ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

秘密保護法と共通番号制

2015-01-30 | Weblog
朝から冷たい雨が降っています。議会リポートの配布は中断して、次の日曜日に、松山市男女共同参画推進センターで行われるフェスティバル分科会「誰でも・どこでも・政治のはなし」のパネラーとして出席予定なので、その準備などをしました。

夕方はエル大阪で開かれた「秘密保護法と共通番号制で私たちの日常はどうなるの?」―監視とプライバシーの侵害を許すなー 主催:カンカンネット(共通番号制と監視・管理社会化に反対するネットワーク)
に参加しました。講師は白石 孝さん(反住基ネット連絡会)です。

共通番号制度の仕組みや制度の問題点などについてお話いただきました。共通番号制度のスタートまであと10ヶ月余りです。制度の目的は個人情報のデータマッチング(名寄せ)で、国による情報の一元管理、プライバシーは丸裸、という仕組みがつくられようとしています。社会保障の充実にどのようにつながるのか不明ですし、島本町など小さな自治体にとっては経費も労力も多大な負担となります。

秘密保護法との関連については、人質事件についてジャーナリストが昨年11月から水面下で動いていた政府に真相を知りたいと迫った際、特定秘密保護法違反とされる恐れもある。何が特定秘密かわからないため、避けようもない、ということが起こり得る、と具体例をあげて指摘されました。

白石さんからは、今後「共通番号・カードの廃止をめざす市民連絡会(共通番号いらないネット)」という全国レベルの会を結成し活動していくことを呼びかけられました。もっと多くの方に共通番号制度の問題点を知ってもらわなくては、と思います。

真実の報道

2015-01-30 | Weblog
26日から開かれている国会では、2014年度補正予算案、2015年度予算案とともに、昨夏の閣議決定を受けて集団的自衛権行使に関する安全保障法制の整備などが焦点となります。

ISによる拘束事件の解決を願い、ジャーナリスト後藤さんらの解放を祈るばかりです。1月23日放送の報道ステーション「イスラム国 日本人殺害予告 事件の背景には何が…」で古賀茂明さんが「安倍さんの目的は人質の救出ではなく、イスラム国と戦っている有志連合の仲間に入ること」と発言されたことに対し、報道圧力がかかっているとのことです。

米国主導の軍事的中東政策(アフガニスタン・イラクやIS支配地域での空爆~罪のない市民や子どもたちが殺され傷つけられている)が過激な行動を引き起こしていると私は考えます。日本政府はそれを支持しています。
報道ステーションを応援する会もでき支援が広がっているようです。真実を伝えようとしているメディアをつぶす圧力を許してはなりません。

避難計画

2015-01-29 | Weblog
避難計画を案ずる関西連絡会として高浜3・4号再稼働の問題に関し、大阪府に申し入れされるということでしたので、島本から3名参加しました。市民12名、大阪府からはエネルギー政策課と危機管理室の担当職員4名が出席。

福井県の原発で事故が起きた場合、UPZ圏(30k圏)の住民の避難計画を立てることになっており、関西広域連合では「原子力災害に係る広域避難ガイドライン」(2014年3月)にもとづき高浜市・長浜市の約5万8千人を大阪府で受け入れることになっています。

ところが、大阪府の回答では大阪市をはじめ一部の自治体では避難所となる施設が決まっていないことがわかりました。要援護者の避難受け入れについても具体化せず、滋賀県側からのアクションもない、ということです。それでは避難計画とはいえません。兵庫県においては危険区域にある避難所が指定されているということもあり、大阪府内の場合もどうなのかたずねましたが、これも把握していない様子でした。

島本町も高島市より185名の避難者をふれあいセンターで受け入れることになっています。万全な体制ができているとはいえません。島本町域も含み大阪府も放射性プルームの影響で被曝することになれば、避難しなくてはなりません。そのための避難計画・防災計画は大阪府も作っていません。

大阪府は、高浜3・4号の再稼働について「大阪府を含む関西自治体の同意が必要」「川内を前例とすることなく福井県と高浜町だけの同意ではなく、大阪府も含めて必要」「関西広域連合の国への申し入れに出てくる『立地並みの安全協定』とは同意権を含む」ということもはっきりと認めました。これは画期的なことです

市民側としては、大阪府として、「実効性ある避難計画がないもとでは高浜3・4号の再稼働は認められない、再稼働にあたってはUPZ圏をはじめ大阪府など周辺自治体の同意が必要である、プルサーマル反対」と表明して下さい、ということと「再稼動の前に安全性と避難計画の問題などについての住民説明会を開催して下さい。規制委員会にも住民の意見を聞く説明会を求めて下さい」ということを要望しました。

とても1時間の話し合いでは足りず、大阪府も国や関電の意向より府民の命を守る立場で取り組んでほしいものです。

追記:詳しくは美浜の会のHPに報告を載せておられます。

画像:帰りに江川の河川敷のコミミズクを見に行きました。4羽がはばたいたり、群集の傍の杭に留まったりとする姿を見ました。 平日なのに100人ほど大きな望遠鏡で観察されていました。

障害者施策推進協議会

2015-01-28 | Weblog
ひらの議会リポートを配布中です。まだ届いていない地域のみなさん、もう少しお待ち下さい。
午後からは障害者施策推進協議会を傍聴しました。案件は引き続き障害者福祉計画素案の審議です。現在パブリックコメントされているものです。

障害福祉サービス(居宅介護・同行援護・短期入所・生活介護・就労移行支援など)の利用実績や見込み量について利用者の障害種別(身体・知的・精神など)に標記されていないため、福祉サービスを身体や知的や精神の障害当事者の方がそれぞれどの程度利用されているのかわかりません。高槻市は障害種別標記で茨木市は島本町と同様でした。実態やニーズがわかるほうがいいのではないかと思います。

傍聴はいつものように村上議員と2名でした。

住民ホール解体撤去工事説明会

2015-01-27 | Weblog
12月会議で住民ホール解体工事請負契約議案を審議した際に、1年間にも渡る工事であり騒音・振動・アスベスト飛散防止などについて近隣の住民に対する説明会を開くよう質疑で求めました。実施されることになり、1月27日、午後7時30分よりケリヤホールにて開催の説明会に行きました。

総務・債権管理課と都市整備課職員および工事業者の(株)シマと設計・工事監理業者の内藤建築事務所の担当者が出席し、工事工程表について、工事車両の進入及び搬出経路について、役場利用経路について説明がありました。

参加された方からは主にアスベスト除去工事に係るものなど10数件に及ぶ質問がありました。役場の職員のみなさんも夜遅くまで大変ですが、このような説明会を開き、住民の不安や疑問に丁寧に答えていくことが信頼につながることだと思います。2回目は29日同時間に役場地下・第5会議室にて開催されます。

育児講座

2015-01-25 | Weblog
梶原ピッコロ保育園主催で「子ども・子育て支援新制度って? いったい何が変わるの」というテーマで育児講座が開かれ社会福祉法人四季の会理事の二木洋子さんがお話をされました。

4月よりスタートすることになっていますが、いまだに国が示していないこともあり、保育園を運営する法人にとっても保護者にとっても大変です。高槻市における子ども・子育て支援事業計画や保育利用時間の考え方などや参加された方からの質問などもとても参考になりました。育児講座は高槻市地域子育て支援補助事業として行われたものです。

島本町のパブリックコメント中の子ども・子育て支援事業計画素案では2015年から5年間の教育・保育の量の確保は保育園(公立2・民間2)と幼稚園(公立2・私立1)で行うことになっています。「不足分は定員の見直しや地域型保育給付サービス等の検討を行い、児童を受け入れための体制づくりに努めます」という内容になっています。

島本町内の保育所は定員の弾力化で定員の1・5倍も子どもを受け入れているため過密状況です。定員の見直しが何をもたらすのか、よく検討が必要だと思います。

ひとと魚にやさしい川づくり

2015-01-24 | Weblog
午後1時よりふれあいセンターにて島本・緑と水を守る会の講演会&総会でした。

「ひとと魚にやさしい川づくり」として高田 みちよさん(高槻市芥川緑地資料館あくあぴあ 主任学芸員)の講演会は非常に興味深いものでした。高槻市の芥川を行政・NPO・市民の協働で鮎が戻る魚道をつくったり観察会などをしたりして市民に親しまれる自然に優しい川づくりに取り組まれている活動などを紹介していただきました。

あくあぴあ芥川が発行している「芥川の本」も素晴らしいです。ぜひ手にとって読んでもらいたいものです。水無瀬川ももっと魚にやさしい市民に親しまれるものにしたいですね。

総会では2014年度活動報告・会計報告が承認され、2015年度活動計画などについて話し合いました。子どもたちが参加できる楽しい観察会が満載ですよ。

夕方は島本町公共サービスユニオンの団結旗開きにお招きいただき参加しました。学童保育の職員さんが主な組合員です。非常勤嘱託職員と臨時職員という非正規の公務労働に携わっておられますので、働く条件の改善など要求されています。また学童保育室利用の子どもたちが増え、保育室の確保が急務のことです。

子どもたちと係る職員さんだけあってコント・ゲーム・クイズなどで楽しませていただき、ありがとうございました。

子ども子育て支援新制度で放課後事業としての位置づけとなり、4年生以上の受け入れも5年間の間に実施する方向です。町直営の学童保育室の良さを堅持し、現場からの意見を反映することで高学年の子どもの放課後保障が充実するのではないでしょうか。

画像:高田みちよ主任学芸員講演会

電気料金再値上げ

2015-01-23 | Weblog
関西電力は電気料金をの再値上げを家庭向けで平均10・23%引き上げると、経済産業省に申請しました。標準的な家庭で月744円の値上げになるとのことです。認可がいらない企業向けは、平均13・93%値上げするとしています。

1月23日、難波市民学習センターで行われた関西電力が電気料金値上げに申請について消費者に説明する会に参加しました。

我が家に届いた関西電力からの電気料金の値上げの申請についてのお知らせには「原子力プラントの再稼動に全力を尽くし、今回申請した電気料金の前提よりも早期に再稼動した場合は、電気料金の引き下げを行いたい」と書かれていました。電気料金の引き下げを原発再稼動の口実にする、という主張は許せない、という気持ちでしたので、関電側の説明をしっかり聞いてみたいと思った次第です。

消費者からは、「原発が稼動せず火力の燃料費などの負担が大きいことを値上げの理由にしているが石油など円安で安くなっているのではないか」「役員報酬が高すぎる、資産の売却など経営効率化への取り組みが不十分だ」「電気を買っていないのに敦賀原発を運営している日本原子力発電に支援するのか(敦賀原発は稼動しなくとも関電などがお金をだしているので黒字)」「高浜原発1・2号炉の延命のための修繕費が含まれている」「電力自由化されたら原発推進する関電の電気は買わない!」など多くの疑問が出されました。

関電側からは納得の行く回答はありませんでした。消費税アップに加え家計に打撃ですし、自治体にとっても大きな負担となります。11月に高浜原発再稼動を前提としている電気料金値上げは許せません。

電気料金値上げに申請については国民の声も募集中で、「公聴会も開催されます。意見を届けましょう。


近畿市民派議員学習・交流会

2015-01-22 | Weblog
1月22日、朝早くから河南町で開かれる第94回近畿市民派議員学習・交流会に行きました。

午前中は「読まれる広報誌の作り方」として大門晶子さん(元河南町議)より議員在籍中に取り組まれた議会広報づくりのお話をお聞きしました。あらためて議会広報の意義を確認しました。みんな努力されているのですね。

その後は「ごみ学習会」の中本美智子さん(吹田市議)「皆さんの自治体は可燃ごみ収集委託料の積算をしていますか?」としてアンケート調査結果やごみ学メンバーの自治体の可燃ごみ収集委託料の積算について調査された報告を詳しくしていただきました。今後の議会質疑にも活かしていきたいと思います。

道の駅のお弁当を頂きながら、参加されている市民派議員のみなさんと交流をしました。

午後は井奥まさきさん(高砂市議)「ネット選挙のやり方考え方」を教えていただき、ネットの活用の仕方や他の議員のかたがたの選挙の仕方も参考になりました。

最後のプログラムとして白石孝さん(元荒川区職員)より「官製ワーキングプア」の問題について 1) 非正規公務員の法制度的背景 2) 直面している課題 3) 自治体議会で取り組んでいただきたい課題 等についてお話いただきました。島本町は大阪府内自治体の中で非正規職員の占める割合は5割を超えていて5年前にワースト1でした。(多分現在も変わらないはず) 学習したことをもとに非正規の職員の実態を調査していかなくてはと強く認識しました。

今回の学習会を企画・準備・運営していただきました河南町議の佐々木希絵議員と大門晶子元議員には大変お世話になりました。とても充実した良い学習・交流会でした。

また車に同乗させていただき、高木議員・中西議員、ありがとうございました。

画像:「官製ワーキングプア」についてお話された白石孝さん





ギロバチ峠

2015-01-20 | Weblog
ミニ観察会で若山台~尺代~ギロバチ峠~大沢の尾根コースを歩きました。
山吹渓谷の環状自然歩道が通行禁止のため迂回路は長谷川沿いを登り、ギロバチ峠へ。長谷川沿いの杉林や竹林は人の手が入っておらず、荒れていました。

参加しているみなさんは植物に詳しい方ばかりで、ミニ観察会と言えどもレベルが高いです。カヤラン・イワナシ・トヤマシノブゴケなど、初めて聞く名前でした。

大沢キャンプ場の手前の見晴らし台で昼食。尾根沿いに歩き、ナラ枯れ対策で伐採した跡を通りぬけ、「島本町大沢みどりすとの森」のフィールドにでました。雑木林は美しく、溶け込んでしまいそうな気分になります。

市街地から歩いて1時間以内で、水無瀬渓谷と自然歩道が満喫できる環境を復活させたいものです。早くやまぶき渓谷の通行禁止を解いて歩けるよう、大阪府・島本町も対策を取ってほしいと思います。

「ギロバチ峠の名前の由来はなんだろう」と話題になりました。知っている方おられたら教えてくださいね。

議員全員協議会

2015-01-19 | Weblog
10時より議員全員協議会でした。案件は
①法改正に伴う委員会条例の一部改正について 
②2014年度議会費補正予算について 
③2015年度議会費予算の一部変更について 
④「決議(案)の採択を目指し、議員間の意見交換を求める要望書」について 
⑤議長への要望事項の検討

①は、委員会条例の中の「教育委員会の委員長」を「教育委員会の教育長」に変更する改正です。

地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律により、2015年度から教育委員会制度が大幅に変わり、首長の教育権限が強められることになります。首長が主宰する「総合教育会議」が設けられ、首長によって「新教育長」が任命されることになります。教育の中立性・独立性は維持されるのか、首長の政治圧力が強まるのではないかといった危惧が持たれています。

2月会議には教育委員会制度の見直しに関連する多くの条例改正案や新教育長の人事案件なども提案されると予想します。改正法律が成立しているので、「教育委員会の委員長」を「教育委員会の教育長」とすることは単なる文言修正なので他の関連条例と一緒に前半本会議に提案予定との事務局の説明がありました。

「2月会議における制度の見直しに関連する多くの条例改正案や新教育長の人事案件などの十分な審議を経てから提案すべきではないか。まずは議会前に教育委員会制度の見直しとそれに伴う条例の改正など教育委員会の説明を求める」と意見を述べました。

④については1月5日付けで議員8名により議長宛に、し尿処理事務の広域連携・広域行政に関し「決議(案)の採択を目指し、議員間の意見交換を求める要望書」が提出されましたので、意見交換をしました。なによりし尿中間処理施設については町内設置の方針で地元への説明を行っている町行政に、現在の状況を説明してもらうことが必要である、と多くの議員の意見でした。決議(案)については継続して話し合うことになりました。

午後には「ひらの議会リポート」を配布に協力してくださる方々にお届けさせていただきました。寒い中、またお忙しい中、時間をとって配布して頂け、私の議員活動も市民のみなさんのご協力があってこそです。心より感謝いたします。

「女の平和」1・17国会ヒューマンチェーン

2015-01-16 | Weblog
明日、女の平和1・17国会ヒューマンチェーンが行われます。
集団的自衛権を反対する女たちが、赤い物を身につけ、国会を包囲する行動です。各地で連帯のアクションが行われます。

島本でも11時~12時、阪急水無瀬駅で戸田靖子議員と一緒にリレートークします。みなさんも赤いものを身につけ、または持って集まりませんか。アピールを書いたパネルを持ってのスタンディングでもいいですよ。

ビキニからフクシマ

2015-01-16 | Weblog
明日17日、DVD[ビキニの海はわすれない]上映会と11月に福島県を訪ねた方の報告を聞く会がありますのでお知らせいたします。

『ビキニからフクシマ、そして…』
~核の時代を生きる~

日時:2015年1月17日(土)
午後1時30分~3時30分(1時15分開場)
場所:島本町ふれあいセンター 3F「視聴覚室」
参加費:300円(飲み物付き)
申込み:不要
連絡先:075・961・4450(ミヤマエ)
主催:ぴあ・ネット/100万年の会
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 1954年に米国が太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験。
当時太平洋岸には856隻の船が操業していて、高知県幡多地方(中村・幡多)の高校生は、地元高知県にも被ばくした船があることを知り調査をしたものを「高校生の記録」というスタイルをとりながら鋭く核問題を追及したDVDを鑑賞します。
そして、4年目を迎えるフクシマを訪れた方の報告を聞きます。


会派代表者会議

2015-01-16 | Weblog
10時より会派代表者会議があり出席しました。
1.2014年度議会費補正予算について 
2.2015年度議会費予算の一部変更について
その他の案件として、議員有志から提案されている決議(案)について、19日議員全員協議会で議論することの確認がありました。

午後1時30分からは住民福祉審議会を傍聴しました。「第3期ひとり親家庭等自立促進計画(案)」について
審議がありました。前回計画から充実した事業として当事者交流の機会の提供の検討、学習支援事業の実施、生活困窮者自立支援法に基づく支援が盛り込まれています。

委員さんからはひとり親家庭の子どもに着目した内容の充実を求める意見もありました。子どもの貧困などについて社会が取り組まなければならない問題ですし、親支援のみならず、子ども支援も重要です。
「第3期ひとり親家庭等自立促進計画(案)」もパブリックコメント中です。アンケートも90ページほどありますが、ひとり親の方の置かれている厳しい状況がよくわかります。


高浜原発3・4号の再稼動止めよう

2015-01-15 | Weblog
1月10日の午後、ドーンセンターにて開かれた「1月10日 パブコメ出そう!学習・討論会」に参加しました。主催は「避難計画を案ずる関西連絡会・おおい原発止めよう裁判の会事務局」です。

原子力規制委員会は、関西電力・高浜原発3・4号の新規制基準適合性審査を進め、「審査書案」のパブリックコメントを実施しています。審査「合格」となれば再稼働へのゴーサインとなり、地元同意の手続きに入ることになります。

「審査書案」は高浜原発の危険性を軽視しています。ウランにプルトニウムを混ぜたMOX燃料を使った原発です。重大事故対策について審査や評価がなされていません。学習会では下記のような安全性問題のみならず、避難計画では守れないことや、原発立地の住民の方の取組みなども報告がありました。

高浜3・4号の安全性問題としては
・プルサーマルの重大事故対策は全面的に審査せず
・重大事故が起これば炉心に注水せずに燃料は溶けるにまかせる
・事故から19分で炉心溶融、90分でメルトスルー ・・避難できない
・汚染水対策なし
・地震の規模(地震モーメント)は過小評価。少なくとも4.7倍に。

避難計画では住民の安全は守れない、として
・土砂災害警戒区域等に避難所
・要援護者の避難は?「3日間のろう城」と屋内退避
・避難元自治体への申し入れから見えてきたもの

1昨年、若狭湾の原発地域を訪問のおり、お話をお聞きした大飯町の方も参加されていて「関西で再稼動を止めてくださいね」とおっしゃった切実で真剣なお顔は忘れることができません。

明日1月16日がパブリックコメントの締め切りです。美浜の会のHPに参考資料が公開されています。ぜひ、高浜3・4号の再稼動を止めるために意見を提出して下さい。

追記:関西広域連合も原子力防災対策に関する申し入れ」(12月25日) UPZの区域を含む周辺自治体と事業者との安全協定等について、政府が指導するよう求めています。7項目の要求が実行されない場合は、高浜原発の「再稼働を容認できる環境にはない」と表明しています。