左の写真は前回と同じ紙面の下の部分です。この試合だけで当時の投手の投球状況の一面が見て取れると言ってもいいかと思える部分があります。延長13回を戦った末に両チーム共0対0で引き分けになっていますが、金田正一投手は13回投げ完投しており、又広島リリーフの大石清投手もその後13回まで投げております。紙面を見る限り球数は分かりませんが、かなり多かったであろう事は容易に予想出来るかと思います。現在メジャーでは100球前後で交代、0点に押さえ続けている場合のみ完封を狙って投げさせることはありますが、どんな事があっても延長戦まで同一の投手が投げるという事は普通考えられません。又日本プロ野球でもメジャー程球数に拘ってはいませんが、それでも延長最後まで同一投手が投げ切る事はほぼ皆無かと思います。しかしこれだけの長いイニングの試合なのに3時間30分で終わっているという点も、現在より遥かに試合時間の短かった当時の試合状況の一面を表しているかと思います。
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