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左の抜粋写真は、昭和35年9月金田正一投手が通算3000個の奪三振を記録した翌日のスポーツニッポンの紙面です。この紙面でいくつか面白い事に気づいてしまいます。金田正一投手は入団11年目でこの記録を達成していますが、表の三振奪取記録十傑を見て分かる様に数も率も比較にすらならない程他の投手を圧倒している数字になります。強いて言えば入団7年目の梶本兄が2016.2イニングで1554個、奪三振率6.94の数字がありますが、矢張り金田正一投手のその時点での奪三振率7.56とはかなりの差と言っていいかと思います。金田正一投手以前の投手達が如何に三振を奪っていない或いは奪えていないかという事も、示しているかと思います。又梶本兄との表記になっている様に、梶本隆夫投手には当時同チームに梶本靖郎という右腕投手の弟も所属していましたが、通算3勝2敗の数字しか挙げる事は出来ず引退しています。その存在は知っていたのですが実働6年、通算64試合の登板の投手の為、投球を見た事は一度もありません。次回続けます。