ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

第1中学校の耐震化

2014-09-24 | Weblog
9月30日開催の最終本会議のための議会運営委員会が午前10時より開かれ傍聴しました。主な議事は2013年度決算認定についての各会派または各議員による賛否の討論・採決です。追加議案として、一般会計補正予算案1件が町長より提案されました。議員提案は意見書案「軽度外傷性脳損傷に関わる周知及び労災認定基準の改正などを要請する意見書」1件です。

補正予算には、第1中学校の耐震補強工事設計等委託料(仮設プレハブの建築確認のための予算など)が計上され、現校舎を減築(一部の施設を撤去し重量を減らすこと)して耐震工事することが決まりました。国庫補助率嵩上げ措置は2015年度末までなのでぎりぎり間に合ったということです。

2012年度に耐震化のための実施設計の結果、「底地部分が非常に弱く、耐震補強するにあたっては、施設の一部を減築する必要がある」ということが明らかになりました。昨年6月の町長の施政方針(肉付け予算)では、建設より約50年近くが経っており、今後の耐用年数も考えると、現地建替や移転建替も視野に入れて検討するということで、1中の耐震化工事は棚上げ状態になっていました。

1年以上にわたり「検討しています」と言うばかりで検討内容は全くオープンにはされませんでしたが、今回議案提案にあたり「第1中学校の耐震化方策に係る比較検討」の資料が提出され、初めて教育子ども部による説明がありました。

概算費用はそれぞれ
 減築・耐震化・・ 5億円
 現地建替 ・・約17億円
 移転建替・・・約23億円(用地取得費用が別途必要)

財政負担が最も小さいことや最短で耐震化が完了すること、特別教室棟(新耐震基準のため工事は不要)がそのまま使用できるというメリットがある、ということで減築・耐震補強で進めることになります。所要期間は約2年間で、仮設校舎が必要となり、クラブ活動などは支障がでるようですが、西校舎(グランド側体育館寄り)はIS値0.073という危険な状況なので、安全のためには早急に耐震化工事が必要です。

画像:町立第1中学校西校舎

原子力の暴走を許した大人の責任

2014-09-21 | Weblog
小出裕章さん講演会は沢山の方にご参加いただき、ケリヤホールはほぼ満員でした。半年の準備を経て多くの方のご協力の下で開催することができ、本当にありがとうございました。ぴあ・ネット/100万年の会のメンバーともどもお礼申し上げます。

なにより大変お忙しい中で島本町での講演をお引き受けいただいた小出裕章さんに心より感謝いたします。奇跡のような機会に恵まれました。

「放射線の危険性」「運転すれば放射性物質を大量に生み出す原発の危険性」「電力の恩恵は都会が受け危険性は過疎地に押し付けるような不公平・不公正は認めていけない」「収束していない福島事故の状況」「大気中に放出された量は広島原爆168発分」「福島県東半分を中心にして宮城県と茨城県の南部・北部、さらに栃木県、群馬県の北半分、千葉県北部、岩手県、新潟県、埼玉県と東京都の一部地域が放射線管理区域にしなければならない汚染を受けた」「コミュニティごと移住が必要(国家が破綻してもやるべき)」「福島事故を引き起こした犯罪者である東京電力や政府は責任を問われるべき、1ミリシーベルト/年間以上の被曝はさせてはいけない法律があるが政府は事故が起きたら反故にした」「子どもたちは一番放射線の影響を受ける」「子どもたちを被曝から守るのが大人の責任」「原子力の暴走を許した大人の責任を問われている」・・・という主旨でわかりやすくお話されました。

そして原発を推進したい勢力が、いかに福島事故を忘れさせようとしているのかがわかります。

子どもたちをどうすれば被曝から守れるのか、という切実な質問にも丁寧に答えて下さいました。福島原発事故が起きた今、どのように生きるのか、ひとりひとりに投げかけられたのではないでしょうか。初めて小出さんの存在を知った方々から、「講演内容も良かったけど、誠実なお人柄に感激しました」と感想をお聞きしました。

福島事故の原因究明も収束もしていないのに、再稼動、海外へ輸出、とまたもや暴走をしています。なんとしてもNO!NUKES、『原発要らない』と声をあげつづけましょう。

本の紹介:熊取六人衆の脱原発(七ツ森書館発行 1800円+税) 小出裕章さんをはじめ京大原子炉実験所で原子力を研究しながら原発と対峙する姿勢を貫いてこられた今中哲二さん、海老沢徹さん、川野眞治さん、小林圭二さん、瀬尾 健さん(94年逝去)がおられます。そのことを伝える本です。

小出裕章さん講演会 ケリヤホール

2014-09-19 | Weblog
3日間の民生教育消防委員会を終了しました。
来年4月から始まる子ども・子育て支援新制度に係る3本の条例案と2013年度の決算審査でした。2013年度決算一般会計所管分は認定という結果です。総務建設水道委員会では不認定でしたので、最終の本会議での各議員の賛否が焦点になります。9月30日の本会議では、4本の条例案と2013年度決算(一般会計および特別会計、水道事業会計)の討論・採決を行います。追加の補正予算案も提案される予定です。



次の日曜日はケリヤホールで小出裕章さん講演会がありますので、再度ご案内いたします。
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小出裕章さん講演会「未来を担う子どもたちのために」 

3・11福島原発事故から3年半。汚染水問題など解決されず、事故の原因も不明。いまだに約14万人の被災者は避難生活を強いられ、とりわけ放射能の影響を受けやすい子どもたちの健康は心配です。そのことは政府やTVなどのマスメディアからはあまり聞こえてきません。
フクシマで何が起こったかを知ることで、私たちは子や孫の世代に何を伝えるべきかを考えたいと思いました。原子力の専門家として40年以上にわたり、原発の真実を訴え続けた小出裕章さんのお話を、この町でみなさん方と聞きたい、という思いがようやく結実したものです。
どうぞ、お越し下さい。

◇小出裕章(こいでひろあき)さんプロフィール: 1949 年東京生まれ。東北大工学部原子核工学科卒業、同大学院修士課程終了。放射線被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家としてその危険性を訴え続けている。著書は『放射能汚染の現実を超えて』(河出書房新社)他多数。

◇日時:9月21日(日)午前10時~11時30分(開場9時30分)
 場所:島本町ふれあいセンター・1階ケリヤホール
 参加費500円 チケットあり
 定員:280名(定員になり次第、入場をお断りすることをご了承下さい)
  
◇問い合わせ・予約
075-962-2597 畑中
075-961-4450 宮前
075-962-3062 平野 (E-mail akbav722@tcn.zaq.ne.jp)

主催:ぴあ・ネット/100万年の会

日曜議会

2014-09-14 | Weblog
本日、本会議が開かれました。お知らせが間に合わずに申し訳ありません。
9月8日、一般会計補正予算(第4号)を議会は否決したため、町執行部が一部修正して再提案されたからです。図らずも日曜議会の実現となったものです。

一般会計補正予算(第4号)の否決の理由は、反対する議員で違い、5名が超過勤務のよる時間外手当ての増額、3名が高槻市へのパスポート事務の委託には賛成できないというものでした。委託料を含む補正予算の否決により「島本町はパスポート事務を高槻市に委託することの明確な意思がみられない」と判断され、両市町で提案していた規約案について高槻市は議案から取り下げられるという事態になりました。*「高槻市と島本町との一般旅券の申請受理等に関する事務の委託に関する協議について」の規約案です。

そのため、町としては規約案についてはすでに9月5日の本会議で賛成8名、反対5名(人びと・共産党・外村議員)で可決していたので、急ぎ委託料を含む補正予算(時間外手当てなどを除き)を審議し、島本町の意思を示す必要があったからです。副町長から冒頭に再提案にいたるお詫びがありましたが、パスポート事務についてはふれられないまま「他方面にご迷惑をかけた」と確信を避けた発言内容でした。


平野は9月8日の一般会計補正予算(第4号)では「規約案の反対討論で述べたとおり、島本町でパスポート事務を実施することこそが住民サービスにつながる。事務委託の費用対効果はわずか97万円であり経費削減にならない。そもそも議会の意向を聞かず事務委託の検討を高槻市へ依頼し、議会への説明が不十分で合意を得られないまま、事務委託の議案を提案すべきではなかった。平野及び会派としても高槻市へ依頼文を出すことには慎重にすべき、と川口町長に強く文書で申し入れたが、その意見を尊重しないまま規約案を提案された。当然、それに関連する予算には賛成できない」と人びとの新しい歩みとして反対しました。

本日の補正予算審議でも、委託料に係わって質疑を重ねました。規約案審議の際に町長は「パスポートのことが進まなかったら今後の広域連携も進まない」と発言されています。しかし、このような説明は一切なく、昨年12月3日の事務委託の検討の依頼文提出以降の経過の中で、議会への説明が不足していたことや、府から事務移譲を受ける際のスタンス、島本町役場でパスポート事務を行うことが住民サービスにつながることを再確認しました。

しかし、同じ質問をするな、という野次と議長からの整理権行使で質疑が十分に保障されませんでした。余計に関係がこじれてはいけないという高槻市側への配慮かもしれませんが、委託料という予算に対し、事務委託の是非を問うのは当然のことであり、議会は多様な意見があってこそ健全です。

そもそも、高槻市において規約案について議案の取り下げという事態を招いたのも、島本町側の合意形成が不十分なまま強行に進めて規約案を提案したためです。また議会としても事務移譲や広域行政に関する議論が不足していたことは反省しなければなりません。

(追記:合併議論をする高槻市・島本町広域行政勉強会での協議は慎重な判断にならざるを得ませんが)今後の広域行政のあり方については島本町及び議会も大きな課題を背負ったことになりました。

本日の一般会計補正予算に対し、パスポート事務に関する質疑は実質平野のみで、賛成多数で可決しました。
賛成10名:河野・佐藤(共産党)、伊集院・野村(自由民主党クラブ)、清水・村上(自民無所属の会)岡田・川嶋(公明党)・関(維新)、田中(会派に属さない議員)
反対3名:戸田・平野(人びと)、外村(会派に属さない議員)

子どもさんを連れての傍聴もご苦労様でした。この風景が当たり前になるといいですね。
 

明日から9月議会

2014-09-02 | Weblog
秋の気配が漂ってきました。明日から長い9月議会が始まります。ご案内が間際になりすみません。
パスポート発給窓口業務や子ども子育て支援新制度に係わる条例など重要な議案がありますので、ご都合つきましたら、ぜひ傍聴におこしください。

□9月定例会議  
 本会議 9月3日(水)・4日(木)・5日(金)・8日(月) 後半本会議 9月30日(火) 
 総務建設水道常任委員会10日(水)・11日(木)・12日(金) 
 民生教育消防常任委員会16日(火)・17日(水)・19日(木) 平野は委員長です。

前半本会議では補正予算、一般質問(8名)、報告、人事案件、契約案件、協議案件、条例案6件、補正予算6件の審議の後に、2013年度決算に対する大綱質疑があります。その後、常任委員会に付託して条例案及び決算について審査をします。30日の後半本会議に委員会報告を受けて、条例および決算認定の討論・採決となります。

一般質問(9月3・4日) 平野の質問項目は「ベネッセに委託している島本町の学習状況調査について」「町立幼稚園のあり方等について」「共通番号制度について」です。7番目なので4日午後の予定です。 

大綱質疑(8日)平野は2番目 議案審議の進行により時間は未定

前半本会議初日に、職員の懲戒免職処分取り消し訴訟に係わる弁護士費用の補正予算案審議と一般質問、
4日・5日・8日には 清掃工場補修工事契約議案、パスポート発給窓口業務の高槻市への委託に関する協議、債権管理条例(大綱質疑の後に委員会付託)、子ども子育て支援新制度に係わる基準を定める条例(大綱質疑の後に委員会付託)、一般会計補正予算では第3小学校改築基本構想業務委託料などについて審議します。(議案は主なものです)   



画像:高浜地区に建設中の私立保育園