じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

10/25  映画「八犬伝」公開
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

トリプル♪サンタさん

2010-12-21 23:57:18 | 内野聖陽さん
今夜は帝劇でM!を観劇 2010年の観劇納めでした。観劇記は後ほど改めて

有楽町に向かう途中で、またもや が届いていると友人より 別の友人にも聞いてみたら皆さん口々に「帰ってからのお楽しみ~♪」って焦らされ もうぅ~~ウィーンに行かずに引き返すところでしたよぉ~~ 携帯のフルブラでも入れるには入れるのですが、多分ケータイゆえにソフトが追いついていない 肝心の の中身が見られなくてこれまた焦らされ。。。帰宅後真っ先にパソを開きました。もうぅ~~やだ~~かわゆすぎるぅ~~ 可笑しすぎて暫しのた打ち回り……はい、一瞬にして壊れました カードだけでも楽しいのに、動くといっそう楽しいです こんなに気が利きすぎるなんて何だか気持ち悪い…というのはひねくれてますよね。がっつり もいただきました 素直に、、、ありがとう~~
コメント (2)
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モーツァルト! 1回目

2010-12-21 01:19:07 | 観劇記
12月16日マチネの観劇記です。

3年ぶりのM!観劇。正直迷いました……6月に本物のヴォルフに会って感動した勢いで愛の告白(爆!)までしてしまい、サブリナの歌う「Gold von den Sternen」に感動し……これを観てしまったら申し訳ないけど耐えられない!と思ったので。ま、演目的に観たい気分だったので観に行ったわけですが、いろいろ目や耳を閉じたところはありましたが、演目的にやっぱり素晴らしいと思うし、ナマで本物に触れた経験によって、意外にも(笑)新たな感覚で……というか今まで全く感じなかった気持ちで作品を観ることができるようになっていたので観劇して良かったと思いました。

ホント、何だか妙に今年の自分だからこそ(笑)ツボッた感じでした ヴォルフ/アマデとレオポルトのやり取りを見ながら物凄く切ない思いに駆られたんですわ。レオポルトが愛したのはアマデという才能。でもやっぱり親子であることには変わりないわけでヴォルフという生身の子供を愛する部分はある。いろんな場面でリプライズされる「Niemand liebt dich so wie ich」ですが、その中で「成長したお前を愛せるのは私だけ」という歌うところがあるんですよね~~そういう絶対的に愛せる存在こそが親。でも、それとは逆の部分もあって、子供の才能を愛して過度の期待をかけることがある。これは普通の親でもそういうところがあると思うし、ましてやモーツァルトみたいな天才なら尚更!等身大の人生を楽しむヴォルフに対してレオポルトが「お前は自分の才能や人生(だったっけ?)を潰す気か!」とエゴ的な言い分をぶつけるところがあるのですが、ある意味期待の裏返しみたいなところだと思いましたね~~当然ながらじいは天才ではないけど(爆!)似たようなことは言われた覚えがなきにしもあらず……だったり ま、親も一人の人間なのでね~~歪んだ愛も含めて愛する気持ちがあるのは誰にもあることだ思ったり。。。

でも、アマデの存在というのは厄介。大切に手元に置いておきたいと思っているのに、手元から離れていこうとする存在はレオポルトが愛しているはずのアマデ。何とも皮肉めいていると思ったのですが、アマデという存在は外に出ないと決して大きくはなってはいかないんですよね~~だから「Gold von den Sternen」の時にヴォルフを強く連れ出そうとしたのはアマデだし、ザルツブルクに連れ戻そうとする父を牽制するようにトーアバルトたちを引き入れたのもアマデ。そしてそういう行動は等身大のモーツァルトであるヴォルフの生きようとする道に重なっていくことになるんだけど……1幕の「Gold von den Sternen」 何と何と!じいはダダ泣きしちゃったんですよ~~ あの、、、申し訳ないんだけど男爵夫人の歌は全く耳に入ってなかった…というか思いっきりスルー、存在してること自体無視?否定??してた感じ それよりも市村パパが秀逸だったのよぉ~~自分の傍にずっと囲っておきたい、でも外に出て行こうとする現実と真実も分かっている、その狭間で揺れ動く心情がビシバシ伝わってきて泣けて泣けて

あと、、、ヴォルフの生き方もいろいろと考えさせられるところがありました。ヴォルフはアマデという才能に悩み、ある時は捨て去り、ある時は受け入れ……これまた大なり小なり全ての人間が持っている「talent」による悩みにも通じるものがあると思うんだけど、ましてや天才でしょ~~運命づけられた存在とでもいうか、これぞ奇跡の存在と言えると思うんだけど そんなヴォルフに振り回された人たち、、、それはそれは迷惑だと思うけど、悪気はない……というか見えないんだと思うのよね~~天才だから。特にコンスタンツェとのすれ違いを見て無性に実感したところがあるんだけど 起伏の激しさが凄いんですわ。作曲の勢いが した時には「それはないんじゃないの?」と思うような酷い態度なのに、自分が弾けたくなったら勝手に遊びに行っちゃうし、成功して一段落!気分上々になったら周りの人を気遣い愛する余裕が出てくる、、、パートナーとしては付き合っていられないよね もちろん自分だったら嫌だけど(苦笑)でも、そういう生き方を運命づけられた存在っていつの時代にもどこの場所でもいると思うんですよ。それゆえに当人や周辺の人たちには悪いけど、世の中に素晴らしい「作品」が出てくるわけだし。でもね~~みんなみんな生身の人間、それを受け入れられれば言うことない……ってかM!という作品自体なくなっちゃう…か 残酷なことを言うようだけど……う~~ん、やっぱり天才とはそういう運命なんだという結論しか出てこないなぁ~~それに、「Wie wird man seinen Schatten los?」ともがき続けてたどり着いたのが2幕ラスト、アマデが差し出した羽ペンをヴォルフが受け取るところ。この2人の姿が胸を抉るんだけど、それが生きる宿命ってことなのかな~と思ったりもして……ホント、ズッシリ心に響く作品ですね~~M!は。

以下、軽く 気になったキャスト感想なんぞを

ヴォルフ@山崎育三郎:

友人たちから、、、じいがこっちのキャストを選んだのは意外だったと驚かれ いえいえ、各方面で新鮮で好評な声を聞いていたので大注目 で行ってきました。でもね~~ゴメンナサイ じいはダメでした。歌えていないわけじゃないのに何も伝わってこないのよね それに育三郎クンなりのヴォルフに対する必死の向き合い方は分からないでもないんだけど、逆にそつのない“巧さ”というのかな~~トコトン悪い方に解釈すると勘違いしている上手さ……みたいな。そういうのが鼻についちゃって勘弁してくれ~~という感じでした


コンスタンツェ@島袋寛子:

3年前に観た時よりはマシになってた……ってかそういう風に無理やり納得させて観るしかなかったんだけど(笑)いちおう役として舞台に立って歌えるようにはなっていましたが、やっぱりソロナンバーはhiroオン・ステージな状態でしたね~~全然歌の中身や状況を理解していない歌い方。まぁね~~比べるのも失礼極まりない、、、6月に素晴らしすぎる本物の歌を聞いて、やっとこれがコンスというキャラであり歌なのね~と心にストンと落ちたので席を立たずに済んだだけ頑張ったよ、自分(爆!)


ヴァルトシュテッテン男爵夫人@涼風真世:

何だかお衣装が豪華になってません???もしやこの役って公共放送の歌合戦ばりの衣装対決がお約束になってきたとか 王妃様を髣髴させる立ち居振る舞いや歌い方はちょっとね~と思いましたが、前に観た時よりも雰囲気は良くなったような気が。。。アマデを伸ばすためにヴォルフを外の世界に連れ出す、それは決して母性だの女神だのそういう温かい存在ではなく、ヴァルトシュテッテン自身の自己顕示欲を満たすことでもある。そういう「現実的な」存在感は出ていたと思います。そしてこういう存在もまた天才の才能には必要だということも表していたので。ただね~~歌はちょっと ゴメンナサイ、、、勝手に脳内変換してました


コロレド大司教@山口祐一郎:

神よ、何故許される……この役なら何故許される?ってところでしょうか 気にならなかったのよね~~手とか足の位置とか例の動きとか(爆!)普通に舞台をがん見できて良かった~と意味不明に喜んでしまいました 1幕のトイレシーンは控えめ いや、このくらいで十分かと。。。


レオポルト@市村正親:

歌はちょいと微妙……というかあまりにセリフもどきになっているところが気になったのですが、演技は抜群に良かったです 今までで一番良かったんじゃないかな~~アマデ/ヴォルフに対する、時に歪んだ、時に切ない、親の複雑な心情がリアルにひしひしと伝わってきて泣かされました。特にセリフがないシーンで立っている時の雰囲気やちょっとした仕草にレオポルトの感情がこめられていたのが本当に素晴らしかったと思います。


シカネーダー@吉野圭吾:

今期は結構派手めな登場の仕方 と聞いていたのですが、じい的にはそんなに大々的な感じには見えなかったですね~~でも、相変わらずこういう役どころで惹きつける力がありますね~~吉野さん。それに、シカネーダーの代表的なナンバー「Ein bissel für's Hirn und ein bissel für's Herz」……何げに鋭いところをついているというか、チョッピリ・オツムに、チョッピリ・ハートに……観劇したり映像作品に触れたりする中で考える素材になることを歌っているので。そして、、、シカネーダーという存在もまたヴァルトシュテッテン同様にアマデの存在を伸ばすためには、危険なんだけど必要不可欠な存在でもあるんじゃないかな~と。
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