アジアごはん Vegiko(ベジコ)

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2011年05月02日 | メルマガバックナンバー
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今日のベジコさん110502
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こんにちは。
皆さんはどのようなゴールデンウィークをお過ごしでしょうか?
震災と原発事故から50日以上が経過した今、東京や神奈川の皆さんは日常を取り戻していらっしゃることでしょう。でも、心の中はどうですか?
私自身は、あまりにたくさんの不条理(特に原発関連)に対するやり場のない怒りと、世の中の仕組みを変えるために何かしなければという焦りに支配されて、毎日もやもや、じりじりして落ち着きません。

例えば、子供に「年20ミリシーベルト」を強要する政府の決定。一般の人が立ち入りを禁じられている「放射線管理区域」よりも高い線量を浴びさせるなんて、人道的に許されるわけがありません。

たくさんの研究と議論の結果として決めてきた法律(例えば一般人は年1ミリシーベルト未満)を無視して、勝手に基準を変えるということは、法的にも反しています。

他には、東京電力の資産を保護したままで、賠償に要する資金を国民負担にしようとしていることも、とても許せないし、

本当は原発を1台も稼動させなくても夏のピーク時の電力だって余裕でまかなえることを隠していること(その分火力発電を行うのでCO2は排出されますが)も、意図的な原発プロパガンダとしか思えません。

そもそも核廃棄物の処理方法が確立されていないのに原子力発電を始めてしまったこと自体が、一般常識から大きく逸脱しています。

挙げるときりがない不条理の数々。

政府、官僚、電力会社、産業界、、、不条理を生み出しているのがあまりにも巨大な権力なので、とても私たちが立ち向かえるとは思えません。でも、誰も何も声をあげなければ、その仕組みややり口を黙認することになってしまいます。
誰か優秀なリーダーが現れて、悪党を根こそぎやっつけて、全てをきれいさっぱり解決してくれたら気持ちいいですが、現実はそんなに単純なものではなく、私たち「ひとりひとり」が変わるしかないのだと思います。


(1)世の中の問題を認識する(まずは無関心をやめることです)
 ↓
(2)正しい情報を知る(新聞やテレビだけでは真実を知ることはできません)
 ↓
(3)自分の意見を持つ(政府の言うとおりにしていたら命を守ることすらできません)
 ↓
(4)自分の周りの無関心な人・情報を持たない人に直接伝えていく
 ↓
(5)大きな権力に向かって「無関心ではないんだぞ」「認めないぞ」など意思表示をする(署名とかデモとか議員への働きかけとか)
 ↓
(6)自分達の手で新しい仕組みを作り出し実践していく(例えば地域で電力を自給するとか:これは夢物語ではなくて、日本での成功例もちゃんとあるんですよ。http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001104210003 )

より優れた、より無理のない、または、より楽しい仕組みができあがれば、問題のある仕組みは自然と淘汰されるでしょう。

実際にはそれぞれの生活や立場があって簡単ではないのはわかっています。でも、(3)までなら誰に迷惑をかけることなくでき、時間や機会があるときには(4)(5)くらいまでならできるのではないでしょうか?

もちろん、問題は多岐にわたりますから、自分の関心がある分野だけでよいですし、焦ったり、無力感に苛まれたりしないで、できることをできる範囲でやればいいのです。
私はこのゴールデンウィークに、エネルギーシフトについて、もっと勉強しようと思います。