じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

他人事ではない・・・

2015-06-30 23:55:04 | その他いろいろ
東海道新幹線のニュース、驚きました そして怒り心頭 どんな事情があるのか知らないけど死ぬのは勝手、関係ない人たちを巻き込むなよと思いましたね~~巻き込まれて犠牲になった人や家族があまりにも気の毒!今日新幹線に乗るはずだった人も大変だったと思います。じいなら本人が償えないなら「その血筋ともきっと根絶やしに」だな、絶対に。でも他人事とは思えないのよね~~もしこれが木曜日だったら じいもどこかで足止めされていたと思うし、場合によっては同じ便に乗っていた可能性も……陸路で先に進むにしても空路に切り替えるにしても厳しいなぁ~~外国みたいに手荷物検査をする時代になるのでしょうか。そういう手間がなく駅から市街地へのアクセスも便利だから本州内の移動は新幹線派なんですけどね~~

さてさて、気がかり だった映画「罪の余白」の公開日が発表されました。まさかの10月3日!!!シルバーウィーク前の土曜日辺りが怪しいかなぁと思っていたのでビックリ とりあえず根回しして土曜勤務を代わってもらわないと←初日に行く気満々 公式HPもリニューアル。やっと本格始動~~予告編の動画もアップされましたが、予告の時点でうなぎ登りのイライラ指数 スクールカーストとかクラスを仕切るリーダーとか逐一じいの嫌いな内容で結構しんどそうだなぁ~と……もちろん観に行くけど 舞台が終わったら映画の方面のチェックにシフトしていかないといけないんだろうけど、まだまだ四谷怪談は続きます。明日から兵庫公演スタート 良い公演になりますよーに
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東海道四谷怪談 東京千秋楽

2015-06-29 23:07:00 | 観劇記
6月28日、東京公演千秋楽の観劇記です。

名残を惜しんでいる時間もなかったくらいあっという間に迎えた東京楽。いや~~久しぶりに完全ノックアウト!魂を完全に抜かれて終演後は抜け殻状態。幕間の時点でかなり心も体もおかしいことになってはいたのですがまさかここまで……帰り道の途中まで心臓のバクバク感と針を刺されたら涙が溢れてきそうなギリギリの状態が続いていました。もうね~~何かこの日の舞台の出来に満足しすぎて西宮に行かなくてもいいと思えた位で……いや、行くけどね、兵芸

今回は初めて(やっと?!)下手側のお席で観劇。前が中通路で広々としていて観やすかったです(若干前の列の人の頭と被りましたが何とか邪魔にならない感じ)。上手側も観やすいし、センターはもちろん!やっぱり一番照明や演出を堪能できるんですよね~~舞台奥の闇も火の玉も戸板返しも、そして最後の殺陣なんてもう~~涙モノです。でも、下手側のは役者さんたちの立ち位置の真逆側、つまりセリフや表情、空気感がダイレクトに伝わってくるんですわ。まさに私の好きなタイプのお席~~!!!受け止め返すのはしんどいんですけどね~~それが快感(笑)まさに観劇の醍醐味。

お岩さんが喜兵衛から貰った薬を飲むところ。ありがたいと頭上に掲げ平身低頭で感謝しきれないほどの感謝を込めていただく。その向きも下手なんですよね。まさにこちらに向いているのでその思いが真剣に伝わってくる。お岩さんの真の姿を垣間見るような凛としていながらも温かい空気。後から起きることが分かっているから悲しくなってしまって・・・だからこそ?!全てを知って伊藤家に乗り込むべくメイクを始めるところがあまりにも切なくて可哀想でウルウル来てしまいましたね~~今までの四谷怪談観劇では初めて!そして伊右衛門や伊藤家の人たちに対する恨みだけではない、すっかり嵌められた自分に対する悔しさ、これが本当に本当によく分かったんですね。何かもう自分までが情けないどうにもならない口惜しさを共有してしまって感情が高ぶってしましました。

とにかくね、、、お岩さんの思いが溢れてたんですよね。何だかこの公演自体がお岩さんの「気」に包まれているような。。。悔しくて悲しい、それでいて伊右衛門のことが好きで好きでたまらない純な思い。成仏できないとか女だからとかそういうものではない、まぁ女だからというところに関しては女ゆえにとも言い換えられると思うので切っても切り離せないところはあるような気がするのですが、、、観ていて「どうしてこんな馬鹿でアホで自分勝手でワガママでその場さえ取り繕えば良いと思っているような」最低な男がいいんだろう、こんな男が一番我が身を不幸にするタイプなのに、でもこういうのに惹かれる気持ちは分からないでもないような・・・と思ってしまうんですよね。でも理屈や「常識的な」賢明な判断ではない思いというのはあると思います。ゆえに自分で自分が苦しい。そのどうしようもない心、消せない業の火。端的に現れているのが夢の芝居の部分だと思うのですが、、、さらに今回ほっっんと心に沁みたのが幕切れの場面。伊右衛門と与茂七の決着シーンで発するお岩さんの叫び。三段活用?!1回目、2回目、3回目で声が違っていたんですよね。最初の2回は怨念の方が強かったけど最後はこんなに悲しい声があるのかという叫び。演じられた秋山さん泣いてた???お岩さんが自身の中で昇華しきれない、制御しようのない、自分でもどうしていいのか分からない永遠にに続く思い。。。自分の中にも何かを植え付けられたような、心に刻まれる幕引きでした。

もうぅ~~伊右衛門は何て酷い奴なのさっ!!!逐一悪どいというか、それがまたチマチマしたケツの穴の小さい奴。その場しのぎでよくまぁ生きていけるもんだと、つくづくダメンズの典型だと思いました。表情がまた・・・大きな影を背負っているならまだしも小さい影、影にならないグレーな暗さ?!(笑)ああいうのが女を不幸にするんだろうな~~でもそれを好きで好きでたまらないお岩の思いが切なくて、自分自身ではどうしようもない内面に蠢く情念と怨念が溢れ出ていました。ある意味伊右衛門はこんなにまで慕われて幸せ?!(笑)でもこの男は永遠に分からないんだろうなぁと苦笑いも!

カテコで内野バイバイ、4回目は歌舞伎っぽい見得を切るポーズをするお茶目っぷりやり切った感があったんだろうなぁと思ってじいも嬉しかったです。




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東海道四谷怪談 3回目

2015-06-29 02:48:49 | 観劇記
6月21日マチネの観劇記です。

今回は中通路から2つ後ろのセンターブロック。それはそれは超~~観やすいお席でした。場所的に貴賓席に使われそうなお席っぽい 全体が見えつつ舞台からそんなに離れていないので役者さんたちの表情もよく見える。段差もあって目の前にスッコーーンと四谷怪談ワールドが広がっている感じ。何だか自分の為だけに上演されている錯覚に陥る贅沢な観劇になりました 贅沢な願望ですが……一度、引いた場所からこの舞台を観てみたかったんですよね~~そういう意味では大正解なお席 照明の効果がバッチリで四谷怪談の世界の中にいるようでした。

・殺陣のシーンの美しさ

・戸板返し、本当に渦巻いた川が迫ってくるのが実感できて怖かった

・前回の観劇後に参加したマンスリー・プロジェクトのおかげかな~~今までスルーしていたことに気づけた
 お岩の名前の由来。醜い顔を見た按摩の態度の変化
 伊右衛門の立身出世 忠臣蔵との比較
 お岩を通して見る当時の女性や底辺にいる人たちの虐げられっぷり
 お岩の子供を思う思い、死んだ後のパワー
 そこにやっぱり感じてしまう伊右衛門への思慕
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東海道四谷怪談 2回目

2015-06-28 00:17:43 | 観劇記
6月14日マチネの観劇記です。

初日明け、4日ぶりの観劇 今回はスペシャル観劇 最前列ど真ん中で四谷怪談の世界を堪能!かなり萌えキュンだったことは否定しません(笑)3幕の釣りのシーンでは放り投げた釣り糸がこっちまで飛んでくるような……そのまま喰い付いちゃおう!と思わず……ジッと椅子に座ったままです、妄想スミマセン

2回目の観劇ということで、初日よりも余裕を持って観られたような気がします。思いっきりセンターで全てをしっかり観られたせいもあるのかマジで怖かったですね~~まさに怪談というか素でビビッていた部分も。戸板返しのシーンやお岩の怨念によって吸い込まれそうな舞台奥の暗闇がヒタヒタと迫ってくるのでゾワ~っと寒気を感じました。(3幕初めのドライアイスがこれまた良い効果!リアルに寒い・笑)そうそう、前回の時も思ったけど、前半ラストで伊右衛門が喜兵衛とお梅を斬った後に刀に引きずられていくところがあるのですが、本当にお岩の見えない力によって操られているように見えるんですよね~~その“自然さ”に脱帽

そうそう、初日に??だった件も解決。ネズミにかじられた仕官のためのお墨付きの書状が初日の時には最初から穴あき状態だったんですよね~~舞台だから?様式を大事にする種の表現特有の何か狙いがあるの??あの母サマだから大事にしまいこんでいるうちに虫食いになったとか???いろいろ無理やり考えていましたが、今回はちゃんと(笑)最初は普通に綺麗な書状だったので……やっぱり小道具のミスということかな でも、、、あの母サマはホント良い味を出しています。イケイケシャーシャーな典型的な母サマ。まぁアノ母にしてアノ子という感じで伊右衛門がああいう風になっちゃったのも分からないではないかなぁと思ってみたりするのですが(爆!)あ、あとお墨付き絡みでもう1つ。釣りのシーンの後に伊右衛門の居所を密告しようとした秋山にお墨付きを渡して時間稼ぎしようとするんですよね~~ある意味深刻というか真面目なシーンなんだけど、舞台前方に置かれた魚篭の中に突っ込んである巨大ナマズ…のヌイグルミ(笑)が気になって気になって なるべく視界に入れないようにしているんだけど何か笑いがこみあげてくるのよね~~あの魚篭は存在しないと自分に言い聞かせるしかない……か

今回は登場人物の言葉もしっかりと頭に入ってきたし、前後の関係性や心情の流れも随分クリアーになってきたような 伊右衛門とお岩は当時は珍しい恋愛結婚だったのね~~親同士/家同士の婚姻に関するやりとりもなく男女の恋だから仕方なく許したものの云々と言っていたので……ということは、飽かぬ飽かれぬ仲というのも本当で、そうなると3幕の夢の場面というのは……じいが勝手に思うには、過去か現在かは定かではないけれど二人の関係の真実であり幻想であり願望でもありということになるのかなぁと 世間一般では恐れられているお岩の怨念。でもその裏にある真実というのは本当は違っていて「ごくごく普通の女性」という部分を持っている。時代や環境、価値観が違うのでストレートに受け入れるのが良いのかどうかは分かりませんが、武家の娘としての姿勢を貫く、これもまた女の一部分ではあるけれど、それと同時に女として持っている抗えない/隠しきれないものが確かに存在する。道ですれ違った伊右衛門に「賤の女でございます」と言った部分にお岩の奥の奥の本心を見るようでしたね~~そして古今和歌集や詞花集の歌を本歌取り?した“オシャレ”なやり取り……まぁその後の豹変ぶりを考えると結構シュールで怖いやり取りだと思うんだけど(正体を露わにした後に伊右衛門を操るお岩の手、、、今帝劇でやってる演目に出てくる“ト”が付く人をやった時の伊右衛門さんを思い出した)この場面で描かれるお岩の姿があるからこその真実の思い。。。何か凄く切なくてね~~

お岩さんの怨念って愛情の裏返しのように感じるんですよね。どうしようもなく好きなんだけどやるせない思いもあって、それが収まりきれずに噴き出してしまったというか……ふと気づいたのですが、伊右衛門に関わる人間たちをあれだけ無残に殺しまくっているのに憎んでも憎み切れない相手であるはずの伊右衛門自身には自らの手をかけることはしない。最後は妹の旦那=与茂七の手によって討たれてしまうんだけど、そこに至るまでのプロセス、、、逃げ回る伊右衛門を取り囲む捕りもの方!その追い詰め方、これでもかと降る現実の汚れを消すような美しい雪、そして乙女の祈り(爆!)賛否両論あると思いますが、じいはこの選曲だからこそ伝えるものがあるのではないかと……乙女の祈りの調べはお岩の溢れる思いであり、伊右衛門に対するどうしようもない思いを唄っているのではないかと思うのです。伊右衛門を追い詰めながらも周りに漂うどことなく温かい、でも刺すように冷たい、両極端の思いがほとばしるシーン。殺陣に見とれながらも心が涙で濡れてしまうような。。。

お岩さんを見ていると女という生き物の真実を見ているような感じかな~~そういうキャラクターに唯一女優さんをキャスティングしたというところに妙な説得力を感じてしまいました 女って一筋縄ではいかない生き物なのよ
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東海道四谷怪談 初日

2015-06-27 23:10:55 | 観劇記
6月10日、初日の観劇記です。

~あらすじ~

塩冶(えんや)の浪人、民谷伊右衛門は、自分の過去の悪行故に離縁させられていた女房、お岩との復縁を舅の四谷左門に迫り、それが叶わぬとみるや、辻斬りの仕業に見せかけ惨殺する。左門の死体を見て嘆くお岩に伊右衛門は親切めかして仇討ちを誓い、それに乗じて復縁する。

民谷の家に戻ったお岩は、産後の肥立ちが悪く床に伏すようになり、伊右衛門はお岩を疎ましく思い始める。そんななか、隣家の伊藤喜兵衛から贈られた「血の道の妙薬」を飲んだお岩は、たちまち相貌が崩れ悶え苦しみ、放置してあった短刀に刺さり死ぬ。実は喜兵衛は、伊右衛門に懸想した孫娘のお梅の思いを叶えようと毒薬を渡していたのだった。伊右衛門は、家宝の薬を盗んだとして奉公人、小仏小平も殺し、お岩、小平の死骸を川に流す。

やがて、二人の怨念は伊右衛門を襲い、苦しめる。(公式サイトより)


序幕・2幕→休憩20分→3幕・4幕・大詰の合計3時間5分。舞台と客席の間にはオケピみたくエリアが確保してあるので少し離れています←地方公演で大ホールしかない時などに前を潰してかなり奥まったところにセットを組んでいることがありますが距離感はそんな感じかな そのエリアは舞台仕掛けや黒子さん用スペース、3幕冒頭は川として使われます。前半と後半で微妙な変化があって後半は人が歩けそうな幅の板が……耐久的に無理っぽいけど。そんな妄想をしていたらヅカの銀橋じゃないんだから と友人に突っ込まれました(笑)

セットは至ってシンプル。序幕・2幕は床は白い布1枚。あとは白い壁が後ろに立っているだけ(場面によって斜めになったり障子に見立てられたり血をあらわすようなものを流してみたり…)です。3幕・4幕・大詰では人形芝居で使われる箱のようなセットが一部ありましたが、後は舞台に一切何もないだだっ広い空間で物語が展開。照明の効果抜群でとっても綺麗に仕上がっている舞台になっています 今回は前方のかなり上手側のお席だったのですが、大がかりなセットがないので端っこの方でも死角になるところはなくて観やすいと思います。

ただね~~見えてはいけない部分も(笑)3幕で伊右衛門が釣りをするシーンがあるのですが、2匹目の大きい引きでめちゃめちゃ大きい魚?ナマズ??に振り回されるところで小道具が早い段階で見えちゃったんですよね~~まぁそう来るだろうなとは思っていたのですが。あと、伊右衛門の夢のシーンでセットの出入り口のドアがいかにもドアという感じな上に蝶番まで見えちゃって・・・しかも大道具係の人?が思いっきり白いシャツと黒パンツ。非日常の中で楽しんでいたのが日常に引き戻され……センターブロックだと見えないようですが、さすがにここまで露骨に見えるのはちょっと……せめて黒子の衣装を着てくれよ…

内容はもちろん!あの有名なお岩さんの怪談話。歌舞伎の東海道四谷怪談を観たことはありませんが、多分こんな感じなんだろうなぁというイメージはあるような?ないような??あと、、、原作も加味して考えてみるに……今回の四谷怪談はツッコミどころ満載 どうなんだろうと思うところは無きにしも非ず。スタンダードと位置づけていいものかどうか悩ましいところですが、王道の???歌舞伎の四谷怪談と比べてみたいなぁと思うのですが、一方で原作とか伝統とか歴史とか、そんな境界やテリトリー云々は全て取っ払って目の前で表現されているもの“だけ”を味わう方がいいのかなぁと……乱暴な言い方をすれば(笑)割り切って楽な気持ちで楽しもうよ!そんな面白いお芝居です。七五調のセリフも思ったほど取っつきにくくなかったですね~~時代劇の決め台詞の場面に慣れているなら寧ろ心地いいかも 日本人が聞いて耳心地の良い韻律と内野さんがおっしゃっていたのを実感しました!様式的な展開も演出は一見すると大仰でツッコミまくり。そういうものだと思うしかないのも本音なのですが(笑)慣れてくるとその奥に描かれた深いものが見えてくるところは新しい舞台の発見でした。そういうところは時代劇にも通じるのかなぁ~~あとは新感線の舞台にも共通する一部分がある感じかな。とにもかくにもバリバリの歌舞伎と昭和の東映時代劇の中間という感じかな~という舞台でした。

目が点だったのは何と言ってもこれでしょ~~乙女の祈り 毒薬によって醜い顔にされたお岩が伊藤家に“お礼参り”をするべくお歯黒と化粧をする場面&ラストの伊右衛門捕獲の大太刀回りで突然思いっきり西洋なピアノ曲が流れてきた時には目が点でした いや、その、あの、江戸時代の話にコレ……です…か?みたいな ただ偶然の産物というか偶然の発見というのでしょうか 今回は2列目の端っこに近い上手側のお席で舞台を真横に近い視界で観る感じだったんですね。大きいセットがないので他演目に比べて視界が開けてめっちゃ観やすかったのですが、ちょうどお岩がメイクをするシーンで原形を保っている左半分のみが見える状態になっていたんですわ。その横顔は綺麗なまま……お岩が動く時に醜く変わった右半分がチラチラと見える。そこでハッとしたんですよね~~壮絶なシーンの中に「女」の真実を見たというのかな、伊右衛門の妻という意味での1人の女としてのプライド、そして見た目は人が恐れるようなものでも真の姿は可憐で可愛い心を持った乙女。偶然とはいえ崩れた顔の部分が見えないことによって伝わったものがある……そういう意味では「乙女の祈り」という異質な、でも分かりやすい 曲によって引き出されたものがあるのかなぁと思うところがありました。

登場人物は秋山菜津子さん以外は全て男性。いや~~皆さん素晴らしかったです 有薗さんのお梅ちゃん、もうぅ~~初っ端からもっていっちゃいました。面白すぎて盛り上がりました 伊右衛門がお岩を見限ってお梅を……いいのか、こんなんで?と思わず突っ込みたくなるというか(爆!)あと、、、乳母・お槇を演じた木村靖司さん!立ち居振る舞いといい間合いといい上手すぎる~~時々ハッと「そういや秋山さん以外は男なんだよなぁ」と思い出さないと忘れてしまいそうな程でした。

内野さん演じる伊右衛門 ほっっっんと悪いヤツです その場しのぎの自分大事のダメンズ……なんですけどね~~やっぱり嫌いになれそうにない(笑)いや、マジ酷い男なんだけど、それが分かっていても惹かれずにはいられないというか毛穴から滲み出る隠し切れない女を惑わす色気とでもいうのでしょうか。そういうオスの性を分かっていないと女という生き物はやってらんないよなぁと思う自分はダメンズウォーカーなの……か でも、どーしてお岩は伊右衛門の元に戻ったのか。父親の仇討をしてもらうため それならどっちもどっちという感じもするし…なんて思うと呪われちゃうかな? そこら辺がよく分からないので次回もう少し考えながら観たいと思いますが……あとコレ ラストの大太刀回り。ずっとずっと観たいと切望していたナマの殺陣 思う存分堪能できてとても嬉しかったですね~~やっている方は大変だと思うけど(爆!)最後の方は内野さん、肩まで動かしてゼーゼーハーハー凄い呼吸でした。このシーン、、、北島三郎なんて目じゃない!すんごい細か~~~い雪がこれでもかというほど降ってくる中での伊右衛門捕り物帳!!!何か無性に切なかったんですけどね~~それはそれは美しい場面でした。
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まだ4日目だもの!

2015-06-23 23:42:11 | その他いろいろ


近所に住む伯母に早速おもちゃを買ってもらった妹 ウサギに喰らいついてるって……じいに対する挑戦状かと思いましたよ 帰宅したらクラシック音楽のCDがかかっていてビックリ。じいママよ、、、音楽教育を始めたのかいっ まぁうちは楽器の音が絶えない家なので慣れてもらう必要はあるのよね。昨日は生まれて初めてのピアノの音。首を傾けながらジッとしている姿は可愛かったわ~~弾いたのが「乙女の祈り」だったのは問題ありそう

大人しくている時、寝ている時は天使なのですが、まぁ~~女の子とは思えない暴れっぷり。少しは緊張が解けたのかなぁと思えばこちらも安心するのですが、躾とかアレコレ考えると頭を抱えることばかりだし、少しでも気になることがあると病気じゃないかしら?と不安になるし……いろいろ“育児書”を読んでみても十人十色だし。アレか……じいは育児ノイローゼになるタイプだな(苦笑)まだ1週間も経ってないんだから焦ることはないと自分に言い聞かせてみる……
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怪談中ですが・・・

2015-06-22 23:42:15 | 内野聖陽さん
まさかの負傷 職場でプリンターの調子が悪いので跪いてLANケーブルの具合を見ていたらグキッ 激痛が走って暫く歩くこともままならず……コンドロイチンが~~グルコサミンが~~とアホを言いつつ本気で痛かった 何とか帰りましたが痛みが治まらないのよね~~コレって労災になる???(笑) まぁそれは冗談として東京楽も遠征も控えているのでどうにかしなくちゃ

内野な世界では東海道四谷怪談真っ只中ですが、これを忘れてはいけない……っていうか1人でコッソリじゃないと観られない演目なので(爆!)録画は必須。今週の金曜日にWOWOWで放送です、、、禁断の裸体

WOWOWの番組サイトに掲載されている動画↓↓↓



一気にブラジルの熱風が入り込みました。2か月前の感覚が一瞬にして戻ってくるような……チラッと見える“危険”シーンですが、上手くぼかしているような とても楽しみなんだけど翌日は伊右衛門サマ。戻るぜよ、あん世界へ……ってか
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お知らせ

2015-06-20 23:56:56 | その他いろいろ
突然ですがご報告です。

我が家に新しい家族ができることになりました






結婚じゃないよ





おめでた・・・





違います(笑)




テテーーン!!!



「E」の付くアン、柴(赤)です。賢い美人さんになる予定。じいに妹ができました
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おとめのおと

2015-06-15 23:38:58 | その他いろいろ


観劇+食事の秋の会社行事、うちの部署から行くのは1人だけ→じいは行かないよ せっかくの祝日が潰れるというのが一番の理由なんだけど 同じ休みなら自分が観たい演目の方に時間を割きたいし。正直言って参加者はかなり少なそうなのよね~~中身的にもそうなんだけど出欠の取り方がかなり上から目線。「1案、2案、どちらでもいい」でどちらかのみ選んだ人は希望じゃない方になった場合は欠席。“アンケート”じゃないじゃん もう少し先じゃないと行けるかどうか分からないと言ってる人もいるし。半年先どころか1年先でも普通の観劇的な時間感覚、そしてこれが1番!チケットの手配を考えると激しく分かるよ~~theatergoerとしては。でも一般人にこの感覚を分かってもらうのは無理だと思うわ そうそう、劇場の座席数を聞かれてとっさに返答できた自分、、、呆れました(苦笑)

ところで、、、ここ数日ある曲がエンドレスに頭をグルグル 止めとこうと思ったのに禁断の扉を開けてしまった~~久しぶりに弾いた乙女の祈り 実はあまり好きじゃない曲だったんですよね~~エリーゼのために&トルコ行進曲と同様にダサい、ベタすぎる、子供の発表会、、、イメージがよろしくない それが四谷怪談の初日以来……きゃっ 最初は目が点だったんだけどよくよく考えてみると全否定はできないどころかアレコレ思い始めてしまっております それは観劇記に譲るとして、、、冒頭のオクターブで下がってくる前奏部分から何か吹き出しそうになってしまうのよね。メロディーが始まると笑いがこみあげてきて……そのうち脳内再生が始まって吹雪の中の立ち回りの美しいシーンが!だいたいバリバリ西洋のピアノ曲で殺陣が浮かんでくるって明らかにおかしいだろ~~と自己ツッコミを入れまくりなのですが、多分普通の弾き方をしてないんだろうなぁ 世の中何が起きるか分からないものです(笑)

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乗り切った!

2015-06-14 23:47:32 | その他いろいろ
4日ぶりの 初台へ 伊右衛門サマに会ってきました 今日はスペシャル観劇 だったのでかなり萌えキュンだったことは否定しな~い(笑)2回目の観劇ということで初日よりも余裕を持って観られたかな~~言葉もしっかり頭に入ってきたし、前後の関係性や心情の流れもクリアーになってきたような気がします。センターで全てをしっかり観られたせいもあるのかマジで怖かったです・・・まさに怪談というか素でビビッてた部分も その分切なさも倍増だったんですけどね~~アレコレ見えてきます。そうそう、初日に??だった件も解決。ちとネタバレになりますが、ネズミにかじられた仕官のためのお墨付きの書状が初日の時には最初から穴あき状態だったんですよね~~舞台だから?様式を大事にする種の表現特有の何か狙いがあるの??あの母サマだから納めこんでいるうちに虫食いになったとか???いろいろ無理やり考えていましたが、今日はちゃんと(笑)最初は普通に綺麗な書状だったので……やっぱり小道具のミスっぽい 他にも殺陣のシーンとか変更した?という印象があったのですが、あんなこんなは後日の観劇記にて

終演後は内野な友人たちと観劇談義 で歌舞伎に詳しい友人を質問攻め。たくさん勉強させていただきガッテンしたこともいろいろあったところからの松井今朝子さんによるマンスリー・プロジェクト「東海道四谷怪談の魅力」……こういう機会でもないと興味を示すことはないであろう江戸歌舞伎の話やら神話の話やら四谷怪談の上演史的な話やらを聞くことができました。伊右衛門→ダメンズの典型と言われた時には吹き出してしまいましたね~~実は同じことを初日の時に友人へのメールに書いていたのよね あと過去の上演の話の時に新劇全盛期に俳優座が上演した四谷怪談が挙げられていたのですが、キャストがそれそれはもう豪華!特に伊右衛門を斬る与茂七役が加藤剛ってちょっともうぅ~~じいの役者的初恋の人じゃないの!!!好きだったのよね~~小学生の頃から(笑)

日本古来の女性観とか当時の習慣等々の話もあって改めて考えてみるとへぇ~と思うこともあって楽しかったのですが、、、今回の舞台との関連性で四谷怪談メインの内容だったら良かったんだけどなぁと思うところもありました。参加者の大半が未見だったのでネタバレするわけにもいかず、という感じだったので話の持っていき方も変えたのかなぁと思ったり……ちょっとそこが残念でしたね~~うーむ

ふぅ……何とか終わりました、怒涛の1週間 とにかく気忙しいのと体力の限界に挑戦かいっ!と思うような綱渡りの毎日でした。来週はもう少しゆっくりしたいよ 質の良い深い睡眠が取りたいよ でも頑張ろーー!!!週末の伊右衛門サマが待っている
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