ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

大晦日

2010-12-31 | Weblog
2010年が暮れようとしています。
今年も多くの町内外の市民のみなさまに支えていただきました。
そして、議会事務局を初め役場職員のみなさんにもお世話になりました。
ありがとうございました。

今年は島本町の存続に関わる合併問題が再燃し、市民のみなさんとのネットワークで「WE LOVE しまもと」をスローガンにして、「しまもと広域行政・合併問題学習会」を5回にわたって開催してきました。

来年の早い時期には、高槻市・島本町広域行政勉強会の中間報告が発表され、本格的に議論が始まるものと予測します。3万人のまちだからこそ可能なこと、希少価値のあるものがあるはずです。12議会でも、この問題について一般質問しました。「ひらの議会リポート」の作成が遅くなっていますが、1月中旬までにはお届けできると思います。

議員になってから10年近く、遠出の旅行はなかなか行けませんでしたが、今年は6月に北海道・べてるの家の当事者研究大会、8月には沖縄・辺野古へ行きました。

半世紀も生きてきて、戦争のことを聞いたり、観たりする立場から、私たちが伝えていかなくては、とこの頃強く想います。

12月25日に大阪人権博物館で開催されていた「ひめゆり 平和への祈り~沖縄戦から65年」を友人と観に行きました。

沖縄戦ではひめゆり学徒も277名が亡くなられています。ひめゆり学徒の話は小説や映画となって全国に知れわたるようになりました。生存者は自分たちが体験した戦場とはかけ離れた物語が一人歩きしていくことになり、戦争の実相を伝えて行かなくてはと「ひめゆり平和記念資料館」をつくり、証言を続けてこられました。

国のために命を捧げよという軍国主義の教育、捕虜になることを許さない日本軍の考えや当時、日本中で流布された「米兵は男は八つ裂きに、女は弄んで殺す」という情報が学徒を追い詰め、自決を選ばせたことを、生存者の証言の映像が伝えていました。

また、大阪人権博物館(リバティおおさか)の「私が向き合う日本社会の差別と人権」をテーマとした展示は、見応えがありました。

ウチナンチュー、在日コリアン、アイヌ民族、女性、性的少数者、障害者、ハンセン病回復者、HIV感染者・AIDS患者、被差別、ホームレス、公害被害者、水俣病患者など「差別を受けている人の主張と活動」のコーナーは圧巻です。女性のコーナーにはふぇみん新聞第1号(1946年)の復刻版鉛版が展示してあり、感動でした。来年から、橋下知事の意向で展示はリニューアルされるそうですが、人権が骨抜きにならないといいけど・・。

平和・人権・環境が尊ばれる社会に、と祈念して除夜の鐘を聞きましょう。
みなさま、良いお年をお迎え下さい。

淀川の冬鳥観察 ハイタカ 

2010-12-30 | Weblog
毎年、緑と水を守る会主催の冬鳥の観察会を楽しみにしています。
今年は12月19日、冬にしては雲一つない青空の広がる暖かな日でした。講師は日本野鳥の会・大阪の有田八郎先生です。いつものように暖かな笑顔で、丁寧に説明してくださいます。

水無瀬駅に集合して、高浜の田んぼではアオサギ、ダイサギ、ケリ、モズをじっくり観察。新大阪ゴルフ場ではタヒバリ、ヒバリが餌をついばんでいる様子が見え、河川敷にでると、ヨシ、オギ、セイタカヨシの茂みを、先生や会のスタッフのSさんが数日前から開いて通りやすくしていただいた小道を抜けていきます。ツグミ、シジュウカラ、ジョウビタキなどを観察しながらノイバラの棘に気をつけながら歩いていると、「猛禽類だ!」の声。

天空を舞う、ハイタカ。美しい飛翔です。

木津川、宇治川、桂川の三川合流の見渡しの良いところで、昼食。枯れ木を集めて焼いたおいもは特別美味しいです。焼きいも奉行のMさんのおかげです。もうすぐ88歳とのことで、年期が入っています。

カワウ、カワアイサ、イソシギなどその日は36種の野鳥が観察できました。といっても、私の目に入ったのは20種ほど。観察の目が育たないと見えないのでしょう。

年末の幸せな一日でした。感謝!


写真:2009年の観察会のもの 今年はあまり映像が良くないので・・。


今年最後の情報公開 

2010-12-29 | Weblog
昨日は12月18日に開催されたJR島本駅西側まちづくり勉強会に関する資料の情報公開請求をしました。この勉強会は公費を使って大阪府都市整備推進センターにまちづくり支援業務を委託して、政策推進課が事務局ですすめているにもかかわらず、傍聴することを拒み、会議は非公開です。町が定める「審議会等の会議の公開の指針」違反です。

JR島本駅西側について、住民にとっては大いに関心があり、大いに関係のあることです。今後、事業には公費も投入されます。密室で決めることではありません。非公開で進めた町営住宅跡地開発事業が結果的に禍根を残したことを繰り返してはなりません。

だからこそ勉強会を含む西側開発に関する情報は知る権利も知る必要性もあります。

また、12月10日付けで情報公開請求した「高槻市・島本町広域行政勉強会のワーキンググループ開催に伴い提出された資料」「京都・島本・高槻地域活性化協議会にかかわる資料すべて」についても公開されました。

「高槻市・島本町広域行政勉強会」については、5月から滞っていたワーキングが12月3日に開催されました。当日行われたのは第2回島本町し尿処理課題ワーキング、第1回事業連携ワーキング、第1回大阪版権限移譲広域連携ワーキング。12月9日には第3回財政調査・検討ワーキングが開かれ、財政シミュレーションの作成について検討されています。しかし、公開された資料の内、一番気になる財政ワーキングの肝心な所は一部非公開となっています。

両市町の「普通会計長期財政推計(10年間)」(一部非公開)も作成されていますので、一気に調査・検討がすすみ、広域行政した場合、合併した場合の財政シミュレーションを含む中間報告がでるのが早まるのではと予測します。

し尿処理を口実に合併推進を目論む高槻市・島本町広域行政勉強会の本質が見えてきました。しっかり見極め、対応して行きます。

写真:10月25日訪問したクリーンプラザ乙訓 し尿処理施設

クリスマス・イブのWIB

2010-12-24 | Weblog
厳冬に入ったような強い風と寒さの一日でしたね。

クリスマス・イブの夕刻、ジョンレノンとオノヨーコの「HAPPY CHRISMAS (WAR IS OVER)」の曲を流しながら、WIBを行いました。

イラク戦争開始の翌年2004年1月から毎月第4金曜日にJR高槻駅陸橋で女たちが集まり、パレスチナで始まったWIB(Women in Brack)~黒衣をまといメッセージを持ち、静かに立つ非暴力の行動~を続けています。憲法9条のメッセージとともに、「どこにも基地はいらない」と書いたメッセージを持ちました。

WIBの仲間が、沖縄の高江で米軍ヘリパッド建設予定地で12月22日早朝、沖縄防衛局員や作業員100名以上が押し寄せ、フェンス設置を強行し、ヘリパッド工事を始めたことを伝えてくれました。今年の夏、彼女は座り込みに参加したばかりでしたので、居ても立ってもいられないという感じです。

高江は約160人が暮らすヤンバルの小さな集落で、この集落をかこむように米軍のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)を6つ作る計画です。すでに高江には訓練センターがあり、米軍へりが低く長く飛ぶので、新型機オスプレイが飛んだら、高江に人が住めなくなる!と高江の人びとは「自分の家で普通に暮らすため」に去年の7月から工事現場の入り口で、工事をやめてもらうために座り込みを続けておられます。


JR島本駅西側の開発に拍車をかける都市計画案

2010-12-21 | Weblog
 JR島本駅西側開発に拍車をかける都市計画案(区域区分の変更)に対する意見書を大阪府に提出しました。都市計画法にもとづく縦覧期間に関係市町村住民や利害関係者は意見書を提出できます。以下に私のだした意見書を掲載します。
今後、都市計画案は1月開催予定の島本町都市計画審議会を経て、2月に大阪府都市計画審議会で審議されます。                                 
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                                     2010年12月13日
                   
北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(都市計画区域マスタープラン)」変更案についての意見書

2009年〈平成21年)12月24日、島本町は大阪府に「北部大阪都市計画(島本町)区域区分の変更について」JR島本駅西地区市街地開発事業 事業計画書案を提出しています。それを踏まえ今回、大阪府の「北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(都市計画区域マスタープラン)」変更案の中で島本町JR島本駅周辺地区を保留区域と設定するよう変更されています。私は島本町の住民として、一斉見直しの時期に係らず、随時、市街化区域へ編入できることになる当該地区の「保留区域の設定」の撤回を求めます。
理由は以下の通りです。

1.JR島本駅西側にはおよそ10ヘクタールの農地が広がっています。 春には菜の花・れんげ、初夏には田植え、秋には稲穂がたなびく風景が見られます。どんど焼きなどの伝統行事や、隣接する小学校の学習田としても活用されています。農地は農産物を生産するのみならず、景観・防災・保水・生物多様性の環境などの多くの役目を果たしています。都市近郊の町として鉄道駅周辺に北摂の山並みを背景にして田園風景が残っていることは奇跡的なことです。ひとえに、農地地権者のみなさん、農業者のみなさんが先祖代々にわたってご尽力いただいたことによるものと、島本町住民として感謝しています。この地区は大阪府の農空間保全地域に指定されています。さらに島本町が農業・農地保全策や景観保全策を積極的につくり行政的支援を行い、住民と共に協力して西側地区の田園風景を守るよう望んでいるものです。

2.JR新駅設置事業については多額の公金を投入し、財政負担になるばかりでなく、西側農地の開発に拍車がかかることを懸念していました。島本町は2008年3月のJR島本駅開業までは、西側の土地利用方針は決まっていない、と議会答弁でも言い続けてきました。しかし、駅を核とした周辺まちづくりを望む勢力は総合計画の見直しを3年も前倒して行うよう強く要求し、基本構想については2009年10月に議会で議決しました。基本計画についてはまだ総合計画審議会で審議中でありますし、西側地区について土地利用方針は明確に定められていません。町行政も農地地権者の意向を聞いて進めるというのが審議会での答弁です。

島本町は2009年6月に、駅西側の農地所有者の意向を調査するとしてに「農地利用に関するアンケート」を実施しました。所有者46人中36人の回答がありました。「将来も農業を続けようと思いますか」という質問に「はい」が17人、47.2%、「いいえ」が16人、44.4%と意見が拮抗しています。「将来市街化区域になることを望まれますか」という質問に「はい」が12人、33.3%、「いいえ」が20人、55.6%と多くの方が現状の市街化調整区域のままでよいと答えています。
そのような中で、本年度、町行政はコンサルタントに支援業務を委託し、先行してJR島本駅西側地権者を対象としたJR島本駅西側地区まちづくり勉強会を発足させ、勉強会、ワークショップを行っています。農地地権者の意向を反映させ本地区の将来像のイメージやまちづくりの基本方針などを検討するとしていますが、駅西側は島本町全域の住民にとっても重要な地域です。しかし同勉強会については、住民には一切、非公開で行われ、まちづくりへの住民参加を否定した形で進められています。

3.2009年12月24日、今回の「大阪府の都市計画区域マスタープラン」変更案につながる「JR島本駅西地区市街地開発事業 事業計画書案」を島本町は大阪府に提出していました。関係の農地地権者にも説明せず、意向を確認することなく大阪府に申請されたことは、重大な瑕疵があります。農地地権者の意向を聞いて進めるという姿勢に反することだからです。また、島本町に係る都市計画原案について、町は公聴会も住民説明会を行うこともしていません。都市計画法第16条には「都道府県または市町村は・・都市計画案を作成しようとする場合において必要があると認めるときは、公聴会の開催等住民の意見を反映させるために必要な措置を講じるものとする」となっています。

保留区域の設定により、今後当該地区のみならず、島本のまちづくりに大きく影響があるのですから、公聴会、住民説明会をすべきであります。さらに町広報に掲載された都市計画変更案縦覧の記事には、島本町住民が都市計画法に基づく縦覧と意見書提出の機会があるにもかかわらず、そのことが書かれていません。多くの住民は意見提出が可能ということについて十分知っているわけではありません。都市計画法の住民参加の制度を活用できないことになります。都市計画変更案については手続きの上でも、島本町に不作為があると強く抗議の意を持っています。

4・「北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(都市計画区域マスタープラン)」変更案の中で島本町JR島本駅周辺地区を保留区域と設定することについては、随時、市街化できるということなので、JR島本駅西地区市街地開発事業を前提とするものであることは明白です。事業実施にあたって今の環境は大きく変貌し、財政難の島本町からも公金支出を余儀なくされます。住民の意見も農地地権者の意見も十分聞かずして、一部の開発を推進する勢力と町行政が一体となり、事業推進することは認められません。

保留区域とすることは、線引き一切見直しの本年度には市街化編入しないが、2015年度までに市街化編入可能なように設定するものです。田園風景は失われ、開発に拍車がかかることになることにつながる都市計画変更案は認められません。

                            以上

             


12月議会が始まります 一般質問は14名

2010-12-11 | Weblog
12月議会は12月14日~16日まで開かれます。町長提案議案は4件の人事案件、1件の議決案件、3件の補正予算です。14人が一般質問します。1人を除いて全員が行います。

一般質問の議員名と質問通告項目は島本町の議会ホームページに載っています。トップページからもアクセスできます。または下記のURLを参照下さい。
http://www.shimamotocho.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/20/ippankoumoku22_6.pdf

予定では、14日~15日に一般質問。平野は11番目ですので15日午後かと予測します。「高槻市島本町広域行政勉強会について」「第五次行革プラン 幼稚園保育料及び入園料の値上げは撤回を」について質問します。14人の質問終了後、町長提案の議案審議となります。

【議案】主なもののみ、詳しくは島本町総務課及び議会事務局にお問合せ下さい。

◇教育委員会委員の任命同意について~森川正啓さん(現教育長) 任期満了に伴い再任するもの。任期は2011年2月より4年間。
◇固定資産評価審査委員会委員の選任同意~森山慎基さん 任期満了に伴い再任するもの。
◇大字山崎・大字高浜財産区管理委員の選任同意
◇大阪広域水道企業団を組織する市町村数の増加及びこれに伴う大阪広域水道企業団規約の変更に関する協議について ~企業団への新たな加入に伴い議決が必要なため

◇一般会計補正予算(第5号)主なもの
・中学校空調機(エアコン)設置事業 7660万円 (財源は国の補助金=安心・安全な学校づくり交付金1231万8000円と起債=義務教育施設整備事業債5710万円、一般財源394万1000円) 来年、2学期からは使用できるスケジュールで事業計画されている。

・大阪府市町村互助会返還金 3013万8967円~住民訴訟において9月、互助会が給付を受けていた補給金の71.6%相当額を市町村に返還するよう請求すべきであるとの旨の最高裁判決決定がなされた。すべての市町村に5%の金利分を含んで支払うことはできず、互助会は破産手続きを士、受理された。保有する資産は清算する予定だったが、破産手続きによって市町村に返還されることになった次第。歳入されたものは一般会計分2813万4167円は公共施設整備基金に積立てられる。

・特別職報酬審議会委員報酬 15万8000円 議会議員の報酬額及び特別職(町長・副町長)の給与を審議会に諮問するため。

・第4小学校トイレ改修工事 事業確定のための 994万8000円減額 
・日本脳炎予防接種 993万4000円~予防接種による重篤な健康被害があったため予防接種の積極的勧奨の差し控えていたが再開するもの。

〈債務負担行為の事務事業〉主なもののみ掲載。
多くは来年度当初から事務事業を行うために年度内に入札を実施するもの。
・男女共同参画計画策定業務委託 945万円~国の緊急雇用創出基金事業補助金活用
・自然環境調査等業務委託 3688万円~国の緊急雇用創出基金事業補助金活用
・裁断機購入事業 130万円~来年度以降のコンビニ収納の納付書とするための機器
・集団健診業務委託1049万円~これまで随意契約であったが業者が増えてきたため入札による業者選定を行うもの。
・第3小学校プール改修工事2200万円~本年度に実施設計、来年夏までに工事完了させるため

◇公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
・寄付金 55万円~民間福祉施設における水道メーターの検針ミスによる損失分を寄付金として歳入するもの 時効にかかる分381万2430円を7年で7回分割で寄付金としていただくことで協議が整ったため。

写真 農業祭・品評会の農産物 丹精こめてつくられています。

議員提案 議員報酬5%削減可決!期末手当の役職加算廃止は否決!

2010-12-08 | Weblog
あわただしい年の瀬となりましたね。でも12月議会はこれからです。案件などは数日中にお知らせをいたします。

11月26日開催の臨時議会の報告が遅くなりました。2件の議員報酬削減案を平野・澤嶋・戸田・外村議員で議員提案しました結果をお知らせします。提案内容は前の記事をご覧下さい。

議員の期末手当の役職加算分廃止については、自由民主党クラブ・山吹民主クラブ・公明会派計8名の反対で否決されました。

議員報酬5%削減については、暫定的な減額措置とするということに共産党・公明党の賛同いただき可決しました。残念ながら自由民主党クラブの清水議員・伊集院議員、山吹民主クラブの藤原議員、山口議員、平井議員、東田議員はこれについても反対されました。日頃、行革、行革と声高におっしゃっているのに住民には痛みを押し付け、自分たちは聖域ということでしょうか。

参考までに、第76号議案 島本町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、私が提案議員を代表して議会で述べた提案理由を掲載します。

「1990年、平成2年第6回定例会におきまして、一定以上の役職がある職員の期末・勤勉手当に対して15パーセントを限度とするいわゆる役職加算制度が導入されました。それに準ずる形で、議会の議員についても期末手当は給料月額の15%を増した額を基準額とし条例改正が行われた経過があります。部長級の職員と同様の15%という一番高い率で加算の措置がなされたことに当時の議会では加算を削除する修正案も出され、導入に反対意見もありました。その当時はバブル景気絶頂のころでしたので、職員の場合、官民の格差を是正するとして導入されたことには一定の意味があったと思われます。

 その後20年もたち、社会情勢も大きく変わり、国をはじめ地方自治体はどこも厳しい財政運営を迫られています。
 島本町におきましても、財政難を理由に数々の住民サービスの削減が行われてきました。にもかかわらず、非常勤特別職である議員においていまだにこの特権的制度が見直しされず温存されています。この数年間、機会あるごとに15%加算の廃止の要望をさせていただきました。

 町行政は近々、第5次行財政改革プランを正式に発表します。同プランでは障害者、高齢者、難病者、遺児等に係る福祉金等の削減・廃止、幼稚園保育料の値上げなど住民の痛みを伴うものがあげられています。
本臨時議会には町職員の給与・ボーナスの引き下げの議案も提案され可決したところです。議員だけが聖域でいいのか、住民の皆さんに負担をお願いする以上、議会が率先して身を切る努力が必要ではないでしょうか。

もとより私たちは住民自治の充実のために議会が十分機能し、議員がしっかりその任務を遂行するためにも、むやみに議会費を削減すべきではないと考えています。 しかし、住民に説明ができない、理解が得られないこの議員の期末手当の加算分につきましては、まずは見直しをすべきです。見直しで確保された財源は住民の暮らしを支援するためにこそ使われるべきと考えます。ぜひとも、議員の多くのみなさんのご賛同いただきますようお願いし提案説明を終わります。」


写真 町文化祭にて コンサートより