ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

原発シリーズ 学習会お知らせ

2012-10-25 | Weblog
急に寒くなりましたね。寒暖の差が激しく、風邪の季節になりました。のどが痛むと思ったら、濡れマスクをしています。(効果的ですよ) 我が家のねこ(ゴンタ)も調子が悪いと思って、獣医さんに診てもらったら40度の熱がありました。風邪かな?とのことでした。

昨日の朝日新聞夕刊、本日の朝刊に原子力規制委員会が全国16カ所の原発で福島第一原発事故のような深刻な事故が起きた場合の放射性物質の拡散予測を公表した記事が載っています。100ミリシーベルトに達する最も遠い地点を地図に表したもので、大飯原発からは京都市にも及んでいます。

大飯原発から島本町は68キロメートル地点にあります。滋賀県が以前発表した放射能拡散予測によれば50ミリシーベルトの範囲に含まれていました。100ミリシーベルトの範囲だけに原子力防災対策が限定されてはなりません。それ以下でも影響は大きく、対策の対象にするためには100ミリシーベルト以下についても予測をし公表すべきです。(福島の避難基準は20ミリシーベルトです~これとて緩い基準です。)


週末に原発学習会がありますので、お知らせをいたします。
どうぞ、お時間がありましたらご参加ください。

                    島本町 平野かおる

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◇原発シリーズ 第11回/ 原発を知ろう!入門編 

講演会のお知らせ

フクシマー放射能汚染時代から未来へ!

ひとたび原発大事故が起きれば、故郷を失い、海も大地も放射能汚染され取り返しのつかないことになることがわかりました。 それなのに原発は再稼動、原発を運転するだけで核のごみ(死の灰)が出続け、100万年も管理しなければなりません。未来をつくるために、原発に依存しない社会に向けて、

私たちは何をしたら良いのか、一緒に考えてみましょう。


◇講師:守田 敏也 さん(フリーライター)* 共著「内部被曝」(岩波書店) 

♡ 日時:10月27日(土) 13:30~15:30

♡ 場所:島本町ふれあいセンター1F/「健康教育指導室」(JR島本駅徒歩5分、阪急水無瀬徒歩15分)

♡ 参加費:500円  

主催  ぴあ・ネット/100万年の会 


*島本 反核・平和・人権フェスティバルの一環としての催しです*

・ふれあいセンター1Fと4Fには参加団体により原発関連の内容を展示中です。

そちらもご覧下さいね

・10月28日(日)午前11時~午後2時 ふれあいセンター 多目的広場

ではコンサート・模擬店 子どもの遊びなどの催しもあります。


議員全員協議会と都市計画審議会のお知らせ

2012-10-22 | Weblog
出勤と偽って海外旅行やゴルフに行っていたという教育委員会職員の懲戒処分等について、理事者からの報告を案件とする議員全員協議会が24日に開かれます。
議会へのFAXやホームページに載っている教育委員長の報告内容より詳しいことが、新聞各紙には載っています。

この件については7月および9月に匿名の通報があり、町教委で職員を調査したところ、偽装欠勤を認めたとのことでした。公務の実態を把握し、内部で職務の適正管理、管理監督ができていなかったことに大きな問題があります。徹底した調査した結果が報告されるよう望みます。

議員全員協議会は傍聴可能ですので、お知らせいたします。

・10月24日(水)午前11時~正午まで
・役場3階 委員会室



2012年度第3回島本町都市計画審議会が10月25日(木)午後2時より、役場3階:委員会室にてに開催されます。傍聴可能ですが、開会前に受付が行われます。

案件は北部大阪都市計画道路の変更(大阪府決定)、北部大阪都市計画道路の変更(島本町決定)の2件です。大阪府が2011年3月に策定した「都市計画(道路)見直しの基本方針」に基づき、島本中央線及び清水木半坂線廃止する案と連動している、島本町決定の西野々小田線及び天薬藤之木線を廃止するものです。

7月28日には住民説明会が開催され、沢山の参加があり、貴重な意見を伺うことができました。大阪府において開かれた公聴会でも、1名の公述がありました。

5月にだされた都市計画マスタープランの改定の都市計画審議会答申の際「都市計画道路の廃止にあたっては、その防災機能や交通安全機能に配慮し、現道の部分的拡幅や交通安全対策について、関係機関と共に積極的に取組み、「安全・安心なまちづくり」の推進に努められたい」との付帯意見がつけられました。

住民のみなさんの意見などを参考に、議会選出委員として審議いたします。

都市計画道路の見直し(廃止)概要について、島本町HPに載っていますので、ご覧下さい。http://www.shimamotocho.jp/gyousei/kakuka/sougouseisakubu/seisakusuishinka/youtochiiki/1343726740685.html

住民にとって、重要な都市計画手続なのに町ホームページには審議会案内が載っていません。

環境放射線の測定

2012-10-21 | Weblog
福島原発事故の放射能汚染による影響がないのか、環境中の空間放射線を測り始めました。測定器を購入し、2012年1月には、震災がれきの受け入れが大阪府で検討されていましたので、尺代にある島本町清掃工場、尺代地区の測定からはじめました。

測定機種は(株)堀場製作所 Radi(PA‐1000) 測定方法はγ(ガンマ)線 1分ごとに5回測定して平均値を記録します。

測定に関心のある市民が集まり、「環境放射能測定グループ」として2ヶ月に1回、子ども達の過ごす保育所・幼稚園・小学校を含め公共施設周辺を測定しています。若狭湾にある原発の事故が起きた場合、すぐさま情報をキャッチできるよう、平常時の放射線量の値を把握しておく必要があります。

10月10日に18箇所測定したデータの一部です。(単位はμSv/h マイクロシーベルト/時間)

ふれあいセンター     0.086
町役場  玄関前     0.073
水瀬川緑地公園中央部   0.094
人権文化センター グランド 0.086

島本町の数値は福島第一原発の影響を受けている関東の数値と比較して、決して低くない数値だと思いますが、花崗岩などが多い影響で関東より高めの自然放射線が存在していることもあるようです。箕面市と同じ位の数値となっています。

島本町で過去に測定していませんので、福島事故以前のデータはありません。
島本町に一番近い大阪府の測定地点は茨木保健所で、10月8日測定値は0.059μSv/hです。  

近隣自治体では箕面市では、原発事故に備え、平常時の数値を把握し、「市民の皆様の安全安心に役立てるため」と2012年5月より空間放射線量の独自測定をされています。大山崎町も独自測定をし、ホームページで公表しています。高槻市でも9月議会で測定器購入予算が可決し、今後測定予定だそうです。残念ながら、島本町は大阪府が測定しているので、独自測定は必要なし、という姿勢です。市民は自分で身を守るしかありませんね。

詳しい活動の様子は島本反核・平和・人権フェスティバルの一貫で、ふれあいセンター4階ギャラリーに展示していますのでご覧下さい。28日まで。

みなさんもご興味がありましたら、ご参加下さい。次回は12月5日です。(午前9時ふれあいセンター玄関集合)


写真:測定の様子

近畿市民派議員学習交流会

2012-10-21 | Weblog
ブログの更新が滞っていて申し訳ありません。議会を終えると、住民の方から依頼されていた調査活動や、脱原発などの市民活動、研修会や勉強会、町行事などに終われています。身体のメンテナンスも必要と整体・ヨガで体を整え、また久しぶりにお話会OBの仲間と映画鑑賞とおしゃべり(なんとお酒なしで4時間)を楽しみました。

議会リポート作成になかなか集中できず、来週には、なんとか印刷所に原稿を送れるように頑張ります。

10月19日は近畿市民派議員学習交流会が西宮市で開かれ参加しました。

午前は景観まちづくりについて~都市景観大賞を受賞した西宮市甲陽園目神山地区~について、まちづくり協議会事務局長 森池豊武さんのお話、午後は自治体のエネルギー政策について、京都府地球温暖化防止活動推進センター伊藤真吾さんのお話と西宮市の学校給食の取組み~公金化、放射能検査について、西宮市学校給食課のお二人の職員さんよりお話をお聞きしました。

森池さんには景観を守るために地区計画のみならず、緑化などの住民自ら規制するルールづくりをして景観保全をしておられること、共に、市内の無秩序なマンション建設にたいしては裁判も取り組まれている高橋倫恵市議からも報告を伺いました。

伊藤さんには詳しいデータで具体的な節電対策により、結果的には原発が必要でなくなる、という道筋をも示していただきました。

学校給食費の公金化については来年4月より導入される予定で準備に向けて進められています。公金化の背景には年間18億円の経費について議会のチェックが働かない、滞納への法的措置ができない、給食費の値上げについて議会審議できない、財団)学校給食会の堅持の難しさなどがあるとのことです。余り事例のないことなので、注目していきたいと思います。

盛りだくさんの企画、準備、当日の運営等、西宮市会議員の四津谷薫さん、高橋倫恵さん、他のみなさんには大変お世話になりました。


写真:記事とは関連ありません。町立第二保育所の運動会 園庭に溢れるほどの観客です。

職員の懲戒処分

2012-10-12 | Weblog
今日は9時30分からの教育委員会定例会を傍聴しました。
案件は、11月に町内の学校や幼稚園の公開授業などが行われる、しまもと教育週間についての報告と2件の人事案件でした。人事案件の「教育委員会表彰に係る審査について」と、本日追加案件とされた「教育委員会職員の懲戒処分について」は秘密会となり傍聴はできず、すぐに退出しました。

なんとなく重い気分でいましたら、夕刻、議会事務局より「教育委員会の職員の懲戒処分について」という教育委員長と町長連名のFAXが届きました。

10月12日に教育委員会事務局生涯学習課職員 主査を懲戒処分(免職)としたこと、理由は「出勤簿上は出勤しているものとしながら、平成19年8月23日以降、実際には出勤せずゴルフや海外旅行に行っていた事実が27日余り明らかとなり、職務専念義務に違反し、町の信用を大きく傷つけたことによるもの」ということです。管理監督責任者も6名が懲戒処分とされ、減給10分の1 2ヶ月の処分が1名、減給10分の1 1ヶ月の処分が5名、指導行為として1名が文書訓告とされました。
 

人権文化センターにて生涯学習課の業務に従事している職員であり、何故いままで表面化しなかったのかが問われます。出勤簿上は勤務していて、休んでいるとしたら、一緒に働いている職員が指摘したり、監督者に報告したりしなかったのか、管理職は知っていて、見逃していたのか、根が深いです。FAX1枚で事たれりとせず、議会に報告をすべきです。

町長・副町長が関与した公文書偽造の疑惑も晴れず、島本町職員のコンプライアンスに疑義を持つことが続いています。住民の町行政への不信は増すばかりです。まじめに働いている職員も仕事への意欲が失せてしまいかねません。

進まぬ情報公開

2012-10-05 | Weblog
9月2日に開催された第2回島本町情報公開運営審議会を傍聴しました。案件は、2011年度の情報公開の運用状況について、「島本町情報公開・個人情報保護制度の趣旨と解説の改定について」でした。

2011年度の74件の請求の具体的内容、非公開、不存在の情報がどのようなものであったのか、委員からは質疑があり、また情報公開請求しなくとも積極的に情報提供するよう、との意見もでました。開かれた町政・情報共有が看板だけではいけませんね。

また「町政の情報が広報・ホームページ等では決まったことしか載っていない、どういうことが検討されているのかを知らせて欲しい、議員個人の報告で少し知ることができるが、一部であり、議会事務局に行けば議員発行の議会報告が貰えるようにできないか」などの、議会に係る貴重な意見もありました。

「島本町情報公開・個人情報保護制度の趣旨と解説の改定について」は町長から審議会に諮問され改定案を審議されました。7月の第1回審議会で事務局(自治防災課)から提案されていた、公開請求できる者について「住民」に限られているものを、拡大する(他市では「何人も」と規定しているところもある)ということについては、改定案には盛り込まれていませんでした。

制度充実が、進むのかと期待しましたが、事務局から何の説明もありませんし、それについて委員からも意見がありませんでした。高槻市は解説で「何人も」と定め、茨木市・吹田市では条例で「何人も」と規定し、請求人を制限していません。せっかく改定するのに、制度充実には後ろ向きです。

その後、同じ委員で構成する個人情報保護審議会にも「島本町情報公開・個人情報保護制度の趣旨と解説の改定について」は諮問されました。改定案の中で気になることがありました。

【解説】第1条目的 2項の「個人情報の訂正及び訂正等に関する住民の権利とは、〈プライバシー権は『自己に関する情報の流れをコントロールする権利』として発展しており、本人の知らないうちに自分の情報が収集されたり、利用されたりすることのないように自己情報を管理できるよう〉個人情報にかかる本人に次の権利を保障する」の中で、〈  〉を削除する、ということです。

私たちが原告となった住基ネット訴訟では、「住基ネットが本人の同意なく(あるいは反対の意思を無視して)本人の与り知らない中で国民の情報をネット上に流通させ、利用するものであって、自己情報コントロール権を侵害するものである」と主張してきました。

国民総背番号制ともいえる共通番号制度が、今秋の臨時国会で成立する恐れが強まり、住民のプライバシー権が侵害されようとする中で、自己情報コントロール権についての記述を省くことは、プライバシー権を狭めることになりかねないと危惧します。今後の審議を注視していきます。また両制度に共通して「死者情報について」どのように扱うかに関しても審議されます。


写真:記事とは関連ありませんが、9月29日に開催された総合地域型スポーツクラブ・しまもとバンブークラブ5周年記念行事のものです。スポーツのみならず文化活動もされ、地域住民のみなさんの健康づくり・交流にも貢献しておられます。

定例会9月会議閉会

2012-10-04 | Weblog
昨日、1ヶ月に及ぶ9月会議を終えました。2011年度一般会計決算については平野は民生消防委員会・建設水道委員会所管の審査を踏まえ不認定としました。会派を代表して戸田議員に討論を託しました。


【民生消防委員会所管の不認定の理由】

○島本町は就学前の人口の微増に加え保育ニーズも増加、保育所定員の150%という超過密化を招いています。しかし町はいまだに面積の保育所最低基準をクリアできれば良いと判断し、保育環境の悪化の深刻さを認識していません。

大阪府内43市町村の保育所の定員の弾力化状況を大阪府資料をもとに調査したところ多くの自治体では就学前の人口は減少していながら保育需要は増加しているため保育所整備をしています 。子どもの安全や保育の質を低下させないよう現場の保育士の一方ならぬ努力で支えられています。「限界に近い」と訴える現場の声や保護者のは届かなかったのか、何の対策もとらなかった2011年度でした。

それでも副町長は「保育所整備は安易な提案」と答弁しています(注:平野の質疑への答弁ではなく、保育所整備は財政負担になると主張する議員の質疑への答弁です)。命に係る事故が起きてもおかしくない、ということの認識が乏しいのではないでしょうか。大型公共工事をするとき、財政が困難、と言ったでしょうか。「子どもにお金をかけることは未来への投資でもあることを町はわからないのでしょうか」と緊急対策の預かり保育を実施する第1幼稚園の保護者はおっしゃっていました。子どもの最善の利益を考えて保育環境を整えることが、島本町の誇る保育の質の高さがを維持できるものです。

○難病者・障害者・ひとり親家庭等遺児福祉金の削減が行われました。ひとり親家庭等遺児については児童扶養手当の削減、障害者についても障害者計画策定時のアンケートにも切実な声があるよう、就労の場がないことなど、生きることに困難を抱えておられる住民の支援のとなる福祉金は削減すべきではありませんでした。第5次行革プランでは、今後廃止の方向ですが、「一人ひとりを包摂する社会」、誰も排除しない社会の構築ができるまでは存続を求めます。


建設水道委員会所管の不認定の理由

○若山台調整池雨水等影響調査が実施されましたが、調整池廃止ありきで行われた調査でなかったか、時間雨量100ミリを超える豪雨による浸水被害が現実のものとなった今、雨水を貯留し、下流に流出することを調整する役割の必要性は増し、調整池を埋立・売却計画は見直すべきです。10haにも及ぶ緑地一帯の開発による災害の影響はないとは断言できません。町は「調整池は今回の集中豪雨に対し、一定の貯留の役割を果たしたものと推測される。調整池と浸水被害との関連を検証する」と答弁しています。

調整池は広瀬地区の農業用水にも重要な役割をしています。若山台住民のみなさんからは、「若山台調整池を埋立てたら水無瀬・青葉などの浸水被害はもっと拡大していたものと思われる」という意見がだされています。農業者のみなさん、周辺住民のみなさんからも調整池を埋立・売却することに賛意は得られていません。土地活用ありきで、検討されることなく、防災上の有用性を再認識するよう求めておきます。

○JR島本駅西地区まちづくり活動支援業務を大阪府都市整備推進センターに委託にして西側開発を進められています。まちづくり活動支援内容や土地区画整理事業で実施することをまちづくり協議会で決められたことについても正式に議会への説明も報告もありませんでした。土地区画整理事業の事業計画案も知らない間に作成され、補助金の試算もされています。行政と一部の関係住民だけですすめられるとすれば、まちづくりに理解を得ることが難しくなるのは自明のことです。西側の風景を大きく変える市街化編入などの都市計画の変更や土地区画整理事業への財政支出は住民合意でなくてはなりません。その手続を欠いていることに大きな疑義を持ちます。


〈課題となる点として〉
○委員会では環境保全審議会について事例をあげましたが、設置することに法的根拠のない審議会等については速やかに条例設置すべきです。

○衛生化学処理場の処理水については水質汚濁防止法を遵守して河川を汚染することのないようにしなくてはなりません。処理場では法の濃度規制・総量規制に対応するため窒素含有物を希釈(*処理量の40倍)することにより濃度基準の基準値内に納めるよう対応している実態が明らかになりました。町は水質汚濁防止法による届出の範囲内640tで放流しているため問題なし、と説明していますが、水質基準は排水中に含まれるチッソ分を規制値まで除くことであり、基準を超えている状況があるのは、処理ができていないためと指摘しました。「適正に行っている」という町の認識の正当性は乏しく、引き続き調査します。

写真:町内、4つの小学校の運動会 台風直前で雨が心配でしたが、無事に行われました。