ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

石ころの観察会

2015-11-29 | Weblog
お天気も良く、紅葉の中での島本・緑と水を守る会主催の観察会でした。テーマは「摂津峡付近の地質と石ころの観察」講師は大阪市立自然史博物館主任学芸員川端清司さん。

摂津渓大橋の近くでは、川の曲流部にできた3段の河岸段丘、渓谷では超丹波帯という2.5億年前の地質時代のものであることを丁寧に説明していただきました。あくあぴあ近くの芥川の河原では砂岩、泥岩、花こう岩、安山岩、チャートなどの種類を探しながら、それぞれの特質を教えてもらったものの、なかなか区別がつかないものです。

JR高槻駅からあくあぴあ付近までの5時間のコースで、市街地から近いところで2億年前の地層や石が観察できるフィールドでした。楽しく有意義な1日を過ごせ、川端先生には感謝いたします。

マイナンバー学習会のお知らせ

2015-11-24 | Weblog
いよいよマイナンバー(個人番号)の通知カードが簡易書留で配達されます。11月21日に島本町分についても郵便局への差し出しが完了したようです。

個人番号通知には、通知カード、個人番号カードの申請書と返信用封筒が入っています。ICチップの入っている個人番号カードは、さまざまな手続きで本人確認に使われます。紛失や盗難で他人があなたに成りすまして手続きをしたり、あなたの個人情報を入手する危険があります。共通番号いらないネットでは「個人番号カードの申請 やらない方が、安心・安全 番号通知が届いたら」対策マニュアルを公開しています。 

11月28日にはマイナンバーについて学ぶ講座を開きます。どうぞ、どなたでもご参加下さい。

□「マイナンバー制度がもたらす社会~まもなく届く通知カード 12桁の番号やカードで何を管理するの」 講師:黒田 充さん((自治体情報政策研究所代表)  
日時:11月28日(土)13:30~15:30
場所:島本町ふれあいセンター 1F 健康教育指導室
資料代300円
共催:草の根市民講座/どよう会

案内チラシより~
私たち一人ひとりに12桁の番号が付けられ個人情報(税・所得・社会保障給付・職歴・預貯金、将来的には病歴・戸籍などなど)が一元的に管理される「マイナンバー制度」が始まりました。税と社会保障などの情報を結びつけることで行政手続きが便利になる、といわれていますが、マイナンバーの利用が拡大されるほど、情報漏えいや成りすまし被害、プライバシー侵害も心配です。

それだけではなく、私たちの預貯金や所得が把握され、社会保障費の抑制や徴税強化に利用されようとしています。 小さな事業者や法人も従業員のマイナンバーを扱うため、セキュリティ対策など大きな負担がかかります。

来年1月から個人番号カードが希望者に交付されますが、カードのリスクはないのでしょうか。知らない間にマイナンバーで個人情報が集められて勝手に利用される可能性もあります。戦争のできる国に都合の良い超監視社会となる危険性もはらんでいます。
 
私たちがプライバシーを守るためにどうすればいいのか、マイナンバー制度の目的や背景とともに、マイナンバーによってどのような社会がもたらされるのかについてお話をお聞きします。ぜひ、ご参加下さい。





維新政治ストップならず

2015-11-23 | Weblog
昨夜、投票箱が閉まるとほぼ同時に大阪府知事には地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)の公認で現職の松井氏が再選、大阪市長選は同会公認の新人で前衆院議員の吉村氏が当選と報じられ、開票速報もでていない午後8時30分には共同会見も行われました。

島本町の投開票結果
・投票率は50.98%、投票者数12,468人  有効投票12,268票 無効投票200票
・くりはら 貴子  4,108票
・松井 一郎    7,781票
・美馬 幸則     379票

出口調査分析によれば維新支持層のみならず、自民支持層の46.7%も松井氏に投票したとのことで、自民の栗原候補の敗因になったと言えます。首相官邸はW選とも維新勝利を歓迎しているようですが、安倍首相と橋下維新がタッグを組めば改憲を促進すること間違いありません。

落胆していても、状況は良くなりません。市民の暮らしと文化、人権・教育が破壊されないよう、大阪府政を府民としても、府内の自治体議員としてもしっかり監視しておきたいと思います。

JR島本駅西 都市計画案に意見を!

2015-11-20 | Weblog
田園風景のひろがるJR島本駅西側は土地区画整理事業の手法でまちづくり事業を行う計画です。開発がもたらす防災・交通・環境・農業・景観・教育・保育・財政問題が十分議論されることなく、住民や議会への情報提供や説明は十分ではなく、ましてや合意形成が図られているとは到底言えません。

昨年度は、事業が進捗せず、予算計上していた鑑定費用を含めて180万円のまちづくり活動支援業務については不執行となりました。開発事業協力者として選定され、後に撤回された大成建設と、土地区画整理事業準備組合との間の調整がつかず、支援業務を継続していた大阪府都市整備推進センターに委託できず、事業は白紙状態となったものです。

町の技術支援の範囲外の問題に、7人もの町職員が丸2年間、多大な業務を担わされました。ようやく本年8月末には、大成建設とは円満解決したとの報告が、戸田議員の一般質問の答弁で明らかになりました。都市計画事業であるならば、情報を公開し、議会に報告をすべきですが、この2年間、議会に対して一切報告もなく、その不透明さにより、かえってJR島本駅西側開発事業への理解が進まない状況を生んでいると思います。

開発プランが白紙に戻った今、「大阪府都市計画区域マスタープランの変更」の手続きが行われている今、多くの住民が望む「駅から田んぼの見えるまち」として、市街化調整区域のままに残しておくのか、開発を前提として市街化を目指すのか、西側のあり方を町と地権者のみなさん、農業者のみなさんと住民とが一緒に考える機会にできないでしょうか。いうまでもなく農地・農業の価値は食料生産のみならず、多面的な価値があることがあらためて認識されています。減少している農地を守るための支援策を考えていきたいと思います。

仮に市街化するにしても、景観や町並みなどについても主体的な住民参加のまちづくりが重要で、次世代を含めて住民意見を聞き、そして、これからの時代にふさわしいものにしていくという姿勢が欠けたままでは、魅力あるものにはなりません。町長は、「農業を続けたいという方が営農できる、自然と共生したモデル地区のように」とおっしゃいました。それならば、地権者の皆さんと住民が、同じテーブルで、西側のあり方を検討できる場を保障することが必要と考えます。

大阪府は、本年度、都市計画の変更である「北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」、いわゆる「都市計画区域マスタープラン」の改定を行っています。大阪府の土地利用に関する方針を示し、市街化調整区域と市街化区域の区域区分、いわゆる線引きを定めるものです。

今回、JR島本駅西周辺地区――学校を含み17.1㏊、そのうち農地10.4㏊――を保留区域に設定する案も含まれています。「保留区域」とは、市街化調整区域内でも、次回の5年後の線引きまでにまちづくりの熟度が高まった時点で市街化区域への編入を図る区域です。開発に一歩進むことになる手続きといえます。

開発を望まなければ、または町全体でもっと検討しよう、というならば今回、区域区分を保留区域と変更する必要はなく、市街化調整区域のままにしておくべきと考えます。

現在、この都市計画案の縦覧期間で、利害関係者や住民は意見を大阪府に提出できます。都市計画の変更案や意見書提出先はこちら
提出締め切りは郵便または持参で11月24日必着となっています。

ぜひ、意見提出をお願いします。



強権より主権 、自治が大事 大阪W選挙

2015-11-19 | Weblog
ブログの投稿がなかなかできなくてすみません。
あっというまに紅葉の季節。
あっというまに次の日曜日は大阪W選挙の投票日。

来る22日には8年間の維新大阪府・市政に市民の審判が下されます。
多くの府民・市民が利用する国際児童文学館・青少年会館・ドーンセンターなどの公共施設が廃止または縮小されました。大阪での平和教育の中心的な施設であるピース大阪のアジア太平洋戦争での日本の加害の事実を見つめる貴重な展示も撤去させられました。

市町村の意向を軽視して府域一水道を推進、障がい者作業所の補助金廃止など福祉も大きく後退。 競争による学力向上と教育への政治介入は現場の子どもたちや教員を疲弊させています。

橋下大阪市長は府知事時代に「大阪発地方分権改革」(2009年3月)を策定。そこには「遅くとも2018年には府内市町村は中核市に」というスケジュールを示しています。島本町のような規模の小さい自治体は市町村合併を推進し、消滅を図るというのが目的です。

福祉・人権より経済・効率優先で民主主義や市民自治をないがしろにする強権的政治でいいのでしょうか。
あまり時間がありませんが、いろいろな団体や府知事候補の栗原貴子さんの政策を参考にして下さい。

シールズ関西が発信している11・22VOICE 大阪W選挙プロジェクト”REAL"

大阪府知事候補の栗原貴子さんの考えがわかります→こちら