昨日写真を撮ったシナ連翹の下に植物が植わっていてそこに15cmほどの茎が上に出てそこから細かい濃いピンクというか薄い紅色というかそういうたくさんの花が咲いていた。
家人が半年かもう少し前に植えたもので、今日の夕食後にこれはなんと言う名前か聞いても要領を得ない。 ガーデンセンターで買ったときに名前と写真がついているプラスチックの小さなボードがあるはずだというのだがどこにも見当たらない。 そこで居間にもどっていくつかある植物の本のページをめくってもどうしようもない。 大体がそういうものは名前が分かっているものを調べるためのもので名前が分からなければ索引など役に立たなくてこれではちょっと手が出ない。 何百、何千と種類があるなかでただ漫然とページを繰ってたまたま出会うまでそれを続ける根気もない。 だからネットで探してみることにした。 オランダ語版で樹木については樹や葉の形などで検索できるものがあるから重宝しているのだが花に関してはつらい。 一般に花のほうが樹木に比べてよっぽど数が多いように思う。
葉の付き方、葉脈のかたち、花の色、季節、などなどを入れて検索すると名前がでてくるものがあったが、そうすると250種類以上の名前が出てきてそれらをとてもひとつひとつ探る根気もない。 そこで出てきたのがこちらから写真を送って何人かのその花を知っている人がそれに答えるという掲示板だった。 幸いなことに親切なかたからすぐに返事を戴き、それが「ヒマラヤユキノシタ」だ、ということを教わった。 家人には日本名を言っても伝わらないのでここは「ベルゲニア(Bergenia)」ということにしよう。 幸いなことにオランダ名もそのままラテン語のBergenia だから覚えるのには数が少なくて済む。 それにオランダ語では Bergen は「山(複数)」だからヒマラヤに合っている。
どこかでユキノシタという名前は聞いたことがあったがこれだとは知らなかった。 想像していたものからはイメージはあまり遠くなかったことは確かでイメージの中でも「雪の下」の花は何故か純白ではなくなにか赤か黄色のような気がしており蓮華の花のようなものではなく一つのしっかりした茎から小さな花がいくつも咲いているものだったから目の前にあるこれに大体合っている。
けれど我が家の裏庭では深い雪は積もらないから雪ノ下から徐々に成長するユキノシタの資質は充分開花しないのではないかとも愚考する。
ヒマラヤユキノシタ(Bergenia)
この花の名は? 掲示板 ;
http://ksbookshelf.com/bbs/sbu2_bbs.cgi
ウィキペディア; ヒマラヤユキノシタの項
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%A6%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%82%BF