し尿処理施設

9時30分から開かれた議員全員協議会にて、高槻市から「し尿処理事務の受託は困難」とされた結果を受けて、町の今後の方針等が報告されました。

理事者（総合政策部長）より「町内域にし尿処理施設をつくる。設置場所については町有地で複数の選定をして検討している。地元の理解が必要であり、確定したら報告する」との方針が示されました。

高槻市・島本町広域行政勉強会ではし尿処理ワーキングはたったの2回しか開かれず、本格的な協議もされなかったことを考えると「最善をつくした」という理事者の言葉はすなおに受け取れませんが、合併議論をする大義名分は、これでなくなったとも言えます。

「老朽化した施設は毎年3000万円の補修費がかかっている。10年間で3億円になることを考えると、早いほうが問題解決につながる。財政収支見通しに示している通り5億円（用地費含まず）の範囲で設置する」ということで町内に施設をつくるという方針決定に至ったと説明。

施設の設置場所は「民家から離れていること、下水道放流するのに効率的な場所」を考えているとのこと。候補地選定についてはオープンにして住民や専門家を交えて検討会をつくるべき、と意見を述べました。水面下で秘密裏に進めることでかえって、地元の理解が困難になることは、過去の山崎地区の計画で経験済みです。

検討過程において、他の方策（現施設を希釈方式にすること、乙訓環境衛生組合への委託処理など）は一定考えられたようですが、特段の取り組みは何もなされていません。そのことについては、努力してみる余地があるのではと考えます。議会もしっかり調査・研究・検討しなければなりません。

都市計画マスタープラン素案 パブリックコメント中

10月15日号の広報しまもとに「都市計画マスタープラン素案」の概要が載っており、11月14日までにパブリックコメント（住民意見募集）をしています。

都市計画マスタープランは島本町のまちづくり（都市計画）の将来計画を決めるもので、20年後を見通し、計画は2020年を目標年次として策定中です。

8月末に町都市計画審議会に素案を示し、意見【後日、文書でも提出】を聞いて、多少修正されたものが、今回公表されています。議会でも素案作成にあたっては、何度も公聴会や住民説明会を開くよう要望していましたが、結局、住民意見の反映はパブリックコメントのみにとどまりました。

素案は町ホームページで閲覧、冊子は役場、図書館などの公共施設に置かれています。なかなか住民のみなさんが手にとって読む機会としては十分ではありません。

現行の都市計画マスタープランをもとにＪＲ島本駅が設置され、桜井・高浜の一部が市街化編入、町道（以前は府道）桜井駅跡線の住居系から近隣商業地域への用途変更などがなされました。

市街化区域や市街化調整区域の線引き、用途地域（住居系・商業系・工業系）、道路、公共施設、地区計画などをどうするか、などを計画に地域別構想として盛り込みます。

ＪＲ島本駅西側の市街化や若山台調整池の土地活用などの重要課題も含まれています。
これまで、用途地域が変わり、高層の建物が近隣に建ち、住環境が悪化した事例もあります。

より良いまちづくりをするために、パブリックコメントの意見をだしましょう。
また、みなさんと一緒に都市計画マスタープラン素案を知って検討するための会を企画しました。
ぜひ、ご参加下さい。


◆都市計画マスタープラン(案)を知ろう。

日時：１０月２４日（月曜日）午後１時半～午後４時半

場所：ふれあいセンター第３学習室

（参加費無料）　資料の都合上、参加される方はご連絡いただけるとありがたいです。

もちろん当日飛び入り参加も歓迎です。


主催：人びとの新しい歩み

　　　　　　　　　　　　　　戸田　靖子・平野かおる


写真：第3小学校の実習田のユニークな案山子

し尿処理問題 議員全員協議会にて報告予定

昨日のブログでし尿処理問題について、理事者からの説明がないことについて書きました。
夕方、議会事務局からＦＡＸが届き、10月28日に議員全員協議会を開き、理事者から報告される、旨の通知がありました。説明が遅れている理由が、理事者にあったのか議会の日程調整に手間取っていたのか、判明しませんが、ようやく開かれることになりました。住民のみなさんにも関心の高い問題です。傍聴をお願いいたします。


◆議員全員協議会
・日時　10月28日(金）　午前9時30分から11時まで
・場所　役場３階　委員会室

案件　理事者からの報告
　　　　高槻市からのし尿処理事務委託の回答に関する本町の今後の方針等についてほか

説明会の開催を！し尿処理問題

町内の田んぼも稲刈りが終わり、あぜ道のコスモスが咲き乱れています。
市街地に近くにこんな風景があるのは、島本らしさのひとつですね。

さて、9月12日付けで高槻市長より回答のあった『し尿処理の事務委託について』は一向に理事者は議会に対しての説明をしようとしません。

9月13日の決算審査を行う総務文教常任委員会の冒頭で川口町長が「昨日、高槻市からし尿処理の事務委託についての回答がございました。取り急ぎ、議員の皆様にはその写しをファクスさせていただきました。その回答に関する本町の今後の方針等につきましては、後日改めてご説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします」と言ったまま、ほったらかしです。

時間を要しているのは「本町の今後の方針」について内部で頭を悩ませておられるからなのかもしれませんが、それこそ「議会のみなさんのご意見も聞かせていただきたい」という姿勢で、まずは回答についての説明会を開けば良いのではないでしょうか。
追記：合併問題にしてしまった責任は問われないといけませんが・・。

し尿処理問題については専門的立場のアドバイザーを交えて調査・研究も議員としては行っています。いずれご報告いたしますが、本来は議会特別委員会をつくってやるべきことだと思います。


写真　大山崎町役場に設置されていたエゴマのキャラクター
（大山崎町長を表敬訪問した際、撮ったもの）

議会報告

長く、ブログが滞っていて、大変申し訳ありませんでした。
9月6日から始まった9月議会が終わりました。最終日の10月7日、本会議が開かれ、2010年度決算に対する会派代表などによる討論・採決があり、災害弔慰金に係る条例改正、補正予算（大腸がん検診費用計上など）案などを審議し可決しました。

2010年度一般会計決算には人びとの新しい歩みは不認定としました。

主には都市計画に係って①都市計画マスタープラン策定において公聴会・住民説明会等が行われず都市計画法および運用指針違反である②大阪府都市計画区域マスタープランにおいてJR島本駅西地区を保留区域【5年後の線引き見直しを待たずとも市街化編入手続きが可能になる】と設定する事務において疑義がある③若山台調整池売却については豪雨による浸水などの影響を調査せず調整池機能を廃止する計画としたことは拙速である、という理由です。

9月議会終了後、翌日の10月8日には「ひらのかおるタウンミーティング」でホットな議会報告をいたしました。ご参加いただきましたみなさん、ありがとうございました。

また、10月12日・13日・14日と駅前や生協前で街頭での人びとの新しい歩みの町政報告も戸田靖子議員と一緒に行いました。これからは議会リポートの作成です。早く皆さんにお届けできるよう頑張ります。

9月1日のブログで書いている件ですが、本日開催の議会改革特別委員会で「ひらの議会リポート」の記事内容が「特別委員会部会の協議における情報提供のあり方」として問題と2時間も議論が費やされ、またもや肝心な通年議会・議会報告会の議論に入れず、今後のスケジュールも委員長においては示されませんでした。

この件も次号リポートで詳しくご報告させていただきます。