ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

町営住宅跡地開発工事

2008-01-26 | 環境
【1月22日 午前 大阪府庁へ】
町営住宅跡地開発造成工事に関わって建築審査室開発許可Gの担当者に面談しました。

府は事業者のフジ住宅から出されている開発許可申請を審査中。造成工事による大きく影響を受ける住民の方々の実情を伝えました。また、当該住民の敷地内に盛り土がされる計画図面となっており、明らかに違法。それにもかかわらず開発許可をだしていいのか、事業者に指導をすべきではないか、と要望しました。

府は「開発許可は可能。しかし住民には承諾を得なければ工事はできないし、得られないなら私有地内に盛り土をしないよう図面の変更が必要なので、その主旨を事業者には伝える」とのことでした。

島本町が私権を侵す造成図面を十分チェックすることなく事前協議の完了通知をしたことは大きな瑕疵があります。

ついでに大阪府子育て支援課で大阪府の保育所状況がわかる資料を入手してきました。


しまもと環境まちづくりセミナー

2007-09-08 | 環境
昨日より水道配管から水漏れがしていたので、どうしても必要な時のみ元栓を開けることにしました。水道工事に来てもらうまで、汲み置きの水で、歯磨き・洗顔。トイレも小なら、風呂場の残り湯で流すという、省エネ・節水生活です。


おりしも、午後は町環境課主催の環境セミナー初日で、気候変動による地球温暖化問題のお話を聞き、省エネ生活を実践するきっかけにもなりました。

コーディネートのNPO環境市民の本育生さんは「地球温暖化の現状 予測 地域からできること」をテーマに世界や国内で起こっている異変や地球温暖化は南北の不平等、世代間の不平等があることなど具体的事例をもとに話してくださいました。

気候変動により世界的に農作物の不作を招き、自給率の低い(穀物ベースで28%)日本は大きな打撃をうけることや熱帯性の病気(テング熱など)が拡大し健康にも大きく影響することなど、お話は衝撃的でした。

国内でも省エネの取り組みや自然エネルギー導入など市民と自治体が共同して行っていることなどを紹介され、取り組みたい事例も多々ありました。

7日の毎日新聞に、本さんがメルケルドイツ首相講演に先立ち行われたパネルディスカッションにパネラーとして参加された記事が載っていました。

今日のお話にも「ドイツが温室効果ガスの大幅削減に成功しているのは自然エネルギー導入が普及しているから。売電システム(余剰電力を電力会社が高く買ってくれる、月々の電気代が安くできる)があり、国が支援をしているからだ。日本は原子力研究費に使う分を回して活用すれば、実現可能だ」ということを提案されています。

セミナーは講演だけでなく参加者同士の理解や交流を深めるワークショップもあり、楽しかったです。

市民だけでなく環境課職員をはじめ、町の各部署からの参加もあり、環境自治体の一歩が市民と行政とのパートナーシップで始まるのだと思うと、次回も楽しみです。11月まで全6回のセミナーです。

自宅に戻ると配管補修工事は終わり、いつものように水道が使えるようになりました。水を大事にしなくっちゃ。


訂正:自給率(8%⇒28%)

西谷川 その後

2007-09-02 | 環境
今朝10時30分より、大阪水上隣保館および山崎学園主催による水路等地元説明会が開かれ出席しました。昨年度から5回目の説明会となります。

懸案の専門学校グランド部分に不法占用している水路(西谷川)・里道の付け替え案が示されました。

近隣住民からは騒音や西谷川下流域への影響、専門学校や児童養護施設や幼稚園のグランドとして利用することの懸念、本来の水路の位置にすべきでは、などの厳しい意見も相次ぎました。
案については大山崎町・島本町と協議して決めていくとのこと。

法人に対して近隣・周辺住民のみなさんは、福祉事業をしているということで、随分、我慢もされていたこともあるのでしょう。

養護施設の子どもたちが、身近なところでエネルギーを発散させ、健全育成の手段としてグランドを活用させていただきたいという、学園長の言葉も理解できます。

地域で共存していくためにも不法な状況の是正には真摯に取り組んでもらう必要があります。

管轄している行政が監督・指導を怠っていた結果でもあります。住民から町に対し説明会への同席を要望されているにもかかわらず、出席を拒否しています。少なくとも町と法人との協議記録はすべて住民に公開すべきです。

改修された西谷川上流は自然工法を採り入れ、景観上も良くなっていました。河床に石を敷き積め、流れを緩和するのだそうです。川岸は竹の柵が設置されていました。




「平和記念像」

2007-08-07 | 環境
広島の原爆の日を迎えました。
62年を迎えた今も被爆の後遺症で苦しんでいる方々がいます。原爆認定されず必要な治療も十分受けられないなど、救済はまだまだ完全ではありません。

国内でも改憲論や核兵器保有論が臆面もなく語られ、「(原爆投下は)しょうがない」と発言した閣僚(前久間防衛相)もいる今、危機感を募らせているのか、秋葉広島市長は平和宣言で「被爆の実相を直視して、憲法をあるがままに遵守するよう」訴えました。

幼い頃の私は平和記念像のミニチュアで遊んで(不謹慎かもしれませんが)いました。父が原水禁大会で長崎平和公園に行ったおり、買ってきたものでした。
平和記念像の天を指す右手は原爆の恐ろしさを、水平に伸ばした左手は平和を、軽く閉じた目は戦争犠牲者の冥福を祈っていることを知ったのはもう少し大きくなってから。非核・反核の思いは、この頃から芽生えていたのかもしれません。

おりしも今日は、新潟県中越沖地震で深刻・重大なトラブルを起こした東京電力柏崎原発を地震で原発が実質的な被害を受けた世界初のケースとIAEA国際原子力機関の調査団6人が現地査察を開始しました。

今日届いた通信「草の根だより」(日本消費者連盟関西グループ発行)に、「原発震災を防ぐ全国署名 ~ 一刻も早く浜岡原発を止めてください 直下で東海巨大地震が近づいています」と言う署名用紙が同封されていました。狭い日本では、どこで原発震災が起きても放射能汚染はまぬがれません。



淀川の野鳥ウォッチング 

2007-05-12 | 環境
毎月1回の自然観察会。

 4月29日は阪急水無瀬駅から高浜の田んぼを横切り、淀川川原へ。葦原に生息するオオヨシキリやウグイスの混声合唱の中を歩きました。ユリカモメの渡り、鷹類のミサゴ、コチドリなど37種の野鳥を観察しました。

 多分一人で歩いていたら、スズメとカラスぐらいしかわからないのがおちの私ですが、講師の有田八郎さん(日本野鳥の会大阪支部)の指導のもとの観察会は、収穫の多い内容の深いものです。
 
暖かくサービス精神旺盛のお話しに、自然観察の楽しさを満喫させていただき、連休の一日、至福の時を過ごしました。

石けんを上手に使いましょう

2006-10-16 | 環境
石けんは安全だし、環境にもいいけど、使いづらい、洗浄力が悪いというイメージがあります。でも石けんの洗浄力は合成洗剤よりも大きいのですよ。そのことがデータによってよくわかります。

合成洗剤による健康への影響や環境汚染は言うまでもありませんが、家庭用品による皮膚障害の第1位は洗剤という厚生労働省報告で、健康被害の大きな要因となっていることが示されています。


10月8~9日、エル大阪で開催された合成洗剤追放第29回全国集会 「石けんを上手に使いこなしましょう」をテーマとした分科会でのお話の内容の一部です。
 全国集会は私も属している日本消費者連盟関西グループやふぇみん大阪も参加してきれいな水といのちを守る合成洗剤追放連絡会(水道労働組合)や各地の石けん運動をすすめる市民団体が開催しました。2日間でのべ1500名の参加があったようです。

学校給食の食器洗いで石けん使用を取り組まれているのも、この運動の成果です。大阪市の学校給食現場からは1989年4月から合成洗剤を追放し、全校で石けんに切り替えることができたそうです。

島本町の学校給食では、以前は石けんを使用していましたが、今は複合石けん(合成洗剤)を使用されています。
子ども達や調理員のみなさんの健康、環境汚染などを考えて、石けんを使用してほしいです。(数年前議会でも質問をしましたが、実現していません。)

私も洗濯用、食器洗い、シャンプー、歯磨きは石けんを使っています。
衣類の黄ばみは石けんを良く溶かして洗濯し、すぐ日光に干すことで解消できます。


(写真は効率的な洗濯をするために粉石けんを上手に溶かす方法を実演~日消連関西グループTさん~ボウルにお湯を入れてその中に粉を入れ泡立て器で混ぜるだけ。それを洗濯機に入れるとよく溶け洗浄力も増す)


水無瀬川探検隊

2006-09-02 | 環境
26日は緑と水を守る会の例会でした。

恒例の「水無瀬川探検隊」で
尺代から大阪環状自然歩道を抜け、やまぶき渓谷のせせらぎに耳をかたむけながら、乙女の滝を左手に見て、砂防ダムの堰堤で昼食の後、水無瀬川源流の途中の川久保まで、川の中を遡ります。

小学生の子ども達3人は、植物やトンボ、サワガニ、稚魚と戯れながら水の中を自由にあるき、泳ぎながら登ります。大人の私は、川の石ですべらないよう、がけを落ちないようと、自分の身を支えるのに精一杯で、あまり目にはいりません。
でも、この「探検隊」は子どもに戻った気分になる貴重な体験です。

今年は水が少なく、深いところを避けての「がけのぼり」の部分があまりなかったので、いつもより早く、川久保までつきました。
上流に行けば行くほど、不法投棄のごみと採石場の粉塵で水辺の環境としては悪いです。川久保より上流の方はきれいなようです。

川久保から上成合まで、沢沿いに降りて4時頃のバスで高槻まで出て、帰りました。この行事を終えると、ああ夏が終わったと実感します。

写真はYさんが撮って下さいました。(写真は左クリックすると大きくなります)

高槻・市民自主講座

2006-08-08 | 環境
5日は島本も高槻もお祭りで浴衣姿の方が目立ちます。
水無瀬駅前での打ち水大作戦イベントも気になりながら
午後2時から開かれた、高槻・自主講座主催のユアサ工場跡地の鉛汚染問題の報告集会に参加しました。

報告集会では、ユアサによる鉛汚染の実態と
自主講座により独自に周辺の粉塵と土壌の鉛濃度を測定した結果、周辺にも高濃度汚染を起こしていたことについて、報告された内容は衝撃的なものでした。

JR高槻駅北側に位置しているユアサ工場跡地は、再開発計画が予定されています。バッテリーを製造していたので、工場廃止に伴い、土壌汚染対策法に基き敷地内の土壌汚染、地下水汚染調査が行われ、すでに古曽部地区の汚染土壌は運び出されています。

ユアサが市に提出した白梅地区の調査報告書によると、溶出量基準の2600倍の鉛汚染が確認されています。しかしながらユアサも市も周辺に汚染はないと言っているそうです。

報告書の解説、鉛の毒性についても長期微量暴露、子どもへの影響など海外の事例や報告をもとにした説明は、改めて鉛汚染の問題の深刻さを知りました。
鉛汚染された環境で子育てをしたことへの痛みが、この問題への取り組みとなっていること報告された自主講座のメンバーの方が話され、心に迫るものでした。
       

高槻・自主講座は農薬の空中散布問題に始まり、長年企業の地下水汚染問題などに取り組まれてきています。
私は18年ほど前に酸性雨調査に少しだけ係わりましたが、科学的調査に基き実態を明らかにしていく自主講座には非常に学ぶことが多いです。

若山神社 きのこ観察会

2006-07-12 | 環境
9日は島本・緑と水を守る会の定例会。
上田俊穂さんを講師に迎えての若山神社での「きのこの観察会」でした。

きのこは不思議な生物です。植物でもなく動物でもなくカビやコウボと同じ菌類です。
そうめんのような、シロソウメンタケは今日の観察で一番興味をもった「きのこ」です。
竹林では例年同様、レースのドレスを広げたようなキヌガサダケを見ることができました。

子ども達の参加は残念ながらありませんでしたが「広報しまもとで案内を見た」と参加してくれた若いカップルに嬉しくなりました。

写真はキヌガサダケ

水上隣保館 水路・里道問題

2006-06-20 | 環境
山崎の住民の方から、日曜日午前、西谷川(大阪府島本町と京都府大山崎町)の整備に係ることなどについて社会福祉法人 大阪水上隣保館主催の説明会があるとお聞きしたので、参加しました。

山崎幼稚園(同系列学校法人運営)の建替え工事に伴い、水路(西谷川)・里道の整備を計画しているということです。施設に隣接する関係地権者及び隣地住民、西谷川の下流に住む大山崎・島本両町のかたがたが参加されていました。

水上隣保館が1971年頃、専門学校の施設を建設した際、西谷川を暗渠にしてその上にグランドを整備したこと、昔から住民や地権者利用していた里道が機能していないことについて、法人からお詫びと改善の整備計画案の説明がありました。

「川を埋めていることについては、1979年、大山崎・島本両町長より西谷川整備改善命令が出されていたが、今日にいたっている。地域のみなさんに長年ご迷惑をかけており、不法な状況をこの期に改めるため水路の付け替えを計画している」ということです。

私も、初めて知った問題で、大変驚きましたが、水路・里道・境界問題、浸水の危険性について水上隣保館建設依頼、積年の課題であることが、住民のかたがたの厳しい言葉で読み取れました。

法人は1951年から、山崎地区での児童養護施設運営に始まり、保育園・特別養護老人ホーム・社会福祉専門学校・情緒障害短期施設と多岐にわたる福祉事業を展開され、島本町の福祉施策にも大きく貢献されていると認識していましたので、法令順守がなおざりにされていたことは、非常に残念です。

水路・里道については2005年4月までは、法定外公共物として国が管理しており、それ以降は町が管理をしています。西谷川については大阪府と京都府の府境に位置し大山崎町・島本町が両方で管理しています。

当日は行政(島本町・大山崎町)の出席がないことへの不満の声もありましたが、水路・里道問題のみならず、今後幼稚園建替えにあたっては開発指導要綱にもとづく事前協議も関与してきますので、行政の出席を求められるのは当然です。

しかし、何故町も今までこの様な不法占有を放置してきたのでしょうか。

幼稚園はすでに、本館部分は解体し園児の園生活も不自由を強いられているので、法人は建替えを急ぎたいようですが、住民の理解が得られるには、課題が多いようです。解決に向けて、行政が助言・指導しながら丁寧に協議していくことです。

写真は西谷川(暗渠の入り口付近)


やまぶき園(町立の知的障害者通所授産施設)のアスベスト除去せず!!

2006-06-18 | 環境
16日、午後に議員全員協議会が開かれました。

案件は1.理事者よりの報告
① 島本町第4次行財政改革プランについて
② 淀川右岸流域下水道高槻島本雨水幹線について
③ JR(仮称)島本駅設置に伴う西京高槻線の整備について
④ アスベスト対策の経過と今後の見通し
2.議会運営に関する申し合わせ事項の全員合意について

① 第4次行財政改革プランを策定~業務・公共施設の民間委託の推進、職員数・人件費の削減、補助金の見直し、使用料・手数料の見直しなど住民サービス、住民負担にかかわる内容も多く、住民に説明せよと要求。
保育所・図書館の民間委託は実施年は明記されていないが検討計画にはあがっている。

②大阪府による建設が遅れている淀川右岸流域下水道高槻島本雨水幹線は09年度末 との完成のめどがついたと報告あり。9月府議会で予算を議決した後、工事
請負契約締結後、工事着工予定。完成までの4年間で島本町の負担は約7億円。
浸水対策とは言え、これも下水道会計を圧迫してくる大きな要因。

③JR駅事業関連の西京高槻線(西国街道高槻側)
拡幅工事を大阪府まちづくりの一環として府の費用負担(約2000万円)で行うことで協議がすすんでいると報告。いままで大阪府は原因者負担を理由に町負担ですべきと譲らなかったのに、一転した理由は何だろうか?。

④公共施設の吹付けアスベスト対策~今年度は第3小、住民ホール、庁舎議場、大薮浄水場、衛生化学処理場の除去工事を行う。なんと障害者施設のやまぶき園は除去工事せず、すでに49万円で封じ込め工事ですましたと報告あり。除去費用(5千万円)がかかり、工事中の代替施設がないことが理由。福祉施設でありながら万全の対策が取られないのは許せない!

2点目の案件は、前回の議員全員協議会で、〈「議会運営等の申し合わせ事項は全員合意で決める」と定められているため、申し合わせ事項の変更ができずに議会改革がすすまない〉との意見が多くあったことを受けて、議長が「議会運営等の申し合わせ事項は全員合意」について議論することを提案したものです。

自民・公明・民主系会派は「全員合意」の変更を要求しました。数の力で自分達の都合のいいように決められる「多数決とする」に変えたいという意図があるのでしょうか。大会派の都合のいいように決められては、住民に開かれた議会改革が阻まれます。多数決で決められるようにして、念願の政務調査費を制度化したいというのが、本音ではと推察します。
私たち、人びとの新しい歩み、共産党は、「全員合意で決める」をかえることについては譲れません。結果的に現状どおりのルールを堅持することなり、ひと安心です。



汚水の行方 下水処理場見学

2006-06-15 | 環境
6月12日は建設水道常任委員会の勉強会に同行し、淀川右岸流域下水道高槻処理場(高槻市番田)の見学をしました。
職員のみなさんには処理場のしくみを詳しく説明していただきました。
日量13万t処理している処理場は汚泥を焼却する施設もあり、広大な敷地の中にあります。
流域下水道とは、市や町のワクを越えて2つ以上の自治体の下水をまとめて処理する下水道です。淀川右岸流域下水道は高槻市、茨木市、島本町で構成しています。
淀川右岸流域下水道の建設は大阪府が行っており、維持管理は安威川・淀川右岸流域下水道組合(島本町・高槻市・茨木市・吹田市・摂津市・箕面市)が行っています。
島本町の下水道組合分担金は06年度予算で1億1923万5千円です。
下水道は処理施設より汚水・雨水の運搬施設の管渠建設工事にも莫大なお金がかかります。建設負担金も5643万円です。
島本町の下水道会計に浸水対策のための雨水幹線の建設負担金なども大きく占めています。

昔と違ってし尿や雑排水などの処理はなかなか見えないものです。汚水の行方に関心を持ってみませんか。

今日は一般質問の通告締め切り日でした。
障害者自立支援法について、JR新駅設置西側道路整備の自然環境調査について、学校における室内化学物質対策指針の策定について 質問します。10人中8番目ですので、30日午後くらいになりそうです。

きき水

2006-06-05 | 環境
10時から大阪府・島本町水道部共同主催の「きき水」があると、知ったので
ふれあいセンターに行きました。

早速、二つの紙コップに入った水の飲み比べをしました。Aのコップの水は冷たいのに、Bのコップの水はぬるく、比較の前提条件が同じではないので、おいしさをくらべるのはちょっと難しい。どちらがおいしいか、よくわからなかった。
Aが島本町の水道水、Bがミネラルウオーターでした。

島本町の水も地下水100%の時は、ミネラルウオーターのようにまろやかだったような気がします。今は10%の大阪府営水(淀川から取水)とのブレンドです。なにより、水源の保全・保護が大事ですね、と府の女性職員さんとお話ししました。

ところでこの方、西原理恵子(このところ本音で迫る子育て漫画が有名)さんが「大阪の水はまずい」といったので、お手紙を書き(抗議文らしい)、大阪の水のきき水をしてもらい、まずくないことを、西原さんに確認してもらったそうな。私も「きき水」をしている西原さんの様子をTVで見ましたよ。



午後は、昨日締め切りの住基ネット訴訟ニュースへの投稿をようやく済ませ、
昨晩疲れて書けなかった東京の報告をブログに載せました。
ところがせっかく撮った写真がアップできません。

多分、カメラを替えたのでソフトがインストールされていないためでしょう。
映像はしばらくお待ち下さい。

映画 六カ所村ラプソディー

2006-06-04 | 環境

昨日は東京を10時に発ち、午後は高槻ドキュメンタリー映画上映委員会主催の「六カ所村ラプソディー」を見ました。核燃料再処理に揺れる青森県六ヶ所村を記録した映画です。監督は「ヒバクシャー世界の終わりに」を撮った鎌仲ひとみさん。みなさんにも是非、見ていただきたい映画です。

大事なことを映像から伝えていく、この様な上映活動をされている、上映委員会のスタッフの方々にも感謝します。



自然観察会② 夜のヒメボタル観察会

2006-05-30 | 環境
日曜日は日中の観察会に続き、夜はヒメボタルの観察会でした。同じく緑と水を守る会のメンバーを講師にして、夜9時にふれあいセンターに集合し、桜井周辺の藪、草地に光るヒメボタルを観察しました。

ホタルはヘイケ・ゲンジなどのように水辺のものと思っていましたが、ヒメボタルは陸性のホタルです。5月ころから発生しヘイケ・ゲンジより小型で、発光間隔も短く、湿気のある草地など見られ、町内も桜井、山崎、大沢などで生息しています。山間地の大沢のヒメボタルは7月ごろ発生するようです。

5月から7月までヒメボタルが発生している間、Aさん、Oさんは、夜10時頃から調査をされ、毎年観察報告をまとめていただいています。大変地道で根気のいる活動には、頭が下がります。毎年開かれるヒメボタルサミットで報告もされています。

畑や草地がコンクリートの駐車場にかわったり、周辺に農薬などが撒かれると生息環境がなくなってしまいます。ヒメボタルの生息環境を保全することが大事ですね。
 
島本町は水質環境保全や水辺に親しむことを目的に、ホタル育成事業としてヘイケ・ゲンジボタルの養殖をして、毎年、水無瀬川や水路に幼虫を放流しています。
 環境保全の視点からは、ホタルの放流などの生物の移入は、生態系を乱すことや、自然環境の状況が、かえって見えにくくなってしまうと指摘されています。

水無瀬川には、自然のゲンジホタルも見られました。しかし山からの土砂流入、名神高速拡幅工事などによるコンクリートの護岸、グランド・高速道路や川に沿った道路の夜間照明、合成洗剤などの家庭用排水などの影響なのか、非常に少なくなっていました。これらのことを根本的に改めないままで、人工育成のホタルを放流し、ホタルが観賞できることが、豊かな環境なのか、考え直す必要がありますね。