昨日が聖ニコラウスの日だったため、大魔王到来の続きを書かずにおいてしまいました。今回は珍しく日記風です。
大魔王(一昨日の頁をご覧下さい)と過ごした2日目のことです。すでに大魔王が彼のホームページに書いてしまっているので(ご丁寧に、僕の写真まで出ています)、内容が重複しますがご容赦を。
チューリヒ郊外のホルゲンという町の駅前ホテルに宿泊された大魔王。待ち合わせの9時50分に30分ほど遅刻して現れました。きっと寝坊か、あるいは何かのトラブルでひと列車遅れるのだろうと思い、中央駅コンコースにじっとしていては寒いので、地下に降りて店などをぶらぶら見ていたら、案の定、30分後(ホルゲンからの電車はだいたい30分に1本)に登場。時間の計算を間違えておられた様子。えらく恐縮しておられましたが、たいした問題ではありません。(こういうときだけは携帯電話がほしいですね、やっぱり。)
チューリヒでどこを案内すれば一番良いのか、自分もまだよくわかっていないので、とりあえずはガイドブックに載っているような場所へご案内。駅前通(と書くと田舎の商店街みたいですが)からリマト川の方へ折れて、リンデンホーフの丘、聖ペーター教会、フラウミュンスター、と大体教科書的なコースを散歩。聖ペーター教会は、大きな時計塔こそ立派ですが、やっぱり宗教改革のせいでしょう、内部の装飾がほとんどないので、なんとなく拍子抜けな感じです。カトリックのあのごてごてした内部装飾が好きなわけでは別にありませんが、質素に過ぎてちょっと寂しい。
フラウミュンスターも、特徴的な尖塔が修復工事のために覆われていて、ちょっと興醒めです。礼拝堂内部には問題なく入れて、有名なシャガールのステンドグラスもちゃんと見ることができました。ここでは、絵葉書などの記念品(みやげ物、と言うべきか?)も売られているのですが、大魔王は関心を示しておられなかった様子。しきりに礼拝堂内部の写真を撮っていました。彼のホームページに、写真がいっぱい載っていますのでご覧あれ(www.daimaoh.net)。
チューリヒ湖にいったん出た後(天気がもうひとつで、アルプスも見えず残念)、リマト川の東側に出て、グロースミュンスターへ。以前にも書きましたが、ここの塔に上ると、チューリヒ市内を一望できます。40歳になるおっさんが二人で塔にえっちらおっちら上るなんて趣味じゃないかな、と思いつつ、上ってみるかと大魔王にお尋ねしたところ、「行ってみましょう!」とのこと。
グロースミュンスターの塔は、息が切れて、もうイヤ、と思い始めた頃にてっぺんに着くのがいい。ベルンのミュンスターなんて、息が切れてからが長いので、精神的勝負の領域に入りますが、ここではそんな大袈裟なこともありません。てっぺんに着いたら、雲の切れ間から日差しが。実に良い眺めでした。
塔を降りた後、礼拝堂の中でしばし休憩。二人で随分と長い時間しゃべっていました。大魔王のページには、僕が何か講釈でも垂れていたかのように記されていますが、実際は、彼が80%くらいしゃべっていたのです。僕は、相槌を入れていただけ、と申しても過言ではない。監視の人が注意しに来るのではないかと思うくらい長い間居座って、そろそろ腹も減ってきたかな、っていうので、旧市街の中のレストランへ。僕は、日替わりランチ(ビーフストロガノフみたいな料理でした。名前を忘れた)、大魔王は魚のフライ。魚に興味を示していたので、それにしたのですが、なんてことないフライだったので、ちょっと申し訳なかったです。もうちょっと上等な魚料理を勧めるべきでした。
ここでまた、ひとしきりおしゃべりした後、大魔王がチューリヒ凱旋記念のお土産をご所望になったので、何か適当なものを探したのですが、あいにく、あまり良いものが見つからずじまいでした。結局、チューリヒ駅のクリスマス市で小物を買い、記念の品とした次第。
前日も飲んだグリューヴァインをもう一度二人で飲み、ついに大魔王はジュネーヴへ出発となりました。列車の中で食べてもらおうと思って、焼き栗を買い、最後に渡したのですが、なんと彼はそれを、夕食に食べたとのこと(他にもパンなどを買って食べたそうですが)。冷めないうちに食べろ、と言うのをうっかり忘れていました。でも大魔王は、チューリヒを出発した列車が1時間後にベルンに着くまでほとんど寝ていたそうですから、どのみち同じだったかも。
結局、チューリヒの中心部をぐるっと回っただけで、大した案内もできずに申し訳なかったのですが、二人でゆっくりとしゃべる時間があったのが何より嬉しい出来事でした。わざわざイギリスから訪れてくれたことに、本当に感謝しています。日本語教師になるための勉強を年明けからロンドンで始める大魔王の前途に、神さまの祝福を!
写真が大魔王……嘘です。グロースミュンスターの地下に鎮座ましますカール大帝。
大魔王(一昨日の頁をご覧下さい)と過ごした2日目のことです。すでに大魔王が彼のホームページに書いてしまっているので(ご丁寧に、僕の写真まで出ています)、内容が重複しますがご容赦を。
チューリヒ郊外のホルゲンという町の駅前ホテルに宿泊された大魔王。待ち合わせの9時50分に30分ほど遅刻して現れました。きっと寝坊か、あるいは何かのトラブルでひと列車遅れるのだろうと思い、中央駅コンコースにじっとしていては寒いので、地下に降りて店などをぶらぶら見ていたら、案の定、30分後(ホルゲンからの電車はだいたい30分に1本)に登場。時間の計算を間違えておられた様子。えらく恐縮しておられましたが、たいした問題ではありません。(こういうときだけは携帯電話がほしいですね、やっぱり。)
チューリヒでどこを案内すれば一番良いのか、自分もまだよくわかっていないので、とりあえずはガイドブックに載っているような場所へご案内。駅前通(と書くと田舎の商店街みたいですが)からリマト川の方へ折れて、リンデンホーフの丘、聖ペーター教会、フラウミュンスター、と大体教科書的なコースを散歩。聖ペーター教会は、大きな時計塔こそ立派ですが、やっぱり宗教改革のせいでしょう、内部の装飾がほとんどないので、なんとなく拍子抜けな感じです。カトリックのあのごてごてした内部装飾が好きなわけでは別にありませんが、質素に過ぎてちょっと寂しい。
フラウミュンスターも、特徴的な尖塔が修復工事のために覆われていて、ちょっと興醒めです。礼拝堂内部には問題なく入れて、有名なシャガールのステンドグラスもちゃんと見ることができました。ここでは、絵葉書などの記念品(みやげ物、と言うべきか?)も売られているのですが、大魔王は関心を示しておられなかった様子。しきりに礼拝堂内部の写真を撮っていました。彼のホームページに、写真がいっぱい載っていますのでご覧あれ(www.daimaoh.net)。
チューリヒ湖にいったん出た後(天気がもうひとつで、アルプスも見えず残念)、リマト川の東側に出て、グロースミュンスターへ。以前にも書きましたが、ここの塔に上ると、チューリヒ市内を一望できます。40歳になるおっさんが二人で塔にえっちらおっちら上るなんて趣味じゃないかな、と思いつつ、上ってみるかと大魔王にお尋ねしたところ、「行ってみましょう!」とのこと。
グロースミュンスターの塔は、息が切れて、もうイヤ、と思い始めた頃にてっぺんに着くのがいい。ベルンのミュンスターなんて、息が切れてからが長いので、精神的勝負の領域に入りますが、ここではそんな大袈裟なこともありません。てっぺんに着いたら、雲の切れ間から日差しが。実に良い眺めでした。
塔を降りた後、礼拝堂の中でしばし休憩。二人で随分と長い時間しゃべっていました。大魔王のページには、僕が何か講釈でも垂れていたかのように記されていますが、実際は、彼が80%くらいしゃべっていたのです。僕は、相槌を入れていただけ、と申しても過言ではない。監視の人が注意しに来るのではないかと思うくらい長い間居座って、そろそろ腹も減ってきたかな、っていうので、旧市街の中のレストランへ。僕は、日替わりランチ(ビーフストロガノフみたいな料理でした。名前を忘れた)、大魔王は魚のフライ。魚に興味を示していたので、それにしたのですが、なんてことないフライだったので、ちょっと申し訳なかったです。もうちょっと上等な魚料理を勧めるべきでした。
ここでまた、ひとしきりおしゃべりした後、大魔王がチューリヒ凱旋記念のお土産をご所望になったので、何か適当なものを探したのですが、あいにく、あまり良いものが見つからずじまいでした。結局、チューリヒ駅のクリスマス市で小物を買い、記念の品とした次第。
前日も飲んだグリューヴァインをもう一度二人で飲み、ついに大魔王はジュネーヴへ出発となりました。列車の中で食べてもらおうと思って、焼き栗を買い、最後に渡したのですが、なんと彼はそれを、夕食に食べたとのこと(他にもパンなどを買って食べたそうですが)。冷めないうちに食べろ、と言うのをうっかり忘れていました。でも大魔王は、チューリヒを出発した列車が1時間後にベルンに着くまでほとんど寝ていたそうですから、どのみち同じだったかも。
結局、チューリヒの中心部をぐるっと回っただけで、大した案内もできずに申し訳なかったのですが、二人でゆっくりとしゃべる時間があったのが何より嬉しい出来事でした。わざわざイギリスから訪れてくれたことに、本当に感謝しています。日本語教師になるための勉強を年明けからロンドンで始める大魔王の前途に、神さまの祝福を!
写真が大魔王……嘘です。グロースミュンスターの地下に鎮座ましますカール大帝。
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