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Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

カリンズって呼ぶのは北海道だけ?

2015-07-15 00:09:26 | 自然の恵み

フサスグリ(房酸塊)の別名は、アカスグリ、レッドカラント(red currant)などあり、他に英名ではRibes rubrum(Ribes はデンマーク語の「ribs(赤い色のスグリ)」で、フランス語由来のGroseille(グロゼイユ)もあるが、カリンズの名が出てこない。

北海道では一般的にカリンズ(Collins)と呼ばれているから、これも又別名だと思う。カリンズと呼ぶのは北海道だけだと知ったのは、大人になってからだ。

                          

草丈120cmくらいになり、四方に垂れ下がったのでロープで囲ったが。昨年まではこれの倍以上になったので半分以下を残した。

別種の黒色のクロスグリ(カシス)白いのもあるそうだが、見たことがない。

早い時期に葉の脇に小さな緑白色の花をつけるが、花を見過ごすことがある。花言葉は予想/予期。

                

ヨーロッパ原産のスグリ科の低木で、可憐な小さな赤い実になる。

子どもの頃は、道端になる実を摘んでよく食べたのだが、熟さない内に競って食べたため、酸味が強い印象だけが残っていた。

庭で育てるようになってからは、赤く透き通って熟してから食べるが、熟しているかどうかの試食だけだ。

熟すると酸味はすくなく美味しいが、ジャムにしてパンに添えて食べている。

今日収穫したが今年も豊作だ。

                      

アカスグリの強い酸味はクエン酸のためで、体内の酸性物質を減らす効果があるとか、疲労回復効果や血液を浄化する働きがあるともいわれ、ビタミンCが多く含まれるので、美肌にはアカスグリを含んだ紅茶やコラーゲンと共に摂取することで効果も期待できるらしい。

特に、濃縮液は効果があるとか。

これらの効果/効用は、期待できるかもしれないくらいに思った方がいいのでは‥‥‥?。

 

 

 

 


カンパニュラ・グロメラータに癒やされる

2015-07-12 23:10:49 | 自然の恵み

耐寒性の強い宿根草のカンパニュラ・グロメラータCampanula glomerataの最盛期が終った。

濃い紫色のカンパニュラ・グロメラータは、放っておいても毎年開花する。そのキリリとした綺麗な花姿に癒やされているので、開花期は有り難い期間だと思っている。ちなみに花言葉は「感謝」

現在、そのお気に入りの色と花姿の衰えを見るのは寂しい気がしてならない。 

                

       

カンパニュラ・グロメラータの花弁の色は紫・白などの他、園芸種に改良されて青の類や淡い色など、多く出回っているようだ。

紙製の造花と見間違うように、花姿がきちんと整って見える。

リンドウに似た花を咲かせるカンパニュラの仲間で、別名リンドウザキカンパニュラとか星咲きカンパニュラと呼ばれている。ホタルブクロ属なので葉はホタルブクロの葉に良く似ている。

草丈は、種類や分布地域によって、おおよそ40~100cmと差があるが、我が花園や周辺に見られるのは60cmくらいが普通。

熊本県南部原産のヤツシロソウ(八代草)と呼ばれるカンパニュラが分布するそうだが、同種なのかは知らない。

ヤツシロソウ(八代草)は、環境省レッドデータブックで絶滅危惧B類に指定されている。



黄色系の花 山吹とゴールドコイン

2015-06-04 22:44:52 | 自然の恵み

5月の個展で、花園の一斉に開花した花たちに、目を配る時間がとれなかった。

どの花も暖気のせいなのか、花芽が平年より多く、開花した多くの花数に出会えて嬉しい。

そんな花たちを遅ればせながら紹介することにした。

               

 リンゴの木の近くには、毎年気付かぬ内に黄色の山吹の花が咲いて本当に春が来たことを実感する。

         

これは一重の山吹で、一般的によく栽培されている八重咲き品種を植えていないが、近所にはたわわに咲いている八重咲き山吹があった。

       

最盛期を過ぎたので、色あせてはいるものの、一重咲きの色とは違って、これが山吹色だと確認できる。

 太田道灌山吹伝説に出てくる「七重八重花は咲けども‥‥‥ 」と兼明親王の歌に山吹が登場するが、この場合は一重咲きではないことがわかる。

この山吹伝説の地には諸説あるらしく、興味がそそられる。

 

同じ黄色系のラナンキュラス・ゴールドコイン(Ranunculus gold coin 別名「花きんぽうげ」)は今が盛りだ。

      

宿根草の耐寒性で繁殖力も旺盛で、放任していてもいつの間にか増えている。

キラキラと銀貨のように太陽の反射で輝くので、金貨を眺める気分になって微笑んで眺めるのもいいものだ。

このゴールドコインという名だけでも、何となく縁起がいいようにも思えてしまったのは、春の陽気のせいだったのか?な。

 

町内の芝桜の園

2015-06-03 23:55:35 | 自然の恵み

我が家の花園には白やピンクの芝桜が多いが、特に選んで育てている訳ではなく、自生のような草花だ。

その可憐な花が咲き揃うと、ジュータンを敷いたように見えて、心が和む。

赤い芝桜の方も趣があって好きだが、なぜか白が多くて赤はまばらに咲いている。

         

 

近所の芝桜花園は開花期の終わりに近づいて、今は色あせたてきたが存在感がある。

         

芝桜花園と言っても、個人が趣味で造り上げた法面の芝桜花園だ。

こつこつと長い歳月をかっけて育てた町内の光景だが、鑑賞する人は少ない隠れた名所的存在なのだ。

左右に広がる紅色のパノラマは、法面だからこその見事な景観だが、今季はそろそろ終ってしまうのが残念だ。

 

地面から噴き出て咲くど根性桜

2015-04-30 23:41:51 | 自然の恵み

春の陽気が訪れたと感じる間もなく、急いで真夏が到来した。4月だというのに連日20℃を越え度々25℃前後の暖気には驚きだ。

昨年より10日も早く桜が開花したが、26℃の夏日だから2本ある桜の木の南側の木が、次の日にはもう満開となった。

       

何という種類の桜かは不明だが、山桜と違って花が散ってから急に葉が出てくる種類で、白に近い薄いピンクで満開の頃は見応えがある。

こんなに早く桜が咲くと、平年のような桜関係の行事も狂ってしまうだろうが、兎に角桜の開花はうれしい。

この桜は、地面近くに根を張り、根の周りから芽が出て茎を立ち上げるので、毎年切り詰めないと桜だらけになる勢いのある生命力旺盛な種類だ。

桜の根元付近に咲いているムスカリ・アルメニアカムに混じって、桜の花びらが見えたので、ムスカリの葉をかきわけると、地面からプリムラのような咲き方で、切り詰めた根から直接花が咲いていた。

    

枝に咲くはずの花が、木の根元からも直接花が咲いていた。

地面から噴き出してきたような桜を見ることは過去にはなく、ど根性桜と言っても良いくらいに、いじらしく見えて感動した。

このところ身体が重いので、この生命力にあやかって、元気が噴き出てほしいと願っている。