ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

議運&農業委員会

2016-09-23 | Weblog

議会運営委員会があり出席しました。

後半議会の議事日程について協議しました。本会議は9月30日のみで、第一号請願「JR島本駅西側地区を農地として維持・活用を求める請願」と決算に対する討論、採決です。追加案件は損害賠償相手方の自動車が走行中に道路に設置している横断側溝蓋が外れ、車の底部を損傷させ、損害賠償をした専決処分の報告のみです。

次に議会運営委員会の視察研修について議論をし、2016年度は見送ることにし、2017年度については実施するための費用弁償を次年度議会費予算に計上することを確認しました。議会運営については日帰りで行ける近隣自治体でも多くのことが学べるはずです。請願者を参考人として出席させる制度のある大阪府和泉市議会や議決事件の拡充をしている他の自治体議会から大いに学び議会活性化に活かしていかなければ、旧態依然とした遅れた議会になりかねません。

午後は農業委員会を傍聴しました。
1)農地転用の届出なく転用されていた案件が4件の報告 1965年~1973年ころ宅地などに転用されていたもの。農地台帳でのチェックとパトロール実施などを求める意見がありました。
2)審議事項として「島本町農業経営基盤強化促進基本構想に基づく農用地利用集積計画について」委員会に付されました。

「安心して農地を貸せる仕組」と「職業として成り立つ農業経営を育成する仕組」を整備した農業経営基盤強化促進法もとづき町が農業委員会、農協などの関係機関、団体の協力を受けて農地の貸し借りや売買の意向などをもとに農地の掘り起こし活動を行い、農地の規模拡大を求める認定農業者等に結び付けていくものです。農用地の貸し借りや売買の申出内容を農用地利用集積計画書にまとめ、農業委員会の決定を経て町が公告をします。

計画書の期間は2016年10月1日~2012年12月31日としています。遊休農地をなくすことにもつながる等、説明はありました。計画書は示されていませんので、策定中なのでしょうか、確認します。
*追記 今回の審議事項の案件については、耕作放棄の農地を農協が契約の仲介を行い他の耕作者に2016年10月1日~2012年12月31日まで貸付することで承認されました。計画書はこの内容をまとめたものです。担当課に確認し理解できました。耕作ができなくなった農地を担い手を確保して水稲が続けられることになります。

3)農業委員会制度の見直し について説明がありました。農業委員は現行は10アール以上の農地を営む者のなかから選挙で選ぶことになっています。また議会選出委員も2名います。しかし、農業委員会法の改正で、今後は●市町村議会の同意を要件とする市町村長の任命制に変更 ●農業者以外の者でも住民など広く、中立的な立場で公正な判断をすることができる者を1名以上入れる ●女性・青年も積極的に登用する ●農業委員の定数を変更(現行15名から1~2名減員に) ●推薦や公募は選考方法を検討中 など、農業委員会制度の見直しが検討されています。私もまだ勉強不足です。12月議会には農業委員の定数を定める条例案が提案される予定ですので、しっかり調査しておきます。

傍聴は外村議員、田中議員、河野議員、平野の4名でした

画像は昨年の秋 桜井の田園風景

民生教育消防委員会 傍聴

2016-09-20 | Weblog
9月15日、16日、20日に行われた民生教育消防委員会の決算審査を傍聴しました。

社会福祉法人博乃会運営の高浜学園では町上乗せ保育士配置基準にもとづく保育士配置ができないまま保育の実施が行われ、町補助金(運営費の35%にあたる)の減額(保育士の不足分)となっていいることが、人びとの新しい歩みが請求した資料であらためて確認できました。*追記 町独自の保育士配置基準は、島本町民間保育園補助金要綱に規定があります。基準を満たさなければ保育水準の実質切り下げとなります。

他の町内3ヶ所(公立2、私立1)は保育士確保が難しい中で、町基準を遵守しているのですから、保育士採用努力は十分なのか、町は厳しく指導しているのか、当然、決算審査に当たり議会は問わなくてはなりません。人々の新しい歩み(戸田議員)と日本共産党(佐藤議員)は厳しく質疑していましたが、他の会派はふれませんでした。

地域密着型老人ホームの公募選定の情報公開のあり方についても、戸田議員は、私が情報公開した黒塗りの選定結果文書、またご自分で入手した大山崎町の同様の施設の公募型選定の法人名、配点すべてオープンにされている選定結果の分かる資料を示し、厳しく質して、総務委員会の議論を引き継いでくれました。

民生教育消防の事務事業は課題はあったとしても概ね適正に行われ、職員のみなさんも努力されていると思いますが、上の2点だけは、認めがたいことです。

2015年度一般会計決算の委員会採決は 賛成(川嶋議員、清水議員、野村議員、関議員、戸田議員)、反対(佐藤議員)という結果でした。

9・19 改憲許すな!戦争法を廃止へ

2016-09-19 | Weblog

1年前、国会で強行成立した安全保障関連法(戦争法)の廃止を求め、改憲を許さない行動が国会前と全国各地で行われました。11時からはJR高槻駅南側陸橋にて戦争させない!高槻・島本実行委員会主催でアピールとチラシの配布を行いました。

辻元衆議院議員、宮原府議会議員とともに、参加した高槻6名・島本5名の議員紹介がありました。11月から南スーダンPKOに派遣される自衛隊部隊(青森)には、安保法制の「駆け付け警護」が任務となります。武器が使用されるかもしれません。自衛隊員が少年兵を殺すかもしれません、殺されるかも知れません。9条を無視した、まさに戦争に参加することになるのです。

9月26日から始まる臨時国会では、参議院でも改憲勢力3分の2を背景に、憲法審査会で改憲案を議論しようとしています。さらに、話し合っただけでも犯罪になるという、新共謀罪法案の国会提出をもくろんでいることについても、チラシやみなさんのアピールで次々と訴えられました。

当日は250名もの市民の参加のもと1000枚のチラシは1時間でなくなったとのことです。

午後には大阪市うつぼ公園にて「おおさか総がかり集会実行委員会』主催の集会と街頭パレードへ。5000人のパレードはいつまでもいつまでも隊列が続きました。


福祉大会 

2016-09-18 | Weblog

9月18日は福祉大会でした。式典はいつも来賓席には座らず一般席で参加しています。福祉大会の主人公は障がい者市民、高齢者などだからです。

作業所や福祉事業所などの模擬店で野菜、食べ物などを買った後は、機能回復訓練室にて高齢者疑似体験をやってみました。

これは視覚障害ゴーグルやひざひじサポーターをつけて、白内障などの視覚障害や、腰の曲がりといった身体の不自由さなど、高齢者に起こりやすい症状を疑似的に体験できるものです。階段の登り降り、高いものを取る、新聞を読む、財布からお金を出すなどの簡単なことがスムーズにできず、とても不自由なことを体験できました。学校の体験教材でも使われているそうで、子どもたちも高齢者の気持ちや不自由さを理解するきっかけとなるようです。

福祉大会は多くの方が準備を含め当日の運営などに関わられています。大変ご苦労様でした。

画像:スタッフの方が疑似体験を見本に見せてくださいました

請願審査

2016-09-17 | Weblog
9月12日総務建設水道常任委員会で「JR島本駅西側地区を農地として維持し活用する事を求める請願」の審査を行いました。10時前から地権者の方や請願者や市民のみなさんなど沢山の方が傍聴に来られ、委員会室には10名しか入れず、抽選のうえ、もれた他の方はロビーで聴いて頂くことになりました。

開会して紹介議員の戸田議員から、追加署名が出され(合計2,601筆)たことの補足説明がありました。平井委員長を除き5名の委員がそれぞれ質疑、2時間を超える審査に、戸田議員は請願者に代わり丁寧に答え、請願趣旨が良く理解できるものでした。

一方、請願事項についてあらゆる角度から質疑するというより、論点をはぐらかしたり、請願は「地権者を無視している」という主張に終始する委員もおられたり、根本のところで、JR島本駅西側地区まちづくり事業は都市計画事業であり公共事業であること(補助金等、多額の税金も投入します)の認識が不足しているのでは、と思う発言がたびたびあったことに驚きました。

「地権者で構成する組合施行で土地区画整理事業を行われることなので、他の住民があれこれ意見を言うべきではない」「議会に何をどうしろと求めているのだ」(正確ではありませんが、このような趣旨でした)。町予算でまちづくり活動支援業務委託料を毎年100万円支出し、事業を支援していますので、住民が事業の是非について意見を言うこと、そして住民の代表機関である議会を通して憲法に保障された請願権を行使して、町に意見を伝えることは当然のことです。

都市計画においては住民の意見を反映させてまちづくり(都市計画)をしなさい、と都市計画法にも定めています。2012年6月の都市計画マスタープランの改定のおりの都市計画審議会答申付帯意見には「JR島本駅西地区については本町の新たな玄関口となる重要な地区であり、地権者、住民の意向を十分取り入れ、農地の保全活用にも配慮しながら都市機能を充実強化し、秩序あるまちづくりの推進に努められたい」とあります。

大阪府の北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更(区域マスタープラン)におけるJR島本駅西側地区の2011年、2016年の保留区域設定の際にも同審議会の付帯意見は「町は、島本駅西側地区の秩序あるまちづくりを計画的に進めるにあたり、その方針の検討に際しては、地権者、住民の意向を十分取り入れるよう努められたい」と付されています。

ところが、これまで町は付帯意見を反故にし「島本駅西側地区について住民の意向を十分取り入れる」機会も設けてこなかったばかりでなく、事業について住民に十分な情報提供もしてきていません。この点は委員として質疑を通して確認し、請願者も町の不作為であると主張されています。

そして、島本町の最高法規であるまちづくり基本条例の4条「町は、住民の参画に基づき、まちづくりを行うこと」5条「住民は、まちづくりに参画し、まちづくりに関する情報を知る権利を有するものとする。」という定めにそっていないのではないか、と請願者は主張しておられます。

もちろん、都市農業を維持していくことの難しい現状から、農地として維持し活用することの実現性を問うものなどの本質的議論もありました。この点については、2015年都市農業振興基本法ならびに本年5月に策定された同基本計画は、担い手の確保・都市農地の確保・振興施策の本格展開を基本方針とし、それらを行政役割と位置付けており、町が法と計画にもとづき実行すれば、農地として維持し活用することの方策につながること、をしっかりと紹介議員が請願者の意見として述べられていました。

そして、「地権者の財産権について踏み込んでるのでは」という質疑に対しては「本請願は、地権者の私有財産について売却の是非を問うておられるのではありません。資産運用、土地利用という点では地権者のご意向が尊重されて当然、しかし、都市計画という視点からは、住民の参画が必須であるとのお考えです。」と、紹介議員は請願者の意図を正確にお伝えされたのではないか、と思います。

質疑を終えた段階で、私は「参考人として請願者の出席を求め、意見を述べていただき、質疑する機会を設けるよう、継続審議を求めます」と動議を提出しました。しかし、2名(平野・河野議員)賛成、3名(田中議員・岡田議員・村上議員)反対で動議は成立せず、請願者出席は実現しませんでした。2度にわたる参考人出席を拒否した議会は住民の代表機関と言えるのでしょうか。

請願審査の採決結果は採択に賛成は2名(河野議員・平野)、反対は3名(田中議員・岡田議員・村上議員)で請願は不採択という残念な結果でした。

以上の報告は委員として、私の私的メモに留まるもので、正確には未校正原稿をまたなければなりませんが、概ね、このようなことだったかと思います。

住民のみなさんは、今回の請願に至るまでには、JR島本駅西地区を保留区域とする都市計画の手続きに対し、昨年6月の大阪府の公聴会で公述、11月の縦覧意見も提出(16件すべて保留区域に反対または区域の縮小を求めるものでした)、1月の島本町及び2月の大阪府の都市計画審議会の傍聴など、継続した活動をされてきました。

事業が本格化していく中で、このまま市民置き去りに進められては困ります。と、西側地区を農地として維持し活用する事など含み、町は住民意見を聞いて、複数案を検討することがあってしかるべき、と訴えておられるものと理解しています。そのことに多くの住民が賛意を示し、2,601筆の署名のあらわれです。請願の背景にある住民の意向を町は無視すべきではありません。

9月30日の本会議で各会派及び議員が請願を採択するのかどうか賛否の討論をした後に最終的に採決されます。どうぞ、10時開会ですので、傍聴にお越し下さい。

*保留区域 市街化調整区域は都市計画法の定義としては、「市街化を抑制すべき区域」とされるが、土地区画整理事業などにより計画的な市街地整備を行う準備が整った段階で市街化区域に編入できる区域として、保留区域を設けるもの。西側は市街化調整区域ですが、本年2月保留区域として設定されました。開発するには都市計画手続きを経て市街化編入しなければできません。


9月定例会議 請願審査 参考人出席を拒否

2016-09-10 | Weblog
9月5日から4日連続の本会議を終えました。
本会議では、一般質問では1.豊かな教育環境実現のために小学校35人学級の実現を! 2.都市農業振興基本法を活かして本町の農業を守る取り組みを!、というテーマで、人事案件では48人の委員中、女性委員がゼロの財産区管理会について、清掃工場改修工事請負契約議案、一般会計補正予算案についてはマイナンバー関連、保育人材確保策、B型肝炎予防接種について質疑しました。決算大綱質疑は人びとの新しい歩みは戸田議員が行いました。

質疑のみならず議案資料を請求することができます。答弁作成と重なり職員のみなさんには資料作成が大変だと思います。審議に必要なものなので、助かります。マイナンバーカードの紛失・誤廃棄事案については詳しい資料の提供がありました。

来週からは2つの常任委員会が各3日間で2015年度決算の審査を行います。
総務建設水道常任委員会(平野所属)9月12日、13日、14日 
民生教育消防常任委員会(戸田議員所属)15日、16日、20日
後半本会議 9月30日 請願、2015年度決算に対する討論・採決 *追加案件あり

9月12日(月)10時からは決算審査に先立ち、請願「JR島本駅西側地区を農地として維持し活用する事を求める請願」(請願者:岡 正樹さんほか13名 1447名の賛同署名)の審査を行います。私は請願提出の紹介議員ですが、委員として審査をするため、紹介議員としては戸田議員が出席します。各委員が請願者の意見を代弁する紹介議員に質疑した後に、賛否の討論、採決をし、採択または不採択が決まります。

審査にあたり、事前に請願者からは参考人として委員会への出席の要望がありました。請願者本人の意見陳述や委員の質疑の機会が設けられることで、議論の充実がはかれます。委員会の協議では平野・河野議員は出席していただくことに賛成。しかし村上議員・岡田議員・田中議員が必要なし、という意見で残念ながら、出席は認められませんでした。

和泉市議会では請願者が直接、市議会に対して請願の意見陳述を行うことができるようになっています。希望する請願者は必ず出席可能なのです。そのことも参考人質疑の必要性の理由として述べましたが、かたくなに拒むのは何故でしょう。町議会には参考人制度があり出席のための費用弁償も予算計上しておきながら、2000年に前例があってからは、一度も採用していません。

「委員会の審査の中で必要とあれば、お願いすることもある」という平井委員長にわずかな望みにかけてみます。それにしても島本町議会、「市民の声を直接聴いてみよう」という姿勢がなさすぎ!

請願審査の傍聴、よろしくお願いします。傍聴席が10+αなので、10時前には役場・委員会室へ。
請願の内容は8月23日付けのブログをご覧下さい。








清掃工場見学

2016-09-01 | Weblog

昨日は毎年、多額の費用をかけて行われる改修工事が行われる焼却炉施設と粗大ごみ処理施設の工事請負契約議案(契約金額9,936万円、契約業者(株)エス・エヌ環境テクノロジー)の調査で清掃工場へ。

伊集院議長はじめ野村議員、河野議員、佐藤議員、戸田議員と一緒に担当課職員及び場長、運転業務を委託してる会社の社員のみなさんから丁寧に説明を受けました。

今回の改修工事箇所をすべて、図面とてらしながら補修・更新の必要性などの理由を尋ねながら施設・設備の現状把握をしました。

運転している焼却炉のそばは60度近くあるということで、見学も汗が流れます。最上階の排ガス処理設備のバグフィルターの部分(画像)は補修ヵ所が外から見えないので、示された点検写真で状況を確認し、全体の補修の必要性が確認できました。

老朽化しているものの、ごみ・ほこり一つないく、臭いもほとんどなく美しく整備されている施設は感動します。23t2基という小さな規模ということで、このような見学もできるのが利点です。

清掃工場は職員体制(正規職員の補充が見込めない)や施設に係る費用を鑑み、長期包括民営化の検討もされていますが、慎重にしなければ、と考えます。

現場のみなさまもありがとうございました。

9月5日から始まる町議会の調査で、職員さんとのヒアリングが続いています。学校現場へ行ったり、決算審査に向け、施設を回ったりしています。

夕方は島本町職員水道労働組合の定期大会にお招きいただき出席しました。執行部体制も若い世代に変わったのだそうです。2016年度活動方針案には人員確保の要求が出されており、切実な要求だと思います。議会でも、決算審査では取り上げる予定です。