ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

夏至 でん気を消してスローな夜を

2010-06-20 | Weblog
2010年夏至の日は6月21日。
(昨日のブログは1日間違いです。すみません)

でん気を消してスローな夜を 100万人のキャンドルナイト キャンペーンが行われています。
 http://www.candle-night.org/jp/

明日は議会前日なので、ちょっと無理、なので七夕までに実行しようかな。

20年以上も前、脱原発のアクションの呼びかけで24時間電気のない1日を過ごした日を思い出します。電気ブレーカーを落とし、数日前から冷蔵庫のものを空にして、2歳の子どもと一緒にお風呂屋さんに行って、夜はろうそくを灯して絵本を読み、早く寝たことを・・・。 いま、我が家の電気は太陽の光が生み出してくれています(全量ではありません)


【6月議会の議案 続き】
第44号議案
一般会計補正予算案には気になる予算も計上されています。
・ 高槻市・島本町広域勉強会にアドバイザーの謝礼 12万円(6回分)
・ 植生調査 970万円(2ヵ年にわたり総額1370万円予算化 緊急雇用創出基金事業を活用してコンサルやNPOなどに委託。将来的に策定する環境基本計画の基礎データとするもの)
・ 清掃工場場長を非常勤職員として採用 158万4千円~現在は都市環境部次長兼環境・産業課長が場長を兼任
・ 空調機設置工事実施設計委託料 400万円 中学校二校にエアコン設置する計画
・ 町制70周年記念事業 154万7千円         など



明日は夏至 6月議会議案

2010-06-19 | Weblog
明日は夏至の日。
梅雨入りしても蒸し暑い日々が続きますね。

6月議会への町長の提出案件の主なものをお知らせします。早く町ホームページで掲載すべきですね。

◇ 行政報告:介護保険交付金申請ミスについて~申請ミスにより国からの交付額の不足額は約1012万円。介護保険保険料を国は6段階、町は9段階にしています。そのことによる入力間違いが原因。府内10市町でも同様のミスがあり、国に救済を求め7割は追加交付される見込みですが、3割は不足しますので、町で充当しなければなりません。介護保険の基金で対応するとのことです。しかし、民生部の事務の不手際が続いています。制度変更があり業務が煩雑で多忙とはいえ、仕事に緊張感が薄れている気がします。

◇ 第12号議案 島本町下水道条例の一部改正 討論・採決
◇ 第13号議案 島本町水道事業給水条例の一部改正 討論・採決
◇ 一般質問 6月17日のブログに詳しく掲載
◇ 第3号報告~5号報告 2009年度事業の繰り越し計算書等
◇ 第47号議案 島本町議会の議決すべき事件を定める条例の制定~総合計画基本計画を議決事項に加えるため ・・・議員提案 平野も賛同
◇ 第38号議案 職員の育児休業等に関する条例等の一部改正
  職員の配偶者の就業の有無や育児休業の取得の有無等の状況にかかわりなく職員は育児休業が可能になるものなど。改正育児・休業法に基づくものですが、育児に積極的な男性を意味する「イクメン」を増やすことになれば良いですね。
◇ 第39号議案 職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部改正 
◇ 第40号議案 島本町ふれあいセンター条例の一部改正~1973年に完成し680名のホールとしてコンサートや観劇、講演会、その他のイベントに広く利用されていた住民ホールを2011年4月1日で廃止するものです。
◇ 第41号議案 国民健康保険条例の一部改正
◇ 第42号議案 島本町消防団員等公務災害補償条例の一部改正
◇ 第43号議案 島本町火災予防条例の一部改正
◇ 第44号議案 2010年度島本町一般会計補正予算(第1号)*詳しくは次回
◇ 第45号議案 2010年度島本町交通傷害補償特別会計補正予算(第1号)
◇ 第46号議案 2010年度島本町水道事業会計補正予算(第1号)~大沢特設水道配水池更新工事の受託工事費 2,593万5千円

追加案件として第12号議案、第13号議案が可決すれば水道料金、下水道料金改定に係わる補正予算が提案されます。

写真:仮称尺代5号線が整備される地点 水無瀬川を挟んで橋梁をかけ道路をつける計画です。

6月議会 一般質問は22日~23日

2010-06-17 | Weblog
6月議会開会して初日22日~23日にかけて11人の議員が以下の項目について一般質問をします。

合併問題については与党会派の自民・民主・公明議員はどなたも取り上げられないようです。3月議会では高槻市・島本町広域行政勉強会再開を評価される主張をされていましたので、静観ということでしょう。高槻市議会特別委員会では合併論議が喧々諤々と行われていたのに、自治体そのものの存在がなくなる町の当事者としての危機感はないのか、不思議です。


一般質問(質問順です。平野は5番目ですので、22日の午後の遅い時間かと予想します)

東田議員 
1.行財政改革の実績と反省点について
2.自主財源の確保について
3.待機児童対策について

伊集院議員 
1.子ども手当の支給について
~子ども手当の支給に伴い、子どもに係わる滞納金の状況について~
2.教員人事権移譲について

高山議員 
1.合併ではなくて、ごみ処理広域化の議論を
2.若山台地域の活性化のために
3.事務引継と横の連絡について
4.東大寺淀川緊急土砂置場の下水道計画区域からの削除を
求める
5.ふみ切り、プラットホームなどの改善を

河野議員 
1.高齢者・障害者移送サービスの充実を求める。
2.幼・小・中学校教育に少人数学級体制を求める。
3.保育所の増設・拡充による、過密化ストップを求めます。
4.町制70周年事業で、質の高い島本の「保育・教育の歴史」を検証、住民と共有し、町外に発信しよう。
5.「合併の議論」はいったん取り下げ、「基本計画策定」住民説明と住民参加の充実を

平野議員 
1.「島本の自治を守る」と表明しながら島本町が消滅する
合併議論を進める町長の責任を問う。
2.島本の水は守れるのですか~水道事業統合について~

藤原議員 島本健康モール建設のその後と今後の町づくりを問う

岡田議員 
1.ヒブワクチンの公費助成について
2.桜井口バス停について

冨永議員 
学校・公共施設の改善を求めます
1.第2中学校のテニスコートの改善を求めます。
2.水無瀬川緑地公園の安全対策、避難場所としての充実を
3.ふれあいセンター利用料減免制度改悪ストップを


戸田議員 
1.水と緑の資源を活かしたまちづくりのために JR島本駅西側地区の景観保全
2.広域行政勉強会と「合併議論」の報道について
     
外村議員 
1.高槻市との広域行政勉強会について早期に説明会開催を
2.本町の「長期財政収支見通し」についての説明会開催を
3.JR山崎駅の駐輪場利用者にも公平な負担軽減策の検討
を願う

澤嶋議員 
1.生活保護個人情報の「誤廃棄」事件について
2.セーフティネットから抜け落ちていた山ノ瀬橋の2つの事案

写真:校舎の雨漏り 緊急手当て対応の様子

教育委員会議

2010-06-10 | Weblog
6月8日に開催された教育委員会定例会議の傍聴の報告が後先になってしまいました。
英国から帰国したばかりという新井委員長は、英国の田園風景のすばらしさと大英博物館を無料で見学でき、子どもたちに本物を見せるという英国の教育に感心した、と開会のあいさつの中で述べられていました。また、お話をお聞きしたいですね。

案件は6月議会提出の教育費補正予算案と社会教育委員会議の開催を毎月から年6回以内とする規則改正でした。

補正予算案は保護者や教育現場から要望の強い、中学校のエアコンの設置に向けた設計図書作成の委託料400万円が計上されていました。これまで設置費用は4000~5000万円かかるとされてきましたので、来年度予算で工事費が計上できる目処がついたのでしょうか。

共産党から要求されていた際には「耐震工事が優先だ」としてエアコン設置の可能性を否定してきましたので、何か唐突です。3月議会で公明党も民主党も要求したので、とりあえず設計費用だけでも計上しておこうかということでしょうか。学校の環境が良くなるのはいいことですが、しっかりとした財政に裏づけられた学校施設整備の計画を作った上で実施してもらいたいものです。


写真:教育センターの小学生の展示 

6月議会

2010-06-10 | Weblog
昨日、6月議会の議会運営委員会が開かれ、本日議案をいただいたので、早速議案調査のためのヒアリングを行いました。

会期は6月22日(火)~24日(木)までです。

22日開会して、最初に下水道条例の一部改正(下水道料金の値上げ)、水道事業給水条例の一部改正(水道料金の値下げ)の討論・採決を行います。

付託された建設水道常任委員会で下水道条例の改正について賛成は清水委員(自民)東田委員(民主)、反対は高山委員(共産党)澤嶋委員(人びと)、岡田委員(公明党)が保留という態度表明で賛否が同数になり、平井委員長の裁決(賛成を表明)で可決するという伯仲した結果になりました。

水道料金の値下げとセットで提案されましたが、使用水量20㎥以上の家庭では値上げとなります。住民にしわ寄せをすることには反対です。
本会議での採決の行方はどうなるのか焦点となります。

一般質問は初日の22日に11人の議員が行います。合併議論を行う高槻市島本町広域行政勉強会について質問が集中するのではと予測します。島本町が消滅するかもしれないという合併議論を行うのですから、すべての議員が質問をしても不思議はありません。しかし、渦中にいる町長を始め行政職員の危機感のなさは一体どういうことでしょうか。

議案は追ってお知らせします。
町はホームページに載せるべきです。茨木市・高槻市でもアップされていますよ。

写真:ピッコロ保育園で採れた木苺

議員全員協議会

2010-06-07 | Weblog
午前10時より、議員全員協議会が開かれ「生活保護受給者のケースファイルの誤廃棄について」「第一小学校・第三小学校耐震診断結果について」理事者より報告がありました。

「生活保護受給者のケースファイルの誤廃棄について」は関係職員からの事情聴取を行い、事実認定を行うとともに、今回の問題の管理責任者への指導行為(文書訓告1人、口頭訓告3人)を行ったこと、副町長名で全職員に対し綱紀の保持についての依名通達を出し、対応したことが報告されました。あわせて公文書の適正管理と再発防止策について示され、被保護者にご迷惑をかけたこと、議会に対してのお詫びがありました。役場はたくさんの住民の個人情報を取り扱っています。個人情報保護の意識を忘れることなく業務にあたるよう徹底されなければなりません。

「第一小学校・第三小学校耐震診断結果について」は昨年実施していた結果がでました。それにもとづき耐震補強工事の工程予定表が示されました。校舎の中でもIs値 0.3以下の棟のみを実施対象とされます。Is値は耐震指標で、Is値が大きくなると、被災度は小さくなる傾向です。

生徒の支障のないよう本格工事は2012年度の夏休みを活用して行われる予定で、補強工法を検討することから始めて、完了するまで約2年2ヶ月かかるとのことです。工事費の3分の1は国の補助を受けられますが、残りは町負担です。しっかりと財政計画をたて実施していただきたいと思います。

人びとの新しい歩みで5月24日に議長を通して要望していた「高槻市・島本町広域行政勉強会について」や「山ノ瀬橋事件」「大阪府の権限委譲について」「水道事業統合について」「介護保険指定事業者の利用者家族とのトラブル」については、報告がないことについて疑義を唱えました。

清水議員から「それは一会派が言うてるだけやから」と封じられましたが、町政の根幹に関わる広域行政勉強会について、議会として理事者から報告を受ける必要があるはずです。報告されると都合の悪いことがあるのでしょうか。

町長は議会から要望されるまでも無く、橋下知事への訪問、2回のワーキンググループの報告はすべきでしょう。

島本町・高槻市のし尿処理施設見学

2010-06-06 | Weblog
6月2日、島本町と高槻市のし尿処理施設を人びとの新しい歩み(平野・澤島・戸田議員)と日頃交流のある高槻市会議員・府会議員のみなさんと視察見学をしました。

高槻市・島本町広域行政勉強会の検討課題となっているし尿処理について、現状をしっかり把握しておきたいとの共通認識がありました。どちらも担当者の職員のみなさんには時間をとって説明をしていただきありがとうございました。

島本町の衛生化学処理場は高槻市東上牧にあり、45年前、高槻市の都市計画決定を受けて建てられたものです。建設当時は池・沼・田など湿地帯だったそうですが、現在は周辺に住宅が建ち並んでおり、自治会から撤去要望がでています。

施設では1日7kl、バキュームカー4台分が処理されています。し尿・浄化槽汚泥は夾雑物を取り除き、化学処理・活性汚泥法で凝集・脱水・乾燥処理・脱臭・水洗浄と複雑な工程の化学処理の上、排水基準に適合した処理水は淀川に放流しています。

施設内では悪臭が生じないように高濃度、中濃度、低濃度と処理方式で脱臭され周辺環境に影響がないよう、特に配慮されています。
建築面積が小さくて良いように施設をコンパクトにしているためポンプを多用、複雑な設備や部品を更新しながら操業を維持しているようです。老朽化しており、改修費は毎年増え、処理経費は2008年度で約1億1千万円かかっています。

3月に策定の生活排水処理計画によれば、公共下水道での排水処理が普及し、今後の処理見込みはし尿・浄化槽汚泥は5年後1,557kl/ 年、10年後1,148kl/ 年 となります。少しずつ減ってはいますが、処理は必要です。地元自治会からの撤去要望があり、現地での建て替えが困難ということで、町内に中間処理施設(下水道に希釈して放流する方式)を建設することも検討を行うとしています(長期財政収支見通しには5億円計上)。一方、高槻市に広域連携の可能性を探るため、今回、し尿処理の事務委託を依頼したという経過です。

高槻市の唐崎クリーンセンターでは、処理方式を替え、施設を活用して2,004年から下水道に希釈して放流する方式で、*処理能力84kl/日、日量50klだそうです。実際の稼働日は1日バキュームカー20~30台分を処理しているとのことです(島本町のし尿を処理する能力はキャパシティとしてはあるとのこと)。

広い施設内にシンプルな構造です。「大きな水洗便所と思ってください」とフロー図を示して処理工程等を丁寧に説明していただきました。広域化に伴う課題等についても現場担当者として率直にお話していただきました。その課題は高いハードルであり、合併しても簡単に解決できるものではないことが十分理解できました。このような機会を持てたこと、本当に勉強になりました。

*処理量について数字が間違っていましたので訂正しました。


写真:島本町衛生化学処理場

住民の関心の高い広域行政・合併問題学習会

2010-06-01 | Weblog
5/29開催の「しまもと広域行政・合併問題学習会」には30名もの方々が参加され、多様な顔ぶれに、広域行政・合併問題への関心の高さが伺えました(資料部数に不足が生じご迷惑をおかけしました)。当日の学習会は市民のみなさんと共に私も含み澤嶋・戸田・外村議員も一市民として関わりました。

再開した高槻市・島本町広域行政勉強会では合併の議論も含め調査・研究するということなので、「平成の大合併」の検証 をしておくことも重要だと、第1回目は「合併した木津川市に学ぼう!」と実際に合併を経験された呉羽 真弓さん(京都府木津川市議会議員)にお話を伺いました。議会直前でお忙しい中、本当にありがとうございました。

どのようにして木津市の合併が進められたのか、合併前に木津町の広報で提供された情報と合併したら実際にどうなったのか、具体的な住民サービスや負担の事例を挙げてわかりやすくお話していただきました。「議員の数は木津町・加茂町・山城町3町合計で50名であったのが現在は26名。『かわりません』としていた「バス料金は2倍になり、公共施設の使用料は値上げ、老人福祉手当は廃止、国民健康保険料も2度値上げ、いまだ下水道料金は統一していない。合併したら公共下水道にする、という約束も守られなかった。合併前の約束を守られる保障はない」と。

よくある「合併しないと住民サービスが維持できない、負担が増える」という合併推進論者の意見もあまり的を得ていないことがわかりますね。どこも地方財政は厳しく知恵と工夫が求められており、合併がすべての解決法ではないと思いました。

木津町・加茂町・山城町3町合併については、なにより住民の意向を問わずして合併が進められたことが残念だ、と強調されました。当時の町長は合併推進の立場で、必ず住民の意思を問うと公言されていたが、その機会は設けられなかったので、呉羽さん含めて6人の議員で議員提案、加えて住民の直接請求があった住民投票条例案は議会で否決され、住民の意思が反映できなかったということです。

合併特例法の改正により、強制合併からあくまでも市町村の自主性に基づく合併路線に変わったということでした。とはいえ、橋下知事が昨年発表した大阪版地方分権ビジョンでは2018年までには大阪府内の基礎自治体を中核市規模にする方向ですので、市町村合併の外圧はある、と認識しています。

質疑の中では、合併問題にまで発展しているし尿・ごみ処理問題についてどのような見解(解決策)をもっているのか参加している各議員に聞きたい、という直球の発言がありました。当然、答えられなければならないこと。時間の制約もあり、私個人は十分な説明もできませんでしたので、しっかり調査・研究し今後の学習会で議論できればと思っています。

呉羽さん作成の資料にもありましたが、木津川市ができるまでの経緯の中で、2000年2月に市町村財政研究調査会報告書において合併試案が提示されたことが発端とのこと。今回の高槻市・島本町広域行政勉強会においても両市町が合併した場合の財政シミュレーションをつくることになっています。勉強会はやはり合併推進の基礎データづくりと解釈します。

町長は6月1日号広報で「特集 住民のみなさまにお知らせします」として「町長就任以来、一貫して申し上げております通り『島本の自治を守り、島本の良さを生かしたまちづくり』を推進するという私の考え方に変わりはありません。」と述べておられますが、否定されるのならば、きっぱりと合併の意思がないことを表明すべきです。

不自然なことに特集の記事には、「高槻市・島本町広域行政勉強会では合併の議論も含め調査・研究する」ということが書かれていません。肝心なことは住民に隠し、不正確な情報提供をしているのはなぜでしょうか。

キウイの花