5月29日、10時に奈良県生駒市役所に伺い、2011年より導入されている清掃センター長期包括運営委託について戸田議員・外村議員とともに調査研修させていただきました。島本町も「清掃工場(建設から22年経過)については10年間の長期包括運営委託を行うことが望ましい」という方針がだされ、それに基づき本年度予算で専門家を交えた清掃工場包括運営検討委員会を設置し、包括運営検討業務をコンサルタントに委託のうえ、本年度中に委託料(債務負担)を予算化する運びです。
生駒市環境事業課の職員さんより生駒市清掃センター長期包括運営委託事業の経過、清掃センターの概要、処理経費の推移等について詳しい説明を受けた後、清掃センター(220t/24h 110t×2炉)の見学もさせていただきました。
経緯については
1991年以来、神戸製鋼所グループと運営管理・施設補修等は単年度随意契約を行ってきたが、随意契約適正化検討委員会からの見直し提言受け、契約方法を見直しを行うことになった。長期包括運営委託について4箇所の施設の現地視察、3箇所の施設へのヒアリングを経て、競争性のある長期包括運営委託方式が妥当という考えで必要経費を予算化(2008年)。
・清掃センターの精密機能検査及び余寿命調査の実施
・長期包括運営委託の導入可能性調査
・専門委員の選定 (アドバイザーとして)
・清掃センター長期包括運営委託事業参加意向調査の実施(3回)
・生駒市清掃センター及びエコパーク21(し尿処理施設)長期包括運営委託契約検討委員会の設置
・委員会にて募集要項等作成 (プロポーザル方式)
・公募資料精査業務委託
・2010年6月議会にて市議会に公募主旨を説明以降、実施方針公表、募集要項・要求水準等の公表、協定書 案・契約書案の公表、参加事業者の受付、第1次及び第二次審査、プレゼンテーション、委員会の評価結果 により(株)神鋼価格交渉(提案書の価格が市の希望価格と比較し高いため)、10年間の運営委託費総額 54億8000万円を提示される・2011年3月議会で、2010年度から2020年度の債務負担及び次年度予算を審議、 同年3月28日に契約締結。
生駒市では委託の範囲については、プラント補修・運転維持管理・保守点検などで測定・監視業務、灰処理、ごみ中継の清掃リレーセンター(持ち込みごみの運び込み、計量・料金徴収)は直営で実施されています。処理経費については導入により削減されている資料をいただきました(清掃費全体の比較が必要と感じじました)。
以上、経緯だけでも相当ボリュームのある内容を丁寧に予定時間を超えて説明と、また資料も当日そして後日にも詳しいものを用意して頂き、大変ありがとうございました。議会事務局の職員のみなさんにもお世話になりました。面識のある議員の方々ともお会いすることができ有意義な視察でした。
島本町は精密機能検査及び余寿命調査の実施をすっとばして、半年で長期包括運営委託の導入可能性の検討と契約書案・仕様書案の作成まで行い、本年度中に委託するというスケジュールなので、あたまから現委託先と随意契約するつもりでしょうか。生駒市は3年ほどかけて導入され、これまでの業者が優位という評価結果でしたが、公募することで競争性・透明性は図れますので、安易に随意契約としないようすべきです。(島本の常任委員会では「長期包括運営委託ありきではない。導入するかどうかの検討だ」という答弁にごまかされ契約方法については質疑がなかった)
今回の視察を参考に、導入の可否を含め、しっかり検討経過をチェックします。
画像:生駒市清掃センターにて
生駒市環境事業課の職員さんより生駒市清掃センター長期包括運営委託事業の経過、清掃センターの概要、処理経費の推移等について詳しい説明を受けた後、清掃センター(220t/24h 110t×2炉)の見学もさせていただきました。
経緯については
1991年以来、神戸製鋼所グループと運営管理・施設補修等は単年度随意契約を行ってきたが、随意契約適正化検討委員会からの見直し提言受け、契約方法を見直しを行うことになった。長期包括運営委託について4箇所の施設の現地視察、3箇所の施設へのヒアリングを経て、競争性のある長期包括運営委託方式が妥当という考えで必要経費を予算化(2008年)。
・清掃センターの精密機能検査及び余寿命調査の実施
・長期包括運営委託の導入可能性調査
・専門委員の選定 (アドバイザーとして)
・清掃センター長期包括運営委託事業参加意向調査の実施(3回)
・生駒市清掃センター及びエコパーク21(し尿処理施設)長期包括運営委託契約検討委員会の設置
・委員会にて募集要項等作成 (プロポーザル方式)
・公募資料精査業務委託
・2010年6月議会にて市議会に公募主旨を説明以降、実施方針公表、募集要項・要求水準等の公表、協定書 案・契約書案の公表、参加事業者の受付、第1次及び第二次審査、プレゼンテーション、委員会の評価結果 により(株)神鋼価格交渉(提案書の価格が市の希望価格と比較し高いため)、10年間の運営委託費総額 54億8000万円を提示される・2011年3月議会で、2010年度から2020年度の債務負担及び次年度予算を審議、 同年3月28日に契約締結。
生駒市では委託の範囲については、プラント補修・運転維持管理・保守点検などで測定・監視業務、灰処理、ごみ中継の清掃リレーセンター(持ち込みごみの運び込み、計量・料金徴収)は直営で実施されています。処理経費については導入により削減されている資料をいただきました(清掃費全体の比較が必要と感じじました)。
以上、経緯だけでも相当ボリュームのある内容を丁寧に予定時間を超えて説明と、また資料も当日そして後日にも詳しいものを用意して頂き、大変ありがとうございました。議会事務局の職員のみなさんにもお世話になりました。面識のある議員の方々ともお会いすることができ有意義な視察でした。
島本町は精密機能検査及び余寿命調査の実施をすっとばして、半年で長期包括運営委託の導入可能性の検討と契約書案・仕様書案の作成まで行い、本年度中に委託するというスケジュールなので、あたまから現委託先と随意契約するつもりでしょうか。生駒市は3年ほどかけて導入され、これまでの業者が優位という評価結果でしたが、公募することで競争性・透明性は図れますので、安易に随意契約としないようすべきです。(島本の常任委員会では「長期包括運営委託ありきではない。導入するかどうかの検討だ」という答弁にごまかされ契約方法については質疑がなかった)
今回の視察を参考に、導入の可否を含め、しっかり検討経過をチェックします。
画像:生駒市清掃センターにて