なかなか秋を満喫する間もなく今年も秋が終わっていくのかなぁ。
きのうは雨の予報で、義父宅へ夕方に天然水を届けるという予定でした。 朝、起きたら晴れている。近場だったら夕方までに帰ってこられるかな、と思い、大山崎山荘へ出掛けることにしました。(息子Rが大山崎周辺で撮影の予定ということをきいて、大山崎山荘だけ合流することになったのでした。)
大山崎山荘はお気に入りスポットで、いままでも吟行会をしたり、友達と出掛けたり、母や叔母と行ったり、家族と行ったり、たびたび訪れているのですが、今回は夕方までに帰ればいいというゆるい予定だったので、ゆっくりとくつろぐことができました。
期間展示で谷崎潤一郎と着物の展示をしていて、女性(着物のひとは入場料が割引で、着物のひともよくみかけました)が多かったです。私は着物はまったく興味がないので、スルーして、建物の内装や外装や調度品などをこまごまと見て回りました。古いタイプのスイッチとか、大きな花瓶などを載せるためと思われる石の台のつくりとか、門の周辺をぐるりとかこむ塀のオレンジの瓦とか。なにをみても楽しい。
二階のカフェでケーキと紅茶でティタイム。 Polyhone社のディスク型オルゴールの時計の音をきいたり、庭を散歩したり。ニシキギの木がいくつもあって、はじめてみたのでその枝のつくりに驚いたり。
帰りに荷物をあずけるロッカーの横にいろんなパンフレットが置いてあって、いわさきちひろ展が伊勢丹でやってることを知って、ついでに寄ろうかということになりました。伊勢丹は毎日通勤で通りますが、いつも急いでいるのでなかなか見るチャンスがないのです。
いままで見たことのある絵やはじめて見る絵。 震災のあとと前とは受け止め方が違う絵。いろんなことを考えながら巡りました。『ぽちのきたうみ』は学生のころから大事にしている絵本で、その原画がたくさんありました。編集の仕方で原画と絵本の向きの違いや配置の差、習作との差など発見もあっておもしろかったです。
母と妹と自分におみやげを買って、地下で阿闍梨餅を買い、帰りに義父に持っていきました。
短い時間のわりに、秋を堪能した日でした。