9月19日未明、参議院本会議で戦争法とも言うべき安保法案は、自民・公明・次世代・元気・次世代・改革の賛成で成立、日本は「海外で戦争する国」に踏み出しました。
国民の6割以上が反対し、8割が説明不足とし、大多数が今国会で成立させるべきではないと表明しているなかでの強行採決でした。
戦争にむかい、民主主義を奪うものに、安保法案に断固として反対し、16・17・18日と連続で市民のみなさんや町会議員の仲間とともに、地域(阪急水無瀬駅前)で、安保法案の廃案・強行採決絶対反対、の声をあげ続けました。
参議院での言論の府としてのあるまじき、地方公聴会の報告もなく、締めくくり総括質疑をさせず、発言を15分に制限するなどの言論封殺。特別委員会での暴力的採決(野党議員を排除し表決権を奪い、自民党議員が委員長を取り囲み、議事録も取れない状況での採決は無効!)は決して忘れません。
そして国会の中で戦争法案の成立を阻むために奮闘する議員のみなさん、国会前で暑い中、雨の中、朝も夜も全国から駆けつけて行動する人びとに心から敬意を表し、決して忘れません。
憲法違反の安保法制の内容もさることながら、成立プロセスも議会制民主主義を疑わせるものでした。参議院本会議で満身の怒りをこめて演説をされた民主党・共産党議員のみなさんの姿を決してわすれません。
16日開催の中央公聴会
奥田愛基さん(SEALDs)の意見を決して忘れません。
これからはこの戦争法の執行をさせない、廃止を求める行動を始めましょう。政治を政治家だけに任せず、主権者として学び・行動することこそ民主主義・立憲主義・平和主義を守ることができると思います。そして選挙を通し、戦争法に賛成した議員を再び国会に送りださないようしましょう! (「どの議員が戦争法案に賛成/反対/退席したかがわかる一覧表は
こちらです)
9月20日、「変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本」でJR高槻駅、阪急水無瀬駅で配布したチラシに掲載した「わたしの『やめて』」をご紹介します。自由と平和のための京大有志の会 が子どもたちにわかるようにかかれたものです。
絵本としても発行されています。(戦争と平和を見つめる絵本:わたしの「やめて」 自由と平和のための京大有志の会 文 / 塚本 やすし 絵 朝日新聞出版 定価:1404円(税込))
*わたしの『やめて』*
くにと くにの けんかを せんそうと いいます
せんそうは 「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」
という だれかの いいわけで はじまります
せんそうは ひとごろしの どうぐを うる おみせを もうけさせます
せんそうは はじまると だれにも とめられません
せんそうは はじめるのは かんたんだけど おわるのは むずかしい
せんそうは へいたいさんも おとしよりも こどもも くるしめます
せんそうは てや あしを ちぎり こころも ひきさきます
わたしの こころは わたしのもの
だれかに あやつられたくない
わたしの いのちは わたしのもの
だれかの どうぐに なりたくない
うみが ひろいのは ひとをころす きちを つくるためじゃない
そらが たかいのは ひとをころす ひこうきが とぶためじゃない
げんこつで ひとを きずつけて えらそうに いばっているよりも
こころを はたらかせて きずつけられた ひとを はげましたい
がっこうで まなぶのは ひとごろしの どうぐを つくるためじゃない
がっこうで まなぶのは おかねもうけの ためじゃない
がっこうで まなぶのは だれかの いいなりに なるためじゃない
じぶんや みんなの いのちを だいじにして
いつも すきなことを かんがえたり おはなししたり したい
でも せんそうは それを じゃまするんだ
だから
せんそうを はじめようとする ひとたちに
わたしは おおきなこえで 「やめて」 というんだ