ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

議員定数と議員報酬の議論は密室で

2008-07-02 | Weblog
6月30日会派代表者会議(座長の平井議長と各会派代表5名)で議員定数と議員報酬についての検討が始まりました。

来年改選ですし、住民のみなさんにとっても関心の大きい課題です。ところが議会は住民の傍聴を拒んだのです。これまでほとんどの案件は傍聴を許可していたのに、今回は自民(清水議員)・民主(菅議員)・公明(杉本議員)の3会派が認めず非公開にしました。

「議員定数と議員報酬は現行を最大値として見直しを検討する」という検討テーマに従って、精力的に議論が行われるものと思っていました。人びとの新しい歩み(南部議員)と共産党(河野議員)は議会内だけで決めるのではなく、住民アンケートで住民の意向を調査をしようと提起。また前回2005年に18名から16名と定数を減らしたが、議会は活性化をしたのか検証すべき、という意見でした。

それに対し、民主は「現状維持で良いのでアンケートも必要なし、検討の必要も無し」。自民は「町の人口に対し16名でいいのか議論はする。議会のことを住民は十分に把握していない中でのアンケートは時期尚早。議会基本条例策定時にすればよい。議員報酬について、これ以上下げると若い世代が出られなくなる」。

共産「第4次行財政改革プランには審議会の議会選出委員の報酬見直しが載っていたが、推進計画でははずされている。それを含め議員の報酬も行革の対象であると住民も思っているので、当然議論がいる。」

人びと「議員定数を検討する中で議員のあり方、あるべき姿を議論しなくてはいけない。また議員の期末手当の率や役職加算を削ることも検討すべきだろう」

公明「アンケートは必要なし。議員定数については議論がいるが議員報酬については見直しの検討の必要なし」

民主(菅議員)は「議員報酬を削減する情勢が今はない。見直す必要性もないから検討も必要ない」。口を開けば「財政が大変だ、行革しろ、民営化しろ」と声高に言っておられますが、こと自らの議員報酬のこととなると聖域にしてしまうつもりなのでしょうか。

現行は議員定数は16名(法定上限26名)、議員報酬は月額33万円、期末手当、審議会委員報酬が支給されています。

次回も継続することになりましたが、密室での議論は異議ありです。

また続いて議会事務局から説明があった2件も相当問題を含んだものでした。

1件は「記者クラブに一般質問の質問項目を本会議当日に情報提供するので、各議員が議会前にホームページ等に載せることは配慮願いたい」ということでした。
つまり、自分以外の一般質問の項目を勝手に載せるなというのです。

議会前に記者から問い合わせがあり、町および町教育委員会職員が取材等で混乱したということが理由らしい。唖然としてしまいました。

一般質問項目は通告日の午後2時には、議員にも住民にも請求があれば提供することになっており、私も自分のブログで公開しています。住民の方にとっては事前に知ることができるからこそ、関心のある質問については議会傍聴に来ていただけるのです。全く納得がいきません。

2件目は「庁舎管理規則を改正し、議会棟については、食事をするのは議員控え室と会派控え室のみとした」ということです。
つまり3階の議会棟のロビーで飲食をしてはいけないということです。傍聴に来られた住民の方が昼食をとるところがなくなります。

職員休憩室を利用したら良い、ということですが、議員や住民が一緒では職員のみなさんもリラックスできませんよ。傍聴の住民に対するいやがらせとしか思えません。

しかも2件とも、議会に係わることにもかかわらず、議会や議員の意向を全く聞かずに理事者側で決定していることが大きな問題です。議会はそこまで軽視されているのでしょうか。それとも理事者は一部会派の意見のみに従っているだけですか。




鈴谷の桜

2008-07-02 | Weblog
山崎・鈴谷の桜ソメイヨシノが、無惨にも切られていた。
春には満開で子どもたちの入学も祝ってくれた。登下校も見守ってくれた。
あたりまえに存在していた桜だったのに。

町に問い合わせ、町営住宅跡地住宅開発の造成工事の事業者が伐採したことがわかった。開発区域外だが道路拡幅のためという。
第1保育所跡の桜も全部根こそぎ切られた。ずっとそこに住んでいる者が親しんで大切にしていたものなのに。

開発事業者のフジ住宅の計画イメージによれば、このあたりは「花の街」になるという。