ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

行動力

2015-06-24 22:09:52 | 日記

 職場に新しい冷蔵庫が来ました。

 

 前のとそんなに大きさは変わらないのですが、前のはもう冷えるパワーがなくなりかけていたので、夏にむけて買ったのでした。

 

 先日、朝の9時(始業開始15分後)に、Kさんが「冷蔵庫が来る前にこの部屋の整理をしましょう」と提案してくれて、やらないといけないかなぁというモードになりました。

 

 いま職場に女性は4名(そのうち派遣社員が1名)で、派遣の人はそういうことは仕事上できないし、総務は総会前で超多忙だったので、結局私とKさんとでやることになりました。

 

 Kさんは私より10くらい年上で、仕事でもなんでもテキパキこなす人です。 自分の引き出しからメジャーがわりの紐をだしてきて、このロッカーをこう移動させたら、ここに冷蔵庫が置けるんじゃない、ふじたさん、ちょっと紐の端持って、そうそう、まっすぐね・・ という感じです。

 

 私はいくらなんでもこの部屋のロッカーまで自分たちで移動するとは思っていませんでしたし、食器棚やテーブルやソファーの配置を考えるだけで、苦手だった家庭科の「動線を考えた台所の配置」を思い出しながら、ほんとにやるのかなぁと思っていました。

 

 Kさん「じゃあ、ロッカー動かしてみましょうか」

 私 「いや、男性の方で手のあいたひと呼んできたほうが・・・」

 Kさん「そんなん、呼ばなくても大丈夫よ。 私、いつでも家でも自分でやるもの」

 私 「自分で・・・家具(しかも大物)を動かす・・・」 す、すごいなぁ。

 Kさん「まず、食器棚の食器を全部だしましょう」

 

 と、Kさんの指示どおりに食器をだし、棚を動かし、テーブルを動かし、冷蔵庫を掃除し、からっぽになった冷蔵庫を廊下へ運び、お茶を飲みに来た総務の男性二人を巻き込んで(やはり巻き込む!)、ロッカー7人分を動かし・・・ みるみるうちにKさんの描いたすっきりした給湯室になりました。

 

 「簡単にできたでしょ!」

 

 それにしてもKさんの行動力はすごいと思いました。 

 

 新しい冷蔵庫が10時すぎに来て、すっぽりあいたスペースに収まりました。 

 

 自分のふがいなさを強く感じたひとこまでした。

 

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終電の行ったあと

2015-06-23 22:01:12 | 日記

 近鉄京都線は、奈良行きのほうが遅くまであって、京都行きが先に終電になります。

 

 急行に乗って大久保駅で降り、普通を待っていると、南のほうから京都行きの終電がやってきます。

 

 そして、その電車がホームから離れていくとすぐ、京都行きのホームの電気がブチン、というように消えます。 その瞬間がとても怖いです。

 

 ホームの電気が消えたあと、しばらくは待合室の電気と時計の電気だけがぼうっとついています。

 

 待合室には誰もいないのに、誰かが座ってはしないかと思って、じっと見てしまいます。 怖いのに。 もしかしたら、もう会えなくなった友達とか、生まれなかった子供とか。 ブチン、というスイッチが切れたとき、生きている世界と向こうの世界が一瞬入れ替わるような気がするのです。

 

 目をこらしていると、「もうだめだよ」というふうに、待合室の電気が消えます。

 

 だから、いつもなにも見つけることができません。 そんなにいつも終電に乗るわけではないのですが。

 

 こちらのホームは煌煌と明るいのに、向かいのホームは時計の電気とその隣の広告(ピンク色の産婦人科とか)だけがぼんやり灯っています。

 

 「あれって、ずっとついているのかな」 とつぶやくと、

 「時計はいちいち止めへんやろ」 ととなりにいた人がいいました。

 「こっちの終電がいったあとも、時計の灯りだけがついてるのかな」 

 

 考えてみると、朝になって始発が来る前に時計を動かし始めるなんてことはないな、と思うのですが、終電が行ったあと、暗いホームに時計だけが向き合って働くというか、灯っているというのはみんなが眠っているあいだも眠れない人のように、夜のなかに取り残されて、なんだか気の毒なような気がします。

 

 そういうものが、流れる時間の裏側にいろいろあるような気がしました。

 

 

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はじめての夢

2015-06-22 23:27:03 | 日記

 今週、「あなたを読む会」の2回目が行われます。

 

 5月からスタートして、初回は7名でした。 18時半から20時くらいを予定していましたが、丁寧に読みあううちに終了したのは21時すぎでした。 かなりハードだったので、隔月にしましょうかと提案したところ、「毎月やってほしい」という要望があって、それなら、ということで今月もきのう作品が揃いました。 メンバーは少し変わりましたが今回も7名です。 先月のように大幅に遅くならにようにうまく進めたいと思っています。 定員は10名ですが、慣れるまでは7名くらいがちょうどいいのかもしれません。

 

 今回、私は新作童話を出しましたが、エッセイを出された方があり、一番最初の思いでについて書いておられます。 とてもいい内容で、私も最初の思いでについて考えてみました。

 

 最初の思いでははっきりと思い出せないのですが、記憶しているなかで一番古い夢は覚えています。

 

 オレンジ色の近鉄特急に乗っていて、母が「電車を乗り間違えた」と言い出して、運転手さんに「〇〇駅はとまりますか」ときいたところ、「その駅はとまりません」と言われて、手にさげていた買い物カゴ(昭和だ)からキャベツを投げつけている、という夢です。

 

 特急も母もその光景もとても怖くて、夢の中でおろおろしている幼児の私を思い浮かべるだけで、いまもどきどきしてきます。

 

 たぶん、あの夢より怖い夢は見たことがないと思います。

 

 最近はくた~と眠るので、まったく夢を観ません。 夢をみると歌ができるんだけど。

 

 そうそう、きょう会社へいく途中でとても怖いものを見ました。 植物です。 だいたい怖いと思ったものは歌にするのですが、携帯に言葉を打ち込んでいるうちにほんとうに怖くなってきて閉じました。もう少し落ち着いてから連作にしようと思います。 

 

 

 

 

 

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付箋

2015-06-21 21:23:07 | 日記

 最近物忘れがひどいので、 「博士の愛した数式」の博士のように、あちこちに付箋をつけています。

 

 昔から付箋は好きだったので、いろんなサイズの付箋が身の回りにあります。 会社にある付箋は特大、大、中、小の4種類くらいしかないので、特大を切って使いやすい大きさにしたりしています。

 

 さまざまな人に電話で問い合わせたり、逆に問い合わされたりする部署なので、電話をしたときに相手がいなかったり電話中のとき、あとで掛けてもらうよう依頼したりするのですが、いざかかってきたときに「・・・・・なにをきくんだったかな・・・・」と思い出すのに時間がかかるので、とりあえず掛けなおしをお願いしたときは、パソコンのキーボードの隅とかに「〇〇氏 △△の件」という付箋を貼っておきます。

 

 そうすると、とりあえずは「掛けなおしていただいてすみません。△△の件なんですけど」というスムーズな会話のはじまりとなるのです。

 

 会話をはじめながらききたかったことのファイルを抽斗からだしたり、パソコンのファイルを開いたりするわけです。

 

 特にお休みを挟むようなときは、クリアファイルの内側に大き目の付箋を貼って、「続き」になにをするかを簡単に書いておきます。 すると、月曜の朝きたときに時間のロスなくとりかかれるのです。

 

 このあいだの水曜日の終わりにいろんな付箋にメモを書いて抽斗にしまって帰り、木曜日がお休みで金曜日の朝、総務課に保険の問い合わせをしようとファイルを2つ持っていき、付箋に書いてあったことを訊いているうちに、その1つをどこかに置き忘れてしまいました。 

 

 席にもどってしばらくしてそれがどこかわからず、青ざめました。 こういうときは落ち着いてほかの仕事にかかります。 ほうっておくとふいにでてきたりするものですから。

 

 ところが、1時間たっても2時間たってもでてきません。 コピー室をのぞいたり、意味もなく総務課のほうをぐるぐるしたりしたけれど見つかりません。 見当たらないことを告げることさえ恐ろしい大事なものだったので、だんだんどきどきしてきました。

 

 お昼ご飯を食べていても落ち着かず、とりあえず業務をすすめないといけないので、もう一度部長に必要書類をコピーさせてもらおうと部長席へいくと、

 

 「俺はコピーしか持ってへんで。 このあいだ藤田さんに渡したのが原本やから原本つけて稟議して」 といわれ、コピー作戦は失敗に終わりました。

 

 あー やっぱりなぁ。 もうここは正直に打ち明けるしかないと思って総務課へいき、

 

 私「あの~ このあたりに私の書類置き忘れていませんでした? 黄色い付箋が貼ってあるクリアファイルなんですが」

 Nさん「ああ、ありましたよ。 大事なものかと思って僕の抽斗にしまっておきました」 (どおりでぐるぐるしてもみつからないはずだ・・・!!)

 私「あ~ よかった~ ありがとうございました」 

 

 目立つ付箋に私の丸文字で書いたメモ。 名前はなくても私の書類だということはすぐにわかる・・・・ ちょっと恥をかくこともあるけれど、目につきやすいということでは、やっぱり付箋は役にたつなぁと思った出来事でした。

 

 

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京大オケ定期演奏会と小籠包パーティ

2015-06-20 19:18:08 | 日記

 今週はいろいろ楽しいことの多い週でした。

 

 水曜日は「月と六百円」の会へ行き、相良宏歌集について。 いいな、という歌もあったし、これはちょっと、という歌もあって、むしろそういうところが相良宏なのかもしれないと思いました。

 

 木曜日は京大オケの定期演奏会。 友人と待ち合わせをして3人で行きました。 やっぱり音楽はいいなぁ。 そして、音楽の好きな人といっしょに聴く音楽はいいなぁ。

 

 プログラムはN.リムスキー=コルサコフ歌劇『皇帝の花嫁』序曲、F.シューベルト交響曲第7(8)番ロ短調『未完成』、S.プロコフィエフ交響曲第5番変ロ長調。

 

 皇帝の花嫁は息子が家で流すので、覚えました。 かっこいい曲です。 篠崎靖男さんという人の指揮は、とても熱くて、引き込まれました。 京都コンサートホールは舞台の後ろ側にも席があって、私たちは向かって左側のパーカッションのすぐ横あたりの席でした。 指揮者の表情も、演奏者の譜面台の楽譜も見えて、まるで自分も演奏しているかのようで、とてもよかったです。

 

 指揮者が険しい表情になると緊張してくるし、柔らかい指の仕草をみると穏やかな気持ちになります。 催眠術みたいです。

 

 3曲目は圧巻という感じで、とても長い曲ですが長い感じがしなくて、特にパーカッションが近かったせいもあって、すごい迫力でした。 

 

 演奏が始まる前に顧問の先生の挨拶があって、「舞台上で演奏する生徒以外にもこのコンサートの成功のために働いてくれた裏方にも感謝したい」というようなお話をされて、ちょっとじいんとしました。 今年息子は財務局オンラインという係で、連日遅くまでチケット販売の受付のメールのやりとりや、座席の空き状況を確認したり、郵送でチケットを送る封筒を印刷したり、ときどき切羽詰まったようなときもありつつ、なんとか当日になったことを私もほっとしてみていたのでした。

 

 しかも当日は学校の授業とセミナーのためコンサートは見られず、打ち上げだけ参加した模様。 飲み会のお店からそのままオケの練習場で1泊し、それから学校へいき、また練習場へいき、その帰りに私たちと小籠包パーティへ参加、というハードなスケジュール。 若いな。

 

 私のほうは金曜日は普通に仕事を終え、伊勢丹で買い物をし、20時までぶらぶらして小籠包のお店へ行きました。 

 

 ミキコさんちのご主人、トモさんがインドから一時帰国をされていて、久しぶりに2家族7人全員そろっての食事でした。 いやぁ、楽しかった! 看護師の勉強をしているAちゃんと、今年から就職したMくんの話をきいたり、トモさんのインドの話、そこにいるだけで楽しいミキコさん。 小籠包を中心に点心や石焼ビビンバをつぎつぎに注文し、おなかもいっぱい。 そのあとデザートとお茶のお店へいき、23時に終了。 トモさんは翌日インドへ帰るということだったけど、よかったのかなぁ。

 

 きょうはきのう仮予約していた靴を伊勢丹にとりにいき(紺の靴を予約していたのに、やっぱり紺の靴は去年も買ったので黒に変えました)、サーモンサンドと紅茶を飲みながら歌集を1冊読み、旧月歌会へ行きました。 ひと月お休みしただけなのに、「ふじたさん、おひさしぶり!」とか言われてなんだか懐かしい気もしました。

 

 そして、明日は午後から再校作業、という予定です。

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