ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

島本・緑と水を守る会 20年

2017-02-04 | Weblog
午後からは島本・緑と水を守る会の講演会&総会でした。
講演会は横川昌史さん(大阪市立自然史博物館学芸員)による「半自然草原ってな~に!~日本のいろんな草原と吹田市の小っちゃい草原」と題して、映像で各地の草原を紹介しながら、特に吹田での小さな草原の研究を取り上げてお話していただきました。

吹田市内の北千里駅のそばの1ha.ほどの原っぱ(大阪府が管理)年2回の草刈りで維持されたためか、昔ながらの草原が保全され、イヌセンブリ、ウツボグサ、ワレモコウ、キキョウ、ヌマトラノオなど希少種も生息していることが調査でわかったそうです。

箕面市の夫の実家の近くなのでよく通る道の傍でした。今度、行ってみよう、と思ったら、本年1月には造成工事で、わずかの原っぱを残して造成されたとのこと。残念です!

岡山県蒜山高原の火入れ。土の上にある木の芽は燃えるので木は生えないが、草の冬芽は土の中にあるので、燃えないで保持され、草原が保たれているのだそうです。火入れの動画など見せていただきました。

人の暮らしと結びついた草原の生態系のお話でしたが、原っぱも大事にしなくては。

総会では2017年度活動計画も提案・承認され、本年度も毎月の観察会が行われます。1997年8月に尺代・通称桐が原ゴルフ練習場(10ha.)の開発をきっかけに発足した当会は、20周年迎えることになり、感慨深いです。幼稚園児・小学生の我が家の子どもたちと一緒に山・河川敷を歩いたことが懐かしいです。「島本の緑と水を守る」、私の重要課題・重要政策でもあります。

2017年度活動計画、本年も多彩な講師陣です。どなたでも参加できます。

■2017年例会予定〔日程・講師)
2月 4日(日) 講演会&総会 横川昌史さん(大阪市立自然史博物館学芸員)
2月26日(日) 冬の天王山を歩く 下西 茂(当会会員)立石五郎(当会会員)
3月26日(日) 水無瀬川の水生昆虫と水質調査 田口圭介さん(TKK事務局長・芥川倶楽部代表)
4月23日(日) 淀川河川敷の植物観察 高田みちよさん(高槻市立自然博物館主任学芸員)
5月27日(土) ヒメボタル観察会 相田克之(当会会員)
6月未定     きのこ観察会 佐野修治さん(京都御苑きのこ会・関西菌類談話会)
7月23日(日) 会発足20周年交流会(室内)
8月 休み 休み          ――
9月24日(日) 鳴く虫の観察会 森康貴さん(大阪市立自然史博物館友の会評議員)
10月22日(日)秋の植物観察会 高須英樹さん(和歌山県立博物館館長)
11月26日(日) クモのお話 (室内講座) 中田兼介さん(京都女子大学教授)
12月17日予定  淀川冬鳥の観察&焼いも 有田八郎さん(日本野鳥の会・大阪)

最新の画像もっと見る