本来のお月見は、収穫物をお月様にお供えして収穫に感謝するお祭りの一種であって、月見団子も馴染みのお供えものだ。
ススキが添えられるのは、ススキは神霊が現れる時に宿る「依り代/ヨリシロ」と考えられてのことで、ススキの切り口が鋭いので魔除けになるのだそうだ。
「タカノハススキ」(別名「ゼブラグラス、ヤバネススキ」英名はzebra grass)というススキの園芸種が、庭の一隅に生えている。
穂が特徴ではなく葉に独特な斑があって美しいので、趣があって月見にはもってこいの供えものだ。
数年前に、友人から株でわけてもらったのだが、高さ2m近くになり株も大きくなり堂々と茂っている。
この時期に、タカノハススキや秋明菊などの秋の野草を和屋に配すると日本情緒があって趣が深まる。
この時期には、よく見かける山野の普通のススキの穂がそよ風にフワフワとなびきている光景は風情があるので、関心をもって眺めることがある。
こんな近景の中に満月を配した絵画は定番だが、日本の文化の中にススキと月見との関係が深いからだろう。
十数年前に、版画で月のシリーズを手がけたことがあったが、ススキを配した絵をまだ描いたことがない。
この木版画は、月シリーズの中の一部だが、手前に旭川市の優佳良織工芸館のシルエットをイメージして創ったもので、外国の風景のように見えて、日本情緒がなくススキとは無関係の風情の作品だ。
殆どが近郊の景色をイメージして手前に配した版画が多いので、近い将来にはススキを入れて描いてみたいと思っている。
曇天で満月を眺めることはできなかったが、近日中にはススキの遠景に月を配した眺めを期待している。
おはようございます(*^ー^)ノ♪
お月様とすすきの
日本のよき伝統の作品が
楽しみです
おとついの中秋の名月
昨日の満月
とっても素敵 きれいでした
太陽の光が月に反射して
こんなに明るいんだと
感じました
(〃⌒ー⌒〃)ゞ
お月様シリーズの新作
楽しみにしております
青い月を見た事が無いけれど、月が青く感じたら遠回りして帰りたくなるんだろうかねっ。
お月さんを眺める余裕がほしいですね。