ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

小出裕章さん講演会 島本で開催

2014-08-31 | Weblog
40年以上にわたり原発の危険性を研究者として訴えてこられた小出裕章さんに、この度、島本町で講演をしていただく機会に恵まれました。

2011年3月11日の震災による福島第1原発事故以降は、特に身を削るほどのお忙しさであること承知していました。ぴあ・ネット/100万年の会のメンバーの熱い思いに応えていただいたものです。9月1日号島本町広報にもお知らせが載っています。ぜひ、この貴重な機会に小出裕章さんの講演をお聞き下さい。

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*小出裕章さん講演会* 「未来を担う子どもたちのために」 

3・11福島原発事故から3年半。汚染水問題など解決されず、事故の原因も不明。いまだに約14万人の被災者は避難生活を強いられ、とりわけ放射能の影響を受けやすい子どもたちの健康は心配です。そのことは政府やTVなどのマスメディアからはあまり聞こえてきません。
フクシマで何が起こったかを知ることで、私たちは子や孫の世代に何を伝えるべきかを考えたいと思いました。原子力の専門家として40年以上にわたり、原発の真実を訴え続けた小出裕章さんのお話を、この町でみなさん方と聞きたい、という思いがようやく結実したものです。
どうぞ、お越し下さい。

◇小出裕章(こいでひろあき)さんプロフィール: 1949 年東京生まれ。東北大工学部原子核工学科卒業、同大学院修士課程終了。放射線被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家としてその危険性を訴え続けている。著書は『放射能汚染の現実を超えて』(河出書房新社)他多数。

◇日時:9月21日(日)午前10時~11時30分(開場9時30分)
 場所:島本町ふれあいセンター・1階ケリヤホール
 参加費500円 チケットあり
 定員:280名(定員になり次第、入場をお断りすることをご了承下さい)
 保育あり:一人500円 9月14日まで要申し込み
  
◇問い合わせ・予約・保育申し込み
075-962-2597 畑中
075-961-4450 宮前
075-962-3062 平野 (E-mail akbav722@tcn.zaq.ne.jp)

主催:ぴあ・ネット/100万年の会

  

子ども子育て支援新制度勉強会

2014-08-31 | Weblog
9月議会に子ども子育て支援新制度に係わる条例案が提案されていることもあり、教育子ども部主催で議員対象に勉強会が開かれました。介護保険制度に匹敵する大きな制度改革です。

制度の概要と保育所・幼稚園・認定子ども園・地域型保育事業・学童保育について設備や運営基準を市町村で決める条例案について詳しい説明がありました。特に町独自基準を配置している保育士配置基準を地域型保育事業の認可基準にも適用したことや資格を持つ職員配置の上乗せなどについては、保育に格差をつくらない質を確保するという点で評価できます。「財源確保は大丈夫か?」との質問もありましたが子どもの最善の利益を保障するために必要なことです。議員のほうからも時間を超過して質問が相次ぎました。

人びとの新しい歩みは制度についての学習会(研修会参加や戸田議員主催及び議員有志主催勉強会)で学んだことや保育所等の関係者や保護者、住民の声をもとに、8月初めに島本町に制度施行に係わる要望書を提出しています。

要望書は「保育に格差を持ち込ませず、現行水準を維持・拡充すること」として「幼稚園や保育所、認定こども園(4種類)、地域型保育事業(小規模保育や家庭的保育など4種類)等、保育の受け皿は増えますが、それぞれ施設や職員配置の基準が違うため、入所した施設によって、受ける保育に格差が生まれることが予想されます。これまでの水準が、低下しかねません。どの施設でも、施設や職員の基準は同じとすべきです。子どもの保育に格差を持ち込まないよう、すべての施設・事業について、質の高い保育・教育が保障されるよう、児童福祉法第24条1項に基づき島本町が保育実施責任を果たせるようにしてください。」「子ども・子育て支援事業計画策定にあたり、保育のニーズに基づく、教育・保育の提供体制の確保にあっては認可保育所の整備を基本とし、地域型保育の安易な拡大は避けるべきです。」という基本的主旨で多岐にわたる内容です。

いまだに制度内容は国で確定していない部分もある中で、来年4月実施を強行することには、担当課も苦労されていることがわかります。9月議会の大きなテーマです。


町立学童保育室 委員会調査

2014-08-31 | Weblog
26日には、2013年決算に対する大綱質疑を提出しました。執行された事務事業が適正であったのかどうか、特に鶴ヶ池住宅跡地売却に関しては多くの問題があったこと、厳しく指摘しています。人びとの新しい歩み戸田議員とは町有地売却に関しては賛否(平野は反対)は違っていましたが、問題点は共有しているところです。

各会派や会派に属さない議員の大綱質疑は前半本会議の最終日9月8日となる予定です。どうぞ、傍聴をお願いします。

27日には民生教育消防常任委員会で町立第4学童保育室の所管事務調査を行いました。学童保育は各4つの小学校に併設されています。

小学校3年生までの子どもが利用でき、障がい児について本年度からは小学校4年生以降も受け入れています。開室時間は放課後から午後7時まで(長期休業中は午前8時から午後7時まで)となっており、学童保育室を利用する子どもは増えています。第4学童保育室も大型マンションができ、昨年度58名だったとが、今年度は73名となっており、過密な状況が生じて子ども同士がゆったり過ごす環境に支障がでているようです。

今後も増えていく傾向で、保育室の確保が課題とのことです。プレハブと教室を使用していますが、プレハブも40年以上経っており古くて、机や備品が十分そろっているとは言えない状況です。

4つの学童とも保育士・幼稚園・教員資格を持っている指導員が保育にあたられていますが、非常勤嘱託職員と臨時職員という処遇は改善が必要だと思います。全国的には脆弱な運営を余儀なくされているところや民間運営から比べれば、島本町の学童保育は公的な位置づけがあり評価できると思います。

学童保育は子ども子育て支援新制度の地域子ども・子育て支援事業に位置づけられ、設備及び運営に関する基準を市町村で決めることになっています。9月議会には「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例案」が提案され審議の予定です。

就労支援や子ども生活保障、障がいを持つ子どもの居場所保障など多くの役割があります。町は放課後子ども教室との一体化なども視野に入れているようですが、学童保育室の役割をなくさないように議論が必要です。

保育時間の中で所管事務調査を対応して頂いた室長さんをはじめ教育子ども部・議会事務局には、感謝いたします。

一般質問

2014-08-23 | Weblog
22日は一般質問の通告書を提出しました。11名の届出でしたので9名の議員が通告とあっては取り下げがあったようです。一般質問は会期の初めに行いますので、9月3日の11時頃から4日にかけて行うことになると予測します。(追記*通告書を提出しホームページにも載せられていたのに29日に1名が取り下げられました。どんな理由かはわかりませんが、質問内容からして、なにかしら力が働いたのでしょうか。)

一般質問の議員名と質問項目(島本町HPより)

関 議員
1.東大寺公園でのバーベキュー等の利用について
2.職員の労務管理について

村上議員 工事監理業務の第三者への発注方法を問う

佐藤議員
1.教育委員会制度について
2.台風11号について

外村議員 電力調達における入札実施(新電力への切り替え)の検討状況はどうなっているのか

河野議員
1.障がいのある人の青年期、就業者の地域生活と自立支援の充実を
2.子どもの安全を――機構改革の機能を最大限生かし、第一中学校耐震化を急げ
3.し尿中間処理施設 町内建設と公有地活用のあり方を問う

戸田議員 JR島本駅西土地区画整理事業の進捗状況を問う

平野議員
1.(株)ベネッセコーポレーションに委託している島本町学習状況調査の中止を!
2.町立幼稚園のあり方等について
3.共通番号制度について

田中議員
1.若山神社から尺代に至る若山台1号線の安全対策と整備について
2.尺代から水無瀬渓谷を経由して大沢に至る島本町内のハイキング道の安全対策と整備について

画像:浦上教会そばの絵本の館

男女共同参画

2014-08-20 | Weblog
午前中は環境保全審議会を傍聴しました。環境基本計画の策定に関する意見について町長より審議会に付議があり、計画について最終確認が行われました。

中瀬会長からパブリックコメント意見のあった「植物の移植について」は事務局に説明を求められ、また複数の意見が寄せられた「ゲンジボタルの養殖・放流事業」については「よその地域から成虫を持ち込むことについては遺伝子の交雑が起こる。審議会としてはやめよう、ということで確認したい。町にはそのようにお願いする」と発言され、専門委員からも同様の意見がありました。緑と水を守る会でも意見提出したことでしたので事業見直しを望みます。

「環境基本計画の策定には2007年の環境まちづくりセミナーから始まり7~8年かかっており、ようやくできたので感慨深い」との担当課長の言葉があり、環境基本計画についてはなんどか議会質問してきましたので、同じ思いでした。これから住民の皆さんと行政や事業者が協働して取り組んで、島本町の環境守り、そして良くしていきたいですね。

午後からは人権啓発施策審議会を傍聴しました。男女共同参画の推進に関する施策の実施状況について報告がありました。

第二期の男女共同参画推進計画にもとづいて、審議会の女性委員を50%にする目標ですが、委員からは女性委員がゼロの財産区管理委員会への言及がありました。議会の委員の選任同意案件では私も必ず問題にしていました。次期の選任からは是正が必要だと思います。

高校生へのDV防止に関する出前講座への評価もあり、デンマークは幼稚園からDV防止教育をしているので、子どもの頃から行うよう求める発言もあり、実行されることを期待します。

議会運営委員会

2014-08-19 | Weblog
9月定例会の議事を決める議会運営委員会が開かれ傍聴しました。
日程については
本会議 9月3・4・5・8・30日 総務建設水道委員会10・11・12日 民生教育消防委員会16・17・19日 

前半本会議では補正予算、一般質問(9名)、報告、人事案件、契約案件、協議案件、条例案6件、補正予算6件の審議の後に2013年度決算に対する大綱質疑があります。その後、委員会付託の条例案及び決算について常任委員会で審査します。30日の後半本会議に委員会報告を受けて討論・採決となります。追加議案が提出される場合もあります。

議案内容については追ってお知らせいたします。まずは一般質問・大綱質疑の通告書と資料請求の作成にとりかからなくてはなりません。



教育委員会定例会

2014-08-18 | Weblog
教育委員会を傍聴しました。
子ども子育て支援新制度に係る特定教育・保育施設及び地域型保育事業の運営に関する基準、家庭的保育に関する基準、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の3本の条例案の審議、9月議会に提案される教育費補正予算案の審議が主なものでした。

子ども子育て支援新制度については、委員さんからは質問が相次ぎました。

教育費補正予算案は本年度に行う学校耐震化に伴う1小・3小の給食等設置工事は見送りとなり2億6000万円が減額されていました。実施設計のなかで変更が生じたとのこと。1小は校舎の中に給食室設置が可能になったこと、3小は改築基本構想業務の委託料が計上され、建て替えも含め検討する予定だそうです。実施設計によれば数多くの耐震壁が必要で、教室や職員室も使えない状態になるためという説明でした。

教育費補正予算は9月議会であらためて審議することになります。

画像:夏には子どもたちと川遊びをしたところ 

平和公園

2014-08-16 | Weblog
お盆には、福岡に帰省ついでに長崎まで足をのばして平和記念像・長崎原爆資料館・被爆マリアの浦上天主堂などを訪れました。

第二の被爆地となった長崎、原爆投下から69年。田上長崎市長は平和宣言に集団的自衛権・原発事故にも言及されました。

被爆者代表の方は、「今、進められている集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法を踏みにじる暴挙です。日本が戦争できるようになり、武力で守ろうと言うのですか」「武器製造、武器輸出は戦争への道です。いったん戦争が始まると、戦争は戦争を呼びます。歴史が証明しているではないですか。日本の未来を担う若者や子どもたちを脅かさないでください。被爆者の苦しみを忘れ、なかったことにしないでください」と訴えられた、その場所に身を置いてみたかったのです。

島本町地域防災計画のパブリックコメント中

2014-08-11 | Weblog
台風も抜け、夏空が広がっています。法面の一部崩落等で避難を余儀なくされた住民の皆様、お疲れさまでした。台風の被害状況については追って報告があるかと思います。

ちょうど、現在 災害対策に係る計画である地域防災計画(案)のパブリックコメントが行われています。修正版とはいえ、1昨年の浸水被害等も反映させて大幅な修正となっています。

島本町地域防災計画見直しのおもな内容 

• 町の組織変更に対応
• 各種法令の改正などに対応
• 大阪府地域防災計画修正に対応
• 南海トラフ巨大地震の想定被害を追加
• 原子力災害対策を追加

特に原子力発電所の事故を想定しての対策も含まれています。厖大な内容です。ホームページで見れる他、公共施設に案は備えてありますので、ぜひご覧になって意見提出をお願いします。9月7日締め切りです。


画像:8月9日 PM4時 高川雨水幹線接続点

避難勧告

2014-08-11 | Weblog
9日~10日にかけ、島本町でも台風11号接近に伴う大雨で法面の一部崩落のあった尺代地区には避難勧告、大字大沢・大字広瀬・大字東大寺・若山台・桜井台・桜井・山崎・東大寺地区等の一部には避難準備情報が発令されました。みなさんのところは被害はありませんでしたでしょうか。私の住む地域にも広報車が回ってきました。小学校・ふれあいセンターなどで避難所が開設され、住民の方が避難されています。

自宅そばの鈴谷川も大きな流木が流れ、水無瀬川も名神高速下の河川敷まで水位が上がり濁流です。9日午後3時頃、少雨を見計らって雨水幹線との接続点を見回ったところ、以前浸水被害のあった高川雨水幹線接続点では、特に水位の上昇や大きな草木の阻害物は見られませんでした。

10日午後11時32分にしまもとタウンメールで大雨警報・土砂災害警報が解除され、町が発令した避難勧告・避難準備情報が解除されました。町も災害対策本部を設置し、職員のみなさんも防災体制で丸二日間対応されていましたので、本当にお疲れさまでした。それでも大雨で地盤が緩んだ山間部の土砂災害などはまだ油断ができないものと推測します。

画像:10日午後5時頃 水無瀬川

議員全員協議会など

2014-08-09 | Weblog
厳しい暑さが続く中、合間をぬって議会リポートの配布をしています。いつになく住民の方からお声をかけられ、町への要望・苦情が寄せられました。調べてお返事することにしています。

ブログが滞っていましたので、8月の10日間の主な活動を日記風に記します。

7月末は環境基本計画素案に対するパブリックコメント作成

1日(金)議会リポート配布

2日(土)四季の会理事会出席 
夕方からのしまもと夏祭りは小雨。それでも大勢の人出で、子どもたちのダンスなどを可愛かった。

3日(日)午前・・ヤマケンさんと創る広場「平和って?」(どよう会主催)参加 午後・・議員有志で中山徹先生に子ども子育て支援新制度について学ぶ

4日(月) 情報公開請求していた島本町の学習状況調査のベネッセとの契約書を閲覧

5日(火) 子ども子育て支援新制度について要望書案検討(人びとの新しい歩み)

6日(水)午前・・放射線測定 子ども・子育て会議傍聴
    午後・・町防災会議傍聴 パブリックコメントにかける地域防災計画素案の審議。委員さんから全く発言なし。

7日(木) 議会リポート配布 夜 四季の会理事会出席

8日(金) 午前・・議員全員協議会 冒頭に消防職員による窃盗事案でお詫びと処分〈停職3ヶ月〉をしたことの報告あり。検討課題は会派に属しない議員を議会運営委員会・議会だより編集委員会などの構成員とすることについて。議会だよりには会派に属しない議員も代表して1名または2名入ることに大半が賛成したが一部の議員から会派制を理由に合意を得られず、継続となる。

情報公開請求していた6月末開催のし尿中間処理施設整備に係る桜井自治会説明会の要点録を閲覧。

午後・・大阪府町村議長会主催議員セミナー 「議員〈議会〉の役割は?」として竹下 譲氏(自治体議会政策学会会長 拓殖大学客員教授)による講演。一般質問についての見解は少し考えが違ったが、いかに住民意見を取り入れる仕組みをつくることで議会を活性化するかということについては、参考にしたい。

画像:コッコーの実