議会運営委員会があり出席しました。
後半議会の議事日程について協議しました。本会議は9月30日のみで、第一号請願「JR島本駅西側地区を農地として維持・活用を求める請願」と決算に対する討論、採決です。追加案件は損害賠償相手方の自動車が走行中に道路に設置している横断側溝蓋が外れ、車の底部を損傷させ、損害賠償をした専決処分の報告のみです。
次に議会運営委員会の視察研修について議論をし、2016年度は見送ることにし、2017年度については実施するための費用弁償を次年度議会費予算に計上することを確認しました。議会運営については日帰りで行ける近隣自治体でも多くのことが学べるはずです。請願者を参考人として出席させる制度のある大阪府和泉市議会や議決事件の拡充をしている他の自治体議会から大いに学び議会活性化に活かしていかなければ、旧態依然とした遅れた議会になりかねません。
午後は農業委員会を傍聴しました。
1)農地転用の届出なく転用されていた案件が4件の報告 1965年~1973年ころ宅地などに転用されていたもの。農地台帳でのチェックとパトロール実施などを求める意見がありました。
2)審議事項として「島本町農業経営基盤強化促進基本構想に基づく農用地利用集積計画について」委員会に付されました。
「安心して農地を貸せる仕組」と「職業として成り立つ農業経営を育成する仕組」を整備した農業経営基盤強化促進法もとづき町が農業委員会、農協などの関係機関、団体の協力を受けて農地の貸し借りや売買の意向などをもとに農地の掘り起こし活動を行い、農地の規模拡大を求める認定農業者等に結び付けていくものです。農用地の貸し借りや売買の申出内容を農用地利用集積計画書にまとめ、農業委員会の決定を経て町が公告をします。
計画書の期間は2016年10月1日~2012年12月31日としています。遊休農地をなくすことにもつながる等、説明はありました。計画書は示されていませんので、策定中なのでしょうか、確認します。
*追記 今回の審議事項の案件については、耕作放棄の農地を農協が契約の仲介を行い他の耕作者に2016年10月1日~2012年12月31日まで貸付することで承認されました。計画書はこの内容をまとめたものです。担当課に確認し理解できました。耕作ができなくなった農地を担い手を確保して水稲が続けられることになります。
3)農業委員会制度の見直し について説明がありました。農業委員は現行は10アール以上の農地を営む者のなかから選挙で選ぶことになっています。また議会選出委員も2名います。しかし、農業委員会法の改正で、今後は●市町村議会の同意を要件とする市町村長の任命制に変更 ●農業者以外の者でも住民など広く、中立的な立場で公正な判断をすることができる者を1名以上入れる ●女性・青年も積極的に登用する ●農業委員の定数を変更(現行15名から1~2名減員に) ●推薦や公募は選考方法を検討中 など、農業委員会制度の見直しが検討されています。私もまだ勉強不足です。12月議会には農業委員の定数を定める条例案が提案される予定ですので、しっかり調査しておきます。
傍聴は外村議員、田中議員、河野議員、平野の4名でした
画像は昨年の秋 桜井の田園風景