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11月の第3木曜日から解禁と、日本のニュースに頻繁に登場するボジョレー・ヌーボー。スイスでは、だからどうした、って感じです。
COOP が広告を出しているのを妻が見つけてきました。ボジョレー・ヌーボー1本3フラン95。350円くらいってとこでしょうか。日本じゃ1本何千円ってな広告も出ていますが。まぁ、同じボジョレー・ヌーボーっていっても、生産者が違うだろうし、色々あるんでしょうね。しかし、2000円も3000円も出して飲まないと人生を損するようなワインなのだろうか?
10年ほど前にベルンにいた頃、やはりボジョレー・ヌーボーを、家の横にある小さな COOP の支店で買いました。同じような値段だったように思います。ボジョレー・ヌーボーは旨い「らしい」ということだけ知っていたので、つい家の中に何ヶ月も保管してしまい、栓を開けて飲んだらすっかり不味くなっていました。
今日、ちょっと大きい COOP に出かけて、3本ほどまとめて買いました(山積みにしてあった)。それでも1000円くらいです。そのうち1本を夕食に飲んでみましたが、こんな味だったかなぁ、という甚だ頼りない印象でした(味も頼りない感じでしたが)。味が軽いとどんどん行けるので、軽く1本飲めてしまいました。
たぶん、もっと上等なやつを飲めばそれなりに美味いのでしょうけれど、そこまでしなくたって。スイスにいる間はスイスワインを味わいたいと思っています。なにしろ、ボジョレー・ヌーボーと違って、日本ではお目にかかる機会の少ない貴重品なんですから。安いもので結構おいしいやつがあるし。
しかし、ボジョレー・ヌーボーの解禁日なんて、スイス人の何割くらいが知っているのだろうか? きっと日本人のほうがよく知っているはずです。
COOP が広告を出しているのを妻が見つけてきました。ボジョレー・ヌーボー1本3フラン95。350円くらいってとこでしょうか。日本じゃ1本何千円ってな広告も出ていますが。まぁ、同じボジョレー・ヌーボーっていっても、生産者が違うだろうし、色々あるんでしょうね。しかし、2000円も3000円も出して飲まないと人生を損するようなワインなのだろうか?
10年ほど前にベルンにいた頃、やはりボジョレー・ヌーボーを、家の横にある小さな COOP の支店で買いました。同じような値段だったように思います。ボジョレー・ヌーボーは旨い「らしい」ということだけ知っていたので、つい家の中に何ヶ月も保管してしまい、栓を開けて飲んだらすっかり不味くなっていました。
今日、ちょっと大きい COOP に出かけて、3本ほどまとめて買いました(山積みにしてあった)。それでも1000円くらいです。そのうち1本を夕食に飲んでみましたが、こんな味だったかなぁ、という甚だ頼りない印象でした(味も頼りない感じでしたが)。味が軽いとどんどん行けるので、軽く1本飲めてしまいました。
たぶん、もっと上等なやつを飲めばそれなりに美味いのでしょうけれど、そこまでしなくたって。スイスにいる間はスイスワインを味わいたいと思っています。なにしろ、ボジョレー・ヌーボーと違って、日本ではお目にかかる機会の少ない貴重品なんですから。安いもので結構おいしいやつがあるし。
しかし、ボジョレー・ヌーボーの解禁日なんて、スイス人の何割くらいが知っているのだろうか? きっと日本人のほうがよく知っているはずです。
われわれは普段からワイン(も)飲んで飲んだくれているわけですが、ワインを飲むということは、日本では今でも決して広く日常的な行為とはなっていないということでしょう。日常的ではないことをやらせるには、日常ではない時や場を設定する必要がある。その点で、「解禁日」などというもののあるボジョレーの新酒は、日本で売るには最適なのだと思います。
そういう日本に住む者として、僕が生まれて初めてボジョレー・ヌーヴォーをどこかの店で飲んだのは去年。赤なのに冷やして飲むものだというのもそのころ初めて知った。そして今年、初めて買いました。ウチの前にあるセブンイレブンでだけれど、まあ使えそうなグラス(ブルゴーニュタイプの)がおまけに付いていたから。でも2本で5千円近くしました。旨いけれど、その値段の価値があるかと言われるとどうも…。
日頃はワインなんぞあまり飲まないって人がボジョレー・ヌーボーだけ有難がるってのは、どう考えてもおかしい。しかし、そういう人間が買ったり飲んだりのでなければ、これほど日本で騒ぎになるとは思えない。まぁ、酒屋の戦略にはまっているということなんでしょうね。
酒屋さんのホームページなど見ると、「文化」を感じさせるためなのか、ボジョレー・ヌーボーについての薀蓄を結構載せています。
葡萄酒が広く普及しているとはお世辞にも言えない日本でボジョレー・ヌーボーがもてはやされ、葡萄酒の伝統と文化があるここ西欧ではあまり話題にならない、ってのは皮肉な感じもします。ボジョレー・ヌーボーが今のようなもてはやされ方をしなくなった時が、日本でも本当に葡萄酒が浸透した時なのかも。
あと2本残っているから早めに飲まねば……。
http://www.tagesschau.de/aktuell/meldungen/0,1185,OID2478506,00.html
Die Zeit のこの記事
http://www.zeit.de/leben/geniessen/randow_041115
では、ボージョレはワイン通にはバカにされるけれど、ちゃんと造られたやつはおいしい。次の二夏のあいだに飲め、と。赤でこれだけいろいろな食事に合うワインは少ない、とも。
まともでない赤にしても、このシーズン、グリューヴァインに使われるのはたいていスペイン産の安いやつですよね。
スイスの赤はイケるんでしょうか。
スイスの赤、もちろん好みによりますけど、結構いけます。ドール(Dole, o の上にシャポー付)やメルト(Merlot)といった銘柄が結構有名なようです。同じ名前でも値段には色々あるのですが。安くてもなかなか旨い。
今はチューリヒにいるので、東スイスのワインを探して飲むようにも心がけています。先日 COOP で、例のマイエンフェルダー(ハイジの里ですね)を見つけたので早速1本買いました。まろやかでとても旨かった。
Takuya さんにはもうそれでわかってたみたいですが。
う~ん。スイスワインはお土産にする分も全部飲んでしまうかも。期待しないでお待ちを。
ドイツのシュペートブルグンダーは飲んだことあります。そっちの方が日本じゃ貴重品かも。