合歓。ねむ。好きな花の上位3つに入るくらい好きです。
祖母の家からよくドライブに連れて行ってもらった大山に咲いていたことを思い出すからでしょうか。
このあいだ、自宅からは少し離れた小さいスーパーに買い物にいったら、レジの横にささやかな植物コーナーがあって、そこに合歓の苗がありました。赤い花がひとつずつ咲いています。かわいいな。今年は暑すぎて夏にぜんぜん植物を植えなかったから、植えてみようかな、と思って買いました。
そして、帰ってすぐにガレージ奥の蜜柑の木のそばに植えました。
ここなら日もあたるはずだし。蜜柑の木があるから、目立たなくても水はかかるし。
これでよし、と思って家へ入ろうとしたら、ポストに手紙が入っていました。遠く離れた塔の人からでした。塔の9月号の歌会記の欄に引かれていた私の歌を気に入った、という優しい手紙でした。
・ゆるぎなく子に言えることもうなくてああその花は合歓というのよ
まだ9月号が来たばかりだというのに、もう歌会記(この欄は最後のほうの、とても小さい字で掲載されている欄です)を読んでいることに、それから自分が好きだと思ったらすぐに手紙を送る、というそのパワーに驚きました。
旅先から合歓の写真を送ってきて「この花なに?」といってきた息子と、歌会記に歌を引いてくれたTさんにも感謝。
きょうは雨。結構強く降ったので、合歓の細い苗木が倒れていないか見に行ったら、「大丈夫だよん」としゃきっと立っていました。しかも新しい花もひとつ咲いていました。だから合歓、好きなんだよなぁ。
いまも雨が降っています。とても静かなので、お礼のお葉書を書こうと思います。