ここ数年、何故か物凄く気になる事があります。それはメジャーと日本の投手の球速に関する表示というか紹介の違いです。決して全てのマスコミがそうであると言う訳ではないのでしょうが、日本では、その投手の過去に記録した数字も含めての最速の数字を主に紹介するのに対し、メジャーでは多くの場合、その投手のストレート系ならストレート系の、主に投じられる範囲の球速、或いは平均球速を紹介したりしています。例えば現在メジャー、最速左腕アルロディスチャップマンの場合、100マイル前後、平均球速99.5マイル、最速右腕ジョエルズマヤの場合も100マイル前後、平均球速99.3マイルという紹介が多く、あまりその投手の最速数字を紹介していない様に見られます。流石に今年チャップマンの記録した球場での106マイル表示、テレビでの105マイル、MLB機構での102.4マイルは最速論議で話題にはなりましたが、基本的には上記のような紹介が多い様に思えます。従って一つの例として、94マイルから98マイルの球速の範囲、平均では95.3マイルとして紹介された投手が100マイルの速球を何球か投げる事は決して珍しい事ではありえません。又逆に91,92マイル程度の球速に留まる場合も、あり得ます。当然その日の調子次第で球速のバラツキはあるのですが、今までメジャー中継を見て来た限りでは、殆ど紹介の範囲内に収まっていた様な気がします。