ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

「『べてるの家』を訪れて 報告会 

2008-11-24 | Weblog
22日夕刻からは、草の根市民ネット講座。いつもの会場はふれあいセンターなのですが、気分を変えて、大山崎の「キッチン ゆいかじ」さんをお借りして開催しました。

今回は「ぴあ・ネット」のメンバーに「北海道・浦河べてるの家を訪れて」という報告会をお願いしました。

「べてるの家は今から30年前、この過疎化のすすむ浦河町で、精神障がいを抱えた人たちが『町のためにできることはないか?』と考えたところからできた」そうです。(パンフレットより)

浦賀赤十字病院のソーシャルワーカーの向谷地生良さんが、退院した当事者と生活の場としていた教会で始めたのが、特産品である日高昆布の袋詰め。今や年収1億円。補助金でなく、起業して、働く場や暮らしの拠点作りを始めたところがすごい。

その後事業はどんどん拡大し、福祉法人の事業として就労サポートセンター、生活サポートセンターなどの運営、有限会社福祉ショップ、回復者クラブ(自助グループ)、NPO法人 セルフサポートセンターなど 運営し、200人の当事者が関わっているそうです。法人代表や会社社長も当事者です。

幻覚&妄想大会もあるそうで、三度の飯よりミーティング、当事者研究など病気も笑いに変え、弱さを絆に支え合って生きやすい町づくりを提案しています。
1万5000人の浦河町に150~200人のべてるの人たちが暮らしているそうです。

報告するお二人もキャッチボールをするように、べてるの良さを十二分に伝えていただきました。大阪精神医療オンブズマンなど当事者とつながる活動があるからこそ共感できるものがあるのでしょう。

家族に当事者がおられる方や子どもさんが障がいをお持ちのかた、精神医療や高齢者介護に従事される方などが参加していただき、交流ができました。どんな町にしたいのか、私の中でビジョンがふくらんでいく気がしました。

すっかり、べてる病(「べてる」のことを知ると虜になるそうです)になったみたいです。参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました。

写真は若山神社の紅葉

キノコ観察会

2008-11-24 | Weblog
11月22日(土)朝から紅葉の中、若山神社より尺代まで、キノコの観察会を楽しみました。月1回の緑と水を守る会の例会です。

講師は上田俊穂先生。保育社のキノコ図鑑をはじめ、数々の図鑑にお名前が載っているそうです。島本高校で17年間勤務されていたので、この辺りはよくご存じのフィールドです。

キノコの観察会にしては参加者が少なかったのですが、こんな時こそラッキー。じっくりお話が聞けるものです。

この時期は地温が低く雨が少ないためキノコは少ないそうで、確かに、採集して同定するのにシートに並んだのは、いつもの4分の1くらいでした。

それでも6月にはキヌガサダケなどが見られる若山神社の参道には、冬虫夏草のコナサナギタケ。きれいなオレンジ色のヒメダイダイタケ。キツネノチャブクロ、ノボリリュウなど20数種類。 

初めてみたのはカキノミタケ。柿の種からでてくる黄色のキノコ。
地球上の生き物は植物と動物だけではなく、菌類が存在し、キノコは菌類の仲間。きのこの不思議さは観察会で体験できますよ。

上田先生には、来年度の夏、講師の予約をしっかりお願いしました。


写真 カキノミタケ

公開討論会

2008-11-06 | Weblog
10月23日 夜7時から 衆議院議員大阪10区予定候補者の公開討論会に行きました。高槻まちづくり株式会社の主催で、大学生スタッフによる司会進行はとても新鮮です。

臨時国会冒頭での衆院解散を予定しての企画だったようですが、解散が見送りとなり盛り上がりは控えめの感じがしました。その分、冷静に浅沼和仁さん、辻元清美さん、松波健太さんの政策はしっかり聞くことができました。

いくつかの国政に関するテーマの後、合併に関する質問があり、それぞれの予定候補者の考えは島本町民としては興味深かったです。

勉強不足なのか、島本町の企業名「サントリー」を「サンスター」と言ったり、「島本町は高槻市にし尿処理をやってもらっている」という認識間違いの発言があったのは、気になりました。(し尿処理場=島本町衛生化学処理場は高槻市行政区域内にありますが、町直営で行っています)
また、ヤジを飛ばして退場を即されたのも島本町議会議員であったことも不名誉なことでした。