チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

千田廟公園

2020年09月22日 15時33分53秒 | Weblog
朝の散歩で通りかかる公園に、何やら銅像が立っているのが、以前から気になっていました。

で、意を決して公園に入り、その銅像を確かめに行くことに。

公園の中の、一段高いところに神社があります。



銅像はその右手にそびえ立っています。



銅像の右側に説明書きが。読んでみたのですが、今ひとつよくわからない。



もっとわかりやすい説明書きが、公園入口左手にありました。

 

この主は、千田貞暁という人物で、広島県令(今で言えば知事)に就任(1880年)した後、宇品港(現在の広島港)の建設を推し進めたとのこと。工事は難行を極め、周辺住民の反対もあったそうですが、最後は私財まで投げうって完成に漕ぎ着けたそうです。

この港が広島の発展に大いに寄与したということで広島市は、千田貞暁に感謝状を贈ると共に、彼の死後に「宇品築港記念碑」、さらにはこの銅像を建てて、感謝の意を表しました。銅像は広島港の方角を向いて立っています。神社は、千田貞暁を記念したもので、「千田廟(千田神社)」というそうです。公園は「千田廟公園」。千田貞暁像は、1945年の原爆でも大きな尊称はなかったとのこと。

ちなみに、「千田町」という町名も、千田貞暁から取られているとのことです。

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