ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

評価の高い町立保育所での障害児保育

2007-07-30 | Weblog
21日(土)午後2時からの住民福祉審議会を傍聴しました。傍聴者はゆうに50名を越えています。

以前に町が表明していた基本方針の町立第2保育所民営化スケジュールは7月 審議会答申、8月 移管法人募集。そのため今回の審議会は「天王山」と、当事者の皆さんの気持ちは緊迫していました。

当日は町立保育所で障害児保育を受けている(受けていた)子どもの保護者代表から島本の障害児保育についての意見陳述が行われました。

保護者の方は、
町内に療育施設がないことから、保育所が各機関と連携をとりながら障害児保育を充実させてきたこと、
療育施設ではできない統合保育の集団の中で共に育つことが保障できてきたこと、障害児保育が島本の保育の質を高めていること、
公立2所あることで、保育士による月1回の合同会議等、お互いの目を入れることで質を高めて来たことで良い影響を与え合っていることなど
審議会委員にも私たち傍聴者にも、よく理解できる、そして心を打つ陳述でした。

審議会での関係者の意見陳述というのは初めてです。意見陳述の提案をした臨時委員(保護者)も、それを認めた審議会委員のみなさんの見識にも評価したいですね。

「議会提案への隠れ蓑に審議会を使わないでほしい」など基本方針の審議会への諮問を疑問視する意見や、当日審議会終了後に民生部と第4保保護者代表者が、実施計画について話す場を設けていることに対し「審議会に基本方針を審議している最中なのだから、実施計画の話はできないはず。町長は審議会答申を尊重すると言ったが、それも疑問である」など、民生部への対応への非難も相次ぎました。

保護者の理解を求めることは大切とし、就学前の教育はどうしていくのか「基本方針」をひとつずつ検討していくことで審議に入ると、今後の方向が決められました。
答申まではまだまだ時間を要し、大半の委員は拙速な結論を求めていないのではと感じました。このような状況で、町長は9月議会に保育所廃止条例を提案するなどという横暴はしないと思いますが、油断はできません。

予定されていた実施計画を含めての話し合いは中止となったようです。
民営化される当該第2保育所の保護者と第4保育所保護者の分断を図るような
民生部の対応に怒りはおさまりません。


JR(仮称)島本駅東自転車駐車場は有料!

2007-07-27 | Weblog
20日午後1時30分より議員全員協議会が開かれ、理事者から「JR(仮称)島本駅東自転車駐車場施設の設置及び運営に関する協定書(案)」と「残土等置場土壌調査について」の2件について報告・説明がありました。


JR新駅東側の自転車駐車場については財団法人自転車駐車場整備センターが建設し、施設の管理運営も行うということで町はセンターと協定を結ぶということです。
建設費は1億3200万円で、財源は補助金として日本宝くじ協会2940万円、センターからの借入金約1億は駐車場を有料にして償還に充てる予定です。町は100万円の負担金のみと軽いですが、利用する住民は負担となります。
《料金》
 一時預かり 自転車150円 ミニバイク250円 中型バイク300円 
 定期    自転車1ヶ月2500円 3ヶ月7000円 
       ミニバイク1ヶ月3300円 3ヶ月9400円 
       中型バイク1ヶ月3800円3 ヶ月10900円)
       自動二輪(125cc超)1ヶ月4300円 12,400円
《収容台数》
 自転車998台 ミニバイク 196台 自動二輪(中型)18台 同(大型)6台                            計1,218台 
 *スライドラックを設置することにより1,500台収容可能)

13日の交通バリアフリー基本構想策定委員会で自転車駐車対策部会が設置されたばかりで、有料化にするかどうかを含めて自転車等駐車場整備計画の中で住民の意見を踏まえて検討されるものと思っていました。

その点を問いただすと、当初予算に負担金100万円は計上しており、概算事業費案も資料とし提出し、議会で可決していると説明。

財団法人のセンターに建設・管理運営を任せることで、町負担が軽減できる事には異論はありません。

しかし全町的な駐輪場対策の中で、現在検討中であり、住民参加の手続きを踏まえ有料化するのかどうか検討すべきではないでしょうか。


残土置場(若山台)は水路浚渫の土砂、公園・道路等の刈り草や剪定枝の一時保管場所です。

移転計画が中止となり、再度使用するためには周辺住民の理解が必要であり、不安解消や理解をしていただくため、土壌汚染がないかどうか調査をしました。
「大阪府生活環境の保全等に関する条例」のダイオキシン類の調査、他の項目は「土壌汚染対策法」に基づき行われています。

ダイオキシンは20pg-TEQ/g で環境基準以下で汚染はなし
他の項目についても基準値未満の値で汚染はなし との結果でした。

関西環境管理技術センターによる調査した結果の計量証明書は示されていませんので、元データでの確認が必要です。
安心して住んでいただくためにも、周辺住民には元データも示し説明するよう求めます。

(追記)

雨宮処凛さん講演「働けど、働けど、ワーキングプア  なんでやねん!」

2007-07-26 | Weblog
14日~15日はふぇみん婦人民主クラブ主催の「ふぇみん泊まってシンポin 大阪」でした。

遠くは東京・山口・岡山をはじめ、近畿地区の会員やふぇみん新聞購読者などが大阪社会福祉会館に1同に会して交流を深めました。

14日は、今若者の貧困問題などについて積極的に発言をしている雨宮処凛さんの講演でした。

フリーターや非正規雇用の人びとの非人間的な労働実態や過酷な労働状況を伝えてもらいました。格差社会がワーキングプアという層を生み出しているのに、それは「自己責任」とされている風潮があります。そのため原因をつくりだしている政府や企業に対し、是正を求めることはまれでした。

しかし雨宮さんはそのような若者達やシングルマザーの人びとと格差社会が原因と、政府や企業に対し是正を求める行動を始めています。その様子をDVDで見ましたが、連帯することは、とても心強く、未来への希望があることを信じることができました。

雨宮さんの講演とあって、会場は190人もの参加がありました。

昨年から12回の実行委員会を経ての開催でしたので、大盛況で、司会進行の役目も終えほっとしました。

台風4号の暴風雨警報が発令され、参加された方々の帰りの交通機関や、翌日の滋賀県での農薬被害による蚕裁判の報告のフィールドワークが心配でしたが、無事終えることができました。憲法・環境・女性問題などにも取り組むふぇみんの仲間と語りあえて、充実した2日間でした。

しかし、各地では台風被害が相次ぎ心よりお見舞い申し上げます。

交通バリアフリー

2007-07-26 | まちづくり
13日は交通バリアフリー基本構想策定委員会が開かれ傍聴しました。

昨年11月に障害者や高齢者、子ども連れなどさまざまな住民や移動に困難を感じている当事者を対象に実際、水無瀬駅、役場、ふれあいセンター周辺を移動し調査するワークショップが行われて以来、長らく休止状態でした。

水無瀬駅のバリアフリー化(エレベーター設置)に向け(株)阪急電車との協議に時間を要していたため、開催ができなかったのです。

委員会では阪急からは、2010年度までにエレベーター設置の検討をしていると説明がありましたが、すでに議会に示された図面以上のものは提出されませんでした。阪急によれば、設置費用は12億円(内町負担は4億円)と試算されていますが示されたのは詳細設計ではなく、積算が妥当か判断できないものでした。

また、総合的に自転車等の駐車対策を検討するため自転車駐車対策部会を検討委員会の中に設置されました

放置禁止区域を指定したり、全町的に駐車場を有料化するのかどうか、撤去費用はどうするのかなどについて検討したり、自転車等駐車場整備計画、条例案をつくるために、住民・識者の意見を聞く部会です。JR新駅東側駐輪場についても検討されるものと認識しています。

街のバリアフリー化は切実な問題と、当日は車イスの当事者も傍聴に来られていました。



議員の政務調査費

2007-07-20 | 議会
7月9日 
9時30分より 教育委員会定例会傍聴。星野教育委員長が「人権と平和の集い」で上映された映画「硫黄島からの手紙」に触れ、あらためて戦争の悲惨さが浮かび上がり、2度と戦争を起こさないということで、これからの人生を送っていきたい、と述べられたあいさつの言葉に共感を覚えました。
 
議案としては08年度小・中学校使用の教科用図書の採択について、06年度から使用のものを引き続き使用することが可決されました。

7月10日 
前回継続となった個人情報保護審議会が午前中に開催されていたので傍聴を予定していましたが、緑と水を守る会のニュースレターの編集に時間を要し、傍聴は欠席。

印刷のため原稿を障害者協働作業所に届け、午後1時には住基ネット差し止め訴訟の用事で大阪地裁近くのプロボノセンターへ大急ぎで駆けつけました。

毎回、事務局のNさんが準備をしてくれたニュースや準備書面を封入し、原告や支援者に発送する作業です。控訴審もあと2回ですので、頑張らなくてはなりません。

作業を一緒にしたSさん、Iさんと大阪府議会の政務調査費の返還請求のことが話題になり、帰りに知り合いの府議の事務所で、分厚い外部監査の結果を閲覧しました。

府議会は政務調査費月額59万円の使途について公開・領収書が義務付けられていません。公金の扱いについては透明化を図り、何にどのように使ったかを府民に明らかにする必要があります。府議会内部では政務調査費のあり方について検討されています。

調査研究・政策立案などの政務調査以外の支出(事務所費、人件費、広報費など)は目的外の使い方だと考えます。飲食費、ガソリン代などは論外です。島本町議会には府内唯一、政務調査費はありません。議員の活動とは何なのか議論が必要です。

7月11日
1時より、緑と水を守る会ニュースレターの発行作業。集まったのは4人。東北の山登りのお話を聞いたり、定例会の相談をしたりと楽しいひとときです。

町立図書館にもニュースレターを置いていただけるようになり、また、町の生涯学習関係団体の中では一番会員が多いようで、会も少しずつ市民権を得てきたのかな、なんておしゃべりしていました。
毎月10人程のメンバーがそれぞれ近くの会員宅へニュースレターを届けます。


大沢のヒメボタル観察

2007-07-17 | 自然
7月5日夜10時前から大沢のヒメボタルの観察をしている緑と水を守る会のメンバーに同行しました。
陸性のヒメボタルはゲンジボタルやヘイケボタルより小型のホタルで水辺ではなく湿った畑の草地や藪や林の中に生息しています。
町内では5月中旬から下旬に桜井地区などで見ることができます。

7月に見ることができるヒメボタルは山間部の大沢・尺代でしか今のところ見つかっていないとのことです。大沢の電波塔に登る両脇の藪、早尾神社の裏手で光っていました。

8軒ほどしかない大沢の集落に流れる善峰川にはゲンジボタルもふわふわと青白く光りながら飛んでいます。光り方も飛び方もゲンジボタルとヒメボタルでは違うことがよくわかります。

帰り道、柳谷観音までくると脱輪した車で道が塞がれて通れず、川久保回りで帰ることになり、途中、I さんが野ウサギが走るのを目撃。私は見損なってしまい、とても残念。

来年は大沢キャンプ場で宿泊して、夜はヒメボタル、昼間は植物観察という企画はいいですね~、と意気投合。
真夜中の観察会、とてもわくわく、おもしろかったですよ。
でも毎晩観察するとなると大変です。本当にご苦労様です。
毎年、観察記録は緑と水を守る会ニュースレターに掲載されます。


(写真は観察前の地中温度と湿度を計測)

就労支援型幼稚園について説明会

2007-07-17 | 子ども
7月4日、10時から第1幼稚園で「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について(基本方針)」について幼稚園の保護者への説明会が開かれました。

説明する教育委員会は4回目の説明会といいますが、第2幼稚園保護者には初めてのことです。幼稚園がどう変わるのか、未就園児の保護者には今回の説明会のお知らせもありません。
来年、入園予定または私立幼稚園との比較選択を考えている保護者にこそお知らせが必要です。その点は参加した保護者から厳しく指摘がありました。

基本方針は町立第二保育所の民営化と町立第1幼稚園の幼保一元化(就労支援型)がセットで行われることになっています。1箇所保育所を民営化し、正規職員保育士3名を就労支援型幼稚園に配置するものです。

就労支援型幼稚園は午前8時~午後6時までの保育となっており、朝の1時間と通常保育後午後6時までは延長保育、夏休み等の長期休暇も同じ 
入園資格は就労要件を満たすこととなっています。
(*昨年10月から始まった預かり保育午後4時30分までも実施)

職員配置は
3歳児 20名 1学級 就労支援対象児のみ、
4歳児 32名 2学級混合学級 幼稚園44名 就労支援20名
5歳児 37名 2学級混合学級 幼稚園54名 就労支援20名
(現在4歳:32名 3学級 5歳:37名 3学級)

保育所の過密化解消を理由に就労支援型の3歳児保育をするとしていますが、保育所が過密なのは0歳~2歳児ですので、解決にはなりません。

また、就労支援3歳児保育の職員配置は20対1で保育所の15対1の基準より後退です。
定員207名内で就労支援型3・4・5歳児を20名ずつ募集するため、幼稚園定員枠が減ることで抽選となり、希望する第1幼稚園に入園できないことも生じます。
(後日尋ねた担当課によれば、昨年度実績で見ると約20名ほど入園できなくなるとのこと)
代わりに第2幼稚園に振り替えても、バスの運行体制ができるのか、課題があります。

このように未だ検討しなければならない課題がたくさんあるのに、来年実施は困難ではないでしょうか。
保育所を民営化するための苦肉の策で就労支援型を考え出したとしか思えません。
就学前の子どもの保護者のニーズは就労支援型ではなく町立幼稚園での3歳児保育の実施ではないでしょうか。施設定員の6割しかない充足率を上げることにつながります。

それも、これも基本方針を現場の園長・教頭・教諭すら入れない本庁職員だけで策定したことに問題があります。

幼稚園が主体となって、来年4月からどういう保育を目指して就労支援型を行うのか安心して信頼して預けるためにも示して欲しい、来年4月実施というならば、9月末までには、就労支援型の内容を明確にしてもらわないと、私立の幼稚園募集に間に合わないという声も聞かれました。
(紫蘇ジュース)

個人情報保護審議会を傍聴

2007-07-16 | Weblog
7月3日10時からは1年半ぶりに開催された個人情報保護審議会を傍聴しました。

大阪府は府内市町村の要介護認定者と要介護認定を受けていない高齢者4990人を調査対象に「高齢者の生活実態及び介護サービス等に対する意識に関する調査(仮称))」を行う予定です。

そのため島本町には要介護認定者25人と要介護認定を受けていない高齢者25人を抽出して住所・氏名を提供するよう大阪府から依頼がありました。

目的外に個人情報を収集すること(第12条第2項第5号)、実施機関以外に提供すること(第13条第1項第5号)を定めた個人情報保護条例に照らし、問題ないのかどうか、町長から審議会に意見を求められたものです。

民生部高齢福祉課の説明によれば、この調査、驚くことに、
大阪府が業務委託したコンサル業者が市町村からリストアップした調査対象者に調査票を直接郵送し、【回収は個人からコンサル業者へ直送する】ことになっていることです。

当然、委員からは個人情報保護が不十分との主旨の意見が相次ぎました。
・町長がどのように必要と認めて収集・提供するのか
・どのような方法でデータをシステムから抽出するのかの説明がない
・大阪府の調査なのに回収先がコンサル業者ということでは、調査票を受け取った住民が不安に思う
・町が対象者を抽出したことを説明する文書が必要では 
・府に言われるままではなく、町の条例との整合を  など。

大阪府が実施することでも、町が責任持って住民の個人情報を保護する手立てを万全にしなければなりません。
審議会意見を踏まえ、大阪府と協議し出し直すことで次回に継続となりました。

この日の傍聴で納得いかない出来事もありました。
会議の冒頭で、前田審議会会長が「審議会の内容を外部に漏らしたりしないように。会議内容を政治的・宗教的に利用しないように」と私を含む傍聴者3名に対し言われたことです。
その発言に耳を疑いました。
審議会は町長の諮問機関であり、審議会の公開の指針に基づき、公開されています。また、委員は条例に基づき委嘱され、公的立場で発言しておられるものと解します。そのために町から委員報酬を支給しています。

当然、そこで話し合われた内容は、後日会議録が作成され役場文化情報コーナーで閲覧できるようになっています。情報公開条例に定める住民の「知る権利」も「会議の公開の原則」に照らしても、なんと後ろ向きな会長発言でしょうか。

どのような根拠に基づき、どのような意味で言われているのか、理解できず、その真意を問うため、後日、私たち傍聴者の疑問を文書にして町および会長宛に提出しました。

(写真は紫蘇ジュース)

審議会傍聴

2007-07-07 | 教育
6月28日、午後7時から開かれた住民福祉審議会を傍聴しました。この日も沢山の保育所・幼稚園保護者、職員のみなさん、議員など 傍聴は44名。
引き続き基本方針についての審議が行われました。

各委員からの意見は様々ですが、当事者である保育所・幼稚園保護者からは、子どもの最善の利益をという立場にたって発言されていることが、ひしひしと伝わってきます。

公立保育所で障害児保育を受けている(受けた)子どもの保護者から意見を述べる機会をつくって欲しいとの提案に対し、次回審議会での採用が認められました。
町は7月末答申を目途にしていますが、当事者の声に耳を傾けて十分審議して欲しいですね。

7月2日、午後1時より人権啓発施策審議会を傍聴しました。
現在2002年から2011年までの計画期間の「男女共同参画社会をめざす計画」の中間見直し作業をしています。

主に昨年2月制定の男女共同参画条例、国の男女共同参画計画の改訂に伴う見直しで、すでに審議会答申はでています。今回は1ヶ月のパブリックコメントを経て提出された4件の意見と町の考え方をまとめたものについて議論がされました。

男女平等に対するバックラッシュを受け現行の計画より後退することだけは避けて欲しいと願っていましたので、その点の心配はなくほっとしました。
私の提出した意見も一部採用されました。
(紫蘇)


トマトオーナー

2007-07-07 | 暮らし
自然の恵みと、農家の方の心を込めたお世話で、太陽の味がするような、美味しいトマトが食卓にのぼります。

1本のトマトの苗木のオーナーになりました。(1本2000円)
時々、桜井のトマト畑に様子を見に行っては、熟れたものを収穫させていただいています。

パブリックコメント

2007-07-06 | 議会
「住民福祉審議会に諮問し、いろんなご意見、パブリックコメントをいただくやり方で行きたいと思っています。」
これは、1月20日開催の町立保育所保護者への説明会の町作成の要点録から、抜粋した川口町長の発言です。

基本方針についての一般質問の中で、この発言を記録した保護者会の資料を基に「パブリックコメントで意見を聞くのですね」と問いました。

ところが、町長は「私はそのような発言をした記憶はございません。言ったか言ってないか承知していない。」「確認する」と答弁を繰り返しました。

町作成の要点録にも発言は記録されています。
町にはパブリックコメント制度があるのですから、町長発言がそれを意味していると理解するのが妥当です。

発言には責任を持ってもらわなくてはなりません。また言い逃れをされるのでしょうか。 「確認する」と答弁されて、その後私の元へは何の報告もありません。

その他、基本方針関連の主なやり取りは

平野質問
「町独自の保育士配置基準(例1歳児 町基準4:1 国基準6:1)の引き下げは保育の質の後退につながる。『当面、この体制を維持』と広報で説明しているが、将来的には基準を引き下げるのか。また就労支援型稚園での3歳児保育士配置は20:1であるが、保育所基準(15:1)にてらし後退ではないか」

池下民生部理事
「社会情勢の変化がない限り維持していく。財政破綻・合併という変化があれば、町独自の配置はできなくなる。幼稚園の20:1は認定子ども園の大阪府条例を適用する」

平野質問
「公立保育所の廃止・民営化すると財政効果があがるのか。具体的数字を挙げていないが、伺う。」

島田総合政策部長
「幼保一元化の事業もすすめるので、一定の費用がかかる。収支で考えると、当面は財政効果としてはあがらない」

平野質問
「大東市保育所民営化裁判の大阪高裁判決では、引継ぎ期間は少なくとも1年程度設定し、新保育園の保育士が~保育所における主要な行事等をその過程を含めて見せる、ことで保育士と児童及び保護者の信頼関係を築く、と述べている。町は3ヶ月だけの合同保育を予定しているが、十分ではないのではないか」

池下民生部理事
「移管前3ヶ月の合同保育、移管後1年間、3人程度の職員の派遣を考えている、合計で1年3ヶ月予定している」

平野質問
「実施計画案を作成は基本方針を推進する、実行していくためのもの。住民福祉審議会で基本方針の是非を含めて議論することになっている。住民福祉審議会そのものも無視することになり、手続き的にも問題で、同時にやるべきではない。

保育所保護者・保育士有志・第1幼稚園保護者・安心できる島本町の保育を考える会など当事者から文書で意見・声が議員の元へも届いている。その声をまとめても、08年4月実施は不可能。住民福祉審議会で7月末までにと拙速に答申を求めるべきでない」

池下民生部理事
「08年4月実施は組織である以上、目標時期を定めたら、それに向かって進めるのが、組織の仕事である」

役場のいう、組織には住民の存在などないのでしょうか。
住民不在の行政主導型の手法は旧態依然と変わっていない。
                            *7月7日追記

(写真 2003年、水上隣保館から我家へきたトラミちゃん)

一般質問に一問一答方式導入

2007-07-05 | 議会
議会の定例会で行う、一般質問は、議案とは関係なく、行財政全般にわたり、政策論議の中で、行政を糺したり、住民の要望・意見を反映させたりできる場であり、個々の議員に与えられた権能です。

ですから、一般質問が活発に行われている議会は活性化しているとも言われるゆえんです。

これまでは、1時間以内に質問は3回までと発言が制限されているため、追及ができなかったり、答弁漏れ(意図的なものも含め)があったりしました。
一問一答方式は疑問点を一つずつ取り上げ、納得いくまで質疑・答弁を繰り返すことができます。

一問一答方式については、昨年度、議会運営等検討員会にて実現に向けて何回も会議を重ねられ、すでに導入している綾部市議会・大阪府議会への見学なども行い、6月議会から施行的に取り入れられました。

島本町議会では一般質問の通告書は提出しますが、理事者からの質問取りや答弁のすり合わせはありませんので、再質問からが勝負です。
今回は11人の議員が質問。
私も初めての一問一答方式にチャレンジ。

あれもこれもと3項目も行ったので、20分の質問時間(答弁を含み計50分)内で収めなくてはと時間配分に気を取られ過ぎ、未消化に終わった部分もあり、反省することしきりです。20分の自分の持ち時間を目一杯使い、終了ブザーが鳴り響いて終えた50分間でした。

それでも、一問一答方式は議員にとっても理事者にとっても、セレモニー的でなく緊張感があって、議会が活性化していくのを実感しました。

6月議会での、私の一般質問は

学童保育料徴収事務においてチェック体制が不備で、保育料が納められていなかったことについて指摘したもので、教育次長のお詫びと再発防止に向けて全力で取り組むとの答弁が得られました。
現在、町監査委員も5年前に遡って調査を進めているとのことです。

他、全国学力テストの実施結果から、来年度からの参加については再検討することを求めました。また、保育所民営化、就労支援型幼稚園などを定めた基本方針について当事者無視ですすめないで、と問いました。

(写真は沖縄陶器とティールーム「結風」 2001年オープンした時、3ヶ月ほどスタッフで働いたお店です)

夏至の日に~

2007-07-01 | 議会
23日、出前タウンミーティング(議会報告)を沖縄陶器とティールーム「結風」(大山崎)にて行いました。

日頃、議会リポートの配布などご協力いただいている、みなさんとの交流も兼ねて・・。
町政の大きな焦点になっている保育所民営化については、町立保育所で障害児保育を受けた子どもさんの保護者の方から、問題提起していただき、みんなで共有化しました。

22日は夏至の日。
「百万人のキャンドルナイト ~でんきを消してスローな夜を」
6月22日~24日の夏至、夜8時から10時まで照明を落として、エネルギー浪費の暮らしを見直し、スローな夜を味うキャンペーンが全国で様々なイベントを通して毎年続けられています。

私たちも、少しだけ参加。
キャンドルを灯し、茨木のり子・谷川俊太郎の詩や自作の句の朗読などでスローな時間を持ちました。