ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

塔2月号2023

2023-02-11 20:28:17 | 日記

 きのう、塔の2月号がポストに入っていた。入会して20年以上が経つというのに、ポストに塔を見つけると嬉しい。そして、やさしい色と肌触り(そんなに特別な封筒ではないと思うのだけど)の封筒を開けるときはいつもわくわくというかどきどきする。

 

 1月号を読み切れないままに2月号が来てしまったけれど、それはそれでもういいのだ。1月号は諦めて2月号を読み始める。退会する人のうちの何パーセントかは全部読み切れないからとか、次々に来て負担になるからという人がいると思うけれど、全部読もうとしなくても大丈夫だよ、と言ってあげたい。

 

 秋から冬にかけて、批評会2つに出たので、顔のわかるひとが増えた。お話ししたひと、挨拶したひと。それからはこういう歌書かれるんだなと思って読む。

 

 まだもちろん途中だけれど、心にとまった歌。

 

 ・四十九日の法事が済んで祭壇に小さな位牌と写真が残る     森尻理恵

 ・介護過労で壊れたるひと逝きしひとわれのめぐりに五人は数う

 ・がんのわれが潰れずに済んで良かったと葬儀のあとに息子が言いぬ

 

 森尻理恵さん。亡くなったお母さんも塔の歌人で息子さんもそうだ。ほんとうに介護というのは大変で、私たちも最近壊れかけたから身に染みる。かわいがってくれた祖母の死だけれど、それよりも母が潰れなくてよかったという息子さんの気持ちを思うとなんだか泣けてくる。

 

 ・月に一度母を訪ねて百万回聞いた話の百万一回目を聞く       小林信也

 ・「九十二まで生きる」が翌朝「九十五」に変はつて母の寿命延びたり  

 ・看板のCuttingのt一つ足らぬ床屋に通ふキュートになるため

 

 小林信也さん。信也さんもお母さんは歌人。施設に入っておられるのかな。なんだかお母さんに寄りそう感じに余裕を感じる。やはり男性が看るお母さんというのは優しいのかなぁと思う。床屋の歌は楽しい。キュートになってください。

 

 ・ケアハウスの隅に小さく稲荷神社玩具のようでも毎日拝む    藤井マサミ

 ・小さくても毎日拝めばわが魂入りゆき大きくなるにちがいなし

 ・毎日を拝めば魂入りゆきて小さき社もずっしりとする

 ・やや古び蜂が巣にする稲荷神社賽銭入れてあわてて逃げる

 ・寒い間は風と競って走って行き急いで拝み走って帰る

 

 藤井マサミさん。藤井さんは90代の大先輩で歌が大らかで毎月楽しみに読む人のひとり。生き生きとしたケアハウスでの暮らしに勇気づけられる。稲荷神社に自分の魂を入れて大きくしようという気概がすごい。

 

 ・もうやめたい仕事帰りのガマの花黒糖ドーナツ棒に似ている  上澄眠

 ・子も親も空を眺めて立っていた田を越えてくる夏の夜風に 荻原伸

 ・なんらかの装置を秘めて箱のあり線路に近く草覆われて  相原かろ

 ・友だちの転職の話聞いている月が赤銅色の間ずっと    逢坂みずき

 

 私が惹かれる歌は情景の詳細とか感情のひりひりしたものよりも、息を吸うようにすうっと入ってくる歌。どこかにほっとできる空間なり場所なり時間が歌のなかにあるのがいいと思う。

 

 いい歌に出会うと、歌が作りたくなってくる。 きょうは月詠草を作ろう。

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最近のランチ

2023-02-10 22:58:14 | 日記

 2月は誕生月なので、d払いの還元率が20%になっているらしい。

 

 それで、せっせと(またか!)d払いの使える店に通っている。

 

 ランチも今月はd払いで支払える店で食べているのだけど、d払いの使える飲食店は京都ではまだ少なくて、昼休みに行ける範囲にはお蕎麦屋のそじ坊、進々堂パン、サラダの店WithGreen、成城石井くらいしかない。成城石井はイートインができないので、お弁当を買ったりするのに使う。

 

 この4つの店をぐるぐる巡っている。

 

 きのうは進々堂のクラムチャウダーのセット。1030円だったかな。でも、20%還元とほかにもなんとかポイントがついて、770円くらいになる。

 

 2月は出勤日も多いので、4つしかないと飽きてくるし、きょうもいくつかの店でd払い使えますか、ときいたけど、使えませんと言われた。しょぼん。

 

 そしてまた来週も4店を巡ることになるのだ。

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サイダー歌会、山城歌会

2023-02-07 22:17:20 | 日記

 きょうは歌会2つの日。

 

 10時からリモートでサイダー歌会、13時から自宅から徒歩15分の福祉センターで山城歌会。

 

 7時過ぎに起きて洗濯を2回回す。植物に水を遣り、メダカのようすもチェック。そうそう、このあいだからタニシが大量に鉢の縁にあがってきている。もう暖かくなってきたんだな。放置しているスノーフレークも順調に葉っぱ(というか茎か)を伸ばしていた。えらいね。

 

 サイダー歌会はきょうで12回。ちょうど1年前から初めてずっと続いている。メンバー7人。年代も歌柄もさまざまでおもしろい。見た目は簡単そうに作ってる歌がかなり深いことを含んでいたり、はじめはどう読むの?と思っていた歌がだんだんすごい歌に思えてきたり。最後にこの地名ってどこですかとか、いろいろきけるのも少人数ならでは。

 

 ・鳥たちを風を私を休ませる暖かな場所でありしや庭は  藤田千鶴

 

 この庭は実家の庭のことだけれど、もうない庭、庭の喪失感を読み取ってくださった人がいて、歌会が終わってフリートークの時間に一戸建てからマンションへ移ったときの自分のことを話されたり、ふるさとの実家の庭が荒れてしまった話をされたり、それぞれの庭への思いがきけてよかった。

 

 お昼をささっと食べて12時半に家をでる。郵便局に寄って、福祉センターに来月の部屋の予約をしようとしたら、もうさきほど予約されましたよ、とのこと。Fさんが気をきかして手続きしておいてくださったのだ。Fさんには詠草まとめも今年からお願いしていてほんとうに助かる。なにかやりましょうかという協力的なメンバーがいると気持ちもあがる。

 

 きょうの山城歌会は4名。体調不良の人でお休みのひとが数人おられた。冬は体調を崩しがちだから。福祉センターはコロナで規制がかかっているときは最高8名という条件だったから、積極的にメンバーを誘うことはしていなかったけど、高齢化が進んでいるし、規制がなくなりそうなので、呼びかけましょうということになった。

 

 ひとり、参加希望の人がいる、ということだったので、ぜひお誘いするようにお願いする。なかなか自分からは歌会に行こうと思わないからね。

 

 急にお休みの人もあったので、10首をゆっくり途中休憩もいれて3時間くらいやる。男性ふたり、女性ふたり。自分の読みと人の読みが違って、納得できないというふうな議論もおきて、時間があると自分の考えをきちんとお互いに話すことができていいなと思った。

 

 ・コップにて植木に水をやる母であるらし施設で暮らす日々にも

 ・立ち並ぶ千本鳥居の寄贈名をスマホに撮りて外国人は

 

 1首目はいまの母のようすを施設の人から聞いたときのこと、2首目は先日の伏見稲荷で遭遇したシーン。こちらもフリートークの時間にちいさな水差しが100均に売っていてコップよりも水をやりやすいよ、とか、初午祭の話もご存じの方がおられて話がきけた。

 

 歩いて帰宅。さすがに2つ歌会をやるとくたぁとなった。

 

 清々しい疲れ。きょうのみなさんのいろんな顔を思い出してはにやにやするのだった。

 

 写真はこのあいだの伏見稲荷の狐さん。

 

 

 

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石見神楽&琉球エイサー太鼓

2023-02-05 21:59:53 | 日記

 きょうは午後から近くの文化パルク城陽で催された「石見神楽&琉球エイサー太鼓」を見に行った。

 

 夫が琉球エイサー太鼓のファンで、数年前からいろんなところへ通っていて、私も奈良の天理で開催されたときに一度見に行ったことがあった。今回は近くだし、石見神楽も見てみたいし、行こうかなという軽い気持ちで行ったのだけど、13時開場で自由席ということもあり、11時30分に行ったらもう長い列になっていた。

 

 え、こんなに人気のあるイベントなんだ・・・ 

 

 時間も13時から16時くらいまである。 3部制になっていて2回15分ずつの休憩がある。長いな。

 

 琉球太鼓のほうは島唄とか三線の花とか五穀豊穣とか、聴いたことのある楽曲にあわせての太鼓で、ダイナミックで圧倒された。なによりも踊っている人(特に女性)が笑顔で楽しそうで、見ているうちに涙が出てきた。

 

 ふと、ふたつとなりのおばさんも泣いているのがわかった。 泣くよねえ。 

 

 沖縄の獅子舞もあって、会場に降りてきたときに私は頭を噛んでもらった。いいことがありそう。

 

 石見神楽もコミカルに仕立ててあって、恵比寿さんが会場にお菓子を撒きに降りてきたり、「新日本武尊」でも笑うシーンがたくさんで面白かった。島根県浜田市の石見神楽。両親が島根県出身なので、島根から来ておられるんだなぁと思うだけでなんとなく応援したくなるのだった。

 

 きょうは立春をすぎてからはじめての午の日。 農耕の神様に五穀豊穣を祈願する日に祭太鼓や石見神楽が見れたこと、きのうは千本鳥居をくぐって新しく生まれ変わったような気持ちになれたこと、新しいスタート、出発のための週末だったように思う。

 

 なかなかぐずぐずした1月でうまくスタートを切れずにいたけれど、こういう2月からの始まり方もある。

 

 そういえば、きょうの光はもう春みたいだった。

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伏見稲荷大社へ。

2023-02-04 22:48:03 | 日記

 数日前から関東に住む叔母が奈良に旅行にきていたらしい。

 

 私や妹に気を使って言わないでいたらしいけど、親戚女子会ラインで知って、最終日の今日、妹と夫と4人で伏見稲荷へいくことになった。

 

 うちからは奈良線で20分くらいの稲荷駅で降りる。近い。京都にきてからはあんまり行くことがなかったけれど。

 

 ばーんと大きな鳥居。その手前にきつねさん。かっこいい。

 

 今回、一番驚いたのはお供え物の多さだった。 種のタキイとか、漬物の老舗とか、すごい量の野菜や果物が供えてあって、これはいつからお供えしてあるんだろうか。あまりにも並べ方が斬新で、思わず写真をたくさん撮った。

 

 あとから調べてみると、立春がおわってからの初めての午(うま)の日に開催される初午祭(はつうままつり)というのがあって、五穀豊穣を祈願して・・・ 以下転記。

 

 「では、なぜ2月の初午の日に稲荷神社がお祭りを行っているのでしょうか? 稲荷神社とは、京都市伏見区の伏見稲荷大社を総本社とし、全国に約4万社ある神社のこと。その昔、和銅4年(711年)の2月の最初の午の日に、穀物の神様が稲荷山(伊奈利山)に降りました。この故事から、稲荷神を祭る祭事が行われるようになったとされます。」

 

 なのだそうです。だからかぁ。 

 

 その前日とは知らず、お天気もよくて千本鳥居の朱色に浸りつつ、一番奥までは登らなかったけれど、結構中腹まで行って戻った。下りてきたあたりできつねうどんを食べた。(稲荷といえば狐でしょう、という乗りだったんだけど、初午祭には稲荷寿司を食べたりするらしい)

 

 

 そのあと、アップルパイアイスを食べ。それがすごい量で。

 

 電車で京都へ移動して、伊勢丹で私の誕生日にとマフラーを選ばせてもらって、嬉しかった。

 

 あとは駅弁屋さんを覗いたり、買ったり。 中村藤吉でスイーツを堪能し、京都駅の大階段の上まで登って、京都市内の景色を眺めたり。(そんな場所があることを知らなかった。叔母のほうが京都駅を熟知していた)

  

 

 食器をみたり。 食器をみるのはやっぱり楽しい。

 

 あっというまに叔母の帰る時間になったので見送って。 

 

 楽しい日だった。叔母にもまた会えて嬉しかった。 妹が元気になっていたのが一番嬉しかった。

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