ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

高槻・市民自主講座

2006-08-08 | 環境
5日は島本も高槻もお祭りで浴衣姿の方が目立ちます。
水無瀬駅前での打ち水大作戦イベントも気になりながら
午後2時から開かれた、高槻・自主講座主催のユアサ工場跡地の鉛汚染問題の報告集会に参加しました。

報告集会では、ユアサによる鉛汚染の実態と
自主講座により独自に周辺の粉塵と土壌の鉛濃度を測定した結果、周辺にも高濃度汚染を起こしていたことについて、報告された内容は衝撃的なものでした。

JR高槻駅北側に位置しているユアサ工場跡地は、再開発計画が予定されています。バッテリーを製造していたので、工場廃止に伴い、土壌汚染対策法に基き敷地内の土壌汚染、地下水汚染調査が行われ、すでに古曽部地区の汚染土壌は運び出されています。

ユアサが市に提出した白梅地区の調査報告書によると、溶出量基準の2600倍の鉛汚染が確認されています。しかしながらユアサも市も周辺に汚染はないと言っているそうです。

報告書の解説、鉛の毒性についても長期微量暴露、子どもへの影響など海外の事例や報告をもとにした説明は、改めて鉛汚染の問題の深刻さを知りました。
鉛汚染された環境で子育てをしたことへの痛みが、この問題への取り組みとなっていること報告された自主講座のメンバーの方が話され、心に迫るものでした。
       

高槻・自主講座は農薬の空中散布問題に始まり、長年企業の地下水汚染問題などに取り組まれてきています。
私は18年ほど前に酸性雨調査に少しだけ係わりましたが、科学的調査に基き実態を明らかにしていく自主講座には非常に学ぶことが多いです。

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