【 美味しそうな焦げにアクリルアミド 】
焦げてる匂いって美味しそうですよね。
一般的におこげが美味しいという方も多いですが
材料に含まれている ある特定のアミノ酸と糖類が、揚げる、焼く、焙るなどの高温での加熱(120度以上)により化学反応を起こすとアクリルアミドという成分に変わる と考えられています。
このアクリルアミドは 今年 2014年10月、日本の内閣府食品安全委員会化学物質・汚染物質専門調査会が、国内外の動物実験の結果から、「遺伝毒性をもつ発がん物質」とする評価案を示しました。
あとアスパラギンを多く含む食品をオーブンで加熱すると 多く発生しやすいとの事なので 含有量の多い もやし、アスパラガス、かぼちゃなどの野菜類はオーブンで焼くのではなく 蒸したりする方が良いようですがリンゴなどの果実類はどうしようもないですよね。
この問題として難しいのは 工業的な食品だけでなく 家庭での調理でも発生してしまう点。
さらに 作り方や条件の違いから 工場でも家庭でも 出来る量にはかなり幅があり どのくらいなら安全なのか?危険なのか?の基準が明確にし難い所。
そんな所から 家庭での 対処法として極力揚げたり 焼いたりしない事。
ポテトチップス等の含有量が高そうな加工食品は極力避ける事が現時点ではベターなようです。
表は アクリルアミドが特に多いと思われる表です。
出典 農水省サイトより
※ 代用コーヒーとは、コーヒー豆以外の原料を使って造られた
コーヒーを模した飲料。

『まごわやさしい』とは食養生の一つの考え方で、日本には昔からあるおなじみの食材ばかりです。これは当然子供にも適用できます。ただ私は肉食を否定しているわけではありませんので、肉についても注意点をこそまず守っていただきたいと思います。まず、まごわやさしいを簡単に説明すると、
ま(まめ)=豆類
ご(ごま)=種実類
わ(わかめ)=海藻類
や(やさい)=緑黄色野菜、淡色野菜、根菜
さ(さかな)=魚介類
し(しいたけ)=きのこ類
い(いも)=いも類
を意識して食べることになります。これは洋食にも適用できるのでぜひ意識していただきたいと思います。
個人的な意見としては、ジャガイモばかりにならないように気を付けるべきだと思います。また大豆類は発酵モノを食べること(味噌、醤油、納豆、豆腐など)、ゴマと海藻は特に重視して食べています。キノコについてはカビなんぞ食べるのかと昔よく言われましたが、人間はカビや菌を食べる必要があるのです。ただしここでも注意点があり、きのこなどは放射能をかなり吸収してしまう食材です。なので産地を考えるか土壌をちゃんと農家が意識しているか、チェックする必要があります。
ほかにも放射能はいまだ福島から海に垂れ流されていますので、魚は少しずつ放射能を受け濃縮される存在となっています。海の放射能は海流に伴って循環しており、もはや太平洋だけというレベルではないのですが、やはり太平洋側と日本海側、福島近辺と遠方では違いはありますので、それを考慮して食材を選ぶ必要があります。よくいわれますが福島のものを食べるのは支援でもなんでもありません。放射能をこの世から除去したり住めるようにしたり、きれいな魚や野菜が福島で取れるようにすることこそが支援です。
肉は食べたいというのが子供の人情ですが、であるならば抗生物質やホルモン剤を使っていないところを探す工夫も必要です。それが手間だというのならやはりアメリカ牛とブラジル鶏だけでも避け、グラスフェッドビーフ(いわゆる牧草だけで育っている牛)などを購入するようにしましょう。オージービーフやニュージーランドビーフでこだわりをもっているところなら、グラスフェッドビーフは比較的存在します。卵も自然飼料にこだわった方がいいですが、そういう卵はいわゆる「レモン色の卵」であることを知っておくといいでしょう。