2012年 3月 31日 (土)
家人は今日フランスのブルターニュの海岸線を同好の老人達5人と一緒に一週間歩く旅の最終日、全行程140kmを終えるのだが、自分の自宅での一週間の一人だけの休暇もこれで終わる。
週末だから職人たちも来ず、午後二時にゆっくり起きて猫に餌をやり、さて、子供達の晩飯に何を作ろうかと思案していたのだが、そのうち息子から電話があって、パパ、餃子にしようよ、おととい妹と二人だけで餃子喰ったんだってな、それは不公平だよ、僕にも今晩作ってくれよ、と言われるけど、それは中華食材屋で買った冷凍食品で、格好は餃子だが、中身は安物のシュウマイみたいなもので、とても餃子とは言えないしろもの、妹がそういわなかったのか、餃子を喰ったといってたなら妹のお前を羨ましがらせる策略にまんまと嵌ったんだ、というけれど、餃子にしようよ、といい歳をしてまだ言っている。 去年の夏日本でしこたまカレーと餃子を喰ってまだ足りないらしい。 ま、今日は餃子はなしだ、お母さんが帰ってきてそのうち暖かくなったらお前の彼女もいっしょによんでする、ま、今日はなんかマーケットで見つけて考えるから、といって電話を切った。 とは言っても何も思いつかない。 そとは陽が射しているもののこの何日か寒く室内でも18℃以下になるのかセントラルヒーティングが作動している。 天気予想では来週辺り日中最低気温が氷点以下になるとも言われている。
献立を考えずにとりあえず食材を見に行こうと自転車にのりぶらぶらと肉屋のほうに走っていると近所のコブシの木は花盛りだけれど八重桜はまだ蕾が出来始めたぐらいだ。 堀端の水仙はもう盛りを過ぎ、水路には小さな桜の木があるのだがそこが満開になっている。 何年か前にもこの満開の写真をブログに載せたのだが大抵同じところに自転車を停めて同じようなワンショットを切り取っているようだ。 この花を見ていると今夜はすき焼きにしようと思った。 もう55年ほど前に親戚50人ぐらいが大型トラックの荷台に用意一切を積み込んで地元の名所ですき焼きの大花見パーティーをしたことがあってそれが頭にり、この、まわりに桜が一本もないのに小さい木に一杯薄いピンクの花をつけている木の様子をみてすき焼きが浮かんだのだろう。
オランダでも他のヨーロッパの国でも日本のように肉を薄切りにするような習慣はない。 ハムは別だ。 大抵塊かステーキ肉ぐらいの厚さで買われる。 エドの肉屋はもう何年も前からハムを削ぐ機械で2mmぐらいに削いでもらう。 紙のように薄く、といってあるのだが紙のようにはならない。 日本料理の本には肉屋に頼むと冷凍しそれがまだ硬いうちに削いでもらえばいい、というように書かれているのを見たが、手間がかかるので何年もまえにこれを説明してエドと女将さんは冷凍しなくてもそのまま薄く削ぐテクニックを身につけている。 先日別の肉屋でそのように頼んだらうちではそんな細かい手間のかかることはしない、といって断られた。 それが普通の反応なのだ。
青空マーケットに行ってネギ、茸、モヤシに卵を買って、中国食材店でうどんと木綿とうふを求め、青物屋で苺を買い物袋に入れて魚屋で今日はムール貝の揚げたてを大蒜ホワイトソースで食った。 思いのほか大粒で小さい牡蠣のようにぽってりとしていて柔らかく旨かった。 今が時期なのだろうか。
日本人は寄ったら食い物の話ばかりする、とよく言われるけど今日の話もそんな風になっているから、テレビで昼に観た政治座談会のことを書く。 この2年ほど景気の悪さに乗じてか保守党、キリスト教民主党の連合政府に加えて右翼政党が影で保守党に強い影響を与えているのだが保守党首相と右翼政党の不仲が内閣解散を示唆するような動きだったのがそれが茶番だだった、といって批判されている。 もし今選挙になれば労働党を抜いてオランダ社会党が第一党になると世論調査の結果がでているのだが今回の動きもこれをけん制する意図のものと汚い政治ゲームだと誰かが言っていた。 二日ほど前に職人の昼休みにそんな話をしたことがある。
ペンキ屋は自分の職を脅かす外国人、とくに近年近隣諸国と同様雪崩を打って移民がつづくポーランド人排斥に同意してその党に票をいれる、というのだが、それは右翼政党の主張なのだ。 この党がネットにポーランド人をターゲットにして彼らに対する苦情のサイトを開いたことでオランダとポーランドの関係がギクシャクし、ヨーロッパ議会から人権侵害、差別の恐れがあると批判されているのにその始末でそれを助長する首相に対する批判もあり内閣が瓦解するかと期待されていたのだがそうはならないらしい。
まだ他に今日なにか思ったこと、したことがあるはずなのに眠気が襲ってきて頭がまわらない。 朝、というか昼までゆっくり寝たのにこの始末、ということはこの10日ほどの習慣が身についてしまっている証なのだろう。
家人は今日フランスのブルターニュの海岸線を同好の老人達5人と一緒に一週間歩く旅の最終日、全行程140kmを終えるのだが、自分の自宅での一週間の一人だけの休暇もこれで終わる。
週末だから職人たちも来ず、午後二時にゆっくり起きて猫に餌をやり、さて、子供達の晩飯に何を作ろうかと思案していたのだが、そのうち息子から電話があって、パパ、餃子にしようよ、おととい妹と二人だけで餃子喰ったんだってな、それは不公平だよ、僕にも今晩作ってくれよ、と言われるけど、それは中華食材屋で買った冷凍食品で、格好は餃子だが、中身は安物のシュウマイみたいなもので、とても餃子とは言えないしろもの、妹がそういわなかったのか、餃子を喰ったといってたなら妹のお前を羨ましがらせる策略にまんまと嵌ったんだ、というけれど、餃子にしようよ、といい歳をしてまだ言っている。 去年の夏日本でしこたまカレーと餃子を喰ってまだ足りないらしい。 ま、今日は餃子はなしだ、お母さんが帰ってきてそのうち暖かくなったらお前の彼女もいっしょによんでする、ま、今日はなんかマーケットで見つけて考えるから、といって電話を切った。 とは言っても何も思いつかない。 そとは陽が射しているもののこの何日か寒く室内でも18℃以下になるのかセントラルヒーティングが作動している。 天気予想では来週辺り日中最低気温が氷点以下になるとも言われている。
献立を考えずにとりあえず食材を見に行こうと自転車にのりぶらぶらと肉屋のほうに走っていると近所のコブシの木は花盛りだけれど八重桜はまだ蕾が出来始めたぐらいだ。 堀端の水仙はもう盛りを過ぎ、水路には小さな桜の木があるのだがそこが満開になっている。 何年か前にもこの満開の写真をブログに載せたのだが大抵同じところに自転車を停めて同じようなワンショットを切り取っているようだ。 この花を見ていると今夜はすき焼きにしようと思った。 もう55年ほど前に親戚50人ぐらいが大型トラックの荷台に用意一切を積み込んで地元の名所ですき焼きの大花見パーティーをしたことがあってそれが頭にり、この、まわりに桜が一本もないのに小さい木に一杯薄いピンクの花をつけている木の様子をみてすき焼きが浮かんだのだろう。
オランダでも他のヨーロッパの国でも日本のように肉を薄切りにするような習慣はない。 ハムは別だ。 大抵塊かステーキ肉ぐらいの厚さで買われる。 エドの肉屋はもう何年も前からハムを削ぐ機械で2mmぐらいに削いでもらう。 紙のように薄く、といってあるのだが紙のようにはならない。 日本料理の本には肉屋に頼むと冷凍しそれがまだ硬いうちに削いでもらえばいい、というように書かれているのを見たが、手間がかかるので何年もまえにこれを説明してエドと女将さんは冷凍しなくてもそのまま薄く削ぐテクニックを身につけている。 先日別の肉屋でそのように頼んだらうちではそんな細かい手間のかかることはしない、といって断られた。 それが普通の反応なのだ。
青空マーケットに行ってネギ、茸、モヤシに卵を買って、中国食材店でうどんと木綿とうふを求め、青物屋で苺を買い物袋に入れて魚屋で今日はムール貝の揚げたてを大蒜ホワイトソースで食った。 思いのほか大粒で小さい牡蠣のようにぽってりとしていて柔らかく旨かった。 今が時期なのだろうか。
日本人は寄ったら食い物の話ばかりする、とよく言われるけど今日の話もそんな風になっているから、テレビで昼に観た政治座談会のことを書く。 この2年ほど景気の悪さに乗じてか保守党、キリスト教民主党の連合政府に加えて右翼政党が影で保守党に強い影響を与えているのだが保守党首相と右翼政党の不仲が内閣解散を示唆するような動きだったのがそれが茶番だだった、といって批判されている。 もし今選挙になれば労働党を抜いてオランダ社会党が第一党になると世論調査の結果がでているのだが今回の動きもこれをけん制する意図のものと汚い政治ゲームだと誰かが言っていた。 二日ほど前に職人の昼休みにそんな話をしたことがある。
ペンキ屋は自分の職を脅かす外国人、とくに近年近隣諸国と同様雪崩を打って移民がつづくポーランド人排斥に同意してその党に票をいれる、というのだが、それは右翼政党の主張なのだ。 この党がネットにポーランド人をターゲットにして彼らに対する苦情のサイトを開いたことでオランダとポーランドの関係がギクシャクし、ヨーロッパ議会から人権侵害、差別の恐れがあると批判されているのにその始末でそれを助長する首相に対する批判もあり内閣が瓦解するかと期待されていたのだがそうはならないらしい。
まだ他に今日なにか思ったこと、したことがあるはずなのに眠気が襲ってきて頭がまわらない。 朝、というか昼までゆっくり寝たのにこの始末、ということはこの10日ほどの習慣が身についてしまっている証なのだろう。