ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

人権と平和のつどい

2016-07-18 | Weblog

7月16日に島本町・島本町人権啓発推進協議会主催の「人権と平和のつどい」が開かれました。

映画「あん」の上映とパネル展「戦争と女性」がありましたが、開演時間に遅れたので、満員のため、残念ながら観ることができませんでした。でも沢山の方がご覧になったということで本当に良かったです。すでに『あん』は映画館で観て、河瀬直美監督が樹木希林を主演に元ハンセン病患者が尊厳を失わず生きようとする姿を丁寧に紡ぐ人間ドラマとして、また現代の社会でなお根強い差別があることを問う、とても良い映画だと思っていました。

そのかわり「戦争と女性」をテーマにしたパネル展をじっくり見ましたし、担当課職員さんと島本の戦争遺跡や空襲(被弾区域があること)について、町として調査・記録・保存し伝えていくことが重要ではないでしょうか、というお話もしました。

「つどい」参加者の方からは、映画を賞賛する声とともに、町長や主催者のお話の中で「戦争と女性」というテーマのパネル展をするなら、慰安婦問題など戦争における加害の歴史にもひとこと触れてほしかった、という感想もお聞きしました。

8月8日~11日(9:30~19:00 8日のみ14:00より)まで、市民主催で「子どもと考える『戦争と平和展』in高槻・島本2016が高槻市生涯学習センターの1階展示ホールで開催されます。
戦争とはどういうもなのか、子どもたちや若い世代と一緒に考えたいと企画されたものです。ぜひ、ご覧下さい。

画像:パネル「戦争と女性」より 

教育長の部屋

2016-07-13 | Weblog
島本町HPに、教育長の部屋というコーナーがあります。岡本教育長が教育施策などについて丁寧に書かれています。6月議会で可決した町内の大型開発工事に伴う、学校の教室及び学童保育室の増築工事の予算や校区指定のことも、よくわかります。

体調を理由に6月会議を欠席されて心配していましたが、6月末の教育委員会議には出席し復帰されていました。安心するとともに保育・教育課題も多く、ゆっくり療養する間もなかったのではと慮りました。。

参議院選挙結果 

2016-07-11 | Weblog
参議院選挙結果がでました。自民党は56議席、公明党は14議席を獲得し、与党の改選過半数(61議席)を大きく上回り、憲法「改正」に前向きなおおさか維新の会は7議席を獲得、同党などを加えた「改憲勢力」で参院(定数242)の3分の2を上回る結果になりました。

参議院選挙が終わり、これからは年金の損失をはじめアベノミクスの失敗が次々と露呈してくることでしょう。南スーダンへの自衛隊の海外派兵も現実のものとなる可能性も大です。来年度には介護保険制度の大改悪も予定されています。暗澹たる思いです。*追記 そんな中でも野党共闘で1人区が11議席確保したこと、沖縄で辺野古基地反対の伊波洋一さん、市民運動の代表である社民党の福島瑞穂さんの当選はうれしいことでした。希望を持ちたいと思います。

大阪選挙区の結果、残念ながら野党共闘候補のわたなべ結さん、おだち源幸さんの当選は実現できず、改憲勢力の当選を許してしまったこと、悔しい限りです。

島本町の参議院選挙開票結果は 選挙区 投票率62.13% 順位と得票数
1  3,674票  松川 るい 自由民主党
2  2,674票  浅田 均 維新の会
3  2,614票  高木 かおり おおさか維新の会   
4  2,268票  おだち 源幸 民進党  
5  2,256票  わたなべ 結  日本共産党 
6  1,518票  石川 ひろたか 公明党  
7   179票  佐野 明美 支持政党なし  
8    155票  古川  ひでお 日本のこころを大切にする党
9    68票  数森 圭吾(かずもりけいご)幸福実現党 

以上のように、島本町の有権者の投票行動は大阪全体の順位とは違って、おだちさんは当選ラインに入っており、わたなべさんも公明候補より得票数は多いです。安保法制の廃止・立憲主義を守れ、富裕層優遇税制ではなく99%の人びとのための政治を!と訴えが支持されたものと思います。もちろん維新候補の合計得票は脅威です。
立憲主義を守れ、市民のいのちと暮らしを守れと地道に取組みをすすめて行かなければ、と思います。
 


憲法を守る政治家を!

2016-07-09 | Weblog
新書『「憲法改正」の真実』は護憲派の樋口陽一さん(東大・東北大名誉教授)、改憲派の重鎮小林節さんの対談です。参議院選挙投票日を前にして、あらためて読んでみました。

なぜ二人がこうして語り合おうとしているのかについて、
小林さんは「2015年9月19日をもって、日本の社会は異常な状態に突入しました。この日可決した平和安全法制整備法と国際平和支援法、そう名づけられた戦争法案は、明白に憲法に違反しています。この違憲立法によって、最高法規である憲法が否定されてしまった。

今回、日本の戦後史上はじめて、権力者による憲法破壊が行われたわけです。私たち日本人は、今までとは違う社会、異常なは法秩序のなかに生きている。そして、今度は憲法を改正しようとしている。この事実を私たちは深く受け止め、この状況をいかに打破するかを考えななくてはなりません」と。

樋口さんは「立憲主義の破壊という事態がいかに深刻なものか。つまりは国の根幹が破壊されつつあるのです」とおっしゃっています。

対談の最後に小林さんは「憲法によって縛られるはずの権力者が、憲法に違反する立法を行い、その後も、憲法をいいように解釈したり、無視するような政治を続けている。まさに憲法停止状態です。憲法を無視するということは、権力者が専制的に国民を支配する前兆です。このような支配者に対しては、護憲派も改憲派もその違いを乗り越えてともに立ち上がり、私たちの憲法を取り戻さなくてはなりません」と提言されています。

この参議院選挙結果によっては大きくこの国のかたちが変わることになります。どうぞ、憲法を守る政治家(候補者)を選んで下さい。

応援街宣~福島みずほさん   わたなべ結さん・おだち源幸さん 

2016-07-08 | Weblog

昨日は、社民党カーで参議院選挙の応援のため比例区は福島みずほさんにご支援を!と町内をまわりました。大阪選挙区はわたなべ結さん(共産党)・おだち源幸さん(民進党)も応援しています。

大阪選挙区は自民・公明・維新2という改憲勢力が優勢と報道では伝えられていますが、実際は野党候補のお二人も駅前街頭演説の状況では多くの支持を集め、さらに広げています。

アベノミクスの失敗、富裕層のための税制、貧困と格差を生む雇用政策や社会保障負担増、そして自民党改憲草案にそって憲法が変えられれば、国民主権・平和主義・基本的人権の尊重は保障されません。戦争に突き進み、平和な社会は築けません。

安保法制で防衛費(本年度は5兆円超)は増額されていき、年金・介護・子育てなどの社会保障費にはまわってきません。年金を株式投資につぎ込み昨年度は5兆円超の損失をだしています→こちら しかも正式に公表するのは参議院選挙後で、損失隠しです。

おおさか維新の会の高木候補の演説です。改革の中身がわかりません。演説の内容で政策は教育費の無償化についてのみで、憲法改正、安保法制、税制、原発などに対する政策は聞くことができませんでした。

選挙期間も明日1日を残すのみとなりました。安保法制廃止・立憲主義を守る野党(社民党・共産党・生活の党と山本太郎と仲間たち・民進党)への応援を呼びかけます。

画像:本『日本の女性議員 どうすれば増えるのか』(三浦まり編著) 島本町議会は女性が50%であることで、女性学の研究者である大山七穂東海大文学部教授からも取材を受け、論文にまとめられたものが取りあげられています。 私が参議院選挙に望むことの一つが、女性議員を増やすことです。

第2期島本町男女共同参画社会をめざす計画

2016-07-08 | Weblog
10時からの人権啓発施策推進協議会を傍聴。
第2期島本町男女共同参画社会をめざす計画(しまもとスマイルプラン 計画期間:2012年度~2021年度)の中間年にあたる2016年度の見直しと「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づく見直しのために、審議会に諮問されました。

プラン見直し業務スケジュール(案)としては審議会にて5回の審議、9月に素案の検討、11月素案の提示、12月予定パブリックコメント、1月素案の修正、2月承認・答申、2月中旬計画策定 というように進みます。

計画改定に際してのポイントなどの説明がありました。今後の審議で議論は本格化するようです。
先立って、男女共同参画の推進に関する施策の実施状況 2015年度実績・2016年度予定について説明があり、委員さんから女性の人権を守り、地位向上のための提案や女性が抱える障がい者のケアの問題など、切実な声もお聞きし、考えさせられました。







参院選 子どもの貧困対策 

2016-07-06 | Weblog

参院選、各党の子どもの貧困対策をとりあげているAERAの記事がありました。

「子どもの貧困放置で経済損失50兆円、財政負担20兆円」以下、抜粋
~子どもの貧困を何の対策もせずに放っておけば、15歳の1学年だけでも、経済損失は約2.9兆円におよび、国の財政負担は約1.1兆円増える──。日本財団と三菱UFJリサーチ&コンサルティングが昨年末、こんな試算を発表した。

~親の所得格差が子どもの貧困ひいては学力格差を生んでいる。本来なら、教育は経済格差を緩和する機能を持つべきなのに、日本では経済格差がそのまま学力差になっている。

~税や社会保障制度については、数年前まで国の所得再分配によって、子どもの貧困率がアップするという逆転現象が起きていた。

~「所得再分配」といえば、税制や社会保障などを通じて、所得の高い人から低い人へ富を移転させて貧困を削減することが期待されているのに、日本では低所得層の社会保険料や税の負担が大きいうえに、子育ての負担を減らす社会保障の給付が少ないために再分配後の貧困率が高くなってしまっていたのだ。

~所得再分配が正常に機能していないのは、高所得層に優しく、低所得層に厳しい税制が大きな原因だ。80年代は70%だった所得税の最高税率を40%前後まで下げた。90年代後半から法人税も繰り返し下げ、年間10兆~20兆円規模の税収を放棄する一方で、消費税や社会保険料の引き上げで低所得者に負担を強いてきた。日本はOECD諸国の中で、税の累進性が最低レベルだ。

~消費増税の延期による社会保障費の不足については、政権与党からは「優先順位を考える」(自民)、「あらゆる財源を捻出する」(公明)と心もとない回答が。野党側は「金融所得課税の5%引き上げ」(民進)、「所得税の累進性の強化、法人税率の引き上げなどで税収を増やす」(社民)と、税制改革で新たな財源を確保すべきと回答した。*記事の図より「富裕層や大企業への優遇税制を止め能力に応じた負担を求める」(共産)

参院選の投票の判断になるかもしれません。

画像:収穫したとうもろこし(生で食べても甘い)


おだち源幸候補in高槻

2016-07-05 | Weblog

今日も、暑いです。庭の畑のトマトが色づいています。とうもろこしも食べ頃になりました。
所属している市民グループのニュースレターの編集・発行と配布・郵送を終え、やっと議会リポート作成に取り掛かりました。といっても、まずは議会質問で使った資料整理から・・・。

午後4時30分からはJR高槻駅南で行われている「おだち源幸候補(民進党)」の街頭演説を聴きました。辻元清美さん(衆議院議員)からは「税金の見張り番、税金の使い方をチェックする議員として国会で働いていただきたい」と応援演説があり、その後、おだち候補からは「1%の大金持ちより99%の方が幸せになる政治を行います」と具体的な政策をあげて訴えられました。大阪選挙区で改憲勢力に議席を占めさせないためにも、おだち候補にも勝利していただきたいと思います。

「野党共闘候補おだちさん、わたなべさんで大阪は2議席取る」、7月10日まで残り5日間ですが、私もそのことをしっかりと発信し、応援します。

報道ステーションの調査によれば、「投票で最も重視する政策については、年金・社会保障制度が最も多く、経済対策は2番目。憲法改正は、前回、6月の調査よりも5ポイント増えている。自民党や公明党などの政党が、改憲の発議ができる3分の2以上の議席を確保した方が良いと思う人は35パーセントで、思わないは47パーセント」という情勢です。

じわじわと投票の基準を「憲法」とする人が増えています。参議院選挙を目前に控え、憲法改正が争点になってきました。「憲法くらべコミュニティ」が現憲法と改憲案を比べた動画をつくられました。
「憲法くらべ猫バージョンの動画」こちら
戦争のつくり方のアニメも観て下さい。

手づくり市

2016-07-04 | Weblog
7月3日は史跡桜井駅跡公園にて「手づくり市」(商工会主催)があり、賑わっていました。竹のクラフト、布や金属などのクラフト、パン屋さん、お茶屋さんなど多彩な手づくりのお店が出店されて、楽しそうです。夏日の中で、よしぶえのアンサンブルの音色がさわやかでした。

1時からは恒例の「アベ政治を許さない!」行動。
作家の澤地久枝さんが呼びかけて、毎月3日の午後1時きっかりに俳人の金子兜太さん揮毫の「アベ政治を許さない!」のプラカードを持ってスタンディングするものです。澤地さんは、国会前で、また全国各地で同じ行動が行われています。暑い中でしたが、生協向かい側の沿道で、思い思いに集まった市民10名が、静かにサイレントで立ちました。その後、引き続き、有志で「選挙へ行こう!アクション」も行いました。

その後、友人から案内のあった、京都・法然院にての「命を紡ぐ 出会いの会」へ。ヒグラシの鳴く、半夏生の白い花の咲く庭のある、お寺の座敷が会場でした。

映画上映「つ・む・ぐ~織人は風の道をゆく~」 吉岡敏朗監督舞台挨拶
“月ゆめ”ライブ 出演:山本公成(笛)、山本ほしこ(リトアニア琴)
講演 船戸崇史先生(船戸クリニック医師)

山本公成さんの笛(民族楽器やフルートなど)の演奏は、この世のものとは思えない音色で、宇宙に溶け込んでいく感覚になりました。友人は、山本さんと長いお付き合いがあるとのことでした。

映画は公式HPをご覧頂くとして、千葉鴨川で農を基とした暮らしと歌手活動を続けるYaeさんが登場。加藤登紀子・故藤本敏夫の次女です。すてきな生き方です。

船戸医師については映画にも登場されます。「優秀な外科医としてガン患者などを診て来たが、病気をメスで消し去ることではなく、「自分らしく生き、自分らしく死んでいく」サポートとしての医療をめざして船戸クリニックを開業。以来、西洋医学のみではなく東洋医学、補完代替医療等を取り入れた、外来、在宅診療を行っている。」とチラシに紹介がありました。 病院・医者嫌いの私も親しみを持つドクターでした。

法然院では昨年、小出裕章さんの講演会をされたそうです。数時間でしたが、夕暮れ時まで、別世界に浸ることができました。

わたなべ結候補in高槻

2016-07-02 | Weblog

7月2日午後3時からJR高槻駅北にて行われた、わたなべ結候補(共産党)の街頭演説がありました。

宮原たけしさん(府議会議員)、小沢福子さん(元府議)、安保関連法に反対するママの会の応援スピーチがあり、そして、戦争させない、安心して誰もが働き、希望を持って生きられる社会に!とあふれる若さと芯の強さ、温かさが伝わる堂々と政策を訴える「わたなべ結候補」の演説でした。

小池晃日本共産党書記局長が応援に来られ、アベ政権の問題点を明らかにし、改憲勢力に独占させてはいけない、戦争を止めることができたのは、あの参議院選挙だった、と言えるようにしなければ、と訴えられ、大きな共感を呼んでいました。

ロータリー側、陸橋も多くの人で一杯。暑い中で、熱心に聴いておられました。大阪選挙区の定数は4人、自民・公明・維新ではなく安保法制廃止・立憲主義回復を掲げる候補者の一人として「わたなべ結候補」、なんとしても国会で活躍を、と思います。