じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

10/25  映画「八犬伝」公開
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

『きのう何食べた?』展

2019-06-27 23:56:09 | 内野聖陽さん
昨日は渋谷のGALLERY X BY PARCOに行ってきました もちろんコレ、、、何食べ展!





ギャラリーの場所が思っていたのと違っていたので若干迷った 10分前からしか並べないので邪魔になったかもしれませんが早く行っておいて良かったです……っていうか並んでいる時に横を見たら内野ケンジの真下!心臓に悪すぎたっ



展示はドラマの1話から順番に劇中シーンとそれに対応する原作の原画(印刷かも)がパネル展示されていました。最終話も出ているので若干のネタバレあり!既刊の原作を全部は読んでいないんだけど、改めてこうやって並べられると空気感を含めて忠実に再現されているというか、映像と原画それぞれが良い感じに刺激し合って作品の空気感を作り出しているなぁと感じました。

一番奥にはドラマで使われたダイニング&キッチンのセットが!←撮影NGでした キッチンカウンターの中にある家電はダイニングテーブルの横に置かれていましたが、何気に自分ん家にある家電とおそろなものがチラホラあって、なぜか同行していたじいママ(ひょんなことから一緒にドラマ観てたの・・・)と無意味にキャーキャーと(苦笑)テーブルの上にはシロさんお手製のジャムを塗ったトーストがあったり、二人仲良く座っていたソファがあったり……ドラマの世界を堪能できました。

このセットの横にモニターがあってメイキングシーンが15分くらい流れているのですが、狭い場所だから仕方ないんだけどもう少し大きいモニターだったら良かったな~~しかも各話パネル展示にある予告映像の声まで入るから聞き取りにくかったし このメイキング、ひかりTVで独占配信しているそうですが多分ブルーレイ/DVDボックスにも入……ります……よね? 期待していますからと無言のプレッシャーをば(笑)

他には二人の衣装やシロさんの机もありました。シロさんの机はいかにもシロさんっぽい趣味というかめんどくさいのに微笑ましいものがアチコチに













出口、というか入るのと出るのは同じところなのですが笑顔の二人がお出迎え&お見送り♪



逆走禁止、狭いから先に行きたい後ろの人が追い越してくれないからプレッシャーが半端ないで正直言ってゆっくり見られない環境だったのは残念 グッズも結構売り切れがあったし……もう少しで中村屋のカバンが妹のお散歩バッグになるところだった でもサッポロ一番それぞれの味が売られていたのは笑えました 底値じゃないココで買ったらシロさんに怒られそう

テレ東なので系列局のない地域もあって難しいかもしれませんが、全国巡回があればいいな~~あと東京はもう少しゆっくり見られる大きい場所で大々的な展示をやってもらえると嬉しいんだけどな

きのう何食べた?きのう何買った?

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旧知の語らい

2019-06-23 23:56:18 | その他いろいろ




今日は前の会社の友人&別部署の係長をしていた女性とドイツ料理を食べに行ってきました。4月の終わりにその友人と会った時に散歩がてら歩いていて見つけたお店。めっちゃ気になっていました イチ推しはアルザス地方(世界史の血が騒ぐっ)発祥のフラムクーヘン。見た目ピザっぽいんだけど生地を食べた感じはピザとクラッカーの間みたい 上に乗っているのは黒い森のハム、、、シュヴァルツヴェルダー・シンケン!コレ絶対お酒が進む!!危険!!!(笑)グラーシュのかかったドイツパスタもじいの好きな味。スパイシーなトマト味でとても美味しかったです

友人と二人で会う時とはまた一味違った女子会トーク 係長をしていた女性、、、今はフリーランスで働いているのですが男前でとっても素敵。同じ会社にいた当時theater-goer的にはちょっとオイシイ部署にいたので役得のお裾分け貰えたかも~なのですが(爆!)今はスキルを活かして別の仕事をしているみたいなので……でも個性的な面白い話をいろいろ聞けて楽しかったです。つくづく思ったけど自由な会社だったなと……しかしまさかのゲームトークまでするとは(笑)ガチャが~~手持ちパーティーが~~大爆笑でした

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“宝くじ”なので(苦笑)

2019-06-20 23:38:40 | その他いろいろ
今日はスポーツで騒がしかった1日でした 今年の秋の社内行事は東京ドームで野球観戦に決まったとか 笑えるのが贔屓チームがあって野球談議で盛り上がる人たちは誰も行かなくて、参加者の大半は東京ドームに行ってみたいだけの一般人。野球目当てで参加するのは名前も言いたくないアノ球団ファンが数人だけという(苦笑)金満どんだけ嫌われてるんだか まぁ傘を掲げるのOK、旗振るのOK、黒いの着てジャンプするのOK、六甲おろし歌うのOK、だけどオレンジの雑巾を振り回すなんて死ぬほど嫌っ無理っ

しかしやっぱり今日イチの話題はこれでしょ〜〜オリンピックの先行抽選の当落!職場の先輩が当選してました スポーツ一家なので良かったなぁと。。。じいはもちろん安定の落選(笑)しかもメールが来なくてログインするのに15分待った挙句のこの結果という まぁ舞台チケを取るみたいな本気モードじゃなかったし、“映え”したい&とりあえず時代に乗ってみたといういいかげんな理由だったので←負け惜しみじゃないよ でもじいママは当たる気でいたらしい……その前向きな感じが羨ましいような でもじいママを連れていきたいのと、今のその競技は嫌いだけど(爆!)エキシビション的なものじゃなくて一度競技として見たかったものがあるので、そのうちご縁があれば

実は他にもチケ当落の発表があってこちらも全滅 同じ日に2回も落とされるなんてどんな物好きなんだか(笑)こちらは若干?不安要素がある舞台なので取れなければ諦めようと思っているのですが、ちょいと他に良さそうなのを見つけてしまい……更なる禁断の扉を開くの…か、自分

しかし、贔屓チームが勝って良かったよ 可愛さ余って何ちゃらで買っても負けても文句しかありませんが、最後に良いことがあって救われました(笑)
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化粧二題 東京千秋楽

2019-06-16 23:33:04 | 観劇記
東京公演が無事に終わりました 13日間あっという間に過ぎ去って名残を惜しむ暇さえなく一気に寂しさが襲ってくるような

今回は4列目下手側のお席。サザンシアターは5列目から段が付くしサイドからだと観にくいかなぁと思っていたのですが目の前が通路で前列と被らなかったので視界良好……っていうか良好すぎて倒れるかと思った瞬間が 辰三が前口上を練習する場面で「ようこそいらっしゃいました」と言った時に目が合った~~って妄想、自信過剰、自惚れ上等さっ めっちゃ視線上だったのでフリーズ→捕獲されてしまいました ひゃっほ~い

正気に戻ります(笑)下手側から観たのは今回が初めてだったのですが、見えない座員に口立て稽古を付けたり自分語りをする時に下手側を向いていることが多いので(セットの位置関係と立ち位置でそうなってしまうのかと)、セリフの一言一言だったり空気感だったりがダイレクトに落ちてくるんですよね~~東京ラストで演じる側も観る側もこなれているという条件下だったせいもあるのかもしれませんが、今まで観た中で一番やられたなぁと感じる公演だったかもしれません

もうね~~この演目で今回ほど泣いた回はなかったと思います。前半、伊三郎が「捨てるぐれえならなぜ産んだ?捨てるぐれえならなぜ殺しちゃくれなかった?」と言えなかった(洋子に対して言われなかった?言われたかった??)恨みつらみをぶつけ、後に洋子が「物を捨てるのとはわけが違う。自分のお腹を痛めた子を捨てるなんてよほどのことだ」「生きなきゃならなかったから這いずり回って生きてきたんだ」と語る。捨てられた子供にとっては生まれてこなければ良かったと思う酷な状況だったとしても、母親はどんな形でも生きる/生かすことを選んだ……命に対する優しいまなざし、母の大きな愛が溢れていて心が揺さぶられました。それでいて合間合間に洋子の一人の女性としての弱さ、狡さを表すようなセリフがあったりするので妙に説得力があるような気がしたり……。そんな全てを纏って舞台に出ていく洋子の姿とBGMの「喝采」が良い塩梅に被さって泣けて泣けて

そしてそこから後半に移ってBGMはWhite Christmas♪ 結末を知っている状態で観ているせいは絶対にあると思うのですが、この選曲が妙な空気感を作り出しているんですよね~~よくキリスト教圏の映画やドラマ、アニメであると思うんだけど、対立している両者がクリスマスの時だけは仲良くしたり、奇跡が起きて恵まれない人が幸せになるみたいなヤツ……ふとそういうのが頭を浮かんできたんだけど、前半の幕切れで泣いているせいもあってここで既にウルッと(苦笑) 自分を捨てた母親のことを話しに来たジュール先生にかつて施設を脱走した時の話を語る場面。「捨てられた。あたしゃあの時ハッキリと自分は間違ってこの世に生まれてきたんだと見定めがついたんだい」……前半で伊三郎が言ったこと、それを受けて洋子が語った自分の気持ちと重なったんですよね~~本当はその悪態を自分を捨てた母親にぶつけたい、でもできない、だけど言葉の裏に隠された母への思慕。内野さん演じる辰三の発する言葉の一つ一つにそれが表れていて切ないやら愛しいやらで自然に次から次へと涙が流れてきちゃってどうしようかと焦る程で ジュール先生が代弁する形になっていたけど、こちらもまたどんな母も息子も生きられる道をつけたのか、ここに見えない母の愛が溢れていたのか、そんなことを考えさせられました

カテコは3回。2回目は有森さんの手を引いて(お母さん扱いしてたー!)登場。それぞれお辞儀した後は袖のところで内野バイバイと久しぶりに遭遇できた投げキッス 楽の盛り上がりもあったのかな~~通常は2回のところが今回は3回目あり。最初に内野さんがお辞儀をして次に有森さん。さぁこれで終わりといった雰囲気の内野さんだったのですが有森さんが最後にどうぞという感じで促していて……「もう1回やるの?!」と内野さんが言ってました 可愛い~~ そして締めのお辞儀……どの演目でも毎回思いますが内野さんのお辞儀は本当に美しい

いよいよ来週から地方公演が始まります。じいも五月座か市川辰三劇団の行李に入って付いていきたい 充実した旅公演になりますように!
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化粧二題 3回目

2019-06-15 23:44:41 | 観劇記
6月12日マチネの観劇記です。

今回はかなーり後ろから突き放しての観劇。でもこれが凄く良かったようで前回の“至極の時”を踏まえてからの全体を観ることができたので更に深く味わうことができました 平日マチネなので年齢層&シルバーグレイ男性率が高め こまつ座の公演お馴染みの光景ですが 笑い声も多めで……最後は妙に明るい雰囲気で自分だけしみじみとしちゃったような……もう少し余韻に浸りたかったなぁと

開演時間が若干遅れた 取り立てて台詞が流れすぎたり滑りすぎたりしたわけではなかったのですが、時間巻き巻き 間合いが忙しなかったように感じました。特に前半パートで洋子が伊三郎の言葉を借りながら息子を捨てた事情を語るところからの自己語り。「大粒の涙を流し血を吐いて生きてきた。その涙と血に流され生きてきたんだ、生きなきゃならなかったんだ」と感情むき出しになるところ、「覚悟の末捨てた息子が出世したからといってご対面と出かけていく母親なんかいるもんか」と泣き出すところ、「中丸のおじさん、みんな、頼みますよ。迫力で決めちまおうねー」と舞台に向かうところ、、、一呼吸置くような、自然に区切るような、そんな“間”がほしいなぁと思ったんですよね~~観る方も感情の整理が追いつかなくて落ち着かないので でも伊三郎の出で立ちで泣き叫ぶ表情は(化粧のせいがあるのかもしれないけど)子供のようなストレートな感情 洋子自身の無垢な感情が表れていて胸が締め付けられました

後半も自分が見た前2回よりは巻き巻きだった印象ですが、後ろまで捉えて離さない空気感を放つのはさすがの内野さん 敢えてオペラは持っていかないで素の目だけで観劇したのですが全身から感情が伝わってきました。初日は作品自体を追っていくのに必死、前回は舞台上の照明の範囲内にいたので気づかなかったのですが、洋子・辰三それぞれが前口上の打ち合わせ&練習をしているところで客電インになるんですね 鏡の前で化粧をしている設定なので具体的に誰かに向かって喋っているわけではないのですが、客電が入る数分だけは我々観客が大衆演劇の客として作品に参加している形になっている。地方公演ではご当地ネタのサービスがあるのかな?と余計な妄想をしてしまいましたが その口上の中で語られることは必ずしも本当のことではなかったりする。洋子や辰三が語ることも一座が演じる演目の中の話だったり自分の生い立ちだったり願望だったりで様々なものが混ぜこぜになっているんですよね~~事実、真実、嘘、建前、本音、ふと「虚実皮膜」という言葉を思い出したのですが、虚実とそれに伴う感情が入り乱れて不思議な世界を醸し出している作品だなぁと……洋子や辰三は自身演じている役と生い立ちに混同し、観客は彼らの語りに混同する。

辰三が「捨てられた」と言い続けた本当の事情を語る場面。「自分は間違ってこの世に生まれてきたんだと見定めがついたんだ。親がなくて幸せ、あって迷惑という札をおでこにピッタリ貼って芸の鬼になって生きてきたんだ」という辰三にジュール先生は「母さんはいない、そう思ったからこそ力が出た。母がいないからこそ母の力が表れたんでしょ」と諭す。辰三の話した母親の話だけを聞いていたらその言い分には納得できるような気はするのですが前半を踏まえるとまた違った思いが出てくる。あくまで辰三から投げかけられた感情であって、本当のところは違っているのかもしれないし母親の本心はまた別のところにあるのかもしれない。投げかけ方、受け取り方でそこに生まれる感情は変わってくる。自分の本心と相手の本心のすれ違い、ボタンの掛け違い、そこにもまた虚と実があるのではないかと感じました。

洋子は今さら捨てた息子が偉くなったからといって会いに行けるわけがないと言い、その息子を望んだ…ということにしておくかな~~テレビ番組的事情があるように思ったり 辰三の母親は客席に来ているけれどそこにたどり着くまでの道のりを思うと一筋縄ではいかないような……母息子のお互いがお互いを思う気持ちが“遭遇”するといいなぁ、遭遇できたかもなぁと思った今回の幕切れ。優しくもあり切なくもある気持ちになった観劇でした
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化粧二題 2回目

2019-06-12 12:05:29 | 観劇記
6月8日ソワレの観劇記です。

初日の幕が上がってからもう少しで1週間という公演でしたが初日に比べて確実に良くなってる~~ セリフや振りの1つ1つがとても自然でがストンと落ちてくるように感じました。1度通して観ているせいもあると思うのですが、前半と後半の図式というか関係性というか、大きく小さく見る余裕が出てきて頭に心に沁みました

有森さんの五月洋子、、、キャラ的に嫌いじゃない 若干作った感じはあるもののオバサーーン的でちと厭らしい物言いとか癖になりそうな味わい 特に死ぬ前の長台詞に対するツッコミ、、、大衆演劇ならそういうものなんぞやったらお客さんから批判されるのに新劇のお客さんは怒らなくて「新劇のお客はおっとりした方が多いんですねぇ」のところは……何気に好きな場面です(笑)初日は正直厳しいかなぁと思っていた前半ですが(爆!)今回は随分とこなれて良くなっていました。やっぱり一座で演じるお芝居の部分はもう少し切り離した感じというか自己の語りとは一線を引いた緩急をつけてほしいなぁと思いました。特に最後の「自分の息子は死んだ」ことにしようと言い聞かせる、ある意味見得を切るようなシーンがあるのですが、そこは特にお芝居お芝居している感じを出してほしかったなぁと。。。でも子供を捨てざるを得なかった、あるいは捨てるしかなかった洋子の人生は伝わってきました。出演依頼の為に来たテレビ局の人は「お芝居という安全な枠の中で自分を罰し、最後に捨てた息子に自分を許させている」と指摘していましたが、後悔懺悔だけの意味合いではないのかなとじい的には感じました。自分を罰する以上にお芝居という虚構の中で自傷することによって一種の快楽があったというか←変な意味や趣向ではないよっ 甘えがあったんじゃないかなと……実際には傷ついているんだけど傷つかないところに逃げ込んでいる。そんな身勝手な部分と母としての消せない思いの中で揺れ動く終盤、、、グサッとホロッとしました。。。

内野さんの方は相変わらずの汗っかきさん……もうぅ~~1分もしないうちに額から汗の玉が その中で化粧水?ローション??を叩くところから始めるものだから、ついつい自分が夏の超暑い時期に風呂上がりで汗が引かないうちに化粧水を付ける時のイライラ感を思い出してしまってムズムズと(苦笑)そのうち今度は首から汗が滝のように何筋にもなって流れ始め……確かに板の上は暑いけどそんなに動いてないよね?もうぅ~~と何だか無性に可笑しくなってしまって心の中で大爆笑 でもね、、、仕上がりちょっと前の白塗りの顔!これまた汗で若干崩れかけているんだけど、その時の横顔が物凄~~~く色っぽくてドキッ 卒倒するかと思いました

後半も一人芝居なのですが、ちゃんとそこに内野さん演じる辰三以外の人間も見えるんですよね(爆!)実際に誰か(具体的な俳優とか身近な人とか)みたいなこういう人!という断定した輪郭はないのですが確かにそこに存在しているのが伝わってくる。まるで本を読んで想像した人物のような……なーんか無限に広がる感じが堪らないです。そして辰三の口立て稽古も堪らないっっっ 芝居とは何ぞや、役者の生き方とは何ぞやを語るのが内野さんというのが何かすっごく良くて もちろん辰三として存在しているのですが、その味わいが無性に嬉しくて……変な言い方ですが堪らなく好きな場面です。しかし、、、つくづく思うけど瞼の土俵入りのおはまを演じてみせるところの所作!1つ1つの動きが浮いていないんですよね~~殺陣でいうと下半身がドッシリ据わっているというのと同じ感じかな~~良い意味で一挙手一投足が重い。これぞ座で修業してこられた賜物なのかなと惚れ惚れします

母を拒絶しても否定しても消しても思慕する息子、、、訪ねてきた孤児院のジュール先生が辰三のことを甘えん坊と指摘したけどいろんな意味でその言葉は当てはまっていると思いました。前半の洋子と同じく辰三もまたお芝居という虚構の中に逃げている部分がある。こうあってほしい、そうでないと自己肯定されないから……でも前半を踏まえていると頭を過るのですが、残酷なようだけど実際には辰三が求めているような母ではないような?!もちろん切っても切り離せない思いはあるけれども決してそれだけでは「解決」できない生々しい感情。

ジュール先生の言葉、ってかあのイントネーションはヤバイ 母さんがいたからそんな気持ちになれた、頑張れた、母さんがいたから立派になれたという発想。実は最初ものすごーい違和感を感じたんです。それまで織り交ぜられてきた大衆演劇のお芝居の話は日本人、敢えてその言葉を使いますが、日本人のDNAに響いて堪える価値観であったり筋道だったりする……ってこれが分かる歳になったのか でもジュール先生が言ったのは他者によって生かされるという考え方。アーメンの施設的発想?!個人的にはグッと分かりやすく噛み砕かれた感じがしたのですが、超絶和物と超絶西洋物……全く別個のものでありながら共通する抗えない人間の土台?みたいなものを描く、井上作品で母息子を描くとこうなるのかなと思わせる一片を感じた気がしました。

実はね、、、今回は超神席での観劇 最前列ほぼ真ん中で至福の1時間35分。内野さんだけ見て、目の前でお芝居されてこんなに贅沢な環境は滅多にないわ 初日を観た後の数日間どうしようどうしようと狼狽えつつ(笑)覚悟を決めていったのですが実際には意外と冷静でした、自分(笑)
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ガラリと分野を変えて

2019-06-07 23:27:14 | その他いろいろ




昨日は週休を代わってもらったので交流戦観戦@西武ドームへ 当初は仕事終わりからの観戦予定だったのですが急きょ休みに。2週連続の6連勤を回避するための休暇だったのですが、決して野球にそこまでの情熱を注いでいるわけではなくて、どちらかというと化粧二題のため さすがに6連勤で観劇2回+野球1回の強行スケジュールは避けたかったので。

チャンテ歌いました、宮島さんも歌いました、そして負けました でも何が一番腹が立つって……巨人が勝ったことよね 2位の阪神をすっ飛ばして目の敵にするってどこまで嫌いなんだか(苦笑)しかし、かっ飛ばせー長野!と叫ぶ日が来るとはね 去年までは考えられなかったことだけど、来る者は分け隔てなく応援するのは当然だからね~~ってことは去る者は……まぁそういうことなんだけど(爆!)
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化粧二題 初日

2019-06-06 15:38:50 | 観劇記
6月3日(初日)の観劇記です。注若干のネタバレあるかも!

~あらすじ~

さびれた芝居小屋の楽屋。客入れの演歌が流れる中、女座長・五月洋子は、座員に檄を飛ばし始める。支度の最中も、口上や十八番「伊三郎別れ旅」の母と子の再会の場の稽古に余念がない。そこへ突然の来客が...。

クリスマス間近の芝居小屋の楽屋。座長・市川辰三は、夜の部も迫った40分前、切羽詰まった様子で座員に口立て稽古をしている。そこへ孤児院の恩師が、なにやら大切な話がある様子でやってきた...。


休憩なしの1時間35分。前半は子供を捨てた母の立場から、後半は母に捨てられた子供の立場から演じられる一人芝居。セットはどちらも壁を大漁旗で覆った楽屋。違いと言えば行李に書かれた一座の名前と吊るされた衣装ぐらい ほぼ同じセットなのですが実は最後にちょっとした仕掛けあり。物語の核を表しているのか、虚と実を仄めかしているのか、繋がっているようで繋がっていなくて……そんなこんなの“表裏一体”が見られます。冒頭の方は前半&後半とも横たわった姿から始まるのですが、照明が良いのよね~~セピア色から徐々にリアルな色へ……昔の写真に固定された一コマが息を吹きかけられて蘇り止まっていた時が動き出したかのようでした。BGMは微妙に違っていたのは座長の違いから アーメンの方の養護施設出身だからなのかクリスマスな季節設定だからなのか洋なチョイスが多かった気がします。ただじい的に耳の残って離れなかったのは前半に流れまくっていたちあきなおみの喝采

有森也実さん演じる女座長の五月洋子。風貌はかっこよくて嵌ってたと思います 芝居をしつつ化粧をしつつ最後は見事にその日演じる伊三郎のいでたちに!かっこいいなぁ~と惚れ惚れしてしまいました ただお芝居的にはちょっと厳しかったような……演目の話をしているのか、稽古の話をしているのか、あるいは自身の生い立ちを喋っているのか、平面的に感じるので綯い交ぜになってしまっているように感じました。観ている側の事情によって如何様にも捉えられる余白がある作品ではあると思うのですがもう少しセリフの交通整理をしてほしいような……公演数を経る中での進化を期待したいなぁ

内野さん演じる市川辰三、初日のギリギリ感を感じさせない余裕と貫禄!女形を演じる仕草で少しケンジを思い出してしまいましたが やっぱり板の上の内野さんは一等素敵 最初の方の楽屋衣装の姿なんてホントもう 後ろ姿のシルエットもかっこよすぎて倒れるかと思いました 辰三の方も化粧をしながらのお芝居だったのですが、白粉を叩いて馴染ませる場面の……は…ず、きっとそうなのですが、ゴメンナサイ アレは明らかに手拭いで汗を拭いていた!突っ込まずにはいられなったのですが、汗っかきさんには大変な演目だと思いました

辰三のキャラがあんなに笑いを取っているというのは少し意外でしたね~~もう少しシリアスな感じかと思っていたので 一座が演じるのが「瞼の土俵入り」で力士役なので当たり前と言えばそうなんだけど肉襦袢が出てきた時には昭和のコントを彷彿させるようで大笑いでした しかもその上に紋付き袴を着ないといけないので相当大変だったようで……帯が上手く留められないハプニング?があって「これは難しいんだ!」とお茶目な一言が!でもそんなキャラクターの後ろにある切ない感情。捨て去ろうとしながらもどうしようもなく欲している母という存在があちこちに滲み出ていて胸が苦しくなりました。

「この世は点がつながった果ての線 線で導かれた母と息子 散りばめられた過去が一つになる 過去と現在が一つに重なる時、それが親子の因果のはじまり」とありましたが、まさにその通りだと思いました。2つの物語が違ったとしても根っこは同じ、みんな抱える事情も思いも生い立ちもそれぞれだけど普遍的に共通する“何か”があるような……観終った後もじんわり沁み続ける演目です。

じんわりと言えば……辰三を訪ねてくる孤児院の恩師はカナダ人宣教師、ということは日本語のイントネーションが怪しい設定 一人芝居なんだけど辰三がその宣教師の喋りを繰り返す形を取って話を進めていくことになっていて……もうね~~そのセリフ回しが面白すぎて耳から離れないのよ 内野さんが上手すぎるせいなんだから
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祝!初日

2019-06-03 23:20:50 | 内野聖陽さん
化粧二題、無事に初日の幕が上がりました 2年ぶりの本命中の本命の舞台!長かったよぉ~~ やっぱり板の上の内野さんは格別だし好きな人に会いに行って久しぶりの再会、盛り上がれるのもまた格別。お腹の底から楽しい良い1日でした

舞台の方は初日のギリギリ感を感じさせない余裕と貫禄。汗っかきの誰かさんには大変な舞台だと思いますがゴメンナサイ じい的には結構ツボってしまったわ 時間が経つほどに心に沁み込んでくるような作品……既に現在進行中でジワジワと

とりあえず明日は真面目働こう。。。仕事の時は基本パンツしか履かないところを今日に限ってスカートを履いていたのを突っ込まれ、遅出勤務の人たちにはニヤニヤしながら送り出され……でもこの手の活動には理解のある環境なので助かっています(苦笑)
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いよいよ明日ですが・・・

2019-06-02 23:35:42 | その他いろいろ
月末の業務と6連勤が重なった1週間を何とか乗り切りました……へろへろ~ 後半は疲れが抜けなかったのを体にムチ打って走り切って今朝は泥のように眠ってました でも若干 自分で招いてしまった疲れもあって……読み途中だった本が佳境に入って夜更かしやら寝落ちをした日が1日2日ではなく(苦笑)でも自分の琴線にめっちゃ触れました。

「それは、青春のある一部分にだけ響く物語で、皆、自分のその時代が終わるとそこから卒業する。年を取るとともに経験を獲得し、小説や漫画より現実が楽しくなり、そちらに惹きつけられていく人間を、これでは引きとめることがきっとできない」

「すでに起きた事件に関わろうと、自分が主役になるための嘘を容易くでっちあげる。自分は特別なのだという周囲との差異化、その記号を獲得するために。世界に縋りたい、無視しないで欲しいというその気持ちは理解できるわ。だけど、だったらそれは、自分の力で手に入れなければならない。」

特に突き刺さったセリフですが、創り手とは?ファンとは?自分を生きるということは?最近思っていたいろんなことが詰まっていて凄い作品に出会っちゃったなと呆然気味 依存するのは違うし、卒業でもないし、糧にするという単純な言葉で言い表せることでもないし、突き放せる距離感とバランス+深い愛で自分を過ごしていこう~~なーんて思ってみたり。。。

そんなこんな?ですが、いよいよ明日です 化粧二題初日 2年ぶりのナマ内野さん いろんな意味でドキドキしていますが待ちに待った内野さんの舞台、しかも一人芝居。楽しみ~~♪♪♪

追伸 やっと本チラシをゲット!化粧二題がこれから始まるというのにその次も……嬉しいけど気持ちの余裕なさすぎ




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