ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

なんぶさん、ありがとう!そして人びとの新しい歩みを共に

2009-05-31 | Weblog
議員の責務として行うべき議会報告は、すべての住民対象にして行ってこそ果たせたる、と考えています。みなさんにご協力をいただきながら8年の任期中、定例議会ごとの「ひらの議会リポート」の作成・配布(10000部→12000部 通算31号)とタウンミーティングと称しての議会報告会や市民講座を続けてきました。

でも、申し訳ありませんが、ブログの更新は怠ってきました。パソコンで情報を得ることのできる人は限られている、ということを言い訳にインターネットでの発信は後回しにしていたからです。リアルタイムでできる大事な情報提供・説明責任の手段です。更新すればアクセスも多く、新型インフルエンザの情報を載せているころはアクセス数が298とか376という日もあり驚きました。

昨日、開いた「なんぶさんありがとう~人びとの新しい歩みをともに」という集いでも、初めて町の選挙に係わられた方から「なかなか議会傍聴は行けないので、それぞれのホームページやブログが町や議会のことを知ることができる唯一の手段です」とのお声をいただきました。ブログの更新、さぼらないようにしますね。

集いは、今回の選挙で草の根市民派として南部さんからバトンタッチした3人(平野・澤島真紀子さん・戸田靖子さん)が20年にわたり島本町のために働かれた南部由美子さんに感謝を込めて開いたものです。

まっとうな議会運営、まっとうな町政をつくるために不当な圧力に屈することなく、闘った(この表現しかありません)南部さんの果たした役割は、はかりしれません。「議員の仕事の手抜きはしなかった」と断言できるだけの活動をしてこられたことは、4年間、同じ会派で議員活動をした私こそが一番よくわかっていると自負しています。私たち3人も、その姿勢を引き継いでいきたいと思います。本当にご苦労さまでした。

そして、任期がスタートして1月、臨時議会をすでに2回終え、3人のミニ議会報告も行いました。初めての議会で理不尽な議会運営を経験した戸田さんは、実況中継ばりの報告。「議員の発言を封じられたということは、住民である自分の口を封じられたことのように感じる」と応援された方からの言葉からは悔しさが伝わってきました。

28日開催の臨時議会で、議員の夏のボーナスカットに関する条例改正審議で、菅議長(山吹民主クラブ)が「戸田議員」と指名していながら、会派を代表しての討論をさせなかったからです。「もっと引き下げよ」と主張すると推測したためでしょうか。議員に都合の悪いことは、発言をさせないでおこう、という姿勢は新議長となったのに全く変わらず、議会運営の民主化は前途多難です。議長に異議は唱えたものの、8年の経験のある私が「横暴は許さない」という強い姿勢で臨めなかったことも反省の一つです。

参加いただいた、それぞれ3人の選挙スタッフからは、暖かな、そして厳しいメッセージで叱咤激励していただきました。

「南部さんの議員姿勢を引き継いで、しっかり調査をして質問をするという議員の仕事を果たして下さい。町民の税金で33万円の議員報酬をもらっているということを忘れないように」「選挙で応援したならば(支援者として)、少しの時間でも議会傍聴をしてほしい。送り出した議員が、ちゃんと働いているか見届けなあかんし、間違った議会運営を監視するためにも」と。

スタッフのみなさんにとっては選挙を通して、町政が身近になったことだと思います。「いろいろな町の課題に対しては、町行政や議会に要望書を出したり請願をだしたり、町をより良くするために一緒にがんばりましょう」とお伝えしました。

当日の雰囲気は、澤島さんか戸田さんがブログに写真をアップしてくれるでしょう。(デジカメを持ってくるのを忘れていました)

臨時議会が開かれます

2009-05-26 | Weblog
ようやく昨日から学校も保育所や高齢者・障害者施設も開校・開所・開設し、通常の生活が戻ってきました。まだ、リスクを抱える方への感染は油断はできないようです。

新型インフルエンザ対策のため、施設が閉鎖となり、デイサービスが利用できなかった高齢者の方は、ホームヘルプサービスもケアプランの変更なしには利用できず、家で閉じこもり家族介護に頼るしかなかったようです。ヘルパーさんも子どものいる方は保育園や学校が休みのため仕事には行けない、という状況でした。

住民のみなさんからは、「一番肝心な島本町の電話相談窓口について『広報しまもと』(5月15日号)に載っていなかった」「発熱外来が島本町にないので、今後町内で設置してほしい」との意見をいただいています。

要求して、ようやく開かれた22日の町の議員への説明会では、「町内医療機関に協力いただき、かかりつけ医に電話して許可を得れば、医師が定める時間に受診できる」と民生部は説明しています。このことについては、町ホームページには載っていません。みなさんへのお知らせが必要であることは、いうまでもありません。

今回の新型インフルエンザをめぐっては、科学的知見に基づく対応ができず、過剰防衛であったことも否めないと考えています。それにしても、行動計画の見直しを含め行政として多面的に検証すべきことは多いです。
*今回の豚インフルエンザのような感染症について、危機管理体制で臨む必要があるのかどうかも、根本的に考えます。

28日に臨時議会が開かれます。

一般職員、特別職(町長、教育長)の夏のボーナス0.2カ月分のカットの条例改正議案を審議します。議員については議員提案で上程予定です。人事院による臨時勧告の改正内容に準じて改正されるものですが、職員についての給与や期末手当について議論するとき、「公務員バッシング」の視点で行うのは危険だと考えています。
一般職については平均73,000円のカットということで、昨年4月より実施の地域手当の引き下げと合わせると影響が大きく慎重な検討が必要です。

*人事院勧告を受けて国会で公務員の給与法改正が審議されており可決していない状況であることも付け加えます。

特別職・議員については、町財政に責任を持つ立場ですので、財政状況をかんがみて判断し、カット案には賛成する予定です。

◆臨時議会 5月28日(木)午前10時より 役場3階 本会議場

*印は27日に追記

新型インフルエンザ、住民への影響

2009-05-21 | Weblog
新型インフルエンザ対策のために住民生活への影響が大きくなっています。町内でも保育園・学童保育室が休園・休室となり就労家庭や障がい児保育を受けている家庭、ひとり親家庭については長期化するとなると深刻です。

保護者についても有給休暇が取れる方はいいのですが、派遣や臨時・パート等の非正規雇用で働く人にとっては、仕事を休まざるを得ないということで家計は逼迫する状況も生まれています。仕事を休めないという声もお聞きします。高齢者施設や
障がい者の施設の休業により利用者・家族や働いている方への影響もあるかと思い実態把握をしているところです。

高齢者施設も閉鎖のためデイサービスやショートステイの福祉サービス利用ができません。高齢福祉課に実態を聞きますと、訪問介護の利用は増えているが、いまのところまだ深刻な相談はないとのことです。障がい者の施設の休業の影響なども福祉保健課も事業所まわりをして実態や相談等の把握をしている、ということです。

厚生労働省は5月16日
①「保育施設等の臨時休業により、育児や介護のために休まざるを得なくなった従業員について、本人の申し出に基づいて特別休暇を与えるなどの配慮を行うことについて、特段の配慮をおこなうこと」ということを事業者団体に要請しています。

②都道府県の保育担当に対しては『新型インフルエンザ対策に伴う保育サービスの留意点について』として、「従業員の子ども等が通う保育施設等が臨時休業になった場合における当該従業員の勤務について、事業者に対し、配慮を行うよう要請すること。*自治体においてもそれぞれの地域における事業者団体への要請を行ってください」と事務連絡しています。

③事務連絡は「なお、医療関係業務に従事する保護者等でどうしても保育サービスの利用なケースが考えられます。そのため次の例を参考にしながら都道府県保健部局等とも連携し、対応策を検討しておいてください。
[対応策の例] ・保育サービスの提供主体の中から、分散して小規模で実施
・ 現に勤務している保育士の自宅での臨時的な一時預かり など都道府県・市町村において既存の保育サービス資源を活用した対応を検討していただくようお願いします」となっています。
 
 子育て支援課は「島本町としては②③を受けての対策は、今のところ実施しておらず、保育サービスのお問い合わせがあれば、保育サポーター制度をご紹介するにとどまっている」と言っています。
 保育所等(学童保育室、高齢者施設・障がい者施設等)の休業が長期化した場合の対策も必要である、対策本部会議で検討するよう要望しました。

先ほど、町長より「新型インフルエンザの発生状況等について(報告)」が各議員にFAXされました。

「町内の感染者は3人で3名とも軽症で、茨木保健所の管理の下自宅療養中」とのことです。なお、「本日午後1時より、第6回対策本部会議開催予定で案件としては現状確認と今後の学校等の臨時休業の取り扱いについて検討予定」という内容でした。

島本町の住民への情報提供のあり方を含め危機管理体制のお粗末さは問われなければならないものですが、そもそも今回の新型インフルエンザが季節性とかわらない弱毒性ならば、鳥インフルエンザのように強い毒性のものと同じように対応することが、根本的に検証されないといけないのではないか、と政府・厚労省の判断の遅さにも正直いらだっています。

正確な情報と判断や対応は自治体の責任で行うということの訓練がなされていない、とつくづく実感しています。もちろん議会も含めて・・。


◆大阪府が〈新型インフルエンザに感染された方等に対する配慮のお願い〉ホームページで呼びかけています。町内への感染者への配慮も同じですので、掲載させていただきます。

     ★新型インフルエンザに感染された方等に対する配慮のお願い
府内の高等学校等において新型インフルエンザの感染が確認されましたが、学校を始め、行政、医療機関等は、連携して感染の拡大防止に努めているところです。
 しかし、こうした努力にもかかわらず、感染された方々やその家族、在校生などに対し、中傷やいじめが発生するのではないかと危惧しています。
 感染された方々は、医療機関で治療を受け、感染の心配がなくなったことが確認されてから登校されます。登校されたときには、感染の心配はありません。
 感染された方も、感染が疑われた方も、心身ともに疲労されています。みなさん、どうか、こうした方々に対し、くれぐれも配慮ある対応をお願いいたします。一度傷ついた心は、中々癒すことはできません。
 みなさんのご理解、ご配慮をお願いします。(大阪府 ・大阪府教育委員会)



住民への情報提供

2009-05-18 | Weblog
「新型インフルエンザそのものは、それほど恐れる必要はないが、この件に関して町の住民への情報発信が遅い。そのことを改善させない議員さんたちは何をしているのですか」という厳しい意見をいただきました。

昨日の本町での新型インフルエンザ感染者の確認を受けて、本日第5回の対策本部会議が開かれ対応を協議しています。その結果は町ホームページに「新型インフルエンザ最新情報(5月18日)」アップされています。しかし、ホームページを見ることができるのはほんの一部の方です。多くの方には情報が伝えられていません。

本日(実際は午後)より24日まで臨時休園・休校と決まった保育所・幼稚園・小学校・中学校の保護者にはそのお知らせがありました。公共施設や町の主催事業等についてはどのような対応がなされるのかホームページを見ない限り知りえません。「町掲示板や公共施設、町内の主要な場所にわかるように掲示して知らせてください」とおっしゃるのは最もなことです。ご近所の方たちからも図書館は開いているのですか?との問いあわせもありました。

以下に公共施設等についての町の対応方法をお知らせします。

◆ふれあいセンター、図書館、住民ホール、人権文化センター、緑地公園住宅集会所、歴史文化資料館、教育センター、体育館等(小中学校の体育館・グランド含む)の公共施設(屋内施設)については本日18日より24日まで閉鎖する。

◆町主催事業については、本日午後から24日まで中止する。
  

役場閉庁後ですが、遅くまで業務に従事している担当に伝えますと、「明日には、掲示板に貼るよう予定しています」とのことでした。
住民生活に支障があることについては、迅速に周知されなければなりません。

なお、政府の専門家諮問委員会が本日「感染力、病原性などからみて、季節性インフルエンザと変わらない」と報告しています。これを受けて舛添厚労相は、致死率の高い鳥インフルエンザを前提とした対策は見直しが必要とし、「軽めの症状に合わせた形の対応に変えたい」と記者発表しています。 

臨時議会が開かれました②

2009-05-17 | Weblog
◆開会に際しての町長の挨拶は2期目も信任されたという自信や意欲はまったく見られず、遠慮がちに原稿を見ながらのものでした。私は議長選挙で投票はしていませんが、原稿なしで町政・議会運営について、これから課される自らの仕事に向けて取り組むことを表明した菅議員の議長挨拶の方が堂々としていたと思います(内容には異論もありますが)。

◆議会として、行政報告を求めていた「新型インフルエンザ対策について」は、挨拶の中で報告されました。内容はほとんど、町ホームページの「対策本部会議状況内容と同様でした。

◆島本町税条例の改正の専決処分については承認されました。表決結果は以下の通りです。

賛成8:山吹民主クラブ(藤原、山口、平井、東田) 自由民主党クラブ(清水、伊集院) 公明(岡田、川嶋)
保留6:人びと(平野、澤嶋、戸田)共産党(冨永、高山、河野)
反対1:会派に属さない議員 外村 

平野は以下の理由で保留しました。

①新築の長期優良住宅(いわゆる200年住宅)として認定されれば(6月4日~来年3月31日の期間)本年度から固定資産税の減額が適用されます。そのための条例改正ですが、臨時議会で議案として審議しても施行に間に合うにもかかわらず、住民に周知させる期間が必要ということで、3月31日に専決処分されました。ところが広報しまもと6月1日号にはお知らせが載らないという答弁でした。

6月4日施行なのに2週間、住民への周知がなされないままです。(ホームページには載せるとのこと) 建築確認手続きと同時に認定申告をすることになりますが、知らずに手続きを終えたものは適用が受けられません。業者から情報があるかもしれませんが、やはり町が十分な情報提供をすべきです。怠慢とも思える事務のあり方が問題、と指摘しました。

*職も失い住む家も奪われている人たちの解決が図られなければならないときに、住宅減税が今緊急に必要な政策なのか、住宅需要の刺激が目的ではないかという、根本的疑問はありますが、反対する内容ではありませんし、長く持つ住宅づくりの推進も望まれる所です。

②地方税法の改正で「土地の固定資産税の税負担が大幅に増額する場合、税額を1.1倍まで抑制する制度創設」が行われましたが、今回の町税条改正には含まれていません。専決処分にはなじまない内容であり、他市町村の動向を見て検討する必要があったからということです。共産党の質疑で、今回条例化しないことにより15筆の対象土地が減額措置を受けられず不利益となることが明らかになりました。

私は次期議会で条例化することで、本年度分の固定資産税を還付できるのではないか、と問いました。「検討する」という答弁が、最終的には「還付はできない」と後退した内容になりました。市街化調整区域から市街化区域に編入された地域(高浜、桜井)が対象となっています。急激に固定資産税が上がって負担が増えることになるようです。そのことにより、土地・農地を手放す方がでてくるのではと懸念します。引き続き、条例化と還付請求ができるよう取り組んでいきます。

③10月から始まる公的年金からの住民税の天引き(特別徴収)について社会保険庁の電算開発ができないため、一部運用できないということが生じています。公的年金のみの場合は天引きで給与所得、年金以外の所得にかかる住民税は普通徴収~口座振替または直接納付となるということです。そのため根拠となる条文を削除する条例改正が行われたものです。

私は昨年6月議会で税条例の改正~65歳以上の公的年金からの住民税の天引きには反対しました。このような事態を招いたのも国が、この仕組みを拙速に安易に導入したためであり、ずさんな制度設計であることが露呈しました。目的の仕様どおりできないのだから、すでに契約しているシステム改修費・電子自治体協議会負担金の返還を求めるべきではないか、と質問で投げかけましたました。(改修は保留状態との答弁でした) 


(写真は 大沢にて~高齢化、後継者不足の中で森林を守っていただいて感謝している、と演説の中でお話した)

臨時議会が開かれました①

2009-05-15 | 議会
新緑の5月です。議員3期目がスタートし、昨日、初めての臨時議会が開かれました。ブログで事前にお知らせができていなくて申し訳ありません。

草の根市民派議員として、共に当選した澤嶋真紀子さん、戸田靖子さんと会派『人びとの新しい歩み』を継承して議会活動をします。開かれた議会運営のために、共同可能なことは行い、個々の議員の意見や議案への態度は尊重しあうということを確認しました。

臨時議会は役員改選が主でした。議長・副議長については、役員選考委員会で協議をした結果、まとまらず指名推薦とならなかったので本会議で選挙となりました。選考委員会では菅(山吹民主)議員が有力でしたが、予想通りの結果です。

菅 議員(山吹民主クラブ) 9票 
藤原議員(山吹民主クラブ) 3票
高山議員(共産党) 2票 
河野議員(共産党) 2票

副議長選挙は
伊集院議員(自由民主党クラブ) 9票
河野議員(共産党)  6票
高山議員(共産党)  1票     

菅議員・伊集院議員への9票は自民・公明・民主会派の議員の数と同数なので、一致して推したのでしょうか。
監査委員は町長提案です。すでに8日の段階で、選考委員会で一致をみなかったため議員全員で選挙を行いました。結果は

山口議員(山吹民主)9票 
高山議員(共産党) 7票 
山口議員が監査委員の選任同意として提案されました。

結局、議会の3役の重要ポストは与党会派が独占した結果となりました。今回の選挙により野党的立場の議員勢力とは拮抗しているにもかかわらず・・・。議長・副議長は希望しませんが自公民系会派は監査委員のポストを譲るというくらいの民主的配慮があってしかるべきです。

平野は2年間、総務文教・民生消防常任委員会、国民健康保険運営協議会に属することになりましたので、がんばります。

(初議会の報告に添えた写真は4月7日選挙初日の共同街宣にて~澤嶋さん、戸田さん、南部さんと共に~)


新型インフルエンザ対策 

2009-05-13 | Weblog
新型インフルエンザ対策については世界保健機構WHOパンデミック警戒レベルをフェーズ4と発表したことを踏まえ、5月1日、人びとの新しい歩みの3人(平野、澤島、戸田)で島本町としての取り組み状況を聞き、以下の要望を行いました。

①住民への情報提供がホームページでの提供のみでは、全く不十分。第2回目の島本町新型インフルエンザ対策会議の報告を議会へすみやかに報告すること。町広報板・自治会回覧板等を通して知らせること。
~町の対応として5月1日夕方には、新型インフルエンザ対策についての文書が自治会・民生委員への配布、広報板への掲示、議会への報告として行われました。

②島本町の発熱外来の設置を早急に行うこと。
~医療機関と調整中としていましたが、5月12日に設置が報告されました。

③役場の相談窓口も大型連休中もあけておくこと。
~連休中も窓口設置するのは難しい。役場に電話があれば保健所の発熱相談センターにつなぐようにしておく。

5月11日の会派代表者会議にて、臨時議会の議会運営を協議する中で「新型の豚インフルエンザ感染が確認(カナダから帰国の大阪府の高校生)された。議会への情報提供は5月1日以降、全くなされず、どのような対策をされているのかわからない。情報提供と14日開催の臨時議会で行政報告を行うよう、議会から要求してほしい」旨、人びとの新しい歩みとして意見をだし、議会として町長に要望するとの確認をしました。また、担当の自治防災課に対しても、逐次、取り組み状況を確認しています。

要望していた島本町の発熱外来については高槻市内の医療機関に決まりました。島本町の医療機関ではないのは、不便ですが、設置されたことに安心しました。
また、島本町ホームページに「島本町新型インフルエンザ対策本部」の会議等状況がようやく掲載されました。誰もが知ることができる方法で住民への情報提供を迅速に、十分行うことが必要です。

弱毒性のインフルエンザということで、むやみに恐れることはありませんが、感染拡大を防ぐ対策は必要です。誰でもが差別なく受診でき、治療を受けられることや、新型インフルエンザ対策を口実として私権を侵害したり、感染者を社会的に排除する意識が蔓延させないよう、十分配慮が必要だと思います。
抗インフルエンザ薬として有効とされるタミフルの副作用については、依然としてあることも認識しておきたいと思います。

絵本のある暮らし

2009-05-12 | 教育
祖父が営んでいた本屋さんを母の姉にあたる叔母の家族が引き継いでいました。
親戚が集まると私たち子どもには絵本、少し大きくなると「りぼん」「マーガレット」がお土産でした。

保育園を職場に選んだのも絵本があるからなのかもしれない、とこの頃気づきました。10年ほど前、3人目の子どもが1年生の頃、学校図書館活性化事業の成果もあり図書館が「鍵のかかった図書館」から脱却して、より活用しやすくなりました。

もっと、学校図書館が充実するように、そして子どもたちに本のある暮らしの楽しさを味わってもらいたい、と友人・知人たちと一緒にPTAの図書サークルを発足させました。今は、お話会には時々しか参加できず、みなさんには負担をかけていますが、大切にしたい活動です。

4月29日は町立図書館の「子ども読書の日」催しで、『絵本がいっぱい!』のボランティアを2時間ほどさせていただきました。展示室いっぱいに絵本・写真集がレイアウト展示されていて、訪れた大人や子どもに楽しんでいただくのですが、私の担当の時は、誰も来室はなくて、好き放題絵本を読むことができ、至福の時間を過ごしました。

バトンタッチした知人とおしゃべりしている間に歴史文化資料館開館1周年記念講演時間に遅れ、途中で入館するのも気が引けて欠席しました。貴重な企画をしていただきましたのに、すみません。


 YYワールド&テントウムシ観察

2009-05-12 | 自然
4月26日は子どもたちが中心で行うYYワールドが水無瀬川緑地公園で行われました。あいにく小雨模様。前日も雨の中での準備で大変だったようです。主催者のみなさんも本当にご苦労様でした。YYワールドは島本らしい行事の一つですね。
我が家の次男もスタッフで参加。豚汁と焼きそばのお店を担当していました。

ほんの少し覗いただけで、上牧方面での緑と水を守る会の自然観察会に合流しました。
大阪市立自然史博物館の学芸員の方を講師にテントウムシの観察でした。雨のため、観察できるテントウムシは少なく残念でしたが、クマバチの巣穴を発見、貴重なお話も聞けました。子どもたちは少々の悪天候はものともせず、興味は尽きない様子。虫を捕まえては、講師の方に疑問・質問を投げかけていました。

ある種のテントウムシはアブラムシも食べるそうです。野菜づくりに防除のため農薬をかけると虫の天敵テントウムシまでも殺虫してしまう、ということだなと改めて理解できました。生態系を知ることは重要ですね。 

写真はナナホシテントウの幼虫           


議員のチェックを

2009-05-12 | Weblog
4月23日は自宅で選挙スタッフのお疲れさん会。会費制で反省会を兼ねて行いました。

「よく、組織もなく素人で選挙ができたね」「選挙カーも使わず大丈夫かな、と思ったけどかえってエコスタイルが評価されたかもね。レンタサイクルも大活躍やね」「他陣営は選挙カーで大ボリュームで名前を連呼してるし、ひらの陣営は目立たへん。急遽初日に緑のTシャツを買いに走って、お揃いで来たのは、良かったね」

「候補者本人は不満だったかもしれないけど、自転車だから演説回数を多くするために、長い演説やめて、3分スポットにしたのは正解だった。100箇所以上、スポット演説ができたよ」「費用もかけないで手作りで選挙をしたことは、自慢できるね」「こんなに、人の来ない選挙事務所も珍しいんちゃう。市街地から離れているのに差し入れを届けにきてもらったり、ありがたかったね」「町外から応援に来てもらったのは心強かった」

「日頃の活動が評価されたということやね。みんな、見てくれていてはったんやな」「『ひらの議会リポート』を配って、読んでいただいてるからやな」「さわしまさん、とださんと3人で当選できたことがなにより良かったね」「選挙で応援した住民は議員がしっかり働いているかどうか、税金の使い途をチェックしているのか見届けなあかん。それが応援した責任や」など、など感想が寄せられました。

ひらのの選挙を共に支えてくれたスタッフのみなさんには、本当に感謝しています。しっかりがんばりたいと決意を伝え、また町政・議会に関心を持ち監視していただくことをお願いしました。

下鴨茶寮のお弁当とお祝いの差し入れのオレンジムースやお菓子を堪能し、喜びを共有しました。

選挙の焦点~開発問題

2009-05-12 | Weblog
4月22日夜は町営住宅跡地開発の件で、自治会の班会議に「出席してください」との要請があり、寄せていただきました。

ひとしきり、選挙の話題があり、集まった方々は行政が開発業者寄りの立場で、住民の住環境を守る姿勢が弱腰ということに怒り、選挙は判断されようです。

川口町政への批判票が下村真候補に大きく流れたことも納得できました。

当然、開発問題に真摯に取り組まない議員への批判もあり、心して問題解決にあたらなくてはと気をひきしめました。江川の高層マンションしかり、健康モールビルしかりです。

急に気温が下がり、この日より風邪の様態。元気よく走り回れた選挙の5日間がうそのようで、年齢には勝てないのか、疲れがでたのでしょうか。

写真は庭のアラカシにとまったキセキレイ

教育委員会議 傍聴

2009-05-11 | 教育
ブログの更新が滞っていました。アクセスしていただいた方には大変申し訳ありませんでした。少しずつ、この間の記事を綴ります。

選挙から1週間経った4月20日(月曜日)、教育委員会定例会を傍聴しました。
澤嶋さん、戸田さんも一緒です。

翌日21日に3回目の実施となる文部科学省の全国学力テストについての報告がありました。小6・中3全員対象に、国語、算数・数学の2教科のテストと生活調査が行われます。昨年、結果公表の可否が大きな問題となりました。

そもそも、全国の子どもたちの学力を測るためには抽出調査で十分解析できると専門家から指摘されています。50億円以上かけて、全員参加方式で行う必要性と学力向上の効果があるのか疑問です。また、義務教育に過度の競争原理を持ち込み、子どもの中に序列化を生むのでは危惧します。

委員会の質疑では、「全国学力テストは何年続くのか。文部科学省の上からの命令で行われている。府内で意見を申し出ることができるのか」「(実施に)100億円近い費用がかかっている。先生を増やしたり、カウンセラーを増やす方がいいのではないか」との意見もありました。

少なくとも国や府が押し付けるのではなく、参加・不参加や結果公表については市町村の判断を尊重するべきと考えます。

*追記 愛知県犬山市は公立で唯一、昨年までは不参加でしたし、今年は私立の5割が不参加とのこと。また、結果公表も自治体でわかれています。毎日新聞4月14日付けで大阪府内市町村の09年度の学力テスト結果の公表方針を調査しています。

それによると、
全面公表  8自治体 (島本町を含む)
部分公表  6自治体
非公表   5自治体
未定   14自治体

参加・不参加、公表の可否については、市町村教育委員会の判断で可能なのですから、現場での実態把握を行い、学校現場・住民との意見交換を十分に行い、方針を決めるべきでしょう。


写真は庭に咲いたジャスミン