百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

完全感覚 石焼鮨

2009-01-26 | Weblog


ものを食べたりする時に、


香りをかいで、そして口に入れた時に味を感じます。


それは直接感覚とも呼ばれるべきものです。


その次に今度は呑み込もうとする時に、


口の中のものが鼻腔の真下にくると、


初めて一つの食べものの生じさせる感覚が完成されます。


ここで完全感覚というものが呼び起こされる。


で、

今度は呑み込んでしまってから初めて、


その今感じたことを判断して、


これはうまいんだと、反省感覚がここで起こる。


つまり、

これはどんな人でもよく味わって食べる以上は、


これら三つの感覚が引き続いて起こり、


うまいとかまずいとかいう結論に達するのであって、


この後ではどんな人がどんな異論を唱えようとも、


この時の感覚を是正することは絶対出来ないことなのです。


実際の話、


お金がないときとか、恋人が病気とか、


あるいは自分自身が体にどこか欠陥があるときなどには、


山海の珍味も色あせて見えるし、


それを十分に楽しんで食べることなど出来ないはずです。


楽しめないということは、


料理を食べるのに一番の敵なんですね。


そしてやっぱり一皿の料理に心から楽しみを覚えながら、


味わって食べていくことができる人が、


一番幸福をかみしめているわけなんですね。



ということで、


「石焼鮨」


今、人生の最大の喜びを


この一皿の料理に感じているということなんでしょうか。


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