ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

6月議会が始まります

2009-06-21 | Weblog
梅雨なのに夏日が続きます。先週まで水無瀬川のゲンジボタルはことのほか、多く見られました。今冬、浚渫工事がなかったせいでしょうか。

昨日は、「ヒメボタルサミットin 天王山」(主催:同実行員会~緑と水を守る会・乙訓自然を守る会)も開かれ、島本の自然環境の豊かさを町内外にアピールでき、スタッフのみなさんのご尽力のおかげです。本当にご苦労様でした。

明後日より6月議会が開かれます。改選後の定例会です。どうぞ、傍聴におこしください。

◆日程 
★ 23日(火)24日(水)本会議 
報告案件、消防タンク車の買い入れ契約案件、税条例改正、補正予算、改選後の川口町長の施政方針と補正予算の説明、大綱質疑(順番は 自民・人びと・民主・共産・公明・会派に所属しない議員) 人びとの新しい歩みは戸田靖子さんが行います。

*施策予算は各常任委員会に付託して審査します。
★26日(金)総務文教委員会 
 30日(火)民生消防委員会
 7月2日(木)建設水道委員会 請願「駅前無料駐輪場の即時再開と有料 
駐輪場の利用料の大幅値下げを求める請願」の審査

★7月14日(火)15日(水)本会議 請願、施策予算に対する討論及び採決
 一般質問 *他の議案が提出されるかもしれません

◆6月議会にも副町長の選任同意の案件はあがっていません。川口町長は2期目のスタートにあたって、副町長も選べないようでは、4年間どうやって町政の舵取りをしていくのか先が思いやられます。

◆一般会計補正予算総額1億1384万5千円  

補正予算(施策分)案の主な事業(抜粋です)
△森林ボランティア育成~フォレストサポーター講座が復活(昨年は府財政再建プログラムで補助金がカットされ実施されず) 80万円
△生活排水処理基本計画策定・一般廃棄物処理基本計画策定 460万円
△都市計画マスタープラン見直し~JR島本駅西側のまちづくりに関連 420万円
△地域防災計画修正業務 280万円
△消費者相談の拡充 105万9千円
△町道高浜7号線外実施設計業務~堤防を利用したバイパス道路設置に関連 165万円
△尺代緊急避難道路用地鑑定~尺代貸し農園の入り口付近から長鳥橋までのバイパス道路関連 100万円
△ひとり暮らし高齢者把握事業~緊急災害時等に備え、ひとり暮らし高齢者台帳をつくるため同意のための費用 24万6千円
△妊婦一般健康診査公費負担回数の増(5回から14回に)570万9千円
△第二・四保育所施設整備~四保のみ食器洗浄機導入  890万円
△幼稚園・保育園AED設置 166万3千円
△小学校舎耐震診断~1・3小 1800万円

雇用対策
△ ふるさと雇用再生特別基金事業(森林管理台帳等整備事業)430万円
△ 緊急雇用創出基金事業(美化活動等事業) 285万円1千円
△ 民生関係(一般事務、介護認定調査員) 99万7千円
△ 衛生関係(一般事務)18万5千円
△ 土木関係(美化活動等事業、各種台帳整理事業)170万5千円
△ 教育関係(一般事務)80万1千円
△ 消防関係(防火対象物情報電子化事業)68万5千円

追記*長鳥橋が正しい名称です。(鳥合橋となっていました)

施政方針には下水道料金、ふれあいセンターや体育館などの有料公共施設の使用料の値上げも検討することを明言しています。住民負担になることは町長選後にだす、というのは常套手段ですね。鶴が池町営住宅跡地の利用計画も始動。選挙で応援した自民・民主会派要求(葬祭場含む多目的施設)に応えてのことでしょうか。
  


*写真は ヒメボタルサミットの手作り名札
                    

議案調査 高浜~尺代~消防署~第2・4保育所

2009-06-17 | Weblog
今日は9時30分から議案調査のため、会派の3人で淀川河川敷のある高浜地区から山間部の尺代地区、消防本部、第4・2保育所へと巡り、1日を費やしました。

現場に同行して説明していただいた担当職員のみなさん、ありがとうございました。どの職員さんも自転車で移動をされて、エコ・経費削減に努力されていると実感しました。この暑さで尺代には役場から片道だけタクシーを使いましたので、軽トラに乗り換えられましたが、「自転車で行きますっ!」と宣言していた私たちに付き合って自転車で移動される予定だったようです。

江川2丁目の高層マンションに伴い、狭隘な高浜幹線道路の交通緩和をはかることを理由として、町は町道高浜7号線と淀川堤防(5.5m幅員 高槻市と境界の水防倉庫まで)を利用したバイパス道路の設置について検討をしています

補正予算には国土交通省との協議を行うための基礎資料作成のための設計業務委託料165万円が計上されています。バイパス道路の設置については国交省との協議、多額の事業費、景観、近隣住民への影響、バイパスの交通量の増加等、いろいろ課題があります。住民要望や安心・安全な道路整備ということは、一定理解もできますが、財政難の中で、何を優先しなくてはいけないのか、慎重な議論が要ります。

同じ日に訪問した第4保育所の剥がれた壁、第2保育所の床の劣化に見られる施設の老朽化を目にすると、福祉が後回しにされている現状に胸が痛みます。

(写真は 工事中の高層マンションを背景に、高浜7号線と堤防で説明を受ける
 澤嶋さん、戸田さん)

副町長が決まらない

2009-06-12 | Weblog
6月11日の議会運営委員会に提出された議案概要を見て驚きました。副町長の選任同意の人事案件が提案されていなかったからです。

島本町の副町長のポストは昨年11月7日付けで任期を全うせずに退職した乾副町長の後は空席となったままです。4月の選挙で再選された川口町長は、自分の政治姿勢を理解して支えてくれる副町長を選任し、自信を持って提案してしかるべきです。副町長をおかないということであれば、それも一つのあり方ですが、今の島本町にとって、副町長がいないという状況は危機的です。

なり手がないのか、または候補者はおられたけれども議会の与党議員のおめがねにかなわなかったのか、と勝手に推測してしまいました。副町長さえも選任できないほどトップリーダーとしての力がないのかと、対外的に思われても仕方ないですね。

地方行政に明るい、見識の深い、議会とも馴れ合いあいではなく、緊張感を持ち、誠実に対応できる方を求めます。議会に議案説明さえもできないような度量のない理事者ばかりでは信頼は築けません。いっそのこと全国に公募して人材を募ったらどうでしょう。


教育委員会議傍聴~学校の耐震化

2009-06-10 | Weblog
6月8日、9時30分からの教育委員会定例会を傍聴。
6月議会に提出される教育費補正予算(案)について審議されました。
耐震補強事業として学校の耐震診断費用1800万円が含まれています。国の補助金328万5千円が充てられます。

2期目の川口町長の施策予算ともいうべきものです。今回は1981年の建築基準法改正以前の建設年度が古い第1小(1967年)、3小(1973年)を行いますが、順次他の学校も財政と協議しながら計画している、との説明です。

耐震診断の結果を受けての耐震補強工事は次年度以降になります。公共施設の耐震化計画によれば、学校の耐震化は後回しになっていましたが、島本町の耐震化率は52.2%、耐震診断率は35.3%で府内公立学校の平均と比べてもかなり低い現状です。財源として国の補助金(耐震補強工事補助率は2分の1から3分の2に改築補助率3分の1から2分の1に引き上げ)もあり、住民要望も多く、庁舎等に優先させて実施されることになったのでしょう。

災害時の避難所ともなる学校の体育館はすべて耐震補強済みです。安心できる教育環境を整備するためにも校舎の耐震化は必要事業です。財政規模小さな自治体にとって多額の費用を占めることになるので、財政計画をしっかりたてないといけません。

今年1月の教育委員会定例会で議決された2009年度教育予算(案)に中学校のクーラー設置2300万円が含まれていましたが、当初予算にも、今回の補正予算にも計上されていません。財政状況を考えますとクーラーより耐震化を優先されたことは妥当な判断だと思います。

この日の傍聴は、平野と澤島議員、戸田議員のみでした。

(写真 後日訪問した、耐震診断を予定している1小)

定額給付金 本人を証明するコピーは要るの?

2009-06-08 | Weblog
定額給付金も現金支給が始まっています。本当に必要とされているところに届いているのでしょうか。2兆円の定額給付金は選挙対策のバラマキ、もっと社会保障の充実や雇用や住宅を失った人のための緊急対策に使うべきと、関連の町の補正予算に反対しましたので、私は受け取りません。

なのに、家人は「他の家族の分は払った税金の一部だから返してもらい有効に使う」と申請。「せめて、そのお金の一部で『THE BIG ISSUEビッグイシュー日本版』を買ってな~」と条件をつけておきました。(ビッグイシューは、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業。1冊300円のビッグイシューを販売すると160円がホームレスの人々の収入になります。JR高槻駅陸橋でも販売されていますよ。)

それにしても、定額給付金を受け取るためには、本人を証明するコピーは要るのでしょうか。

町から郵送された書類には①申請書(請求書)と②本人を証明する公的証明書の写し③振込先の通帳、又はキャッシュカードの写しが必要と書いてあります。公的証明書とは世帯主の運転免許証、パスポート、健康保険証、年金手帳、介護保険証などです。

箕面市、豊中市、高槻市などは「世帯主本人が申請して、世帯主本人名義の口座に振り込む場合」は本人を証明する公的証書のコピーは不要とされています。

口座をつくる際に本人確認するため、世帯主と口座名義が同一であれば、本人であることが証明できるからです。

島本町は総務省のマニュアルどおりにしたと説明しています。総務省に問い合わせると「住民票の手続きと同様にと伝えている」と。コピーは不要の自治体もあるということについては「各自治体で本人確認できれば良い」ということです。振込口座が水道や税の引き落とししている場合も通帳のコピーは要らないところもあります。無用な個人情報の収集をできるだけ避ける、住民に手続きの負担をかけない等の方法を町の判断で決めるということに考えが及ばなかったのでしょうか。

発言の保障を

2009-06-05 | 議会
6月3日午後は戸田議員・澤嶋議員と共に菅議長と面談をしました。

臨時議会の議事運営について異議を唱えていた件で、菅議長と西島議会事務局長と妹藤議事課長に会議の録音テープを聴いてもらいました。明らかに議長は「戸田議員」と指名しているにもかかわらず「(討論を)閉めました」と進行されたという事実を双方で確認しました。(結果的に戸田議員の会派を代表しての討論は認められなかったということ)


議長からは「議会運営は完璧ではなかった。おっしゃるとおりの意味合いはわかる。改善の余地はある。非がありませんとは申しません。不慣れなところもあったかと思うので、今後配慮して取り組む」という弁明がありました。

瞬時の判断ができず、休憩に入り、すぐ録音のテープおこしをして確認するよう議長・局長に申し出ましたが、すでに遅しで直後に開催された議運で諮られることもなく、そのまま議事が進行していくことを許してしまったということも反省のひとつです。

あらためて、議長そしてサポートする局長には、議員の発言の保障と公正・公平な対応を求め、面談を終えました。



夜には、我が家の猫(チビコ)が、この1週間ほど全くえさを食べなくなって、じっとしていて様子がおかしいので、動物病院につれていきました。獣医さんに診てもらうと、やはり熱がありました。血液検査の結果、ウイルスの病気は陰性ですが、骨髄の機能が低下していて貧血状態。免疫力がかなり低下しているとのこと。6年前、まだ子猫の時に野良猫としてふらりと我が家に現れて依頼、小学生だった娘にせがまれて飼ったのですが、今では大事な家族です。良くなってくれるといいのですが。



フジ住宅の開発

2009-06-02 | Weblog
山崎地区での町営住宅跡地開発事業は昨年5月に始まってゆうに1年を超えました。工事工程は予定より2ヶ月も延びて、いまだ造成工事は完了せず、騒音、振動、粉塵、交通規制は続いています。

先週土曜日、半年ぶりに近隣住民とフジ住宅の代理人であるHdk社員、熊谷組との交渉がありました。島本町とフジ住宅の責任者の同席を求めましたが、どちらも拒否し住民とは話し合いのテーブルにもつこうとしません。町は「住民の要望事項はすべて開発業者に係わることなので、町は関係ない」と無責任極まりない態度です。

造成工事により、セメントや土ぼこりで周辺の建物、自動車はもとより、洗濯物にも付着し、汚れた服を着ると発疹がでる、のどが痛むなどの健康被害も起きています。健康被害との因果関係を証明するためのも、成分のわかる資料を要求しました。

1年にわたって苦しめられた騒音の騒音測定データを熊谷組に提出させると、やはり最高で96.8デシベルというレベルもあり、特定建設工事での85デシベルという騒音の基準も超えていました。普通の住居地域の環境基準55デシベルをはるかに超えており、いかに長期間近隣住民が騒音に苦しめられているか、よくわかっていただけると思います。

要求して提出された協定書(東大寺自治会・山崎自治会とフジ住宅と締結したもの)は平成19年とは記載されているものの締結の日付も入っていないものでした。効力のあるものなのかを問うと、フジ住宅の代理人は「開発業者としてはできるだけ協定書を結びたくない」と開き直る始末です。そもそも、この協定書、初めて近隣住民が目にするものです。この事態こそが問われなければなりません。開発事業を取り巻く動きの不透明さを表したものです。

熊谷組担当者はさすがに近隣住民とは毎日顔を合わせることになるので、低姿勢ですし、可能な限り努力しようとする誠意が見られます。フジ住宅は、島本町のホームページに載っている広告からは優良企業のイメージありますが、地元住民に対し「迷惑をおかけしています」という一言もなく誠意のない企業に写ります。