雅文図鐔 (鍔の歴史)
雅文図鐔 平田七宝
簡潔な石目地仕立ての赤銅地に雅な文様を散らした作。金線で縁取り下中に様々な色合いの七宝を組み合わせており、その繊細な技術にも驚かされる。この表の右上にある円弧状の文様は龍である。小魚の稚魚のような意匠だが、まさしく龍。このような龍もある。作者の銘はないが七宝を家伝とした平田家の作。平田家には富岳などを題に得た大胆な図柄もあるが、このような繊細な文様表現も魅力。総体は雅文で、その中に龍が紛れてしまいそうだ。61ミリ。
雅文図鐔 平田七宝
簡潔な石目地仕立ての赤銅地に雅な文様を散らした作。金線で縁取り下中に様々な色合いの七宝を組み合わせており、その繊細な技術にも驚かされる。この表の右上にある円弧状の文様は龍である。小魚の稚魚のような意匠だが、まさしく龍。このような龍もある。作者の銘はないが七宝を家伝とした平田家の作。平田家には富岳などを題に得た大胆な図柄もあるが、このような繊細な文様表現も魅力。総体は雅文で、その中に龍が紛れてしまいそうだ。61ミリ。