チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

健康診断

2008年05月16日 09時57分07秒 | Weblog
大学の定期健康診断に行ってきました。前の職場では秋に行われていましたが、ここでは春に実施されています。

受診の時間予約をネットで行うあたり、さすがに大所帯の大学です。問診票もネット上で記入。

当日、予約した時間に行ってみたら、すでに長蛇の列。医者は、予約した時間より早めに行くものだという教訓は、ここでも活きていました。列の長い割には、スムーズに流れて行きはしましたが。

受付を済ませ、胸部X線、そして検尿。その場で尿の検査を行なって、受診票に結果を書き込んでくれるのは初めて見ました。事前に尿を持参したら早く済みますよ、と案内が来ていたにもかかわらず、ほとんどの人が持参せず、その場で採尿していたあたりは、さすがに大学人の集まりです(事前に採尿の器具を保健管理センターへもらいに行かないといけなかったので、それが面倒だったに違いありません)。僕は、早く済ませたかったので、前の日にもらっておきました。おかげで数人を追い越して次の過程へ。

メタボ対策とやらで、今年から腹囲の測定が診断に加わっています。身長・体重測定に続いてお腹周りを測ってもらうと、基準値より少しだけ下で、セーフ。でも、お腹はほとんど出ていないのです。この基準値、体格の大小に関係なく決めているようですが、これだと身体の大きい人間が不利では?

視力検査はセルフサービス(?)。画面を覗き込み、ゲーム機のコントローラーのようなものを、○の空いている向きに動かすという仕組み。しばらくすると、検査結果がプリントアウトされます。聴力検査はさすがにセルフとは行かず、検査の人がついていました。しまった、前の日に耳掃除しておくんだった、と思いましたが、事無きを得ました。

心電図は3人並んで測定(間仕切りはもちろんあります)。なんか、流れ作業のベルトコンベアーにでも乗っているような気がしなくもない...。しかし、一度に大人数の検査をこなさないといけない看護士さんも大変です。

血液検査、内科医の検査が終ると、いよいよ最後の胃レントゲン。前任校では、保健館の中に検査機械がありましたが、ここには設備がないらしく、検査機器を積んだ大型バスが建物の前に止まっていました。中に乗り込むと、まるで潜水艦内部のよう。バリウムを撹拌する装置がウィンウィンと音を立てています。

発泡剤を口に含み、それをバリウムで流し込むのですが、このバリウムの味、僕は嫌いではありません。続けて2杯飲めと言われても飲めるでしょう。以前は、検査中に何度か飲まされたと思うのですが、ここでは最初に1回だけ飲めばOKでした。

検査のやり方も前任校の時とは違っていました。検査台の上で自分でくるっと1回転しろだとか、両手を上げてバンザイしろだとか、ヘンな要求が多い。もちろん従いましたが、短時間にもかかわらず、ヘンな姿勢を続けたのでどっと疲れました。

バリウムは、飲むよりも出す方がタイヘン。その日は一日中、お腹が重たい気分でした。授業もあまり調子が出なかったように思います。

胃レントゲンや血液等の検査結果は後日来るわけですが、出来の悪い試験の成績表をもらうような気分で、イヤなものです。