ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

明日、臨時議会が開かれます

2010-11-25 | Weblog
<11月臨時議会のお知らせ>11月26日(金)午前10時より 役場3階  

臨時議会には人事院勧告の完全実施に沿って、町職員の給与・期末手当(ボーナス)の引き下げの議案が提案されます。特別職、議員の期末手当などの0.2月分カットも同時に提案。

財政難を理由に住民サービスは削られています。行政は近々、第5次行革プランを正式に発表します。同プランでは障害者、高齢者、難病者、遺児等に係る福祉金等の削減・廃止、幼稚園保育料の値上げなど住民の痛みを伴うものがあげられています。職員の給与などもこの10年間で大幅に削減されています。

議員だけが聖域でいいのか、議員自らが身を削る努力をしなければと「人びとの新しい歩み(平野・澤嶋・戸田議員)」と外村議員で報酬削減議案を議員提案します。
◇島本町の議員の年収は549万6,975円

◇議員報酬5%削減の条例案を提出します 
月額330,000円⇒313,500円 2011年度~任期まで
約年間446万8千円削減可能
◇議員の期末手当(ボーナス)の役職加算15%廃止の条例案を提出します 2010年度・12月期より実施 約年間326万円削減可能

◇◇議員の期末手当は 33万×115/100×4.05月で算出されています。この15%加算は1990年、一定の役職の職員については期末手当に5~15%加算するものです。いわゆる役職加算といわれバブル期、官民格差を是正するとして導入されたものであり議員にも一番高い15%が適用されました。非常勤の議員に妥当なのか、法的根拠もないという見解もあります。

もちろん、議員の役目は監視役です。税金の無駄遣いをなくし、税金が適切に適正に使われているか厳しくチェックするために働いています。非常勤ではありますが、日々調査活動を行い、住民のみなさんに町政や議会の報告をし、報酬に見合う仕事をしなければと常に心して活動しています。住民自治充実のためにむやみに議員報酬を削減すべきではないと考えています。しかし、住民のみなさんの暮らしを少しでも支援できるための財源として必要です。5%削減は暫定的な措置として必要だと考えて提案するものです。

みなさんの傍聴をよろしくお願いいたします。
議員提案審議は午後からの予定です。

写真は堺市美原区役所から見た夕日 区役所は合併特例債で建てられたもの。文化会館が併設されていますが、駐車場が有料化されるとのこと。

「第5回 しまもと広域行政・合併問題学習会 」お知らせ

2010-11-24 | Weblog
ブログが滞っていて申し訳ありません。沢山報告しなければならないことがあるのですが、取り急ぎ、週末に予定しています学習会のお知らせをいたします。案内ビラを掲載します。
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第5回 しまもと広域行政・合併問題学習会

『5年前、堺市と合併した美原町民の実体験と今に学ぶ』
        お話:坂田正子さん ネットワーク・みはら 事務局長 

◇11月27日(土)午後2時~4時  開場 1時45分
◇ふれあいセンター3階 第4学習室  資料300円 申し込み不要 

主催:しまもと広域行政・合併問題学習会


本年2月、高槻市・島本町両市町が再開した「広域行政勉強会」の冒頭に「合併の議論も含め」と追記されました。広域行政を進めることと合併を議論することとは全く次元の違う話です。そこで今回は「市町村合併とは何か」「自治体どうしの合併が住民にどんな結果をもたらすのか」その影響や功罪について府内で唯一、平成の大合併で堺市と合併した旧美原町の実例をもとに検証したいと思います。堺市との合併に至るまでを旧美原町の住民当事者としてつぶさに見て来られ、行政サービスがどう変わったのか、また、合併については住民の意思で決めるべきと2度、住民投票の実現に向けて力を尽くされた坂田さんのお話を伺います。
(*直接請求された住民投票条例案は旧美原町議会が否決し、住民投票は実現せず)
      みなさんと一緒に学びましょう。 多くの方のご参加お待ちしています。

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◇第4回学習会報告 地域のことは地域で決める、と言いながら合併をすすめる橋下知事

10月2日、前回に引き続き初村尤而さんをお招きし「合併をすすめる橋下知事の『大阪版地方分権改革』って何?」というテーマでお話を伺いました。
「現政権のすすめる地域主権改革により、地方交付税の縮小でナショナルミニマム*は保障されるのか、義務付け・枠付けの見直しにより保育所の最低基準なども緩和され保育の質が下がることがないのか、ひもつき補助金の一括交付金化により使い道は地方の独自判断とされるが、住民の暮らしに必要な公共工事や福祉などに十分に財源が配分されるのか。

一方、橋下知事の進める大阪版地方分権改革も『市町村合併や広域連携をサポートして2018年までには府内市町村を中核市にし、大阪府を解消し、関西州を実現する』と謳っている。府から市町村への権限移譲もその一環で市町村に対し強制的なものになっている。合併についても地域住民が決めること。どちらの改革も本当に『地域のことは地域住民が決めることができる』改革と言えるのか」と疑問を投げかけられました。

そして、「単独自立の町政運営のためには、広域連携が必要であるが安易に合併を求めるのでなく、町長の掲げる"顔の見えるまち島本“をどう実現するかを基本に考えるべきである」と提言されました。
会場一杯の参加されたみなさんからも熱心な質疑や意見が続き、学習会のテーマや合併問題への関心の深さが窺えました。
* ナショナルミニマム=財源保障機能:どの地方自治体においても最低限必要な行政サービス水準を確保するもの

写真は堺市美原区役所

どう変わる、島本町議会!傍聴のお願い

2010-11-12 | Weblog
秋のイベントが続いています。福祉大会、町民スポーツ祭、文化祭、町制70周年記念イベントが終わり、14日には青少年育成大会、21日には農業祭、25日にはふれあいスポーツ大会があります。

今年は、町制施行70周年事業として、他にも「島本・水無瀬で将棋を楽しむ!」(すでに終了)、21日には、NPO法人体育協会40周年プレイベントとして、「第1回しまもとミニマラソン」が企画されています。

このようなイベントは住民のみなさんと行政の協働によるものです。本当にご苦労様です。

さて、タイトルの件です。町議会では議会改革に向けて取り組んでいます。3月議会で議会基本条例の制定をめざし、議会改革等特別委員会を設置しました。ようやく、中身の議論が始まりました。

2つの部会に分かれて、調査・研究、検討した課題を特別委員会に報告し、最終的に委員会で議論し方向性をとりまとめ、条例案に反映させていきます。運営方針で、2011年4月をめどに各部会長は委員長に中間報告を行うことになっています。

【調査研究の内容】
◇ 第一部会〔議会と行政の関係〕 
① 申し合わせ事項の見直しと議会基本条例へ含む移行
② 反問権の設定
③ 議決事件の拡充 (例、総合計画基本計画、都市計画マスタープランなどの重要な計画も議決を必要とするもの。現行では、審議会の意見は聞いて策定していますが議会の議決は必要とされず、行政サイドだけで策定できます)
④ 通年議会について
⑤ 会派制について
⑥ 議会推薦の審議会等委員について

・部会委員 藤原(部会長),河野(副部会長)、岡田、清水、外村、東田、澤嶋、冨永

◇ 第二部会〔住民と議会の関係〕
①議会報告会について
②住民アンケートの実施等
③議員定数及び議員報酬について
④政務調査費について
⑤調査研修及び旅費について
⑥議会の傍聴について
⑦議会の透明化について (2011年度議会費予算として要求していました会議録検索システムの導入の合意は得られませんでしたが、会議録をPDF化して島本町ホームページに載せることでは、11月5日開催の議員全員協議会で合意しました。2009年度分からとなります。議会の透明化に一歩前進です!)

・部会委員 平井(部会長)、平野(副部会長)、川嶋、伊集院、菅、戸田、山口、高山

☆11月15日(月)に両部会が役場3階委員会室で開催されます。

◆第一部会 午前10時~12時
案件 1.具体的項目の調査研究について
   2.次回の案件
(部会資料としては、議会推薦の審議会等委員等について、議決事件の拡充等について、 通年議会についてなどが事務局で作成されています。)

◆第二部会 午後1時30分~3時30分
案件 1.議会報告会
   2.住民アンケートの実施等
  (部会資料として議会基本条例の制定までの経過(京丹後市議会、伊賀市議会)、文京区アンケート) 
 
他に、議会事務局でまとめられた閲覧用資料が用意されています。その中には、京丹後市議会、久御山町議会、木津川市議会で実施されたアンケートも含まれています。

議会をより開かれた、住民に信頼されるものに改革するためには、議会に対する住民のみなさんの声を聞く必要があります。他市町議会では議会基本条例案の策定にあたってアンケートやパブリックコメント、住民に意見を聞く説明会などが行われています。

是非、みなさんの傍聴をお願いします。