ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

歓送迎会のほんわかテーブル

2018-11-12 22:51:48 | 日記

 金曜日は会社の歓送迎会でした。私はまえに送別会もやってもらっているから、いいのにっていったのですが、まぁ、みんな理由をつけて飲みたいということもあるのかもしれません。

 

 幹事がワイン好きなのか、今回はワインのお店でした。ワインの飲み放題ってはじめて。私は飲めないから、パインジュースとかジンジャエールとかを飲んでいました。

 

 そして、気がつくと20代、30代、40代のパパにぐるりと囲まれていました。みんな女の子のパパ。まだ小学校にあがるまえの幼児で、休みの日はどこへつれていくとか、情報交換をしていました。みなさん、娘がかわいくてしかたない、というのをオープンにしていて面白かったです。

 

 A氏「今朝、ショックなことあったんですよ。上の4歳の娘がヨーグルト食べてて、スプーンが大きすぎて気に入らないっていうから、僕がたべたあとの小さいスプーンを渡したら、パパがなめたのは嫌っていうんです」

 K氏N氏「あーそれはショックですねぇ」

 私「そりゃもう嫌なんでしょうねぇ。そのくらいになると。で、どうされたんですか」

 A氏「洗って渡しました」

 私「あはは! やっぱりゆうこときいちゃうんですね。うちの父は83歳で、最近痴呆も入ってきて、倒れたり意識が薄れたりすることもあるんですけど、そうなっても私のことや妹のことを気にかけてるらしいんです。父は4人で暮らしていた時間が人生でいちばん楽しかったんだなぁって思いますよ」

 A氏「今の話、ぐっときました。僕もきっといまの娘たちといっしょにいる時間がいちばん楽しかったと思うと思います」

 

 私は若い世代のパパ談義から、父が若かったころを想像し、その切なさを知り、若いパパたちは50年後の娘と自分を思い、いまの時間を愛おしく思う。

 

 私「お母さんだって、息子のことがかわいいですよ、私、息子産んだとき、お義母さんの気持ちはじめてわかったんです。こんなふうに大事に毎日育ててきはったんやなぁって」

 

 うちのテーブル、なんか不思議な空間になっていたな。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

錦見映理子『リトルガールズ』刊行!

2018-11-11 22:23:39 | 日記

 朝、目が覚めたら夫はすでに出掛けていて。会社のメンバー6人で山登り。

 

 ゆっくりオムレツなんか焼いたりしてひとりでブランチを食べながら、新聞を読む。ああ、休日らしい休日だ。紅茶もとっておきのを淹れた。

 

 私は京都の書店めぐりをする予定にしていて、夫が山から下りてくるのが15時くらいと聞いていて、そのくらいに河原町で合流してお茶でも飲んで帰ろうか、とゆるい約束をしていました。

 

 きのう刊行された錦見映理子さんの『リトルガールズ』に出会う旅。

 

 お昼まえに家をでて、大垣書店イオンモール京都店へ。ここは結構広い。ぐるっとめぐってみたけれど見つけられずに、検索機に頼る。在庫2冊とある。私がたどりつくあいだに売切れたらどうしよう、と思いつつ検索機で印刷した場所がよくわからない。どういう並び方なんだろう・・・・ 通りかかった店員さんに頼る。(検索の意味が・・・)ありました! 表紙が見えるように置いてあると思っていたのに、立ててあったのでよくわからなかったのでした。でもよかった、無事に購入。残1。

 

 短歌関係のコーナーや文庫のコーナーにも立ち寄って2冊買う。折りたたんで持っていったトートバッグが1軒目でパンパンに。

 

 地下鉄で四条へ移動。大垣書店四条店。ここはたまにくるお店。わりと小さいからすぐに見つけられると思ったけれど、見当たらない。3周くらいするけどない。検索機は2台しかなくて、使用中。しばらく待って検索したら、在庫0。ええー。気を取り直してジュンク堂京都店へ。検索機とだいたいの区分になれてきて、すぐに見つけられた。在庫4冊。妹の誕生日プレゼント用に1冊購入。残3。5階の児童書コーナーで親子連れにまぎれて絵本を読みふける。前からほしかった酒井駒子『しろうさぎとりんごの木』(作:石井睦美 絵:酒井駒子)があった!買う。

 

 ひさしぶりに河原町を歩く。四条河原町にブックファーストがあったはずなのになくなっていた・・・・ それで北上して、BALの地下の丸善京都本店へ。検索しなくてもすぐに見つかる。表紙インパクトあるから。インパクトは大事だなぁと思う。在庫4冊。母へのおみやげ用に1冊購入。残3。

 

 それから文庫を2冊買う。あのー、大きめの紙袋ください。といって、もらう。そのまま地下2階へ移動してカフェでグリーンティを飲みながら買ったばかりの文庫を読み始める。『リトルガールズ』は寝る前のお楽しみ。

 

 15時には山を下りると言っていたのに、その時点で16時すぎ。連絡なし。17時すぎになって「いま、動物園前」というメールが届いたけど、位置関係がよくわからない。そこからバスでくるのかどうなのか。いったんお店をでて、丸善の椅子に座って続きを読んでいたらようやく近くまで来てるということで。会えたのは18時まえ。

 

 私「遅かったねぇ」

 夫「いっしょに行ったひとが膝を壊して歩けなくなって、ヘリ呼んだりしててん」

 私「ええー、大丈夫なん、ほかのひとは?」

 夫「下山したあと病院へお見舞いに行ったみたい」

 

 あんたは行かなくていいのか、と思ったけど、おなかすいたので、小籠包をたべて帰りました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピアノと本

2018-11-10 23:28:26 | 日記

 久しぶりに昼間に外へでたら、秋の光であふれていた。あまねく、という感じ。葉っぱのすみずみまで秋の光がとどいていることに、ありがたいような、なにかが終わるときのような不思議な気持になる。

 

 ところで。息子が別に住むようになって、うちのピアノ(アップライト)は私の本の置き場になっている。

 

 ピアノとパソコンデスクがL字型に配置されているので、いま読んでいる本、書くために読む本、読み終えた本、急がないけど読み始めている本、未読の本というふうに、ピアノの鍵盤の蓋の部分の右からずらりと並べているのだ。一番右端に積まれた本はパソコンに向かいながらもすぐに手が届く。

 

 すごく便利に使っているのだけど。

 

 息子が帰って来ると必ずピアノを弾く。気分転換というのか、ご飯ができるまでとか、お風呂が沸くまでとか、そんな細い時間を使って弾いている。そして、そのたびに並べた本をどさっと床に積むので、彼が帰ったあとは読みたい本がすぐにない、ということになる。いまないと困るわけではないけど、「あーあそこにあるな」と把握しておかないと書きたいときにないと焦る。

 

 でも、ピアノは本棚ではないから、文句が言えない。息子は「なんでここに並べるの」というし、このあいだ会ったナオミさんにそのことを話したら、

 

 「そらあかんわ、本棚買い」と言われた。 ナオミさんはピアノの先生だからそりゃそうおもうだろうな。

 

 でもちょうどいいんだよなぁ、と思いながらまた順番どおりに並べている。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆきんこさん

2018-11-08 21:15:59 | 日記

 毎日同じ電車で通勤していると、常連というか、よく見かける人、というのが何人かいて、半年前までは向かいのホームで電車を待っている、イケメンさん、こちら側のホームで同じ電車を待っているゆきんこさん、ロケットみたいな堅い四角いリュックを背負っているロケットさん、つぎの駅から乗って来るプードルさん、と勝手に呼んで、ああ、きょうのゆきんこさんは新しいコートだなとか、思っていました。

 

 ところが、半年間、通勤していないあいだに、すっかりメンバーがかわってしまっていて。

 

 まぁ、転勤とか、退職とかいろいろあるでしょう。 私もいなくなったひとりだったし。

 

 イケメンさんも、ゆきんこさんも、プードルさんもみかけなくなりました。

 

 ロケットさんだけはかろうじて同じ電車ですが、背負ったリュックの角があたって痛いので、離れたドアから乗るようにしています。

 

 復帰してひとつきが経って。きょうの帰り、電車から降りたら、なんと、ゆきんこさんが! ああ、懐かしい、ゆきんこさん!

 

 思わず、「ゆきんこさん!!」と声を掛けそうになりましたが、むこうは私を知らないし、「ゆきんこさん」と呼ばれていることも知らない。

 

 せっかく再会したのに声もかけられなくて、残念というか、不思議な気持になりました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫いろの母の自転車 私が覚えているから

2018-11-07 22:20:08 | 日記

 私が小学生のころ、父の会社の社宅に住んでいて、団地の4階でした。台所の窓からは池が見えて、キリンソウの群れが揺れていました。

 

 このあいだコンサートできいた曲のなかに「紫色」の服かスカートか、そういう歌詞があって、紫色・・・・そうだ、昔、母は紫色の自転車に乗っていたなぁとぼんやりと思い出しました。

 

 車輪がとても大きくて、フレームのところが濃い紫色でした。 そのころ母は自宅近くの経理の仕事にでていて、私と妹は鍵っこで、母が帰るころになると坂を上って帰って来る母の自転車を窓から見ていたこともありました。母は「かっこ悪いからやめて」と叱るのですが、なんとなく叱られてもちらちらと覗いて待っていました。

 

 なんで母がかっこ悪いと思ったのか、いまもよくわかりませんが、後ろめたい気持ちがあったのでしょうか。

 

 家計をささえるかっこいい母だと思うのだけど。

 

 坂を上るすがたも、必死で漕ぐっていうより、背筋をピンとのばして、颯爽としていて紫色の自転車が似合ってるなと思ったものでした。

 

 父も「お母さんの自転車乗る姿っていいなぁ」とよく言ってました。

 

 もうふたりとも自転車に乗ることを禁じられ(私たちに)、キャスター付きのバッグをひいて買い物にいったりしています。

 

 きょうで最終回だった東京ラブストーリーの録画を仕事から帰ってみていて、カンチの小学校の柱にカンチが卒業のときに刻んだ名前のよこに、リカが自分の名前を刻むのですが、「これから十年後も残るかな」と言ったらカンチが「この小学校来年の春に廃校になるんだ。潰されちゃうんじゃないかな」といったとき。

 

 リカ「ふうん。まぁいいや。私が覚えているから」

 

 号泣。(私が)

 

 いろんなものがなくなったり、弱ったり、削られたりしていく日々だけれど、もう母が自転車を乗る姿を見る事はないと思うけれど、「私が覚えているからいいや」と思うと、ちょっと明るくなったのでした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする