ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

植物と菌類の共生

2013-01-28 | Weblog
1月26日(土)午前中は午後の島本・緑と水を守る会総会の資料作り。まだ市民の頃ですが、桐が原ゴルフ練習場開発問題を契機とする1997年会発足に関わりましたので、世話人の一人として活動しています。

午後の総会は例年新春講演会とセットです。今回は大阪市立自然史博物館学芸員の佐久間大輔さんの「「私たちの暮らしと無関係ではない、植物と菌類の共生の関係」と言うテーマで、植物などと共生する菌類の『アンダーグラウンド』の世界をお話していただきました。

佐久間さんはキノコ観察会の講師でお会いしていらい、すっかり佐久間ワールドに魅了されました。菌類と言う生態から環境を見ることを学ばれたこと、菌を通して植物同士が繋がっていること、DNAを用いた手法で解明が手軽になったこと、博物館やアマチュアの観察の役割など盛りだくさんのお話でした。

「ナラ枯れにキノコが関係しているのではないか、ナラ枯れの原因とされるカシノナガキクイムシは胞子を運び、カビを増やして餌にする、虫は以前からいたがカビの種類が変わってきているので、仮設だがカビが関係しているのではないか。またカエンタケはナラ枯れの後に増えている」「博物館の資料の保存に薬剤薫蒸で防虫・殺虫をするところが多いが、薬剤で標本の植物などのDNAを損傷させる。大阪市立自然史博物館は行っていない」と言うお話も興味深かかったです。

総会は2013年度活動計画などを承認しました。観察会も例年通り水生生物、きのこ、昆虫、植物、鳥など多彩です。みなさんもご興味がありましたらご参加下さい。


国の行方も気になります。アベノミクスによる国民生活への影響や多くの方が犠牲になったアルジェリアの事件、本質はどこにあるのか金子勝さん発信のツイッターは参考になります。