチューと吸う様子もその通りにやってみるとクリーム状のものが口の中に入って酒がすすむのだった。

アムステルダム中央駅午前零時30分

2013年04月19日 03時02分55秒 | 日常

もう45年ほど会っていない同級生がオランダに来ているので会いにアムステルダム駅前のホテルまで出向いた。 同級生どうしの夫婦なので彼の夫人には正月に帰省したときのミニ同窓会で顔を合わしていたけれどお互い45年もあっていなければ面影はあるけれどかなり変っている。 けれど話しているうちに徐々に昔の面影がもどってきて話し込んだ。 結局3時間ほど話して帰宅しようと駅前に戻ると若者に声をかけられた。 こちらのほうは見覚えが無いものの向こうの方はこちらを仕事場で見かける顔だがこいうところで見かけるとは珍しいと声をかけたのだそうだ。 16年前にアフガニスタンのカブールから家族ごとオランダに避難してきたのだという。 イスラム法を勉強しているのだといい、家の近所に宗教学を何年も勉強しているものがいてその繋がりでこちらの顔を覚えていたらしい。 結局20分ほど駅前で立ち話となった。 分かれてからコンコースのキオスクでコーヒーを買いそれを持って電車に飛び乗ったらその12時45分初のインターシティーがでた。 スキポール駅で何かトラブルがあったのか10分ほど停車していたがその後15分ほどで自分の駅についた。 家に着いたら2時前だった。

アムステルダム12時45分発というのはよく乗った。 この2年ほどジャズを聴きにアムステルダム駅の近くにあるジャズハウスに足を運んでいない。 行っていたときには夕食を家で済ませて9時ごろから始まるコンサートに駆けつけ12時をちょっと廻って終わったら早足で駅にもどればこの列車に間に合うのだった。 もしジャズが済んだあとでその出演者たちと楽屋で話をしていればこれには間に合わず、ナイトトレーンということになりそれから1時間ほど待たなければいけないことになっていた。 帰りの列車の中でそんなことを思い出したのだった。

今年初めて草取りをした

2013年04月18日 04時36分55秒 | 日常

日曜から急に温度が10度ほど上がりその暖かさに戸惑っている。 夕食を済ませてまだ8時のニュースまで時間があるのでこの2,3日気になっていた草取りをしようと裏庭に出てほんのお湿り程度だった雨の効果に驚いた。 それまで何週間も雨も降らず、寒かったときには地面が硬く枯れ気味だったものがもう息づいている。 

自宅に猫の額程度の芝生が植わっている。 夏には木陰で寝転んだり身内のパーティーの折にはまだ小さい甥、姪のこどもたちを遊ばせたりするのに都合もよく重宝している。 ミミズもかなりいるようでクロウタドリもよく庭に来てチョンチョンと飛び回ってはミミズを驚かせ、それらが出てきたときに啄ばんでは巣に持ち帰ることもする。 去年最後に刈ったのはいつだったろうか、10月の終わりごろだったかもしれない。 それから半年ほど放りっぱなしで今まで来て芝はそれから伸びてはいないものの今雑草があちこちに出てきている。 芝生を植えているといっても芝生の間にあちこちに他の植物も入り込んでくるから雑生でもいいかなと油断しているとほんとうに色々なものが生えて来て徐々に芝の領域が侵略されてくるのだが別段それでもいいか、ということもあって夏には芝を刈るだけにしてあるのだが、それでもどうしても放っておけない雑草がある。 それはタンポポだ。

家の前に緑地があって芝が植わっているのだが市の造園局が適度に芝を刈っているのだが雑草で一番強そうなタンポポが沢山あちらこちらに出ていてその種があたり一面に飛び散っているのだからどこの庭もこまめにタンポポを抜かないと地面がタンポポに占領されてしまうということになりかねない。 日曜に終わったアメリカのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで毎年この時期に行われるマスターズ・トーナメントを何年も見ているのだがそのコースと芝生の美しさに惹かれるけれどその手入れとなると大変なものに違いないと自分で猫の額ほどの芝生を引っかいていて思うのだ。 当然プロの仕事だから徹底して雑草を排除しているのだろう。

細長いヘラのような道具をタンポポのそばに突き刺し梃子の要領で根ごとタンポポを引き抜く作業をする。 いくら小さくとも根が張っているから簡単に10cmほどの根が引っ張り出されて、今の時期、まだ茎が伸びては居ないが上から見ると葉が集まった中央に丸い蕾が見えるものもあってこいうものを見ると今年の草取りのシーズンが始まったという気がするのだ。 この分では芝を刈り始めるまでまだ3,4週間はあるだろうか。