チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

【神学関係】あると便利シリーズ(1) 『神学百科事典』(Theologische Realenzyklopädie)

2014年02月05日 13時36分27秒 | キリスト教


全36巻。第1巻が出たのは1977年。Albert Hauck編集による Realencyklopädie für protestantische Theologie und Kirche - die RE - の第3版が1908年に完結した後(全21巻)、20世紀の神学を網羅する大百科事典として刊行された。2004年完結。ペーパーバックでサイズも小さめの廉価版(Studienausgabe=写真)が出ている。とにかくまずこれを見れば大要がわかるし、文献表も充実しているので便利。とはいえ、結構長大な項目も多い。「主の祈り」(Vaterunser、34巻)は504-529頁で、新約、ユダヤ教、教会史・実践神学の3章に分かれている。「ルター」(Luther、21巻)に至っては、513-594頁。ちょっとした冊子くらいはある。キッテルの『新約神学辞典』(Theologisches Wörterbuch zum Neuen Testament)は英訳が出ているが(『旧約神学辞典』も)、さすがにこれはまだドイツ語版しかない、はず。

こういう事典を出せるのは、ドイツ神学の歴史的な厚みのゆえか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿